【鶴田浩二の代表作のひとつ】
1971年製作、小沢茂弘監督、鶴田浩二主演。
昭和初期の大阪を舞台に、ヤクザたちの権力争いと、主人公の父親探しを組み合わせた映画。
鶴田浩二のヤクザらしからぬ穏>>続きを読む
【アナーキーな心情はよく出ている】
李相日監督作品。
警察に勤めながら自分を発散する場所がなく鬱屈しているシンゴ(加瀬亮)は、バスジャック事件で偶然一緒に乗り合わせた男(オダギリジョー)との再会>>続きを読む
【予想とは違う映画だった】
チラシや予告編から漠然と予想していたのとはちょっと違う映画でした。
基本的にミステリーなんだろうと考えていたのですが、そしてミステリーには違いないのですが、横溝正史ものみ>>続きを読む
【低予算映画はキャスティングが難しいけど】
小松隆志監督作品。
諸星大二郎のマンガにヒントを得て作られた映画だという。キリスト教の聖書に題材をとり、1970年代に時代を設定して、隠れキリシタンが>>続きを読む
【小栗康平監督ならではだけれど】
小栗康平監督作。
物語性を排してイメージを重視する方向性が非常に強くなっている。強いて言えば、小さな町に住む女子高生が互いに童話的なお話をしてみたり、住民が昔風>>続きを読む
【もう一つの映画だね】
深作健太監督作品。
小学生の頃から幼なじみだった男2人(鉄矢、ドン)女1人(エミ)の物語。
エミ(黒木メイサ)は心臓に病気を抱えている。鉄矢(窪塚洋介)は医者になって>>続きを読む
【土屋アンナのマンネリ】
(以下は19年前に書いたレビューです。)
布川敏和監督作品。土屋アンナと要潤が主演。
幼い頃、父母を兄が殺した現場を目撃したヒロイン(土屋アンナ)は、そのトラウマを抱>>続きを読む
【悪くないけど、まとまりがない】
重松清原作(私は未読)、SABU監督作品。
「浜」 と呼ばれる地域に育った少年シュウジ(手越祐也)が、やがて家族離散の憂き目にあい、最後に死ぬまでを描いている。>>続きを読む
【生きづらい時代に】
親から虐待されたり(と同時に依存されたり)して生きづらさを感じている人間のドラマです。
現代日本の状況を描いているという点で、それなりの映画。
最近流行のLGBTも出てきま>>続きを読む
【タイトル倒れ】
江戸川乱歩の作品を原作とした短篇をいくつか集めたオムニバス映画。
浅野忠信が全部に出演していていわば全体をたばねる役割を果たしているのだが、うち2編では明智探偵役で出ているのだ>>続きを読む
【分からん】
DVDにて。
解説には色々と書いてあるけれど、筋書きは不可解。
絵ということでいえば、画像はなかなか絵になっている。やっぱりパゾリーニはイタリア人、美的感覚がちゃんと備わっているって>>続きを読む
【ひと思いに殺せない美女】
BS録画にて。
殺し屋(チャールズ・ブロンソン)が自分を裏切った男たちや女に復讐する話、なんだけど、女への復讐はかなり足踏みします。
まあ、あれくらいの美女(ジル・ア>>続きを読む
【オイディプス伝説の映画化】
DVDにて。
有名なオイディプス王の物語の映画化。
現代に始まって古代にワープ(?)し、最後にまた現代に戻ってきます。
物語の核になる部分は、映像的にもすぐれてお>>続きを読む
【タイトルどおり、トホホ系の映画】
2004年フランス映画(正確には独英との合作)。
ええっと・・・内容的にはタイトル通りなんですけれど、まともな映画じゃありません。とほほな映画です。
バネ>>続きを読む
【リュック・ベッソン久しぶりの快作】
リュック・ベッソンといえばナタリー・ポートマンを一躍有名にした『レオン』が代表作で、その後はマンネリ気味でぱっとしないという印象だった。
しかし『レオン』から3>>続きを読む
【キーラ・ナイトレイの魅力】
ジェイン・オースティンの有名な小説を映画化したもの。
約200年前の英国を舞台に、中産階級の家に育った5人姉妹がいかに夫をゲットしていくかを描いている。当時の舞踏会>>続きを読む
【政治的に正しくてつまらない映画】
シャーリーズ・セロン主演のアメリカ映画。
いわゆるセクハラ裁判を扱っており、夫と別れて2人の子供を育てるために鉱山に勤務した女性が男性社員たちから嫌がらせを受>>続きを読む
【南米コロンビアの希望のなさ】
南米はコロンビアで希望のない暮らしを強いられる若い女が、望まぬ妊娠をしてしまい、おまけに職場が嫌になってやめたこともあり、ふとしたことから麻薬を米国へ密輸出する運び屋>>続きを読む
【肝腎のところがやや稀薄】
韓国映画。
母(イ・ミスク)と二人きりで暮らすヒロイン(イム・スジョン)。彼女は片手が不自由なのに加えて病弱で、本人は気づいていないが余命幾ばくもない。そこへアパート>>続きを読む
【チャン・イーモウ監督と健さんの組合せだが、残念な出来】
中国のチャン・イーモウ監督と高倉健の主演という、かなり期待を抱かせる映画であるが、やや残念な出来であった。
息子と不和になっている初老の>>続きを読む
【制服姿の戸田恵子さんに萌え(笑)】
三谷幸喜監督作品。
大晦日のホテルを舞台に、さまざまな従業員やお客が出入りし、それぞれに問題や悩みを抱え、また意外な出会いがあるなど、悲喜こもごも、てんやわ>>続きを読む
【考えずに見るべき映画かも】
原作・脚本・主演が唐十郎、監督が金守珍という映画。
天文台の望遠鏡に使う巨大なレンズを磨く仕事場を舞台に、そこに出入りする男女のさまざまなしがらみを描いている。 >>続きを読む
【チョコじゃなくキャラメルを売る】
(以下は8年前に書いたレビューです。)
BS録画にて。
昭和30年代前半の日本を舞台に、キャラメルを売ろうとする会社三社が鼎立し、猛烈な販売合戦を繰り広げる。>>続きを読む
【『用心棒』より上出来】
(以下は8年前に書いたレビューです。)
ずいぶん以前にどこかの名画座で鑑賞し、最近DVDにて再見。
同じ黒澤の『用心棒』も同じように最近再見したのですが、こちらの『椿三>>続きを読む
【性格劇として】
(以下は8年前に書いたレビューです。)
だいぶ前に(たぶん20年以上前)どこかの名画座で見たのですが、最近DVDで久しぶりに再見。
三船敏郎の味は十分出ていますし、作られた当時>>続きを読む
【どうってことない映画】
(以下は8年前に書いたレビューです。)
ロードショウはパス。最近ようやくBS録画にて。
バブルの頃の、ホイチョイ・プロ企画作品第一弾。
バブルの頃の日本人は浮かれていた>>続きを読む
【シリーズ第一作】
(以下は22年前に書いたレビューです。)
有名なシリーズの第一作。1968年作。
東京出張中に、閉館直前の新宿昭和館にて鑑賞。平気で観客がタバコを吸う荒れた雰囲気の名画座だった>>続きを読む
【盛り沢山】
(以下は9年前に書いたレビューです。)
BS録画にて。シリーズ第3作。
舞台は明治中期の名古屋ですが、かなり盛り沢山な内容です。
冒頭、盲目の少女が線路に入り込んで危うく列車に・・>>続きを読む
【最後のシーンがすごい】
(以下は7年前に書いたレビューです。)
DVDにて。
藤純子主演、緋牡丹博徒シリーズ第6作。
助っ人として菅原文太が登場しますが、かなり押さえた演技をしているところが目>>続きを読む
【シリーズの締めくくりとしては】
(以下は7年前に書いたレビューです。)
DVDにて。
藤純子主演の緋牡丹博徒シリーズ第8作にして最終作。
藤純子が結婚により引退する1972年の作品。
おたか(>>続きを読む
【一回だけ見るべき映画の代表格】
遠い昔、たぶん40年くらい前に、東京駅八重洲口近くにあった八重洲スター座(その後まもなくなくなりました)で鑑賞。地方都市在住の私が東京出張中のこと。
予備知識なしで>>続きを読む
【サド=マゾ逆転劇】
(以下は8年前に書いたレビューです。)
むかしロードショウを見て、最近30年近い間をおいてDVDで鑑賞。
ロードショウで見たときも気に入ったのですが、今回久しぶりに再見して>>続きを読む
【カウリスマキは変わらない】
カウリスマキは率直に言って好きではない。
この映画も、世評が高いようなので見てみたけれど、あいかわらずのカウリスマキ節で、私としてはうーん・・・だった。
北欧でもカラ>>続きを読む
【血液型人間学は映画をも生み出す】
韓国映画。
血液型A型の女子学生(ハン・ジヘ)が、たまたま知り合ったB型の男(イ・ドンゴン)と恋仲になるが、B型特有の(?)気まぐれや奔放さに振り回される、と>>続きを読む
【実在の事件を淡々と描く】
スティーヴン・スピルバーグ監督作品。
1972年のミュンヘン・オリンピックで起こったパレスチナ・ゲリラのイスラエル選手団襲撃事件。それを機に、イスラエルはゲリラ暗殺計>>続きを読む
【主役の少年が可愛い】
ディケンズの有名な長篇小説の何度目かの映画化。
孤児オリバーは、施設から出て店に雇われるが、トラブルを起こして逃げ出す。彼は大都会ロンドンに移って窃盗団の一員となるものの>>続きを読む