音楽映画にハズレなし…なんて言葉があるのかないのかは知らないが、音楽自体に力があるので、感覚的に感動してしまうし満足してしまうのでずるい。
鑑賞後、ライブ・エイドの映像を観てみたが、かなりの再現度だっ>>続きを読む
劇場内に何度も笑い声が響いたシニカルなラブコメディ。
せまい仲間内での惚れたはれたの面倒くさい男女のやりとりが個人的に大好物なのでそれだけでもう満足。
暴力についての臨時学級会や、ホンネ問答ゲームなど>>続きを読む
男を狂わす魔性の男娼を演じた石田法嗣、髪型のせいもあるけれど、前半と後半の顔つきの変化がすごい。
俳優陣がみなよくって、カメラマン役のキム・ミンジュン、ヤクザの木村役の米村亮太朗などとてもカッコよかっ>>続きを読む
結婚式直前に発覚したトラブルを巡るブラックコメディ。
深刻で、身勝手で、滑稽で、怖いからこそ漏れる笑い(劇場のそこここから笑い声は起きていた)。
美大の女子大生役の菅野莉央がキュートだった。
ラストの>>続きを読む
不穏な雰囲気ながら不快ではない。
コンテンポラリーダンスの妙な緊張感がいい。
ぽっちゃりおなかが愛らしい染谷は安定の存在感。そして瀬戸夏実の自然なエロ可愛さ。
盛大に続編を告知して終わるが、制作予定は>>続きを読む
ドイツ人記者ピーターを、危険を冒し戒厳令下の光州(光州事件)に運んだ個人タクシー運転手が主人公。
その主人公を演じたソン・ガンホが安定のすばらしさ。
ストーリー自体は奇をてらうこともなく、予想通りのし>>続きを読む
幼なじみカップルのすれ違いを描く。
2倍速で観ても何の問題もないんじゃないかというくらいのたっぷりとした間と、牽引力のない物語展開に多少睡魔に襲われたものの、たまにはこういう時間の流れを感じるのも悪く>>続きを読む
舞台やナレーション、テロップなどによる『仁義なき戦い』オマージュは楽しいが(竹野内豊はまんま大友勝利だしw )、そうやって『仁義〜』を意識させるのは、どうしても比べてしまうので損だと思った。
また、「>>続きを読む
ほぼPC画面のなかだけで展開されるという着想がおもしろい。
WindowsやMacOS、各種ブラウザ・Webサービスの画面の洪水に、普段、Web関係の仕事をしているせいもあり、おなかいっぱいになってし>>続きを読む
IMAXの前方で観たため没入感がすごかった。
OPテーマが流れただけでゾクゾクしたし、骨投擲からのジャンプショットでは「キタコレ!」とテンション爆上がり。
頻尿なのに直前にコーヒーをがぶ飲みしてしまっ>>続きを読む
映画秘宝のランキングなどで目にしていたが、観る方法がなくずっと気になっていたところ、4Kデジタル版が劇場でかかると聞いてさっそく鑑賞。
カルトムービーというイメージだったが、全然とがったところや難解さ>>続きを読む
上映後に高坂希太郎監督、齋藤雅弘P、豊田智紀Pのトークショー。
まずは昨日のめでたいニュース、第20回プチョン国際アニメーション映画祭長編部門のW受賞(優秀賞、観客賞)の話題から。
夜の回ということも>>続きを読む
よくもわるくもふつう。
画面が暗すぎるのだけは鳥目のぼくとしてはちょっといただけない。
シリーズに詳しくないのであれなのだが、本流とのつながりというか合流点というかラストが弱い気がした。
ハンよりもキ>>続きを読む
原作は佐藤泰志の短編集。函館三部作のひとつ。
造船所からリストラされる男、立ち退かない頑固な老婆、DVをふるうガス会社の若社長、妻の夜の仕事に悶々とするプラネタリウムの職員、路面電車の運転手と不仲な息>>続きを読む
原作未読。予告篇のノリや印象から苦手なタイプの作品かなと勝手に思い込み、観るのが遅れた自分を殴りたい…。
CGも音楽も控えめだったのが意外だったが大正解。脚本がいいので話の筋だけでも勝負できる傑作だっ>>続きを読む
原作は読んでたので話が魅力的なのはわかってたんだけど、なぜか見逃してた。
いまさらなんだけど、京アニだったのか。そりゃいいわけだ…。
細かいところだけど、ギャル(?)の植野直花の後ろ姿を長く写すシーン>>続きを読む
本作未見のまま『キル・ビル』や『愛のむきだし』を観ていたので、やっとこれらの作品のオマージュの意味がわかった。
鈴木清順のような赤と緑の光の演出や、刑務官がサングラスして猟銃を連射するなど、いろいろぶ>>続きを読む
まだ函館三部作の『海炭市叙景』が未見なのだが、観たことのある佐藤泰志原作のなかでは『そこのみにて光り輝く』や『きみの鳥はうたえる』よりも好きだ。
演出もベタでコテコテなんだけど、物語展開に牽引力がある>>続きを読む
アンニュイでモラトリアムな雰囲気にただむせぶ。
主演の3人が作り出すこの「雰囲気」を味わうための作品だと思った。
明快な筋のない話なので106分が長く感じてしまった。
だけど、だらだらと長いコンビニや>>続きを読む
タイの天才高校生が米国の大学統一入試「STIC」で国境を越えた大規模なカンニング大作戦を実行する青春サスペンス。
主人公リン役のチュティモン・ジョンジャルーンスックジン(絶対に覚えられない自信ある)は>>続きを読む
さわやかな台湾の青春恋愛映画。
まったくあらすじを読まずに観たので「あ、こういう話なの?」とちょっとだけ驚いた。
主人公の女友だちがノートに好きな男子の名前を書き続けるシーンで「木村拓哉」と書いていて>>続きを読む
期限内にパートナーを見つけないと動物に変えられてしまう近未来。
皮肉に満ちた設定と、不自然で不条理な出来事の連続と、多少のエログロ。個人的には非常に大好物な具材ばかり。
なのに眠くなるのはなんでだろう>>続きを読む
ちょっと期待しすぎてしまったのか、いまいち刺さらなかった。
雰囲気的には「バーフバリ」+「スター・ウォーズ」+「007」。
いろんな作品のいいとこどりを欲張りすぎて、ごちゃごちゃしてしまった感あり。>>続きを読む
『新感染』のあの好漢マッチョ、マ・ドンソクが豪腕刑事として大活躍。
警察と中国マフィアと韓国ヤクザの壮絶な三つ巴が、地域住民をも巻き込み、息をつく暇もないほどの壮絶さで繰り広げられる。
ドンソクアニキ>>続きを読む
世間的には1より好評らしいのだが、個人的には同じくらい。1よりはテンポがいいが、それはまあキャラクターや物語設定の説明が不要というアドバンテージがあるからかと。
毎回、敵役に大物俳優を採用し、知り合っ>>続きを読む
5時間17分の『ハッピーアワー』よりは短いとはいえ4時間15分もあり、途中で1度休憩が入るものの、尻(の痛み)との戦いであった。
前半は劇団員たちによる演劇の制作・練習風景を描き、後半はまるまるその舞>>続きを読む
思っていたよりもずっとポップで悪ノリ感あふれたコメディで楽しめた。
しゃべるクマに対して誰も驚かないところがいい。クマは移民のメタファーなので「やっかいがる」「無視」が正しいからだ。
全篇に映画のパロ>>続きを読む
テイラー・シェリダンの「フロンティア三部作」の第二弾(『ボーダーライン』『ウインド・リバー』)。
テキサスを舞台に銀行強盗を繰り返す兄弟と、彼らを追う定年間近の老レンジャー。
キャラクター設定、物語展>>続きを読む
外の世界を知らない主人公が、初めてそれにふれるというシチュエーション自体は真新しいものではないが、本作のすぐれた点は、普通ならメインにすえるであろう「困惑や感動」といった要素を一切排除したところだろう>>続きを読む
原作未読、90年版未見のシロウトなので、ホラーなのかと思って蓋を開けてみたら『スタンド・バイ・ミー』であり、『ストレンジャー・シングス』なダーク・ジュブナイル・ファンタジーだった。
ペニーワイズの造形>>続きを読む
兵役間近のカメアシのミシェルと、彼にナンパされたリリアーヌとジュリエットの三角関係。
彼らのみずみずしさがメインなので、ストーリーはたいしたことはない。
コルシカ島の海と光はモノクロなのに、カラー以上>>続きを読む
3部作の真ん中として申し分ないのではなかろうか。
前作からの絶望を引き継ぎながら、新たなる希望(メカゴジラ※賛否はあるだろうがぼくはあの形態嫌いじゃない)の出現、そして人型種族間の価値観の相違による衝>>続きを読む
地球を捨てゴジラから逃げ出した人類が、宇宙航行22年後に地球へ帰還。地球では約2万年が経過していたがゴジラは健在、4000人しかいない人類が600人を投入した決死の作戦を実行する…。
この「数字」だけ>>続きを読む
『君の名は。』『秒速5センチメートル』のコミックス・ウェーブ・フィルムが贈る最新作!という惹句に新海誠の最新作だとかんちがいして観てしまったが、本作は新海監督とは無関係な、日中3人の監督による3篇のオ>>続きを読む
チチ(チェン・シャンチー)、モーリー(ニー・シューチン)、ミン(ワン・ウェイミン)、アキン(ワン・ポーセン)、フォン(リチー・リー)、ラリー(ダニー・ドン)、バーディ(ワン・イエミン)、リーレン(チェ>>続きを読む
主演2人がアベンジャーズ。
ミステリやサスペンスでは省略されがちな「遺族の悲しみ」「命の尊厳」がしっかりと描かれており、ずっしりと貫禄がある。
舞台も雪景色一辺倒だし、登場人物も多くなく、地味な印象で>>続きを読む