ぴーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

恋人はアンバー(2020年製作の映画)

4.0

ゲイの男とゲイの女の違い、って着眼点の作品は確かに観たことなかったので新鮮だった。。
男は自由のために捨てなければならない(捨てることを許されなければならない)責任があまりにも多い…という内面化を強制
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容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

3.5

顛末というかカラクリを知った上で観ても、実は半分くらいは本気だったんじゃないか?と思ってしまう。
作品の構造もさることながら、俳優からラッパーへの転身というモチーフ自体も批評性が高くて(しかも“ホアキ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.1

ワンアイデアの短編をうすーーーーーーく引き延ばした感じ。
常におっさんが部屋で電話してるだけなので、めっちゃ普通に飽きた。
感想、無。

RRR(2022年製作の映画)

4.5

気付けばボロボロ涙が溢れていた。多分3時間中計1時間は泣いてた。
ダンスシーンで泣いたのは初めてかもしれない。
マジやばい。インド映画史上堂々の第1位です。

ここまで政治的なイシューを真正面から真っ
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.8

アルモドバル〜新作が映画館で観れるだけでありがたい。撮れるうちは撮れるだけ撮ってくれ。目が幸せです。
出産のシーンとかめちゃくちゃ良かったなあ。

母同士の対比と交流、あらゆる関係性が当然のように存在
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.9

ヴィルヌーヴ感がビンビンの映像とテーマ。
役者も揃っていい。

ミステリー好きには堪らんのやろけど、なんかちゃんと謎解き解決しちゃってちょっと残念。
実は全部何の意味もなかった、とかでもっとテーマにフ
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.7

ファスベンダー好きなのでずっと観たかったやつ。これスティーブマックィーンだったのか。

思ってたより弱めの依存症だった。節度はあるし、普通に社会生活送れてるし。そこがメインのポイントじゃないのかな、と
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.5

普段なら絶対に観ない漫画原作の東宝映画、軒並み高評価どったのでなんかすごいミラクルが起こってるのかもと思って観たけど、まあこんなもんですよね。
やっぱり演出がいちいち邦画で無理だった。

人は変わる。
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.7

これでもかというくらい豪華な俳優陣を眺めてるだけで楽しいのは否めない。
それでもさすがに顔面のあおりカットばかりの会話ばかり延々と2時間超続くのには退屈してしまう。

それに耐え得るほど本が良いわけで
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クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男(2021年製作の映画)

3.9

パンクのDIY精神を思い出させられる。
そう、大事なのはいつでもこれだった。

Creation Storiesというタイトルはシンプルだけど素晴らしくって、単にレーベルの物語というだけじゃない意味合
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

3.8

アルモドバルのビビッドな色彩の世界にティルダスウィントンが存在してるだけでありがたみがある。神々しい。

元の戯曲を知らないから何とも言えないけど、セットとスタジオまで写すメタ描写が的確で好き。

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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.8

単にニュース映像を織り交ぜるだけじゃなく、ハメ込んじゃうの面白い。
トランプとのカットバックはさすがにじわる。
併せて手持ちのズームイン/アウトが多用されるドキュメンタリー的なカメラがこれまた面白い。
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.9

基本的には思ってたよりエンタメ色が強くて観やすい。
割とくすくす笑いながら〜
とか思ってたらラストの追い込みがすごい。

噂には聞いてたけど、この眼差しはインパクトあるなあ。

母なる証明(2009年製作の映画)

3.8

いかにも韓国映画〜なじめっとした感じ。
ホンギョンピョの撮影はこの頃からピカイチ。編集が微妙。

一見やばそうな奴は実際やばいみたいな結論になってない?それでいいのか?
とか思ってたらもう一段階展開が
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.2

基本的に調査とか取材しまくるってだけの地味な映像のはずなに、撮影と編集のセンスでこれでもかというくらいエキサイティングに仕上がっている。何回も鳥肌立ったし脈が上がった。
これこそが映画だよなと言いたく
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

3.9

中年男女のラブロマンス。
まあ不貞であることは確かなので嫌な人は嫌だろうし、観るタイミングによってもかなり変わりそう。
フェミニズムでもありマスキュリズム。
エイジズムに囚われてはいないか?と自分に問
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

わざわざ今観んでもというタイミングではあるが、あえて色々な意味を込めて。

申し訳程度のラブロマンスに、なんならナチすらどうでもよさそうな扱い。
とにかく戦車が、戦車だけが撮りたいんだ!!という熱い想
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バイス(2018年製作の映画)

3.9

ラストのメタな語りかけからの、ダメ押しで差し込まれる聞き取り調査の様子。
アダムマッケイの怒りはとことん民衆に向いてるのねえ。
『ドントルックアップ』はちょっと寓話的すぎて自分にはハマらなかったけど、
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.4

オープニングの家族ダンスで最高潮を迎えて果ててしまった。ここまで冒頭の期待に裏切られることもあまりない。

A24メイドなりに映像は綺麗。AIとかアンドロイドとかに壊滅的に興味がない自分には本が退屈す
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.8

長くて敬遠してたけど意を決して。
覚悟はしてたけど、信仰がない人間にはどうしても他人事にしか思えないので、スコセッシの映像を楽しんだというだけ。

とはいえ動きがあまりないのでちょっと退屈ではあった。
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.9

満を持しに持した。持しすぎた。
最初のワンカットで「はい、もう良い」ってなる類のやつですた。
音楽と映像の配置の仕方だけで満足できる。

ゲイであることよりもまともな親を持てないことのツラさや理不尽さ
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

4.0

とにかくクリステンスチュワートがすごい。目だけで十分に人を泣かせる力がある。
コロナ初期の短編オムニバス『Homemade』でも光っていたあの演技。

それに加えてとにかく沢山の視線を写しながら、ふわ
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

2.9

ダメだ、退屈すぎる。ギリギリのところでなんとか耐えてたけどなんか半分で区切れたから脱落。これを映画と呼ぶには無理がある。

大阪と東京の都会にしか住んだことないから田舎暮らしへの憧れはわかるし、橋本愛
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.8

片目が赤いレーザーに改造されたブルースウィリスは出てこなかった(がっかり)。

地味に初テリーギリアム、確かに色々と独特やけど劇伴とか割と好き。

よく考えられた本と演出。
絶妙にただの精神疾患にも見
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白い自転車(2019年製作の映画)

4.0

あれよあれよと思わぬ方向に話が進み取り返しのつかないことになっていく様が、ワンカットでよく表現されている。
原題はWhite eye。白人の目には見えない世界がある。

国旗の写し方が憎い。

3つの鍵(2021年製作の映画)

3.8

普段はあまりそういう観方をしないけど、ついルーチョに感情移入してしまってツラかった。
終盤のフランチェスカの言葉で、彼と全く同じように泣き崩れたかった。

自分以外の男はとんでもない獣だと思っている。
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.9

観る前には全く予想もしないような話の運びなのは間違いないけど、思い返せばめちゃくちゃ細やかな描写の積み重ねが確かにあって、じんわりと来るものがある。

字幕には表現されてないけど、英語における動物の代
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

冒頭のカットからずっと、あまりにも映画的でゾクゾクしていた。今まで体感したことのない70分間強だった。

子どもの目線の高さにカメラが据えられているのは珍しくないけど、せっかく森を歩くシーンでも引かず
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.3

どこまでシリアスでどこまで笑かそうとしてるのか宙ぶらりんで、最後まで掴めなかった…。
リアリティラインもよくわからず、ティルダスウィントンのキャラもよくわからず。

ポンジュノもホンギョンピョも活劇は
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.0

最初っから最後まで全く掴めなかった。なんだなんだ。何が起こってるんだ。なんなんだ。何をどう観ればいいんだ。わざわざこれを2019年に映画化する意味は一体なんだったんだ。
すっかり頭を抱え込んでしまって
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百花(2022年製作の映画)

3.9

冒頭からかなり冴え渡った演出と、エキセントリックな撮影でインパクト抜群。
基本的に長回しでカット割りはほとんど(まったく?)なく、えぐい被写体深度で周りが見えない。人間の視界をそのまま写しとったような
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