oさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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宮崎駿監督に過度な期待や評価はほとんどない人間だからか、メッセージ性の希薄化はむしろストレスレスであっさりしてて好ましく、破天荒で論理的説得性を放棄したかのような展開には潔さを感じて、やりたいことをや>>続きを読む

大いなる自由(2021年製作の映画)

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予告編から感じられた静謐な時間が流れながら、一時代の非情な法による不自由を通じて、自由とは単に状況のことを指すのではなく、選択のことであると高らかに示すラストが、深い余韻をもたらしてくれた。
ペッツォ
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さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

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乗っけからこれはただごとではなさそうだぞ、という3人組が登場してつかみはバッチリ。
主人公オールドがスポイルされてきた人生を感じさせる前半と、そこから徐々に解き放たれる後半を淡々と見せる感じがミランダ
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ガールフッド(2014年製作の映画)

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綺麗事として描かないで、フランスの低所得層のリアリティをゴツゴツとした手ざわりで描いていて、油断してると地味に食らう。

絶唱浪曲ストーリー(2023年製作の映画)

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下町人情が沁みる。こうして新しい人が入ってきてること自体ありがたいと思う。

X エックス(2022年製作の映画)

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前半の海外ロマンポルノムードから後半のスプラッタ展開をつなげる工夫がもう少しあるとよかったかな〜と思う。

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

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これがデビュー作とは驚き。徹底して視線の映画だった。レズビアンを主人公にした映画が2007年当時あったでしょうか。自分が記憶するかぎりほとんどなかったと思う。
思春期真っ盛りの熱に浮かされたようなあの
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Peace(2010年製作の映画)

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柏木家の人の良さ、飼い猫と野良猫の共生は福祉の仕事に就くお二人の姿とも重なる気がした。

エル プラネタ(2021年製作の映画)

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軽やかに冷徹にどん底を描いていて、涙は流さなかったけど泣けた。。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

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『FLEABAG』のフィービー・ウォーラー・ブリッジの起用は圧倒的に正しい。彼女のおかげでパワフルな作品になったと思う。
高齢でインディの新作はもうムリじゃ?と思われたハリソン・フォードは老いに応じた
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小説家の映画(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「もったいないなんて簡単に言うな!」的なややヒートアップしたやりとりが強く印象に残ってる。ジュニにとって、他人のギルスがそう言われるのは自分のことのように感じたんだろうなと想像できる。
後半になって飲
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

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ジーナ・カラーノも加わって、強い女たちの活躍がシリーズイチで目覚ましい。
レティ(ミシェル・ロドリゲス)の記憶喪失演技がよくて、ドムとの記憶はないけれど、私はあなたを知っているのかも、と感じさせる戸惑
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海を待ちながら(2012年製作の映画)

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嵐によって妻も船員も失ってしまった船長が、干上がった大地に打ちあげられた魚のようなのたうち回るような映画だった。
いなくなった人たちを探すというマラットの姿は、ともすれば狂った人に見えるかもしれないけ
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ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

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シリーズ後半のメンバー集結、それぞれのキャラ分けをうまく生かしながら、やっぱりあの金庫引きずるカーチェイスは発明レベルに画期的。
レティのことを考えるとラスト付近は???なんだけど、このあたりから売れ
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ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

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久しぶりに再見。
ジャンスティン・リン監督になってからグッと面白くなったワイスピだけど、4作目はFBIとして敵対するブライアンと対峙するドムという構図が憎らしくも面白い。
ちゃんとカーチェイスもスリリ
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イーグル vs シャーク(2007年製作の映画)

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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイアの誕生を予感させるデビュー作だった。

ボーイ(2010年製作の映画)

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タイカ・ワイティティって本質的には監督兼脚本兼俳優が最も冴えるタイプの人なのかと思う。

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

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久しぶりに再見。
昔見た時は舞台が東京だからか加点補正でギリ賛だったけど、これ見なくてもシリーズは成立するのでホントどうかと思う。
細かい話をすると、新宿から渋谷までカーチェイスするならあのルートにな
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

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近所のアル中のおじさんを思い出しながら見た。アルコール依存症から抜け出すことの難しさを痛感させられる。
スウィーニーおじさんが聖人すぎて、そんな人いるんかいな?と思いつつ。アンドレア・ライズボローは相
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

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これくらい気の抜けた雰囲気の方が是枝さんはいい気がする。とはいえ離婚した男の未練がましさに生やさしい。あと、台風のような荒い気象にドラマを求めがちな作風は前からですね。
樹木希林さんの圧倒的な最大公約
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

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前作の終わりで致命傷と思われたタイラー、復帰まで早すぎん?と思うから、序盤はもっと大雑把に(半年後ーー)とかにしてほしかった。
今作はタイラーよりニックとヤズの姉弟バディものとして面白く見た。
思春期
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