tabiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

1.5

相変わらず仰々しい割に肩透かしな展開。
最初から観てる側と役者のテンションに温度差がありすぎるし、ずっとハアハア息遣いがうるさくて全く没入できなかった。
今のご時世、フェイク動画もいくらでも作れるし、
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バーバリアン(2022年製作の映画)

2.0

映画館で観なくて良かった。
この家、気味が悪いね。って他を当たれば済む話を延々と窮地に自分から追い込んでいく展開が続く。登場人物の行動が支離滅裂すぎて後半ずっと苛々させられる。
警察呼ばない、携帯や鍵
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.7

真綿で首を絞められるように徐々に閉塞感が募ってくる映画。メディアと社会の暴力性を知ってるからこそ、自身の身に降りかかると正しい振る舞いができないところが本当に人間って感じで良かった。
告白は誰の為のも
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聖地X(2021年製作の映画)

3.3

ホラー映画の煽りが過剰だけど、それを抜きに観たらそんなに悪い映画ではなかった。設定も終わり方も割と好き。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

デヴィッド・フィンチャーらしい神経の張り詰め方があって、殺しの直前までのステップの描き方や精神性は好みだった。
今回も劇伴がトレント・レズナーとアッティカス・ロスの様で、耳馴染みが良いながらもよく調和
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

ワンシチュエーションでタイムループなんて使い古されたテーマだけど、テンポも良かったし、中心にいる人が気づいていないって設定も面白い。地味ではあるけれど良くできてる。

タイムループものはなんだかんだで
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.8

地味な印象なんだけど見てしまう。見てると地獄しかないんだけど見てしまう。
想像できる地獄のちょっと先にある地獄って感じがして、気を抜いてると目が覚めるシーンが飛び込んでくる。
壁の穴から半身を出してた
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.7

前作との関係性やシーン間の繋がりとかが妙に途切れていて、かろうじて保たれている感覚。空白を想像で埋める感じがスライド映写機を連想させる不思議な映画。
プロットだけ見ると北野映画っぽいのだけれど、もっと
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.5

最初、話を見落としたかと思うような繋ぎ方で、雑な作りかもって思ったけれど、筋はちゃんと繋がってたし、間怠っこしいパートがあんまりなくて、振り返ってみると上手に作られてると思わせられた。
今の若い人から
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スマイル(2022年製作の映画)

3.3

期待してたけれど、ジャンプスケアが多くて、少しうんざりした。話の展開とか、空気感はリングとか昔の日本のホラー映画っぽさもあって、もう少し飛び道具に頼らないで作ってくれたら良かったなと思う。残念。

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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.0

前作よりも軽快にコンパクトになっていて、エンタメとしての純度が格段に上がっている。
マ・ドンソクが出てくるだけで安心感があるし、エピソードの区切りと分かりやすくなるから舞台装置としての役割もしてて面白
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.8

久しぶりに観たけど映像もきれいだし、テンポも音楽も良くて、上手く作られている。直前に昔のVogueのドキュメンタリーを観てたから、雰囲気というか世界観もだいぶ寄せているんだろうなと思う。
ちゃんと観て
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イン・ジ・アース(2021年製作の映画)

2.0

設定の根幹のところを抽象度の高いイメージの連続で押し切るし、それが何度も繰り返されてるのが、雰囲気で誤魔化されている感じで好きになれなかった。
そもそもの話の作り方も雑で、何で?って感覚の連続。霧をみ
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

1.5

原作に忠実って言われてたけど、舞台設定と一部のシーンを切り貼りしてるだけで、登場人物もそのバックグラウンドも改変しまくってる印象。
バイオハザードの看板抜きにしても映画として面白く感じられなかったから
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

話の展開は遅いし、主人公が兎に角、私が正しい、私の話を聞いてってヒステリックな行動しかしないから疲れた。怒りはごもっともだけれど、もっと頭使って対話してくれと思う。
随所に入るオシャレっぽい映像とか、
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.0

クリスマスキャロル的なおじさんに夢を持たす映画でなかなか厳しいものがあった。
この頃って制作側もお金を落とす側もおじさんが多かったのかなと思ってしまう。

N号棟(2021年製作の映画)

2.5

主人公が最初から性格破綻していて、狂ってるのかまともなのか全然分からんままに話が進む。
フラッシュモブみたいな心霊現象から始まって、サスペンスに持っていくのかなと思いきやよく分からんままにホラーに戻る
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

2.8

若手監督の短編をお金かけてリメイクしたみたいな作品だなと思ったら、当たらずとも遠からず。
設定は面白いけれど、背景にある思想や文化の変容の説明が足りてなさ過ぎて、何が何だか置いてけぼりのまま終わった。
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ジャンパー(2008年製作の映画)

2.7

冒頭から結構悲惨な展開で始まって、思ったよりシリアスな話だし、期待できるかな?と思ったけれど、主人公がいつまで経っても子供のままで、性格も頭も悪い感じの挙動ばかりするからイライラしっぱなしだった。
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

2.8

評判があまり良くない認識はあったけれど、つまらないとかではなくて単純にストーリーがなかった。
前半は会話がないし、ひたすら化け物と戦うって展開が続く。アクションシーンも現代兵器は全く効かない割に現地の
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.0

ゾンビ映画ベースのロードムービー。
流し見してたのもあるけれど、あんまりハマらなかった。
既存のロードムービーとの差分がゾンビってところにしかないから、話としては既視感がある。だからこそ観てて疲れない
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

3.4

主人公がヘタレ過ぎるし、冒頭から準備不足で考えなし過ぎるのが白けたけれど、予想通りの展開に進むので頭考えずに済む。
最終的に、そこまで人間が住めない状況じゃないのでは?って思ってしまうし、7年も閉鎖環
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.8

前半、年齢の謙りが嫌だなと思ったけれど、中盤からはいつものインディが帰って来た。アクションシーンをシャイア・ラブーフに任せるのはしょうがないかなと思うし、腕っぷしだけが魅力ではないことを確認させてくれ>>続きを読む

ラストサマー(1997年製作の映画)

3.3

こういうのあるよねってのを全部踏んでくれる話。と言うかそう言う鋳型になってるんだろうなと。
こんなに因縁つけられるとは思わなかっただろうなと思いつつ、誠実であることの価値を教えてくれる映画。

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.8

1作目の雰囲気に揺り戻してきた感じはあるけれど、コミカルな演出が増えたり、子供時代の冒険が描かれたりとファミリー向け映画っぽいこなれ感が漂う。展開が進むごとに舞台も移るし、割と丁寧に序破急みたいな構成>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.8

前作よりもジェットコースター感を感じれるし、実際にジェットコースターみたいなシーンが多い。一方で、世界を股にかけるトレジャーハンターって言う冒険心やスケールは前作の方が感じられる。
今作はヒロインとの
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.8

映像も展開も音楽も全部良い。
今だったら、演出も映像ももっと精緻でリアルなものが作れるんだろうけれど、十二分に空想の余地を残してくれている感じがして楽しい。
改めて観るとインディの無敵っぷりに驚く。初
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K.G.F:CHAPTER 2(2022年製作の映画)

3.2

冒頭から予告編みたいな始まり方するけれど、チャプター1の説明はあんまりしてくれない。
前編に引き続き登場人物が多くて立ち位置が今ひとつ分かりにくいし、前編よりも話が混みいってくるので、尚更ロッキーが無
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K.G.F:CHAPTER 1(2018年製作の映画)

3.3

主演の初登場時に通称と役者の名前が出てくる辺りからして、想像以上にインド映画だった。
主演の立ち姿や民衆の嘆くシーンの大写しをパカパカと切り替える演出が気になって、コマ割りの雑な漫画かパラパラ漫画みた
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アンホーリー 忌まわしき聖地(2021年製作の映画)

3.2

目新しさも凝ったホラー演出もどんでん返しもなくて、良く言えばこう言うので良い感、悪く言えば凡庸・既視感。
一昔前のホラー映画を観ているような感覚。

パラドクス(2014年製作の映画)

3.0

話がシンプルなだけに後半はダレる。
スナック菓子だけで生きていけるの?脚気とか大丈夫?とか思ったけれど、リンゴが出て来て、リンゴ一個で医者要らずってやつかーとか余計なこと考えるくらいに。。。

映画と
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ノイズ・ウィズイン(2023年製作の映画)

2.0

目を離せないというよりは説明が不十分といった印象。
夫の行動や追い詰められ方に納得感が得られず、何故にあれほど執着するんだろうと終始思うし、いちいち荒い息遣いで興奮した話し方をしているのも過剰に感じて
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マンダレイ(2005年製作の映画)

4.3

知識も経験も謙虚さもない人の組織作りといえばそれで終わりなんだけれど、すぐには消化しきれない異物を飲み込んだ感覚。
ダメなジャンヌ・ダルクとでもいうのか、何かにつけて不遜さと経験不足が枷となる。
最終
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ランガスタラム(2018年製作の映画)

4.1

NTR Jr.主演のASVRと共通するところも多く、80-90年代のインドの地方自治や法治主義は脚色されているところはあれど、闘争の時代だったんだろうなと推察。
どちらもテルグ映画の一類型を辿っている
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プリズン・サバイブ(2008年製作の映画)

3.5

何気なく観始めたけど、期待以上に良かった作品。
冒頭からアメリカの司法システムの理不尽さや治安の悪さに翻弄されて、あれよあれよと坂道を転げ落ちていくから、日本の生活が安定しているありがたみを感じる。
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EXIT(2019年製作の映画)

3.5

割とシンプルな1シチュエーションでどう話を保たせるのだろうと思ったら、全然退屈することなくて掘り出しものだった。
俯瞰で二人の全力疾走を映すシーンとか、チャプターごとに見せ場まで話をガッツリ切り取った
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