oさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

デヴィッド・ボウイ 最後の5年間(2017年製作の映画)

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全体のキャリアを俯瞰した上で、彼が亡くなった今、彼の最後の5年間がどんなものだったのか、とても興味深く見た。

デヴィッド・ボウイ 最初の5年間(2019年製作の映画)

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今やってる映画よりよっぽど情報量は多く、ボウイの理解が深まるよいドキュメンタリー。

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

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IMAXレーザーで鑑賞。
いい音響でボウイを浴びるのは贅沢な体験だけど、ドキュメンタリー映画としてはやや物足りない感じも。

The Son/息子(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

単に息子の話というより、社会的に成功して自信があり家庭をかえりみなかった父親に育てられた息子が、自らも父親となり、思春期で人一倍フラジャイルな息子と向き合う、男性性をめぐる映画だった。
寄り添う姿勢を
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アイ・アム・アリ(2014年製作の映画)

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やはり本人が話してるシーンが一番面白くて引き込まれる。
ベトナム戦争の徴兵にNOを突きつけた態度をはじめ、ボクシング以外で見せる顔にまた魅力がある人だと思う。

郊外の鳥たち(2018年製作の映画)

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物語の弱さを許容できるか試されているような映画体験でした(半分くらい寝る)。

ちひろさん(2023年製作の映画)

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ちひろさんと彼女を演じる有村架純に仮託されていることが多すぎてちょっと見てられなかった。。

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

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私たちにはニコラス・ケイジが必要だし、ニコラス・ケイジはそれを120%理解してることがよくわかるラブリーなセルフパロディ映画。
想像以上にペドロ・パスカルも大活躍でうれしかった。
すべてのニコラス・ケ
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ハンサン ―龍の出現―(2022年製作の映画)

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文禄・慶長の役を描いた韓国映画ながら、黒田官兵衛はそれなりに軍師扱いされてて意外だった。
いつの時代も、感情的で計画性のない猪突猛進な上司の下にいるとろくなことがないと痛感させられる。
日本と韓国の交
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水を抱く女(2020年製作の映画)

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『東ベルリンから来た女』と『あの日のように抱きしめて』がよかったから追い続けてるペッツォルト監督だけど、それ以降は主演女優を魅力的に写したい欲求の方が脚本の出来より勝ってしまっていると思う。
端的に言
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ソン・ランの響き(2018年製作の映画)

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きっかけを待つように、諍いが起きる中盤から一気に面白くなる。
時代の雰囲気づくりのためか、レトロゲームの使い方がうまいなと思った(逆に鼻につく筋もあるかと思うけど)。

コンペティション(2021年製作の映画)

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主役3人のキャラ分けとキャスティングがバッチリはまってて、予告編から予感させる不条理コメディがしっかり生きてたと思う。
建前(≒演技)と本音のシーソーゲームを楽しむだけでも十分面白いけど、ペネロペ・ク
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歌うつぐみがおりました(1970年製作の映画)

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遅刻魔だけど人たらしでどこか憎めない主人公ギアはとにかく動き回る。
彼は遅れるのが当たり前の生き物と思えば全然気にならないけど、『BLUE GIANT』を見てる人間からすると、音楽に真剣に向き合ってほ
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女は冷たい嘘をつく(2016年製作の映画)

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主人公2人ともつらい。
女性のつらさ2乗映画。
もう少し救いがあってもよかったのでは……。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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浜辺美波の料理の仕方としては100点満点を上げたいと思う。
仮面ライダーとしては、はてな?という印象が多かったのと、アクションシーンは手ブレや目まぐるしいカットなど小手先の見せ方が多く、あまり魅力的に
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

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驚くほどハマらず。もうちょっとカメラワークに工夫がほしい。
思い返せば前作もピンとこなくて、監督の作家性と合わないんだと思う。

書かれた顔 4Kレストア版(1995年製作の映画)

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ダニエル・シュミットという外の目を通じて、坂東玉三郎を被写体に歌舞伎の秘密に迫る。
坂東玉三郎がインタビューで言葉はね〜と話した後に舞を見ると、その表情、所作、すべてが美しく、妖艶なその姿にうっとりさ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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映画の映画というよりも、自伝的要素の方がやはり強く打ち出されていて、映画は被写体の内面を写しきれないけれど、そこに写っていることが何よりも内面をあぶり出してしまうことを描いてると思う。
復讐のようでも
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オマージュ(2021年製作の映画)

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ノスタルジックより思いの外ビターテイスト寄り。
売れない中年女性監督がアルバイトの短期仕事で誘われ、昔に活躍した女性監督の軌跡を追う中で、自分自身の人生と重ねていく。
予告編から予想される展開にブレは
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バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

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まさか映画館で見られる日が来るとは思わず、自然と足が映画館に。
初めて見たのはDVDで、家にある小さな画面で見ていただけに、大きいスクリーンといい音響で見るバニシング・ポイントはアメリカの広大さを感じ
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群盗、第七章(1996年製作の映画)

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マルチバースなんて言わなくても転生ものっぽい映画は過去にもあったわけで、イオセリアーニのそれはこれまた面白い。
あの時代の因縁はこの時代の良縁なのか、変わりゆく関係性の中で、引き継がれる思慕。
ジョー
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そして光ありき(1989年製作の映画)

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アフリカの部族に迫り来る資本主義の波。ほとんど字幕はなく言葉がわからないまま進んでいくけれど、時たま入る台詞のやりとりに補助されながら面白く見た。
世界的にフェミニズムが盛り上がる現在、母系社会的なあ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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マルチバースという設定の罠だと思うけど、同じような話のバリエーションが延々と続いて退屈だった。
レズビアン(やマイノリティ)は世界と戦ってんだよ!ってメッセージは支持するけど、脚本にメリハリがなさすぎ
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マジック・マイク ラストダンス(2023年製作の映画)

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シリーズが進むごとに旨味が増していくようなマジック・マイク、今回もよかった。
2までの流れはいい意味でスッキリ区切りをつけて、本作では新しい展開に。
紆余曲折をへて日雇いバーテンダーなどの仕事をやりく
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東京画(1985年製作の映画)

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小津安二郎を追うように東京を撮るヴィム・ヴェンダース。
タモリ倶楽部、食品サンプル、ロカビリー、とらばーゆ、レーザーディスク、切符切りと確実にその時代を切り取ってて新鮮。
現在進行形で今を撮っている時
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アナザー・カントリー(1983年製作の映画)

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今よりゲイが受け入れられていなかった時代をひしひしと感じた。話としてはやや盛り上がりに欠けるような、アライに見えて若干冷ややかな感じもあってもどかしさを覚えた。でもそれが当時のリアルだったんだろうなと>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

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やりたいことは理解するし面白いけどそこを超えてこない感じ。