「マッドマックス」を観るつもりで行ったら拍子抜けしてしまったけど、多分これは俺が悪い。
所々印象的なカットはあるものの、地味になってしまうのは主題的にもプロット的にも仕方ない…うむ。
シネスコと分か>>続きを読む
石原さとみの演技を初めて観たのだけど、なんかCMで見てる石原さとみ過ぎて、それでいて「可愛いだけじゃなくてこういうこともやって方向性変えていきたいんです」感が滲み出てて、でもやっぱり鼻水垂らしたらすぐ>>続きを読む
序盤のBurna Boy “Kilometre”で爆上がり。まさか映画館でこの曲を聴くとは。それに合わせて舞台を用意する編集も鮮やかで最高。
前作『レ・ミゼラブル』からの連続性が多分にありつつ、より>>続きを読む
なるほど確かにこれを観てアーレントの“凡庸な悪”を引用するレビューは見当違いやわ。
劇中に名前も出されて明確にアイヒマンとの対比がある。
自身を壁の内側押し込め善良たる市民であること。
彼らにとって>>続きを読む
Dolby Atmosで観れてよかった。無理にねじ込んでいるわけでもなく必然性を担保しつつ、物足りなさのない必要十分な演奏シーンに満足。そして言うまでもなく音が良い!
それでいてこの尺に収まっているの>>続きを読む
観終わった瞬間は驚きが強くて戸惑ってしまったけど、思い返せばとてもシンプルで、(濱口竜介監督にしては短めの)100分強かけてじっくり積み重ねたものの当然の帰結の形だったと思わされる。
苛立ちとタバコ、>>続きを読む
なんだか明確な理由はわからないけど観た後に若干落ち込むというか意気消沈してしまった…まさか親との関係を抉ってくるとは思ってなかったので不意を突かれた。ジェイミーベルえぐい。
アンドリュースコットが完>>続きを読む
全編にわたる画の作り込みが、いやらしくないギリギリのライン。絶妙。
アーサーの存在が新しい。
三者が同化するわけでも対立するわけでもなく、それぞれがそれぞれの立場を全力で苦しんで楽しんで生きていた。>>続きを読む
永遠にPrime Videoにあるものだと思ってたら、突然配信停止というのを発見して慌てて観た。最高すぎて2日連続で観た。アフロビートがこの世で一番最高。
意外と繋がりすら語られない(Kodakとの契約とか、作品の外側の部分においては多少ある)けど、製作年を考えても実はタランティーノ(というかパルプフィクション)の影響とか結構あるんじゃね?とか考えながら>>続きを読む
生活がバタバタで書き出せず気付けば1ヶ月以上経ってた…。
DUNEに続いてIMAXレーザーGTで2回観た。池袋のフルサイズは2回目だけ。
某名探偵の公開前に予定ねじ込んだけど、今は再上映されてるようで>>続きを読む
すごい、なんかもう全てがすごすぎて感覚が狂ってしまう。とにかくすごいしか言えない。
一本の映画の中に一つあれば「おっ」となるようなカットや演出や美術が、ひたすらに乱れ打ち状態で襲いかかってくるので、一>>続きを読む
あー、やだなー、これを観てボロボロ泣いてしまう自分が。あーあ。
サルマの話の顛末が身に覚えがあってツラすぎて。
家族(主に親)の愛に恵まれなかった人間は外部の愛、ほとんどの場合は恋愛にすがる。
また>>続きを読む
悪いけど興行コケてるのも納得…前作のキングスマン誕生譚映画から失速気味なマシューヴォーン。もうちょっと一作ずつ時間かけてゆっくり作り込んでいいのよ。
あとシリーズ化に固執しないで…期待はしてるけど、面>>続きを読む
恥ずかしながら「Tutti Fruttiの人」ぐらいの認識しかなかったので、音楽史として頭の中でひとまず整理できてよかった。
“リチャード以後”のビッグアーティスト達のモンタージュにグッとくる。
錚>>続きを読む
「4~5年前にスピルバーグ版を観た人がうろ覚えの記憶を頼りに再現してみました」みたいな感じ。
アヴァンからタイトルまでで察して覚悟した通り、いかに(別に特段好きでもなかった)スピルバーグ版が素晴らしか>>続きを読む
え、ガイリッチーってあのガイリッチーじゃないガイリッチーがいるの…?と思ってしまうレベル。良かった。
これまでのフィルモグラフィーは、こういう映画を撮るための修行として、それなりに興行的な成功を収めつ>>続きを読む
おもろ!パルムドールやのに普通におもろ!(語弊)
いや、個人的には割と毎年好きなんやけど。
サンプル数は大したことないけど、法廷劇フランス映画おもろいがち。
特に本作、普通なら裁判の途中で切られて「>>続きを読む
タイカワイティティはアメリカンサモアじゃなくNZ出身だけど、彼のとにかくふざけ倒す作風は、少なからずこういう価値観が背景にあったんだなと。
自分が名作を作ることなんかより(もちろんできたらいいけど)、>>続きを読む
4K版が劇場公開してるから(?)、オリジナル版を配信で観た。
やっぱりデカいスクリーンで観たかった気もするけど、リラックスして観れてちょうどよかった気もする!
こんなど真ん中のロードムービーは畑違い>>続きを読む
公開中のミュージカル版(主にH.E.R)が観たくて、 どうせならこのタイミングで、と予習に。なるほどこりゃミュージカルにしたくもなるわ。ブロードウェイ版も観てみたい。
最後のバトルとも言える歌の掛け合>>続きを読む
撮影賞でオスカーも撮ったみたいやけど、自分にはハマらず。
ローポジション、接写、POV!て感じで、例えば人物の周りをぐるぐる回ったりする、いかにもゲーム的なショットの連続。
焦点距離が短いからか、歪み>>続きを読む
公開時見逃してたやつ〜めっちゃ良かった。
この誰しもが共有できるのに言葉にはできない感覚を表現するために、映画というのが存在するんだと。
大人になりたくなかった気もするし、子どもから逃れられて良かった>>続きを読む
巧い…!
『きみの鳥はうたえる』『ケイコ〜』が鮮烈だっただけに、綺麗すぎて正直あまり面白みはないくらい、とことん構造的な作品。
こういうキャスティングの、程よく説明的で、こんな良い映画がシネコンでかか>>続きを読む
これ138分もあったのか…一切失速しないせいで体感時間がバグる。
普通ならクライマックスか中盤の盛り上げとして持ってくるようなバカアクションを、大してフリを作ることもなくサラっと手を替え品を替え放出し>>続きを読む
ラストのハグがあまりにも美しくって、そのほんの一瞬で涙が溢れてしまった。
全編を通して用意された時間的・空間的・言語的な余白こそ、90分間の映画という贅沢なアートフォームの醍醐味だ。
正直、映像の楽しさ・美しさだけで十二分に満足、素晴らしかったし、加えて劇映画として3時間弱まったく飽きずに釘付けになれたのでもう言うことなし。
…だったのだけど、鑑賞後も抜け出せない余韻の中でじっくり>>続きを読む
美術スタッフの映画だけあって、ちゃんと美術がかわいい。
不意打ちのおちんちん拭き拭き。
あんたこそAsian people are proud ofやで
なんとなく敬遠してたけど、昨日観たPoor Thingsが最高やったから続けて観たら、これもめっちゃおもれー。なんじゃこれ。
筋書きはありきたりと言えばありきたりやけど、いやそれだけに、監督の手腕が>>続きを読む
自分は男なのであまりあれこれ言うつもりはないけど、良かった。すごかった。
男と女、大人と子ども、そしてそれぞれ個人の、1人の人間としての葛藤。
アイロニーとユーモアとリビドー、ペシミズムとオプティミ>>続きを読む
ただただウディアレンを応援する気持ちで観に行ったけど、予想外に好きだった。
らしさ全開で自省してるんだかしてないんだか分からないはぐらかしを堪能。
名作オマージュをあのクオリティで、なおかつあの脱力感>>続きを読む
O-EASTでのミッドナイトプレビューにて。
もうこれ以上の鑑賞体験はないんじゃなかろうか。踊りまくり歌いまくり叫びまくりで、マジで普通にライブ観た気分。
前回観た時(たった数年前やけど)から世界も>>続きを読む
そもそもモキュメンタリーという形式自体がそんなに好みでないので、その中では面白かった方かも。
これがベイビーわるきゅーれの成功に繋がってると考えると、十分に価値はある。
映画系の学校の卒制ってこんな>>続きを読む
ケリーライカートは初めて観たけど、A24らしいかわいい映画…。
映像に集中して静かに観たかった。のに相変わらず映画館には鼻息くそジジイが蔓延っていて、心穏やかではなかった。お前らが朽ちて果ててくれ。>>続きを読む