onotoramanさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

開始2分から女子高生が家族惨殺してて黒沢監督のサイコパス祭り映画の期待が高まったんだけど、それがいい意味で裏切られる映画だった。

黒沢監督はやっぱり不気味な演出がうまい。画面の緊張感を保つのが本当に
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.0

よくわからんかった。小松菜奈はともかく菅田将暉の豹変はついていけんかったし。最後も結局なに?ってなるし。
でもこの二人と柳楽優弥の演技に説得力ありすぎるし、いい画面が続くしで最後まで楽しめた。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

正直、あんまりにも高評価だからガッツリエンタメのエヴァを期待しちゃってたけど、どっちかっていうとTV版最終回的な内容で少しだけがっかり。
それでも作画のすごさとか、人間の営みっていう根源的なテーマとか
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

2.5

監督が好きだから見てみたけど、そもそもモンスターハンターの映画化っで時点で失敗な気がしている。バイオハザードはパニックホラーとしてピッタリハマってたけど、モンスター狩る喜びみたいなものってそりゃ映画に>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

エヴァ見に来たつもりなのに坂元裕二脚本って聞いて間違えて見ちゃった。序盤のお互いの趣味がことごとく被っていくの本当に最高。この人はなんで青春っぽいのずっと書けるんだろう。

映画館出て気づいたけど、さ
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

今っぽいおしゃれな映像かつ、過去作品のリスペクトもある新しい時代のヤクザ映画かと思ったら、とんでもない、ヤクザ映画というジャンルを終わらせる映画だった。ヤクザ映画大好きだからこそ後半の展開は腹立たしい>>続きを読む

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

2.5

原作通り過ぎて個人的に楽しめなかった。作品のファンは別だろうけど、やっぱり映画ならではの解釈が見たかった。
渡辺直美と最後のオリジナルシーンは良かった。

ザ・キング(2017年製作の映画)

5.0

こんな人生を送ってみたい。男の愛とか闘いとかが全部入っている。
韓国の作品からは日本にないエネルギーを感じるけど、これはエンタメとしての完成度がすごすぎる。日本は半沢直樹で盛り上がってる場合じゃない。

Wの悲劇(1984年製作の映画)

3.5

友人に勧められて見てみたけど、薬師丸ひろ子の演技が苦手でこれは失敗だったかと正直思った。アイドル映画に期待しすぎたなーって。
でも後半からの展開と薬師丸ひろ子の長回しで全部吹き飛んだ。すごいのは、あの
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見終わった後不思議と心地いいな。自分だけかな。でもダニーは悲しみを共感してくれる新たな家族に出会えたわけだからハッピーエンドともとれるし、こう感じるのは自分だけじゃないよね…?

それにしても画がきれ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

かっこいい。学もなく、女にもフラれ、狭い部屋で寂しく過ごす負け犬人生。なのにかっこいい。この哀愁があるからかっこいいのか?

いや、多分違う。なんかこの主人公はずっと自信に満ちているように見えるからか
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

三谷幸喜だったんだ。
なにより企画がよくできてて最後まで退屈せず楽しめた。ただ、全体を通して単調だったので後半もう少し盛り上りが欲しかったかも。

小池栄子すごいなー。

ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤の陰鬱な感じから、もう色々なパターンで最悪の展開を想像してたのに、こんなにいい気持ちになって終わるなんて。ご都合主義を感じなくもないけど、こんなにストレートにいい話を見せてくれるのは気持ちがいい。

犬猿(2017年製作の映画)

4.0

すごくよくできたエンタメで色んな人にオススメしたい。お姉さんの空回りとか、見てて恥ずかしくなっちゃうようなシーンのバランスもいい。そして役者の演技もすごい。特に窪田正孝、新井浩文、ニッチェの江上。筧美>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.5

ミステリーとして見ると終わり方が投げっぱなしすぎる。観客に問題提起をしてもやっとさせるような作品だとしたら、一つのテーマに収束しきれてなかったような。
面白かったのは面白かったんだが…。

葛城事件(2016年製作の映画)

4.0

人間の、家族の嫌な部分がたっぷり見れる。一つの家庭が崩壊していく様を、そんなとこまでってとこまで描いている(テレビドラマだと不快すぎてムリ)。そして展開が斜め上を行き、最後まで救いもない。

父親役の
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プロメテウス(2012年製作の映画)

3.0

ひとつひとつのデザインとか演出はいいんだけど、全体としてどういう映画なのかなかなか掴めなかった…

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.5

画面がすごく綺麗でこだわりある作品なのがともかく意外。お屋敷の美術、ネズミの群れ、焚き火越しに話すシーンが個人的に印象に残っている。キューブリック感じる。

お話も最後まで読めない展開は楽しめた。でも
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.5

インスタ映えを地で行く映画。そしてそれを客観視する映画。

ともかく役者が素晴らしいんだけど、ただひとつチワワちゃんだけが説得力が足りない。チワワちゃん役の女優のスター映画であるはずだと思うけど、ポス
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

かなり面白い。それはもうすごくエンタメ。端々に織り込まれる笑い、息もつかせぬスリル、後半からの意外な展開。人間もすごくイキイキと描かれている。
けど、なんかなあ…。伏線を回収してないとかの不満は置いと
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.0

悪くはないんだけど。
ちゃんと完結させてくれたこととか、スピンオフも含めて毎年楽しみを提供してくれたこととか、シリーズに真摯であったこととか、すごく感謝はあるんだけど。でも、こんなに過去作を踏襲するだ
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.0

うーん。いいところが見つけられなかった。なんか手抜きに感じるとこも多かったし…

コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

4.0

子供向け作品で楽しめるものとそうでないものがあるのはなんで?って思うことがある。ジブリはずっと楽しいけど、最近ディズニーがあんまり…。でもその理由の1つはホラー性なのかも。
コララインとボタンの魔女は
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西遊記 ヒーロー・イズ・バック(2015年製作の映画)

4.0

導入の絵画的アニメめちゃくちゃ良かったし、そのあとのセリフなしの10分くらいあるアクションシーンの演出も笑いと迫力盛りだくさんで引き込まれた。カメラ割とかも独特で、ディズニーやドリームワークスとは違う>>続きを読む

ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

3.0

後半の盛り上がりはすごいし、映像的に見るとこも多い。でも…ヒックがイケイケすぎる!アスティとラブラブすぎる…!!テレビシリーズも見るべきだったのかもしれないけど、一作目の距離感が好きすぎる自分にはやや>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.0

うだうだと続く展開が少ししんどかった。いい評価ばかり聞いてたから期待しすぎだったのかも…。見終わった後「おれはジョーカーだぜ!」ってテンションにさせてくれる映画が見たかったなー

第9地区(2009年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

すごい映画だった。生々しくしたアバターって感じ。人間は異生物に対してこんなにも残酷にはならないと信じたいよ。

モキュメンタリー部分がかなり成功してる。エイリアンが背景に見切れてるのとかかなり効果的。
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サニー/32(2018年製作の映画)

3.5

やっぱり白石監督作品は面白い。今回はかなりカオスだったけど、キャラクターはみんな面白いし展開も目まぐるしくて最後まで退屈しなかった。
北原里英は心配してたほど悪くはなかった。変人ばかりの中でちゃんと普
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

テンポも演出もサイコー。あと頭の悪さも。
個人的には現実の世界パートいらなかったかなあ…。あったとしても少年の頭の中のお話だったってなるとクライマックスが少し冷める。
でもレゴが組上がって超カッコいい
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

4.0

最高のデザイン、世界観。唯一無二はそれだけで見る価値がある。
死後の世界より現実世界の方が色が少なくて暗いあたり、ティムバートンに萌える。
個人的に頭のでっかいお母さんのデザインが大好き。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

見終わった後も震えが止まらなかった。映画館ではなくレンタルだったら逃げ出してたかもしれないほどの敗北と屈辱。そしてリベンジマッチ。
不快な生々しさがあるし、現代の割に人物に古さを感じたけど、後半はもう
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ザ・レイド(2011年製作の映画)

4.0

アクションすごすぎ。全員、致命傷目掛けてまっしぐら。
近接格闘術メインの映画って初めてだったけどめちゃくちゃカッコいい…!美しい!!人を殺す術ってボクシングみたいな駆け引きもなければ、ケンカみたいな感
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