アフガニスタンを2歳で離れカナダに移住した監督がカーブルで手持ちカメラで短期間で撮影した2015年の作品。
上映後に西垣敬子さんのトーク付き。
映画は、
認知症の祖父の世話をしながら学校に通い、路上>>続きを読む
イスラム法に厳格に則るイランの死刑制度に一石を投じた作品。
国家を向こうに回す覚悟は日本人には想像すら出来ない。
白い牛は無実、冤罪のメタファーとのこと。
エンドで流れるシューベルトの
Death a>>続きを読む
パレスチナ〜イスラエル。
音楽も楽しめるロードムービーという言葉に軽い気持ちで行ったところ、、
当然のことながら重たい歴史を突き付けられた。
人間は大地のものではない
大地は人間のものではない
映>>続きを読む
ボスニア紛争後、PTSDセラピー を受ける男たちを題材に民族の分断と横断を描く。
山崎信一氏トークイベント付き
オスマン帝国支配そして旧ユーゴスラビア時代とその解体からボスニア紛争、そして現在に>>続きを読む
ラストショットが秀逸。
繋がりを感じて思わず涙ぐんでしまう忘れられないラスト。
埋もれていたものや感情を発掘するような
パラレルワールドファンタジー。
そしてart + entertainment >>続きを読む
イラク、クルディスタン、シリア、レバノン国境付近で3年以上の歳月をかけて撮影されたドキュメンタリー。
今、地球上の何処かで現在進行形の姿を映像を通して知る。
第一次世界大戦後に宗主国が部族・宗教・地>>続きを読む
アメリカにおける国際養子縁組と法律に潜む落とし穴。
国際養子縁組を行ない養育は行うが、市民権獲得までは行わないケースがあるため、幼少期からアメリカで生育するも不法移民扱いとなり国外追放の憂き目に遭う>>続きを読む
スピルバーグ版鑑賞記念として、たまたまTwitterにオリジナル劇場鑑賞レビューがあったので転記。(Twitter字数制限のため短文)
2019.12.22
午前十時の映画祭
「ウエストサイド物語」>>続きを読む
BESTIA スクリーン5
IMAXではなくあえてATOMS BESTIAスクリーン5をチョイス。
冒頭のカメラワークの雰囲気とエンドクレジットにオリジナルへの敬意が感じられた。
旧作には旧作の、>>続きを読む
ユーロスペース 第11回死刑映画週間
司法の限界
そして暴力での報復の連鎖について考えさせられる作品。
疑わしきは罰せずは冤罪防止からも守らねばならないし、
世界各地の紛争を見れば対話による解決が>>続きを読む
この時間がこのまま止まって欲しい…誰もが一度は感じる刹那。
夜から夜明けになるように、時間も人生も進み続ける。
当人たちにはかけがえのない、地球を俯瞰で見たらなんてことのない青春の時間を切り取り、>>続きを読む
山田火砂子監督舞台挨拶付き
三浦綾子原作
運命とは命を運に任せて運ぶこと
使命とは命を自らの意思で使うこと。
生きている限り、自立して命は使わなければ。
女性は人として扱われることがなく、身売りさ>>続きを読む
It has yet to pass .
この一言に尽きる。
アメリカ社会に根深く残る人種差別という非常に重たい事実。
公民権運動勃興よりも前から、歌で闘ったビリー・ホリディ。
黒人に対するリン>>続きを読む
人を喰った不条理劇で、特権階級に属する人々を嘲り笑いたいのであろうな視点の作品。
夢の話がどれもなかなかシュールで、しかも何故か男性陣の見た夢の話ばかり。
命を狙われる夢は馬鹿にしている庶民を無意識>>続きを読む
極上のシニカルなpoison。
人間社会の至る所に満ち溢れている毒を描いた作品。
ブルジョワを冷ややかに描き、
そのブルジョワに反目する者、組みする者。
さらに愛国心からの民族主義や反ユダヤ主義、プ>>続きを読む
地球という環境や資源を大切にしよう!なディストピア?
話は所々無理矢理で強引な感じが否めない。
エンドロールでthanks to fundingみたいなところにたくさん名前が並んでいたので、低予算だと>>続きを読む
アメリカの暗黒時代の派手さはないが数字に強い頭脳派ユダヤ系ロシア人ギャング、マイヤー・ランスキーの人生と彼が生きた時代のお話。
作家に自分の回想録を記してもらうという形なので、エピソードが断片的に盛>>続きを読む
午前十時の映画祭11
町山智浩氏解説付き
時代は異なるものの実際起きた3つの事件(60年代、70年代、80年代)を基に、「嘘」を描いたコーエン兄弟監督作品。
ミネアポリスという土地の話(北欧からの>>続きを読む
因果応報。
純粋無垢で可憐なトリスターナから、自我に目覚め自由になったはずが病を境に(ロペの行いか)、非情な悪女トリスターナに変わる様を演じた美しきカトリーヌ・ドゥヌーブが素晴らしい。
特に窓辺での>>続きを読む
打ちのめされました。
吹き荒ぶ嵐の音と映像も手伝って、全てにおいて八方塞がりの絶望の淵を覗き見る。
人間が生きているということは日々同じことを繰り返し。
起床し、着替え、食事をし、就寝する。
動作と>>続きを読む
人間は罪深くどうしようもなく愚かで滑稽な存在…
なのだと犬との対峙で思う。
固執していないと言う彼が最も執着している様は自己の客観視が難しいことを示してくれる。
カメラは引きながら引きながら、そして>>続きを読む
テルアビブ出身で現在はドイツ在住の監督が、
血を流し合う現実に対して映画を通じて少しでも和平への推進力になれたらというニュアンスのインタビュー記事を映画館で読む。
トンネルの先に光はまだ見えてはいない>>続きを読む
♯未体験ゾーンの映画たち2022
テロリストと救急隊員と特殊部隊の攻防を
臨場感たっぷりの まさにDon't stop!
ノンストップで進む展開。
ドキドキ張り詰めすぎて最後多分安堵の涙を流してし>>続きを読む
踊りとはプリミティブなもの。
言葉の前に踊りがあると言う田中泯氏。
その内面の言語や感性がそのまま身体表現されているのであろう、
彼の発する哲学的、観念的な言葉の数々が非常に印象に残る。
雲は水の停>>続きを読む
【ブラックボックス】
フライトレコーダーやボイスレコーダーを保護している筐体。
転じて外からは内部が窺い知れない組織(箱)。
優れた聴覚を持つが故か、これでもかと暴走しまくる主人公と
不法侵入等流石>>続きを読む
マッツ無双な荒唐無稽アクションコメディ。
人間が考える偶然と必然、そして確率論。
職業によって変わる問題解決方法。
シリアスな雰囲気の中でちょいちょい挟まれる笑いと
親子の愛にほろりとし、
ラスト>>続きを読む
実際にアメリカで起きたサイバー犯罪の顛末にフィクションで味付けした作品。
世の中には持てる才能を善い方向に進めるために使える人と、自分の私腹を肥やすためや善悪よりも腕試し的なスリリングさを求めてしま>>続きを読む
日本国内最終上映。
永遠のファム・ファタル ジャンヌ・モローの魅力(by 新文芸坐)
マリリン・モンローのような外見に扮し、名前もジャッキー。
疾走感溢れる冒頭のシーンが出色。
監督ジャック・ドゥミ>>続きを読む
THANKS SCIENCES
観る人のジェンダーで大きく受け取り方が変わる作品。
漏れ出る生活排水が全てを物語る。
インドの格式ある家柄で、伝統や慣習というしきたりを頑なに守る家父長制度とそこ>>続きを読む
ある出来事と、、そこに絡む3人のそれぞれの視点。
介護、尊厳死、自殺願望、貧困などの社会の陰の部分を織り交ぜながらのサスペンス。
キャスト陣の素晴らしさ(特にメインキャスト3人は秀逸)と、現実に起>>続きを読む
かなりbitterな作品。
予告から想像した話と異なり
鑑賞後はどんよりした気持ちになって
結局、Life is brutal.
本当に人生って苦い。
前情報なしがオススメ。
実際にこの目で、しかも>>続きを読む
思考停止。
頭の中をハイジャック。
リアル「OBEY」
仕事でウニった頭で観たら、気分転換どころか脳が完全に停止。
久しぶりに観ても楽しめました。
めちゃくちゃチープなB級の裏に忍ばせた苛烈な社会>>続きを読む
宣伝文句そのままに、リアルに虚構を感じる作品でした。
人間って程度の差はあれど、どこかしら良く見せようとして生きている。
途中少し意識が遠のく瞬間はあったものの、ラストの強烈さも含めて嫌いではない。>>続きを読む
滋味深き2人と1羽のロードムービー。
物語のクライマックスで繰り出される含蓄あるセリフは、クリント・イーストウッドの人生経験から生み出された言葉なのだなぁ…と思うとホロっとくる。
雄大な自然も手伝っ>>続きを読む
グッチ一族の凋落と御家騒動。
見どころはレディ・ガガの熱演。
しかもパトリツィアご存命。
実話に着想を得た作品なので驚きの展開はないのだが、80年代のナンバーが流れ続けるので気分はあがる。
予告編>>続きを読む
寄る辺ない故郷。
アイデンティティとベトナム戦争の爪痕を描く。
戦争は国を分断し、南ベトナムの人々が経験した過酷な運命に思いを馳せる。
映像とカメラワークが非常に美しく、音楽も素晴らしい。
ベトナ>>続きを読む