oさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

せかいのおきく(2023年製作の映画)

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ゆるい。あくまで主演3人のファン向け。
佐藤浩市と石橋蓮司が共演していて、裏・藤枝梅安っぽい雰囲気も。佐藤浩市と寛一郎の親子共演は見てる方がこっ恥ずかしい。
『この(クソみたいな)世界の片隅に』江戸編
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

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殺害シーンのむごたらしさもさることながら、連続殺人犯を肯定する社会にぞっとしながら見た。映画が終わるまで、ずっと心が死んでしまう感覚。徹底した残虐性にやられる。

独裁者たちのとき(2022年製作の映画)

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膨大なアーカイブを活用して独裁者たちを引き合わせたかのように見せたのは面白い試みだけど、意外とそこまで効果的でもなくて、独裁者だけが悪いのではなく、それを支えた人や社会、環境や状況などの情報も重要だと>>続きを読む

ゴールデン・エイティーズ(1986年製作の映画)

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ミュージカルだからジャック・ドゥミを想起するのは当たり前として、ドラムマシンの単調なリズムはミシェル・ルグランの音楽にはとても敵わないと言わざるを得ない。
肝心の恋愛ドラマが陳腐で、ドゥミの映画に見ら
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

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落ち目のポルノ男優と大型新人女優ストロベリーちゃんの企画モノAV映画。

ダークグラス(2021年製作の映画)

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アルジェントの追い込みが怖すぎてドン引きしながら呪ってます……。
ディアナがあんまりすぎる。

仕掛人・藤枝梅安2(2023年製作の映画)

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前作に続いてよいけれども、女性の性暴力を起爆剤としているため、そう簡単に人にはオススメできない。
佐藤浩市の最近の出演作は全部見てるわけじゃないけど、近年の中では魅力を引き出されていてよかった。
一ノ
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

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細野さんの「はらいそ」が流れたり、音楽がいい。
大人になってからちびまる子ちゃんを見て思うのは、ちびまる子ちゃんの世界にはあからさまに毒々しい悪い人はいなくて、出てくる人たちにちょっとムカついたとして
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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ポンポさんもジーンくんもナタリーちゃんも舞台がハリウッドなのに日本の萌えアニメなキャラクターだったのが個人的にノイズでした。
ハリウッド映画製作感動秘話!みたくするなら、むしろ写実的なタッチのアニメが
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KIMI サイバー・トラップ(2022年製作の映画)

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metoo x 音声補助AIなスリラー。
ゾーイ・クラヴィッツの魅力で乗り切ってる感があって、SiriやAlexaのような音声補助AIを思わせるKIMIの映画的有効活用はそこまでなかったような。
重要
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

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各登場人物の人柄が奥深くて、主人公チャーリーを演じたブレンダンはもちろん、思春期真っ最中の娘エリーの複雑な心境とリアクションが素晴らしかった。
正直に物を言うってすごく難しい。それでも映画の感想には正
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

選択を迫られるゲイカップル、終末論、展開、すべてが最悪で好きになれない。

AIR/エア(2023年製作の映画)

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ウルトラCをたのしむ映画で、緻密なお仕事映画を期待すると肩透かしというか、あまり考えすぎないで映画館にJust Do It! といった感じ。
たのしめてしまうんだけど、当時のヒット曲は鳴らしすぎな感が
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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

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いくらか断片的なきらいがあるけれど、教授がたのしそうに音楽と戯れる姿がとても素敵。

坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async(2017年製作の映画)

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音に対する探究心と研ぎ澄まされた繊細さに教授の姿に胸を打たれる。

トリとロキタ(2022年製作の映画)

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ダルデンヌ兄弟の映画はほぼすべて見てきたと思うけど、最新作はこれまでになく徹底的に現実的で、理不尽な社会を克明に描き出してる。
ラストの展開は踏み切った感があって、ダルデンヌ兄弟は次のステージに突入し
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

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王道な中世ファンタジーと思わせながら、ステレオタイプな役割を意識的に絶妙に回避する設定と脚本が功を奏して、ちょうどいい塩梅のエンタメ映画になっててよかった。
爆イケ無精髭クリパの妖怪・人たらしっぷりに
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デヴィッド・ボウイ 最後の5年間(2017年製作の映画)

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全体のキャリアを俯瞰した上で、彼が亡くなった今、彼の最後の5年間がどんなものだったのか、とても興味深く見た。

デヴィッド・ボウイ 最初の5年間(2019年製作の映画)

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今やってる映画よりよっぽど情報量は多く、ボウイの理解が深まるよいドキュメンタリー。

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

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IMAXレーザーで鑑賞。
いい音響でボウイを浴びるのは贅沢な体験だけど、ドキュメンタリー映画としてはやや物足りない感じも。

The Son/息子(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

単に息子の話というより、社会的に成功して自信があり家庭をかえりみなかった父親に育てられた息子が、自らも父親となり、思春期で人一倍フラジャイルな息子と向き合う、男性性をめぐる映画だった。
寄り添う姿勢を
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アイ・アム・アリ(2014年製作の映画)

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やはり本人が話してるシーンが一番面白くて引き込まれる。
ベトナム戦争の徴兵にNOを突きつけた態度をはじめ、ボクシング以外で見せる顔にまた魅力がある人だと思う。

郊外の鳥たち(2018年製作の映画)

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物語の弱さを許容できるか試されているような映画体験でした(半分くらい寝る)。

ちひろさん(2023年製作の映画)

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ちひろさんと彼女を演じる有村架純に仮託されていることが多すぎてちょっと見てられなかった。。

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

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私たちにはニコラス・ケイジが必要だし、ニコラス・ケイジはそれを120%理解してることがよくわかるラブリーなセルフパロディ映画。
想像以上にペドロ・パスカルも大活躍でうれしかった。
すべてのニコラス・ケ
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ハンサン ―龍の出現―(2022年製作の映画)

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文禄・慶長の役を描いた韓国映画ながら、黒田官兵衛はそれなりに軍師扱いされてて意外だった。
いつの時代も、感情的で計画性のない猪突猛進な上司の下にいるとろくなことがないと痛感させられる。
日本と韓国の交
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水を抱く女(2020年製作の映画)

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『東ベルリンから来た女』と『あの日のように抱きしめて』がよかったから追い続けてるペッツォルト監督だけど、それ以降は主演女優を魅力的に写したい欲求の方が脚本の出来より勝ってしまっていると思う。
端的に言
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