ぺきさんの映画レビュー・感想・評価

ぺき

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WILL(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

Willというタイトルを見て
意味合い的にはアレなのかなぁと思ってみたらやっぱりそうだった。

いろいろを経て猟師になり、
都会を離れ、山に住む。
生き物を殺し、捌き、命をいただく。
そこから目を背け
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お坊さまと鉄砲(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

単純におもしろかった

近代化を、民主化を、選挙を、どう捉えるか。

お坊さま、アメリカ人の銃のコレクターとブローカー?、彼らを追う警察、選挙に熱狂する男とその家族、選挙管理委員会の役人。
それぞれの
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ある男(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

不慮の事故で夫を失った妻。
葬儀に兄が現れて、夫が戸籍を偽っていたことを初めて知る。

自分の愛した人が何者だったのか?

自分であることを逃げ出したい

未亡人となった妻の依頼を受けて、
弁護士が正
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ルックバック(2024年製作の映画)

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友人に勧められ鑑賞。

一律料金だそうで大人は少しお安く観られますが、学生さんたちはお高くなったのでは…と。

ただおそらく周りは高校・大学生くらいの方が多かったような…

あらすじ何もチェックせずに
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街角の盗電師(2013年製作の映画)

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ウッタルプラデシュのカーンプル

工業都市なのに電気と水が足りない。

盗電師は違法配線でみんなに電気をあげる。
そこに電気会社の新しい最高責任者が就任。

280万人のうち50万人しか契約していない
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人間は自然を壊して生きている
ただそのバランスが大事

それを自然の中で生きている人も認識していて、外から来る人をただの害悪としていないところに主人公の中立性がある

コンサルの正義、会社経営者の正義
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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原爆の父、オッペンハイマー

どんな視点から語られるのかと思えば、
メインが共産主義を炙り出すアカ狩りにあるのでテーマは原爆ではないです。
彼とアメリカ共産党員とのつながりを詰問されるわけなので、半生
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

脱北したかったわけじゃない。
経済的な理由や政治的な理由で追放されてしまう本人、家族がただ生きのびるために国を出ざるを得なくなってしまう。

中国との国境、鴨緑江を越えるだけでは安心できない。見つかる
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A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

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スペシャルティコーヒーの世界。

高いコーヒーにはそれなりの理由がある。
ブラジル以外では手摘み。
コーヒーチェリーから豆を取り出す。
手間ひまがかかる。

それをバリスタ等の職人がおいしく焙煎して淹
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(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

津久井やまゆり園の事件があってから時々考える。私はきっとキレイゴトの中にいるので、とてもじゃないけど彼の主張に賛同できない。でも、ニュースに取り上げられたとき、賛同した人がネット中心に多数見かけたこと>>続きを読む

ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ(2020年製作の映画)

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こういう政治家はきっと日本では出てこないんやろうなぁ。

自分が死んだ後の未来まで見据えて
種を蒔く。

この先の未来、どんなふうに生きていきたいか、幸せに暮らすか、を蔑ろにして
今の生活をより良くす
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真夜中の五分前(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

時計工の良がプールでルオランと出会う。
双子の片われ、ルーメイの婚約祝いを購入するのに自分が選ぶの趣味が一緒なもんやから云々…。

ルオランもルーメイの婚約者を愛していて先に自分が出会ったのに、と葛藤
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真夜中からとびうつれ(2011年製作の映画)

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青い服着た多部未華子が映画になったり、
映画を見せたり。鐘鳴らしたり。

ほぼ無声映画のような仕上がり。

わちゃわちゃアクション?のようなとこのちゃちぃかんじはなんか月世界旅行的な感じもする。

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流浪の月(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

女児誘拐の被害者と加害者。
時が経ち、再び出会った2人。

生きづらさを抱えた2人は惹かれ合う。

2人ともパートナーがいるけれど、
関係の違和感にも気づいていく。

周りから理解されない孤独感と無力
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

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落ち目?のハリウッドスター、ボブハリスと夫の仕事についてきたシャーロット。

行き場をなくし、眠れぬ夜を過ごす2人が東京で出会ったことから始まるなにか。


描き出される孤独感が、
外国にいることでよ
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ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

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ずーっと喧嘩してる
仲直りして愛し合うのは一瞬で
ずーっとどちらかは関係の破綻を願ってるんじゃなかろうかと思うほど傷つけあう。
2人ともなんか辛いよね。

でも離れたくないからパスポートパクったりする
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ひろしま(1953年製作の映画)

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数年前にリバイバル上映していて、そのときに評価が高いと聞いてたのに見逃してしまったのですが、今回動画配信で発見して鑑賞。

カラーじゃないので芽が出たのはわからなかったし、被害の再現度はどうしても技術
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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ちょっと思い出しただけ、の引用から気になり鑑賞。
めっちゃ良かったです。

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキと5都市のタクシードライバーの夜。

ウィノナ・ライダーの出世作だったの
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グラスホッパー(2015年製作の映画)

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原作をかなり昔に読んだけど、
こんな話だったかしら…?

婚約者をとある事件でなくし、
ひょんなことから事件を企てた犯人の情報を得たなーんにも知らない鈴木が
いろんな殺し屋たちのドタバタに巻き込まれて
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

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世代が近いのでその時代に見ていたら理解できたのかも。
青春映画。

何が起こっているのか、その感受性はもう乏しい…
年齢重ねたな、と思いました。

なずなはこれからどうなっていくんだろう…裏切られる血
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恋恋豆花(2018年製作の映画)

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ストーリーというよりも

視覚でくすぐられる食欲、掻き立てられる食欲。

ところどころ説明的なので
ストーリーがスポッと抜けると言うか入ってこないというかそんな感じはありつつ、
台湾の魅力はふんだんに
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ランガスタラム(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

RRRのねっ!ラーマだよねっ!

耳に障がいのある青年(と兄)が村のため、
政治的にも経済的にも独裁的に支配する(そんなこと罷り通るの?)信心深い男と対決する話。
かなり残酷。

そのさなかに暗殺され
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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何を見せられているかよくわからなかったけれど瞬間瞬間、確実に心に訴えかけられるものがあって、それに対してこちらの心もきちんと動いて涙なくしては見られない不思議な映画を観ました。

個人的にわりとたくさ
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クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代(2018年製作の映画)

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ナレーションを吹替で見たせいかいちびって喋るのがめちゃくちゃ気になった。

いろんな視点の解説があるのはおもしろいです。
時代背景は切っても切り離せないものなんだなぁ…
あとフロイトの影響があったとは
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怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

怪物は出てこない。
出てくるのは人間。
それを怪物と呼ぶなら…

母、先生、子どもの視点から見るとだれも間違ってない、にもかかわらずこんなにこじれるか…と。

母が求める「普通」に対する子どもプレッシ
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

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言葉が浮べば映像は特別ってことでもなく、誰にでも撮れそうで作れそう…

自分が1人旅するせいか、
「うん」
としかならなかった…

ローカルの人のストーリーとか、
撮られたご本人のストーリーがあったら
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波紋(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

私には夫もいないし、子どももいないし、
介護する人もいないけど
身体的・精神的負担は心が壊れてしまうほどだったのだろうと主人公に感情移入しました。

そんな彼女の拠り所は宗教にしかなかった。でもその宗
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

森宮優子が母2人、父3人に育てられた、という数奇な人生をたどる。
だいたいが梨花さんに振り回された結果なんだけど、そこには理由が。
何気ない会話の端々にちゃんと意味がある、無駄がなかった。
森宮さんが
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おいしい家族(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

別居中の妻トウカは
母の3回忌のため故郷の島へ里帰りをする。
そこで弟と弟のスリランカ人の妻さっちゃんの仲良しっぷりをみてモヤモヤ。
おまけに父が母親の服装で現れ、カズオとの結婚を宣言。カズオには高校
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

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ドラマを一年ほど前に全部見ての鑑賞。

ラブラブ京都旅行から始まり、
不穏な展開。ドラマ編の続きの話で
あぁ、あの後そうなったのかぁ
簡単にはいかないんだなぁと。。

また日常に戻っていき、
映画版と
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ユナイテッド93(2006年製作の映画)

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どこまで再現してたのだろう…?
この結末は現実のことなので仕方ないけれどあまりにも残酷。

911のテロで唯一目標に到達できなかった機体。ラストの怒涛の展開に乗客生きることへの執着を感じ、犯人たちの死
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