これ押井守なの?と驚いたが、実際観てみると押井守らしい軍事描写やメカ描写がそこそこあったので納得。
ちょいちょい出てくる人間以外の生き物がゆるくて好き。牛丼屋を食うデカい虎がめちゃくちゃ可愛い。>>続きを読む
粗品の脚本・監督作「同度のカノン」目当てで鑑賞。
「真夜中」
説教臭いというレベルではなく、完全説教映画。まぁ確かに「やってやるぞ!」という熱意は大切だよね。熱意がないと惰性になるし。
「まわりく>>続きを読む
これぞ“暴力のファストフード”!
毒々しくギラついた色彩に、文字やエフェクトもガンガン使ったゲームっぽさ溢れるチャカチャカした編集、景気の良い大量殺人などなど、「こういうのでいいんだよ!」と声を大に>>続きを読む
寒々しくも美しい自然の風景、土地の民族や精霊、所々で入ってくる警察や不良に追われるリアルな展開など、フリドリクソンの系譜を感じさせるロードムービー。
言葉が通じない世界に身体一つ投げ出される恐ろしさ>>続きを読む
「奪還」のサクッと楽しい軽さはどこへやら、全編通して興味のない人間ドラマがずっと貼りついているいるような映画。
この感じ、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」にそっくり。
まず第一に、人間を植えて>>続きを読む
劇場で観ていたが、「逆襲」のために再鑑賞。(流石に「征服」はつまらなすぎるので見返す気になれず)
劇場で観た時は、「イコ・ウワイスとヤヤン・ルヒアンが共演!?そんなんザ・レイド宇宙版やんけ!」とアク>>続きを読む
ソ連時代の生活を完全再現し、演者たちをそこに2年間住まわせることで当時の世界を映像の中に蘇らせようというイカれたプロジェクト。
現代アートとしてのコンセプトはめちゃくちゃ画期的で意義のあるものなんだ>>続きを読む
東京生まれの貴族階級は、親の後を継ぐという定められた人生や、過剰なほどしきたりを重視する君の悪い人間関係といったしがらみに纏わりつかれながらも、庶民たちは到底知る由もないような高度な生活環境の中で日々>>続きを読む
ハライチ岩井のフリートークを聞いて気になっていた作品。
これはぜひIMAX3Dで観たいと思わせるような、ミニマムな世界での超ド迫力映像。
トークでも言われていたが、「CGじゃないの!?」と疑いたくな>>続きを読む
リマスター版で劇場鑑賞。
松重豊のいる魔界と現世を隔てる鉄の扉や、給湯室にある半透明の遮蔽物などのモチーフや、光と影のコントラストがキマりまくった照明の使い方など、後の黒沢清作品でもお馴染みとなる要素>>続きを読む
バンクシーのドキュメンタリーが観たいと思っていたら、バンクシーが撮ったドキュメンタリーだった。
ただ、バンクシーが認めただけあって、この被写体もめちゃくちゃ面白い。
身の回りの全てを記録したいと望む>>続きを読む
食卓の家族会議シーンをTwitterで見たことあるくらいの知識だったので、まさかの高橋一生が声優やってて驚き。
気になる女の子にアピールしよう→図書館の本読みまくって図書カードの名前意識させよう、っ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いつも安定して面白いPIXARにしては珍しく、あまり引き込まれない。
この映画のロボットは、トイ・ストーリーほど豊かな感情はないのに、別に大人しく仕事し続けるだけでもないっていうバランスが中途半端で>>続きを読む
ハロプロに詳しいほど面白いんだとは思うが、知らずとも間違いなく共感できる“人生”についての映画。
”20年後の劔“が現れるシーンにゾッとした。ちょうど自分も最近、20代も半ばに差し掛かってきたことも>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「ラストレター」で森七菜にノックアウトされてしまった人間なので、これは見逃せないと思い鑑賞。
劇場は、「世の中の森七菜ファン全員死んだ?」って思うレベルの男性客の少なさだった。
とにかく、金髪ギャル>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
並列の時系列で殺し合うのかと思いきや、実はバラバラの時系列が後に一本に繋がっていく構成が面白い。
はらわた喰い男の明らかに強者感のあるビジュアルや、ラッキーストライク男の皮肉の効いた末路、何が何でも>>続きを読む
サメにゾンビにナチスに超人にと、盛り沢山のニ郎系バカ映画。
とにかく演出の頭の悪さが最高。
都会感はギラついたネオンと空撮、テクノロジー感はノイズまみれのモニター、リアルタイム感はニュース映像ってい>>続きを読む
良くも悪くも大作ディズニー映画という印象。CGのクオリティは高いが、ティム・バートンに期待するような味はない。
そもそも、あまり脚本自体に魅力がない気がする。
“運命に抗う”的なことがテーマなんだろ>>続きを読む
鮮烈な赤の色彩
激しい性描写と暴力描写
神経を逆撫でする音響
浮遊するような長回しのカメラワーク
強烈なフラッシュ演出
エンドロールをも巻き込んだ映画構造の破壊
ギャスパー・ノエを象徴する全ての要素>>続きを読む
“周りの人々にちゃんと目を向ける”っていうミニマルな着地点を目指す映画だからこそ、そこに至るまでの心の動きや成長が繊細に描かれていた。
人物像、特に小学校の同級生たちの描き方がリアル。
あるきっかけ>>続きを読む
城でベルをおもてなしするミュージカルシーン、「これぞディズニー」と言わんばかりの豪華さと楽しさ。
金ピカのものって、赤とか青とか原色系の照明が当たると映えるね。花火の光が当たったルミエールがめちゃくち>>続きを読む
ケモナー細田守の本領発揮といったような映画だが、描写は非常に繊細でメッセージも普遍的。
苦難とともに成長し、自分自身の世界を見つける子供たちの姿と、苦難とともに子供を育て、子供を世界に送り出す親の姿。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
動きやリアクションがとにかく楽しい映画。
タンスにユージーンを隠すシーンのテンポの良い編集や、執念深い白馬マキシマスの表情の豊かさはずっと見ていたくなる。
ラストの決着の付け方が、自分を特別たらしめ>>続きを読む
感動した!
こんなにも攻めた企画がグランプリを獲得し、豪華キャストで映画化されて全国公開されていることを我々映画ファンは感謝しなくてはならないと思う。
不幸続きの女性の元に、巨万の富を持ったイケメン>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
堤幸彦の映画というだけどうしてもマイナスイメージが先行していたが、今の時代に向き合うべき“視線”の問題に真摯に向き合った上質な社会派作品だった。
幼少期から多くの男性たちの視線に晒され、正常な判断が>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
犬鳴村に続く村シリーズ第2弾とのことだが、犬鳴村よりも格段に面白い。
今回は、驚かせるというよりも設定やビジュアルの不気味さで怖がらせる演出が中心なので、Jホラー好きからの評価も高くなるんじゃないかと>>続きを読む
予告の「ヒッチコックマニアによる完全犯罪か?」っていう触れ込みがめちゃくちゃ面白そうだと思ったので観たが、あまりそこは深掘りされてなかった。
主人公が膨大な通話記録から手がかりを見つけていくのが中心>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
社会との迎合と、自らの信念のせめぎ合いという普遍的なテーマを扱った社会派映画。
内に暴力性を秘めた役所広司が社会と向き合う様は、どうしても「CURE」を連想せざるを得ない。実際、カップ麺を部屋にぶち>>続きを読む
沁みるなぁ...
自分みたいなどうしようもない人間の遺伝子を残したくないという感情、心底共感できる。
だって、もし愛する人と結ばれて、子供作って一生育てていこうって決意したときに、自分みたいな子供産ま>>続きを読む
愛する妻を奪われた哀しき復讐者イ・ビョンホンと、女たちを執拗に狙う連続殺人犯チェ・ミンシクの壮絶な痛めつけ合い鬼ごっこ。
復讐とは殺すことだけに留まらないというのを体現するビョンホン氏の死んだ目。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
前半部分はめちゃくちゃ好み。
深緑の森に死体を埋める空撮のオープニングから一気に引き込まれ、食い違う夫婦の主張が非常にスリリング。
もし妻が本物なら、なぜ夫はここまで偽物だと疑うのか?もし偽物なら、>>続きを読む
深川麻衣がとにかく可愛い。それに尽きる。
特に高良健吾との絡みは素晴らしく、常にムスッとした不機嫌顔なのがたまらなく可愛い。
高校時代のデートがきっかけで険悪になってるのも可愛いし、時折見せるイチャつ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
階層ごとに分断された架空の施設で、格差や富の分配という問題を流血描写満載で描く社会派暴力寓話。
巨万の富を持っていようが、何かの拍子に転落することはある。逆に、持たざる者が突然巨万の富を手にする可能>>続きを読む
面白い!バカリズム節のゆるーいやり取りを合間合間に入れつつ、完全犯罪を実行するための過程から新たな真実が浮かび上がっていく...という笑いとシリアスのバランスが絶妙。
張り込み中の食事という話題は、>>続きを読む
心霊アート的な描写が中心かと思っていたら、想像以上に人間ドラマ中心。そしてその字幕がガバガバ翻訳ときた...
正直内容ほとんど覚えてません。というかあまり理解する努力をしなかったかも。
単純な疑問と>>続きを読む
なんとなく好きなジャンルだろうと期待してはいたが、湿っぽいしテンポ悪いしで正直つまんなかった。
そもそも、“霊視と除霊”という物語のきっかけになったものが、物語が進むにつれほとんど機能しなくなってい>>続きを読む