直木谷ヒトシさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

直木谷ヒトシ

直木谷ヒトシ

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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.1

前2作と異なりダークな雰囲気を増して展開される「地球の守護者」と「邪神」の凄絶なる決戦が東京・京都を巻き込みながら展開される、という中でやはりこの時の旧建設省とか都庁、あるいは京都府庁の苦労を思わずに>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.0

杖もない!魔法もない!守護霊なんているわけない!それでもインターネット(行為)してたらインターネット(概念)に呪われてしまった魔法学校の有名人によく似た男の闘いが始まる!
残弾数100発、それもリロー
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

※ファーストガンダム・ポケットの中の戦争・UC(RE0096)だけ宇宙世紀シリーズを完走してるひとの完走です(Zガンダム途中で脱線) ご了承ください

一年戦争からの長きに渡る因縁、ここに完結す!ダイ
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大怪獣ガメラ(1965年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

平成ガメラの方は見てるけど言われてみれば昭和ガメラを知らない……ということで初視聴。
総じてどこか真面目な作風な一方で作戦決定のプロセスに政治的判断が全く絡んでないのよく考えるとすごいな、と思ったけど
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RRR(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

大義のために銃を取った男がいた。
ただ1人を救いたいと立ち上がった男がいた。

止むことの無い炎の激情を秘めた男がいた。
激流のごとき怒りを呼び起こす男がいた。

愛する者を故郷に残した男がいた。
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

今年は言ってしまえば「特撮稀代の当たり年」と言うべき年であり、タローマンからドンブラからもう後世に残る『濃いヒット作』が並ぶ傑作イヤーだった それは円谷においても然り、地に足の着いたテレビシリーズに余>>続きを読む

グーニーズ(1985年製作の映画)

4.0

愛する我が家にして親愛なる悪童たちのアジトを守り抜くための、最後の一日の大冒険。もちろん一筋縄では行かないし、デス・トラップはあるわ悪党どもは追いかけてくるわ、とにかく危険はキリがない それでも地図一>>続きを読む

DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

どのカットどの劇伴からも「ウルトラシリーズへの愛、巨大特撮への愛」がとめどなく滲み出る最高の有志作品。特にマットジャイロとマットアローの発進シークエンスは常軌を逸したこだわりに溢れているとしか言えない>>続きを読む

シャークトパスVSプテラクーダ(2014年製作の映画)

2.6

やはり人間は愚か、とはよく言うけれど前作から輪をかけて人類は愚かになりました ここまで死んで悔いのない悪役だと一周回って死んだときそんなにスカッとしない、という嫌な気付きを得てしまった 死は救済、とも>>続きを読む

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

4.1

※本レビューは「TVシリーズ14話から直行した人」のレビューです ご了承ください

ジムごときでは太刀打ち叶わぬ異形のザクに乗るサザンクロス隊元隊長ククルス・ドアン!すでにいくつものザクを落としてきた
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

4.0

ちょっとおかしくて全員危ないアダムス・ファミリー、2になってもやばかった!あいも変わらずキレッキレに切れ倒したブラックジョークをガン積みしながら描かれる真実の愛と偽りの愛の温度差で風邪ひきそうな一本。>>続きを読む

アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.2

実は初公開当時見に行けなかったので「いつか映画館で!」と思っていた作品の一つ。今回はIMAX3Dで見た……けどこれがいい、というか演出的に「大画面であればあるほどいい」タイプの映画なので「逆に初鑑賞が>>続きを読む

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

4.0

名前だけ聞いたことある(というかオデッセイのCMの方を覚えてる始末)だったので見れてよかった、というかやっと見れたというか
しかしゴメズおじさん魅力の塊だ 自信があり、妻を愛し、常にちょっと様子がおか
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

3.4

「一定距離内の生物を必ず,それも例外も予兆もなく殺す」というシンプルにして最悪の能力を持ってしまった男とそれを打ち消せる女性の逃避行、と一言で片付ければそうなんだけどそれで終いにするにはどこか惜しい作>>続きを読む

キャノンボール(1980年製作の映画)

3.6

なんでもありの無法レース「キャノンボール」!偽の神父に中東の大物、色仕掛け前提コンビにどっかで見た世界的諜報部員、アジアきってのアクションスターはなんと本人が参戦!この無法レースに勝つ秘策は……「検問>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

これは【トンチキJAPAN】の皮を被った伊坂作品である、としか言いようのないアンストッパブルバイオレンスアクション。予告編の段階では不安しかなかったがいざ見てみると伊坂作品特有の「冒頭の要素が後半で暴>>続きを読む

遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

3.8

公開当時見れなかったのでこの機に、と思ってみたらなかなかのものを叩きつけられてしまった 異生物の解剖シーンとしては先行する作品群をちゃんと上回る見事に拒否反応出る代物 そして人体から間違っても人間と呼>>続きを読む

ウルトラマントリガー エピソードZ(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「未来を築く希望の光」マナカ・ケンゴ復活!ナツカワ・ハルキを襲う想定外の悲劇!ついでにふらっと帰ってきたイグニス!これまでのニュージェネ劇場版以上に「本編との地続き」感が強いだけじゃなくてそこにゼット>>続きを読む

シャークトパス(2010年製作の映画)

2.9

個人的には「シャークネード」「トリプルヘッド・ジョーズ」両シリーズと並ぶ三大違法改造サメシリーズだと思ってたんだけど、えっ、悪い方に真面目……? これでもか!これでもか!とおかわりされる「餌」をシャー>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

見るものの胸ぐらを掴んで揺さぶり、ついでにまぶたが閉じないよう縫い付けた上で見せつける「小石一つ投げ込んだくらいで揺らぐことはない」世界の物語……とでも言うべきか

欧米的、プロテスタント的、あるいは
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ゼイラム(1991年製作の映画)

3.8

ジャンルとしてはこれ特撮なのかSFアクションなのか どちらにせよとにかくゼイラムの造形・アクション・操演全てがすごすぎる 編み笠被った素浪人に見えなくもない第一形態からマントで覆われていた肉体があらわ>>続きを読む

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

4.0

やっぱりこれだよ、という抜群の安心感。次回作でも徹底的に行われる生態検討や丁寧(すぎるくらい丁寧な)怪獣たちによる蹂躙、そして大迫力の死闘 昭和ガメラシリーズをイメージして見に行った当時の人達、これを>>続きを読む

キラー・メイズ(2017年製作の映画)

3.7

まず間違いなく怪作だけど、ただ「わけのわからない作品」と断ずるにはあまりに惜しい怪作。

何者にもなれないままここまで来てしまったデイブが立てた段ボールの迷宮。
どこまで行っても終わりがない、未完成に
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トップガン(1986年製作の映画)

3.9

続編公開前にギリギリ見れてよかった……(というか字幕版録画しててよかった)

天才的な技量を誇るマーヴェリックの挑戦、驕り、そして己に非がないとはいえ最高の相棒を失う悲劇 一度全てを失い、それでも悲嘆
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プロメア(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

超超超超超火力!!!!!!
タイムラインの人気を信じて見に行ったら想像を絶するバ火力に焼き尽くされた こんな、こんなの見たら今日から全員バーニッシュじゃん……

最初のガロvsマッドバーニッシュ三幹部
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ヴァスト・オブ・ナイト(2019年製作の映画)

3.8

映像も音声も緩急がよく効いた小さな夜のサスペンスというかミステリというか……どっちでしょうねこれ 
全体としてドンデン返しというか激しい展開は少ない画の変化も少ないけれど画面から目をそらせないし聴覚も
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2012(2009年製作の映画)

3.2

マヤ暦における終末の年に起きる厄災立ち向かう人々の苦闘……というよりはけっこう人間の対立と欲望に起因する悲劇が多い印象。
飛行機脱出で天丼されて胃もたれする、というのはちょっと経験がなかった。災害その
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

邦画史上最強のジャブから始まり、津田健次郎→山本耕史の声がよすぎる男たちの連続ブローを喰らい、空中に打ち上げられたところに超巨大ゼットンを降臨させ、そして人類の死力と叡智を結集した「ベーターカプセル二>>続きを読む

プレデター(1987年製作の映画)

3.8

躍動するアーノルド・シュワルツェネッガーの筋肉が真の男の証明であり、無上の鎧であり、そして最高の武器である!油断のない真の部隊とテック満載のプレデターによる死闘のみならず、開幕25分で出すには凄すぎる>>続きを読む

ONE PIECE FILM STRONG WORLD/ワンピース フィルム ストロングワールド(2009年製作の映画)

3.5

ナミ1人の心を木っ端微塵に折り砕くことに特化した前半、映画恒例洒落た衣装でバッチリキメた麦わらの一味が盛大に大暴れする後半と結構ガッツリした構成 ことさら前半は逃げ場のない選択肢にナミを追い込んで心を>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.2

キアヌが出て死を齎す!サブミッションで、拳で、車で、そしてもちろん銃で正確無比に死を齎して歩くその姿正しく死神!愛する者を失い、車と犬まで失ったなら最早悲しいかな、失うものは何もなし!どこまでも決断的>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.6

映像全編に滲み出るスタッフの皆さんの情熱がこちらにまで伝わってくる気概に満ち満ちた1作。あの熱気を公開当時もしスクリーンで浴びてたら人生がどれほど曲がったかちょっと考えたくないレベルでも人生に深深と突>>続きを読む

トレマーズ(1990年製作の映画)

3.8

物語のスケール感、ちょっとご機嫌な音楽、自分にできることを必死にやって怪獣に対抗する人々…… 90分という枠の中で本当に過不足なく詰めてまとめた傑作と呼んでいいのでは グラボイズ達も「1匹倒したから残>>続きを読む

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

4.1

今回は4KHDR版で鑑賞。異変の発生から解決に至るまでの本筋が途切れることなく流れておりドラマパートもなんの無駄もなく進む安定感がある。自衛隊突入の異様な緊迫感や報道の生々しいリアルさなど全方位にぬか>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

4.0

前作よりさらにパワーアップしてしまった(?)エディとヴェノムの奇妙かつ妥協のない共生関係がとにかく最高。喧嘩別れしても最後にはちゃんと元の鞘に戻って大暴れするしとにかく何やってもかわいいし強い。もはや>>続きを読む

モータルコンバット(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

大事なあらすじは1画面で済ませて分からせる強烈な姿勢から繰り出される壮絶なアクション、多量のゴア、そして世界の命運を賭けた闘いとしてではなく、1人の夫/父として戦うコールの物語。クン・ラオやリュウ・カ>>続きを読む