tabiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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トロール・ハンター(2010年製作の映画)

3.5

荒唐無稽なんだけど正に、本当にいる!?って感じ。設定が素直に受け入れられて、合意の下に騙されている感じ。
ハンターが無骨で渋かった。

ジャーナリスト気取りにあそこまで付き纏われたら、警察も対処してく
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.6

暴徒に襲われ、拐われ、嬲られて、ひたすらに地獄に堕ち続ける。
暴動のシーンはBLMの様だし、グリーン・インフェルノの様でもあって、文明社会にあっても人の理性なんて脆いものだと思わされる。一部を除いて加
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ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

3.2

総論楽しく観れたのだけど、ジュリーとジュリアの関係が最後にモヤっとする。
色々と考察記事みたいなのを読んでいると、まぁ確かに分からんでもないと言う気になって、煙に巻かれた感もなくはない。
創作とオマー
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

概要は知っていたけれど、ちゃんと観るのは初めてなので、意外と新鮮だった。
多くの場面でBGMが主張していて、全体的にミュージックビデオっぽい雰囲気。
夕陽とビークル、日焼けした白人集団のマッチョイズム
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さがす(2022年製作の映画)

3.8

まだ記憶に新しいあの事件をテーマにした作品。監督本人がエンターテイメント性を重視したと言うだけあって、作品を通したメッセージ性はピンとこないものの、話の展開の仕方が上手。単純に面白かった。
ポン・ジュ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.1

ギリシャ神話モチーフの怪談。
メタフォリカルな演出が多いけれど、あんまり解釈出来なかったと思う。
物語的には孤島で二人って時点で、気が触れて誰かが殺される未来しかない。

アスペクト比やコントラストの
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フロッグ(2019年製作の映画)

2.7

なんだかすごく地味な作り。
話の作り方を変えたらもっとハラハラしたんだろうけれど、不気味・怖いと言うより、何したいんだろうって不可解な感覚がへばりついてのめり込めなかった。
住人も鈍感と言うか、図太い
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.8

最初から最後まで、ずっと眉間に力が入る作品だった。
子どもが終始怯えた表情をしていて、観ているこちらまで何が起きるか緊張と不安の中に押し込まれる。
DVも怖いし、あの流れで子どもの声を無視できる裁判官
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.1

何と言っていいか分からないけれど、端的に言うと好みじゃなかった。
集中できなかったのかもだけど、あんまり何言いたいのか理解できてないのだと思う。

どう取り繕っても自分の中にルッキズムがあることを突き
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少女は悪魔を待ちわびて(2016年製作の映画)

3.3

100分でコンパクトにまとまっていて面白いのだけど、中盤で全容が見えて来た辺りから少しダレる。
復讐に捉われるのも不幸。最後の終わり方は15年かけて至った結論がそれかと思うと周りの人の好意とか気持ちな
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.3

シャーロック・ホームズの名前を借りたバディムービー。
アクション映画としては、あんまりものを考えずに観れて良かった。ホームズ好きからの反発があったみたいな話も聞いたけれど、言いたいことは分からんでもな
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我々の父親(2022年製作の映画)

3.3

行われた事件も驚きだけど、遺伝子登録して親族を探すサービスの存在が興味深かった。
同意のない医療行為・性行為と言えそうだけど、同意の範囲として“誰の”という情報は考慮されないのは理解に苦しむ。これらの
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ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年製作の映画)

3.0

ジュリア・ロバーツにキャメロン・ディアスと豪華なんだけど、主人公のやってる事がタチ悪過ぎて何だか…
ビジュアルが強すぎて一々、絵になるんだけど、それで良いのか?って気になる。

イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-(2019年製作の映画)

2.5

ヴィンチェンゾ・ナタリってCUBE以外の作品は初めて観たかも。
画面暗すぎるのと、ずっと騒いでる演技が続くのでテンションが保たなかった。

雰囲気は非常にスティーブン・キングっぽくて、原作読もうかなと
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.6

中学生の頃に観た時は衝撃を受けたけど、今観ると思ったよりシンプルで普通の法廷サスペンス。とは言え、リチャード・ギアとエドワード・ノートンの演技だけでお腹いっぱいになる。

百パーセント楽しむためにも、
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パスワード:家(2018年製作の映画)

3.5

SFっぽい雰囲気したオカルト。
人工知能が…ってくだりは唐突過ぎたし、超優秀なインテリって設定にしてはパニックに陥り過ぎな気がした。
ちょっと展開に違和感はあったけれど、雰囲気は嫌いじゃなかった。

ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.6

普段観てる映画が偏ってるから、韓国の犯罪映画なのに雰囲気が明るいのが不思議。

扱われる事件自体は思ってたより陰惨というか、悍ましいものではあるけれど、努力、友情、勝利と少年漫画っぽかったりもする。
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ホワイト・ホット アバクロンビー&フィッチの盛衰(2022年製作の映画)

3.5

BGMくらいの気持ちで流してたのに、割と真面目に観てしまった。
まだ、10代の頃はA&Fの広告なんかに何も感じてなかったけれど、この20年で世相が変わったんだなと実感。
経営層を中心に、大多数がnoi
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.8

意義深い作品ではあるけれど、冒頭から悍ましい話が続く…
ゴア表現とか嫌な話には耐性があるつもりだけれど、フィクションじゃないと思うと観るのが辛かった。
どストレートな性的加害も観てて辛かったけれど、部
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

2.5

一昔前の映画だからなのか、最初から結末が想像ついてしまい、期待を裏切られることなく終わったのが残念。
主役が抑制効かない設定があんまり好きじゃないんだなと実感。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0

最早、テンプレートとして使い倒されてきたテーマだけど、思い出補正もあって泣ける。
子供の頃に観た時は気づかなかったけれど、なかなかにどぎつい表現も多いし、今だと描けないシーンもままある。ナタリー・ポー
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ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

3.7

最初からずっとクライマックス。
約8時間の映画だと思うと、サタンタンゴ よりは全然良心的。
一、二作目までは全然、メンバーが離脱しないなと思ってたけれど、今回は戦争パートだからしょうがなさがある。
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ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

3.7

相変わらず長いけど、一作目以上にてんこ盛りなので、納得感ある。

全員、身体能力というかバランス感覚良すぎて笑えるし、オークの侵入能力も高過ぎるから、すぐアトラクションみたいな絵になる。エルフが一騎当
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ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

3.3

蛇足的なスピンオフかと思いきや、LotRの前日譚として真っ当な話だった。

次々に事件が起こり続けるので、真面目に観ると割と消耗するけれど、LotRもそんなだったなと思い出した。原作が長いから。
ゴブ
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ビバリウム(2019年製作の映画)

2.7

公開時から気にしてたから、少し期待値を上げすぎた。
ビオトープというか、水槽の中のような世界に閉じ込められる設定までは良かったけれど、話が動くわけでも、心理描写を深掘りするでもなくて肩透かしくらった印
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.3

名作?として名前は認識していたけれど観たことなかった作品。
スティーブ・ブシェミは四つ葉のクローバーみたいで、見かけると何か嬉しい。
重層的に利害関係者が話をかき回して、グルグル回っていくうちに渦巻き
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脳男(2013年製作の映画)

2.7

期待値も低かったけれど、案の定と言った感じ。
演出がくさいというか、日本映画でこう言う演出よく観るなって思うことが多かった。

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.2

冒頭の10分で大昔に競売ナンバー49の叫びを挫折した時の感覚が蘇ってきた。
元々、海外小説は周辺の描写が間怠っこしくて苦手だったけれど、トマス・ピンチョンの文体はそれを突き詰めたような混沌だった印象。
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人数の町(2020年製作の映画)

3.4

設定は面白かったけれど、何だかもう少しやりようがあったような気がしてしまう。
理想論を語るのは良いけど、現実を見据えて計画を練ることも大事。
子供のためとか言うなら尚更。
後半の展開で一気に現実感に乏
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ファウスト(1994年製作の映画)

3.6

ヤン・シュヴァンクマイエル作品の中では圧倒的に観やすい。
相変わらず食べ物は美味しくなさそうだけど、アニメーションの演出は控えめ。
ストーリーは舞台と現実を行き来して、何が正常なのか分からなくなってく
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.3

コントラスト強めな色彩。
見た目は派手だけど、展開は羊たちの沈黙を簡素にしたような猟奇殺人。
映画で描かれる犯罪って国によって系統が異なるけれど、これは文化、環境の違いだけなんだろうか。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.8

ペンギン、キャットウーマン、リドラーとは言うと、ティム・バートン版の印象があって、コミカルなイメージだったけれど、全くファミリー映画の様相を呈してないシリアスバットマン。
現代の災いを煮詰めたような展
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

鑑賞するのは2回目だけど、音楽も映像も最高にキマってるし、出てくる人間が大方、少なからず歪んでるのが面白い。
ドラゴンタトゥーの女の頃から劇伴いいなと思ってたけど、トレント・レズナーだったのか…
記憶
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イーグル・アイ(2008年製作の映画)

3.4

ごちゃごちゃ考えずに観る分には十二分に面白かった。
改めてよく考えると、色々と気になりそう。
毎度ながら、洋画の登場人物は人の話聞かないし、感情任せの攻撃的なコミュニケーション多いし、疲れそうって思っ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.5

七人の侍も荒野の七人も観てないから、原作との違いは分からないけれど、とりあえず、デンゼル・ワシントンがカッコいいのは理解した。
当時の銃の性能は分からんけど、7人の命中率は異常のような…
拳銃の射程が
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.7

ポップな映像で、テンポ良く話は進むから観やすいのだけど、テーマは非常に重い。観終わった後は少し気持ちが沈みこむ作品。
出てくる男性がみんな、口汚くて品性のカケラもないし、全編とおして攻撃的な作り。
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