乙郎さんさんの映画レビュー・感想・評価 - 61ページ目

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.5

是枝監督の映画で初めて胸に響いたのがこれだった。ミステリー要素のある脚本に家族のズレが織り込まれていて、我々の似たような体験を思い起こさせる辺りすごく良い。

闇の子供たち(2008年製作の映画)

4.0

テーマが前面的に出る作品ではあるけれど、悪くはなかったと思う。人身売買が実際あったかについて考え出すとかなり複雑な評価軸が発生するが。

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

5.0

フラットな気持ちで観られる清の映画。炊き出しシーンの非現実感が忘れられない。日常に立っているからこそ際立つ異質感。

黄昏(1981年製作の映画)

3.5

正月の深夜にテレビでやってた。良かった。

落下の王国(2006年製作の映画)

4.0

映像にチカラが入っているものの、「物語」は禍々しく、チープで、そして語る者は卑俗というバランスが良かった。

グーグーだって猫である(2008年製作の映画)

3.0

大島弓子好きとして共感する部分は多いし、吉祥寺もうまく撮られていると思うけど、チアシーンは泣かせにかかっている感じがして寒気。

ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>(2015年製作の映画)

3.5

序盤から中盤までの動きまくるカメラによるアクションシーンやティム・バートンを思わせる異形な者への寄り添い方、そして何よりもニューヨークという「場」の映し方などどれをとっても素晴らしかった。
けれど、そ
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黒薔薇の館(1969年製作の映画)

4.4

今は亡きシネリーブル博多にて。ノワール的構造ながら、ファムファタールの美輪明宏(!)があまりにも強烈すぎる。田村正和の若き日の狂った感触も忘れ難い。

鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

3.5

同時期に『パプリカ』があって霞んだ感はあるけど、面白かったよ。泥臭さをコントロールしようとした際に生まれる歪み。

パプリカ(2006年製作の映画)

4.5

今は亡きシネリーブル博多にて。今敏監督の映画にリアルタイムでギリギリ間に合ったという感動。映像の氾濫。素晴らしい。

どろろ(2007年製作の映画)

1.0

なんで観に行ったかは思い出せない。イマイチだった。ミスキャスト感有り。

それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

2.5

よかったんだけど、映画的快楽に一歩届かなかった記憶有り。

69 sixty nine(2004年製作の映画)

4.0

大学の頃に。鬱屈した青春を送っていた身としてはかなり爽快感があった記憶有り。

アルマゲドン(1998年製作の映画)

2.5

あまり覚えてないけど、ラストのブルースウィリスの選択に感動した記憶有り。

大いなる幻影(1937年製作の映画)

3.0

高校生の頃に背伸びして観に行ったけど、あまり覚えてない。本が出てくるシーンで笑いが起きていた記憶有り。

メッセンジャー(1999年製作の映画)

3.5

初めて一人で映画館に観に行った映画がこれだったはず。結構面白かった気がする。

ライアー ライアー(1997年製作の映画)

3.0

中学生の頃の俺ってアメリカのコメディ映画好きだったんだなー。三回繰り返される乞食の使い方がうまいなーと思った記憶有り。

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.5

父親と観に行った映画はこれが最後かもしれない。数年前再見したけど面白かった。

はなればなれに(1964年製作の映画)

5.0

高校生の頃にリバイバルやってて、背伸びして観に行ったけどすげー面白かったなー。字幕が見辛かった記憶有り。ダンスシーンは永遠。

ヒロシマモナムール/二十四時間の情事(1959年製作の映画)

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高校生の頃に背伸びして観に行ったけどよくわからなかった。『去年、マリエンバードで』を面白いと感じた今なら違うのかも。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

高校生の頃に観た。その後の自分のネガティヴさを決定づけたような…。

アメリ(2001年製作の映画)

4.5

あまり映画観てない時期に観たけど、すごい面白かったなー。

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.5

これ見た時ほとんど映画館に行ってない時期で、だから改めて「映画っておもしれー」と思った記憶有り。しばらくは自分の中の映画の基準になってたかも。

ゴジラVSモスラ(1992年製作の映画)

4.0

子どもの頃に父親と観た。子どもの頃に観たゴジラの中では一番面白かった記憶有り。モスラのテーマが印象に残った。

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.0

生まれて初めて映画館で観た映画。後年再見したら峰岸徹の勇姿が良かった。

酔拳2(1994年製作の映画)

4.0

子供の頃に父親と観た。『ネバーエンディングストーリー3』との二本立てで。とてもおもしろかった記憶有り。

パコと魔法の絵本(2008年製作の映画)

4.0

良かったとは思うんだけど、『嫌われ松子〜』は超えてなかったかな。泣いたけど。

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.5

劇場で観たのは後世に自慢できる。今思えば、『ゼロ・グラビティ』になくてこれにあったのは、世界観の作り込みなのかもしれない。

シーサイドモーテル(2010年製作の映画)

3.5

伏線につぐ伏線の脚本を目指した割には詰めが甘い。しかしながら、麻生久美子が史上最高にかわいく撮れているのと、なんとなく色遣いが好きなので嫌いではないです。

鉄と鉛 STEEL & LEAD(1997年製作の映画)

4.0

単純に、私立探偵を主人公に置いたハードボイルドというだけでポイント上がってしまう部分はあるけど、この映画で面白いと思った部分は、探偵(渡瀬恒彦)の対象物の転換。恐らくは娘の面影を見たであろう依頼人の探>>続きを読む

X-ミッション(2015年製作の映画)

2.0

個人的には、アクション的には全然派手じゃない『ハートブルー』の方に危うさを感じてしまったんですよね。この映画に出てくるエクストリームさはすごく健全。ラストで主人公がサッパリと現実に戻って行く感じとか。>>続きを読む