貝さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

3.0

ボンド今回何活躍してたっけって思うくらいにはいろいろイカレてて面白かった。
金粉で窒息死、助手席がロケット、帽子で人殺せる、プッシー・ガロア、飛行機の窓から吸い出される豚、書き出したらコメディでしかな
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007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

3.0

このシリーズでのボンドのキャラクターがわかってきて最初の頃より好きになってきた。自ら女に振り回されにいって自分の首絞めがちなとこ、締まりのないとぼけた顔つき、決めるとこ決めてくる。ショーン・コネリーの>>続きを読む

現金に手を出すな(1954年製作の映画)

3.5

ジャン・ギャバンの表情語りすんごい。もう何もないのに今からまだもう一転何かあるんじゃねえかと思っちゃうくらい。無表情に見えてその目力と言葉数の少なさ。

手札を想像するほどの情報も与えてくれず、何をど
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男性・女性(1966年製作の映画)

2.0

意味わからんすぎる。ずっと何が言いたい?はっきり言えば?☺︎って感じだった。

無駄な会話や仕草が多いのも、取るに足らない恋愛や友達の話も、力強く文字が映される演出も好きだけど、その中に出てくる政治思
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.5

金ローとの相性が悪すぎてナウシカだけは一度もみれたことがなかったので満を持して!録画した。

ナウシカの不条理な世界に立ち向かう強さと自己犠牲の精神に感動して、ジブリ作品で多分はじめて泣いた。ジブリの
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BLACKPINK ライトアップ・ザ・スカイ(2020年製作の映画)

3.5

生い立ちと練習生時代の話をするドキュメンタリー。今の話少なめなのがちょっと物足りなかったかな?

BLACKPINKは大好きだしかっこいいし、これ見てもちろんこれからも応援したいとなるんだけど、その背
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

完全にアップデートされた女版スーパーバッドだった。妹の顔がジョナ・ヒルと完全一致なのももう必然てことでいいよね。

女同士のゲスい会話とか気許しすぎて暴言連発する感じとか二人だけのノリとかわかりみすぎ
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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

3.5

邦題酷いからまったく眼中になかったけど今まで見てこなくて損しちゃったな。

コメディでありティーンムービーであり、笑いあり涙あり?なシンプルにおもしろいいい映画。セス(ジョナ・ヒル)を筆頭に何かにつけ
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.0

ただの青春系80sリバイバル映画かと思いきやもう後半トラウマ級の最悪な流れになる後味悪すぎすぎな映画。シンプルなストーリー、ノスタルジックなガジェット、カルチャーにプラスしてバッドなエッセンス、いろん>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.5

宇宙人とパンクスの出会い、、?最高におもしろかった。タイトル通りのストーリーだけを予想してたら拍子抜けして期待値はるかに超えてきてくれた。でもタイトル通りのナード感というか痛々しさはあって痒かった。エ>>続きを読む

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.5

本当に勉強不足で恥ずかしい限りなんだけど、映画を観たあとラストベルトと呼ばれる地域に暮らす人々とトランプ勝利の関係、その歴史まである程度調べてめちゃくちゃ興味が湧いた。読書とかまじで大嫌いだけどヒルビ>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.0

ティモシー・シャラメの顔と佇まいだけでみれちゃうな。やっぱ本当かっこいいし儚げだし怠げな感じも本当に最高。

物語と会話に抑揚とスピード感があって話はおもしろかった。キャラクターの癖の強さと露骨な違和
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

3.5

公開時に見たとき前作ほどの感動がなくてなんとなく書くのをやめてしまったけど、やっぱりなんかなあ、こっちの方が表現が直接的でわかりやすいからか。多分アレハンドロ(アダン・ホドロフスキー)の感情がすべて映>>続きを読む

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

4.5

公開時に映画館でみて、意味わからなすぎる映像表現に感動した作品。あの時の私にとっては超新しくて高揚した。社会の混沌が絵として人物にそのまま反映されてて、何だろな、これをリアリティのダンスと名付けたこと>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

3.5

前半1時間は何かやらかしそうな雰囲気だけがプンプンしてるトジュン(ウォンビン)のテンポ感に多少イラついてたけど、後半の畳み掛けはさすがでまじで一瞬で終わった。

ものすごく残酷で後味の悪い事件の結末に
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楽園(2019年製作の映画)

3.5

あらゆる問題が何重にも複雑に重なって誰かを悪人と決めつけられなくてもやもやした気持ちだけが残る。

「どこへ行っても生まれた場所だけが特別」と言う人、「どこへ行っても同じだ」と言う人といて結局生きてき
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.5

夢か現実か曖昧な世界が描かれていた。夢は深層心理を反映するから、嫉妬や性欲や自尊心、醜さを伴うあらゆる感情を読み取ることができる。いろんな思考ができておもしろい。妻の夢と夫の現実のような世界が平行して>>続きを読む

ヒッチハイク(1976年製作の映画)

2.0

キャンピングカーで気ままに旅をしてる金持ちで美しい奥さんと自称記者のおじさんが乗せたヒッチハイカーが銀行強盗の逃走犯だったっていう超おもしろい設定。

逃走犯アダム(デイヴィット・ヘス)が裏切った仲間
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007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

3.0

先日ショーン・コネリーが他界されたのをきっかけに溜めていた007シリーズの存在を思い出した。

やっぱオープニング洗練されててお洒落でテンション上がっちゃうな。ダニエル・クレイグ版だいすきだけど、こち
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ドリームハウス(2011年製作の映画)

2.5

たまたま地上波でやってたのをなんとなく流し見しちゃった作品。最初ホラーかなと思って不穏な空気にドキドキしてたら急展開はじまって普通に声出た。

一気に謎が解き明かされ、同時に止まっていた事が動き出して
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誰が私を殺したか?(1964年製作の映画)

4.0

ベティ・デイヴィスという女優さん、めちゃくちゃ目が大きい上にイカつい顔つきで魔女感がすごい。ハスキーボイスなのも良い。

双子の妹を殺してから妹になりすますのだけど、自分を愛してくれてた人の存在や遺し
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KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

5.0

遂に500本目なのでだいすきなラリー・クラークを選びました。

私がラリー・クラークの写真好きなのは人物の写真、しかも裸の写真が多いからなんだけど、この映画もしっかり裸の付き合いを伴う男女の問題が包み
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.5

ワンシーンの時間の使い方が時には贅沢だったりかと思えば猛スピードだったりする。生きてる間の彼のことはほとんど知らされないから、どれほど妻のことを愛していて離れられないかが死んだあとの行動だけじゃなくそ>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.0

「ペパーミント・キャンディー」で知った光州事件を知る為にとりあえずサブスク配信されてるこの作品。
両作品で歌われてた「ナ〜オトッケ〜」の曲が頭にこびりついて離れません。

事件が起こった日から数日間の
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.5

この映画を見るまで韓国近代史の知識なんてゼロに等しく、民主化されたのがたったの30年程前という事実にまず驚いてる。勉強しよ。

列車の流れとともに主人公の人生を20年も遡っていく。いつまで経っても明る
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

女性が抱える問題のすべてが詰め込まれているかのような、ひとりひとり、ひとつひとつの何気ない言動すべてに意味があって、めちゃくちゃ気合い入ってた。いちいちチクチク刺さるから気合い入れて見るしかなかった。>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.0

あくまでもこの親子の共依存関係のみにフォーカスしてあって、それは外野から入ってきそうな野次も助けもすべて跳ね除けるほど強かった。ここでこうしてほしい、こうあってほしいと願うことの全部見事に真逆の選択を>>続きを読む

われに撃つ用意あり READY TO SHOOT(1990年製作の映画)

3.0

若松映画の60年代のまま空気が止まってる感じすき。舞台はバブル期の新宿だしそこにいる人々もネオンもチカチカしてるんだけど、克彦(原田芳雄)と李津子(桃井かおり)の放つオーラが完全に浮いててそれを本人達>>続きを読む

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.5

前後半で登場人物の関係性、人格まで違う作品かと思うほどまったく姿を変えてしまう映画。

前半の結婚式のシークエンスだけで1時間以上あって、ここだけで彼らの関係性と心の動きがじっくり見れる。ペンシルバニ
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ベスト・キッド3/最後の挑戦(1989年製作の映画)

2.0

期待値ゼロで見てみたけど案の定ただただ1の話なぞってるだけだった。これからみようとしてる方1以外は本当に見なくて大丈夫です。

またしてもチンピラとコブラ会に理不尽に攻撃されるミヤギ道場。店を荒らされ
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ベスト・キッド2(1986年製作の映画)

1.0

ビビるぐらいクソ映画に成り下がっていてもはや清々しい。いろいろカルトすぎて笑える。なぜか戦後にタイムスリップしたかのような架空の街OKINAWAでなぜか二十数年前の出来事で未だに恨みを持たれるミヤギ(>>続きを読む

ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.0

もちろんコブラ会の為に予習しといたやつです。80年代クラシックって感じの作品。

空手(武道)の知識もその精神もまったく持ってないけど、この映画の中の空手は精神性をものすごく大事にしてて、これが長年の
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卍 まんじ(1964年製作の映画)

3.0

いい感じに庶民くさい岸田今日子と美しすぎる悪魔若尾文子のバランスが良い。狂気を受け入れてくたびに幸が薄くなる岸田さんがなんか憎たらしくてしばきたくなる。

明らかに同性を好きになる女性が描かれてるのに
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第3逃亡者(1937年製作の映画)

3.0

なんか既視感あるなとずっと思いながら見てた。過去に見たのかもしかして三十九夜にちょっと似てる?もう思い出せないけど

主人公はあくまでも逃亡に巻き込まれただけの女性エリカ(ノヴァ・ピルビーム)なので、
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

4.0

トム・ホランドとかいうハスキーボイスイケメンの作品やっと見れた。いまだにMCUフェーズ1で止まってるやつです。

とにかく永遠に闇落ち展開すぎて、、可哀想なイケメンを見るのは心苦しいけど大好物。マイナ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

戦争映画って所謂有名どころしか見てないんだけど、基本的に酷たらしさマックスで後味悪くて進んで見たいとまったく思えないジャンル。ダンケルクの戦いとはというところから始まったけど、イギリス人であるクリスト>>続きを読む