ベルモットさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.7

ジャズに癒された。
「いい曲」は世の中に沢山あるけれど、こんなに甘い音楽はジャズ以外にないと思う。

タイトルはチェット・ベイカーの楽曲から来ている。
"Born To Be Blue"
これは感情と
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友罪(2017年製作の映画)

3.4

人は簡単には変われないということがよく分かる映画。
過ちを悔やみはしても、結局また同じようなことをする人。
悔やんでいても、自分は幸せでいようとする人。
時が経っても、許すことが出来ずにいる人。
相手
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

本当にありがとうございます。
お疲れ様でした。
もちろんもう一回観ます。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.7

何とも不思議な気持ちになる映画だった。
一見普通の女の子が、お金や他人に左右されて山あり谷ありな人生を送る。
でも流されている様で実はしっかり芯を持っている。
自分の意志を主張できる。
それにしても、
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若葉のころ(2015年製作の映画)

3.7

タイミングや誤解ですれ違ってしまうのは、いつの時代も変わらない。
それが運命だったと諦めるしかないけど、思ったより運命ってやつも悪くない。
思い出はいつも心の中にある。
忘れないことで、いつか絡まった
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花様年華(2000年製作の映画)

3.7

視線とか表情とか、恋愛感情ってそういうところに表れるんだ。
言葉とか肉体とかじゃないんだ。
そう感じた。
ただ、ふたりは私たち観客の目さえも気にしていたかもしれない。
覗き見している私たちを欺き、どこ
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.6

次は何をするんだろうとワクワクする。
長めだけど飽きない映画だった。
自分の能力をどう使うか、それが大事なんだな〜

トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.7

映画におけるモノローグって使い方によって賛否が分かれるけど、この映画ではすごく生きていたと思う。
小説の良いところを消さず、映像だからこそ出来る演出を加える。
役者がここぞって時に直接モノローグを語る
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

全体的に悪くはなかったし、役者さんたちの演技には圧倒された。
だけどここまで高い評価がつくほどかな、と思ってしまった。
伝えたいことは実はシンプルで、「みんなそれぞれ人生があるから、それを尊重しましょ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

共感は全く出来なかったけど面白かった。
軽快でテンポの良い会話やウィットに富んだモノローグは全く飽きないし、エピソードが濃厚なので登場人物の感情に説得力がある。
本当に生きているみたいだ。
時間の経過
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サイモン&タダタカシ(2017年製作の映画)

3.6

テンポが良くて長さも丁度良い。
ずっとB級感がある。
そしてだからこその切なさがある。

『マイコがいっぱい』全体聴いたら確かに印象が変わる曲だった。
なんかもう、胸いっぱいだよ。
ずっとそのままでい
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三月のライオン デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.6

記憶喪失になった兄に、自分は恋人だと嘘をつく妹。
近親相姦。

設定、世界観、美術、キャスト、どれも好きだった。
だけどこの長さだと少し退屈。
意味深な演出や台詞が多すぎて、でも抽象的過ぎて伝わりきら
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転校生 -さよなら あなた-(2007年製作の映画)

3.6

ピアノのシーン、良かったなぁ。
「さよならの歌」じんわり身体に沁みる。
音楽と言葉の相性って本当にいいんだな。
中身を好きだと言われると、どうしてそう言い切れるのか分からなくて困る。
「どうして私の心
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ウンベルトD(1952年製作の映画)

3.6

イタリア・ネオレアリズモ。
余計な描写がなく、淡々と現実が映し出される。
社会的弱者の苦悩や痛みが伝わる一方で、ウンベルトにそこまで感情移入出来なかったことが残念。
少ない年金の中で如何に工夫してやり
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.4

テクニックは分かるけど、突出した魅力が私には感じられなかったなぁ。
『マンク』が観たくて先にこれを観たけど、『マンク』も観なくていいやと思ってしまった、、
どうしようかな〜

めぐみへの誓い(2020年製作の映画)

-

初日に鑑賞してから早くも3日が経ってしまった。
簡単には済ませたくなくて、しっかり感想を書き留めておきたくて、ここまで来てしまった。
とはいえ、言葉にするのはやっぱり難しい。

当事者意識の欠如は、問
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ハンニバル(2001年製作の映画)

3.0

山手線系映画。
見終わっても同じところに戻るだけ。

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.6

もう少し分かりやすいかハッとする部分があれば、心地よい消化不良感だっただろうな。
原作は未読だけど、もしかしたらそっちは好きになれるかも。
村上春樹っぽい哲学めいた台詞は好きだったから。(もし原作にな
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オアシス(2002年製作の映画)

3.8

本来なら誰にも干渉されない、されるべきではない2人のオアシスが、偏見と愛情によって壊される。
周囲の人に思いが伝わらないことがもどかしく、苦しかった。

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.8

涙と笑いのバランスがいい。
所謂イケメンとか美女とかが出てこなくても、ストーリーで充分に魅せられるものなのだと勉強になる。
韓国作品のいいところが溢れている。

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気(2015年製作の映画)

3.7

実話を基にした作品。

正義を貫くには勇気がいる。
自分がありのままでいる為に、違う信念で動く者たちを受け入れてみる。
彼女たちはアクティヴィストになるつもりなんて無かっただろう。
ただ自分の手の中に
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ハン・ゴンジュ 17歳の涙(2013年製作の映画)

3.4

中学生くらいのときにこの映画の存在を知ってからずっと見たいと思っていた。
実話を基にした話。
もっと残酷な部分を強調していると思ったけど、できる限りそれらを削ぎ落として淡々と訴えてくる作品だった。

レイジー・ヘイジー・クレイジー(2015年製作の映画)

3.6

実話を基盤にした物語。
こんな世界もあるのかと勉強になった。
女の子の話は下品でも共感出来なくても、とにかく観ていて楽しい。
色彩がポップで画も良かった。
ただ好き嫌いは別れるかも。

『何年もたって
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