ぴーさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ジョージア(2020年製作の映画)

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ぼんやりとしか話が見えてこないまま終わった。
留学とかトンカツとか何やったんや。

ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

3.8

初ウォンカーウァイ。
画角も色彩も新鮮で面白い。

ともすれば美しい関係性ばかりが描かれがちなゲイカップルだけども、ヘテロカップルと同じような醜さもあれば、やはり男同士ならではの困難もある。
という当
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.9

個人にとってミステリーのような現実世界。
それぞれがそれぞれによくわからない仕組みで回る気色の悪い世界の集合体。

別にミステリーのジャンル映画ではなく、いかにも韓国映画らしいテーマに上手く書き換えら
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

夢と映画とネットを、ジャックインやアバター的な発想で繋げたかったのはわかるけど、すべて並列にしてきまうのはどうかと…。
エヴァ引用も含めて“気持ち悪い”ゼロ年代感に置いてけぼり。

映像はすごいから観
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

なーんも優れてるとこはないんやけども、絶対に嫌いにはなれん。

だってブラピとバッドバニーが日本(ということに一応なっているハリボテの中)で殴り合ってるんやもん。
その他もカメオ含めキャストが最高すぎ
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ロレーヌは歌えない(2016年製作の映画)

4.0

この世界で生きたい!!

発想が天才のそれ、というやつ。
ミュージカルを引きの長回しで撮るだけでこんなにも異様に写るのか。
それでいてミュージカル愛が伝わってきて最高。

灼熱の魂 デジタル・リマスター版(2010年製作の映画)

4.0

ど頭のRadioheadで引き込まれるも、前半はスロースタート。
かと思いきや、迂回しながら進む(ように見える)ストーリーを、観客に説明しすきず理解させながらグイグイ釘付けにしていく構成の巧さ。

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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

どう考えてもこっちの方が“Don't Look Up”。

馬とフィルム(さらに言えば連続写真)、車(バイク)とデジタルの対比。
見る/見られるまなざしのド直球描写であったり、映画についてのメタな言及
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反逆のパンク・ロック(1983年製作の映画)

4.0

それが何たるかも知らないまま、自分でも理由すら分からないまま、10代の頃からずっと惹かれると同時に距離を感じていたパンクというものが少しは分かった気になれる。

映画としてどうこうよりも資料的価値が大
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

個人的にスコセッシ作品は、観やすいタイプと退屈なタイプの両方あるのだけど、これは予想に反してかなり観やすいのスコセッシだった。
重厚な『アイリッシュマン』的マフィアドラマを覚悟してたけど、むしろ基本的
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.0

開始7分でダメってわかるくらいダメな映画。ここまで退屈な映画は久々に観た。

アリア一瞬しか出てこんかったな。

クイーン&スリム(2019年製作の映画)

4.0

とにかく映像への意識が130分超も途切れない。
撮影の手業の多さ!そして美しく映えるブラックの肌も素晴らしい。
穿った見方をすれば監督デビュー作で詰め込みすぎとも言えるけど、それぞれが洗練されてるおか
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授業の後で(2018年製作の映画)

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悲しい話と美しい映像合わせたらあかんて…つら

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.1

自分にとってなにか大切な映画になるかと言われればそうではないかもしれないけど、非の打ち所がなくて完璧な作品。

この手の捜査モノは映画作家としての力量がモロに出る。下手な監督だと底抜けに退屈で文字通り
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.8

長え〜と思って観始めたけど、情報量が多いのとテンポが良いのとで意外と観れる。
音楽の使い方がなかなかエキセントリックで何回か「!?」てなった。

ラストの演出が全く違和感ないジョセフゴードンレヴィット
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.9

性癖(広義)を丸出しで詰め込んでるだけなのに、なぜか嫌いになれないリュックベッソン。
自分がやりたいことしかやらないという開き直りや意地に近い気概を感じる。

SFアクションコメディとでもいったところ
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L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

3.9

普通に良かったし、もっと色んな映画館でかかって、もっと話題になって良いのに、っていう作品。

史実を整理しつつ劇映画として耐久性のある脚本になっていて、サスペンスも効いて面白く観れる。
長回しなんかも
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

3.9

誕生日から何から、主人公と自分と重なる部分が多くて苦しい。
これを観た日の夜はわかりやすく父親と過ごす夢を見て、寝ている間にも過去を許すべきかの葛藤に苛まれていた。

誰のことも分かりやすいヴィランに
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.7

心臓外科医スティーブン…ストレンジかな?

ファーストカットから思ってた以上にゴリゴリのアートハウス系だった。
聖書系かなと思ったらギリシャの古典なのね。
人間の醜い部分を写す系映画、昔は好きだったけ
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ワイルド・スタイル(1982年製作の映画)

4.1

最っっ高!!!
もはや映画なのかはわからんけど、拙い映像だからこそ自然と写り込むNYの現場感がとにかく楽しい。ヘッズの間でバイブル化するのも納得。

言ってしまえば単なるカルチャー詰め込みお気楽ラブス
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.2

全然期待せずに観たけど最高やった〜幸せな気分。
コメディセンスが土台としてしっかりしてるし、良質な撮影に合わせる音楽もバッチリ。
尺もちょうどいいし、心を擦り減らさない。
こういう映画を大切にしていき
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.9

アイロニーとサーカズムのオンパレードで笑いまくり。
その実かなり政治的に正しい内容やけど、馬鹿な観客ほど声がデカい現代では難しいのかもしれない…

もともと英語の訛りに興味があるから、そこに焦点を当て
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.5

これはダメなスピルバーグ。当時はすごかったんやろうけど。
やはり彼のSFの良さは全然わからん。長いし退屈やしで寝ながら観た。

唐突にセッション始まったとこはわろてもうた。

誕生日プレゼント/誕生日おめでとう(2020年製作の映画)

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最初っから最後まで強烈にフランスの短編って感じで良い。
不覚にも若干うるっときてしまった。

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.1

思ってた以上に良かった。
手持ちのフィルムカメラで撮られた距離感の近い映像で、90分足らず無駄なくタイトにまとまってるのに、いやむしろだからこそ、嫌味のない強烈な訴えが映る。

いやあ、ライアンクーグ
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.9

制作陣、これ考えるの楽しかったろうなあ。笑

期待してた以上に笑えただけで御の字やけど、B級パロディの一言で済ませるにはもったいない映像や音響のクオリティ。意外とストーリーラインもしっかりしてる。
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.0

ぶっ飛んでた…こんな映画とは…!
とにかく抜群の映像センスと、ガーフィールド始め見目麗しいキャストで幸せ。
本も面白くて基本ミステリーとかサスペンスとか好きじゃないけど、これは釘付けになって観た。
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