若大将オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

別にネタバレの内容はないと思いますが一応念のため。

これは映画というよりエンターテイメントですね。エンターテイメントとしては大満足です

めちゃくちゃ面白かったし、興奮しました。それこそずっとムズム
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

4.5

めっちゃ面白いです。本当なら賞レースとかに乗ってみんな「良いアメリカ映画を見たなぁ」としみじみする感じの渋い映画です

娘の無実を証明するために、父親が捜査を始めるが、事実が分かっていくと…というだけ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

みんなロメールロメール言ってますけど、ロメールだった

でもあぁこういう感じね…と思って見てたら笑える瞬間やシチュエーションがあって、なおかつ言葉で説明すると長くなるような味わいが感じられて面白かった
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

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これも劇場以来久々に見た。

アクションシーンはやっぱりすごいし、全編を通して切ない感じはマークウェブの持ち味が出てると思う。

ただ両親の話が出てくることもあってか良くも悪くもベンおじさんの比重は軽
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

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劇場公開以来久々に見た。

ヴィランはリザードに変わってるけど、ピーターが尊敬してた科学者が自我の狭間で…っていうのはサムライミ版と同じ。

有り余った力を制御できてない描写が印象的。戦い方も細かく糸
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麦秋(1951年製作の映画)

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「長谷紳士録」(文芸坐で二本立て)に比べると読解力が必要な作品

喋り方や不在の次男、同じ方向を向いた老夫婦など印象的なシーンはあるが、時代が違うなぁという感想

あと小津は子役に何かしら動きをつけさ
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長屋紳士録(1947年製作の映画)

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小津の戦後第一作。めっちゃ面白いし、感動する。小津で好きな作品上げろと言われればあげるぐらい良い映画だった

クソババアに泣かされる一作

戦後の日本の雰囲気もわかる

青木放屁(適当すぎる笑)の演技
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

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DOMMUNEのウォッチパーティーで。生きてるだけでまるもうけの素晴らしい映画。

10代の時見て「まぁ昔の映画だな」と思って20代の時に見て「なんて素晴らしい映画なんだ…」となって今回見てミドルエイ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

ハリウッドの伝記映画みたいに、柳楽くんのビートたけしのなりきりっぷりが一番魅力の映画

あとは大泉洋演じる深見千三郎の江戸っ子口調がたまらない。ずっと聞いてられる。

また深見千三郎の舞台を、欽ちゃん
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

一枚一枚めくって真相、ラストに辿り着くように面白さが時間が進むにつれて何層にもなっていて面白かった

最初は「あぁカウボーイで、トキシックマスキュリニティ(有害な男らしさ)を描いたやつね!」と思ってた
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

「燃ゆる女の肖像」を撮ったセリーヌ・シアマ監督作。これを撮った監督は後に名匠と呼ばれる…という雰囲気ビンビンで、良い意味で夜明け前の小品でした。
…と思ってたら後半から怒涛の演出が始まって、この人やっ
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スクールガールズ(2020年製作の映画)

4.0

口パクで声が出ていない女の子の合唱練習がファーストシーン。

分かりやすい円環構造で、抑圧された女子が声が出せるようになるまでの話です

そこまで評判も聞かなかったので、ポスターが一番面白いパターンか
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香川1区(2021年製作の映画)

4.5

選挙というイベント、祭りの面白さを描いた面白くて笑えて楽しい映画だった。

前作が日本の政治の構造を描いていたなら(何故総理大臣になれないのか?の回答)こちらは、その根底である選挙にフィーチャーした内
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.0

作られた意義は大きい。実際司法が動いたそうだし。あとは男性が見るのと女性が見るのではあまりにも印象が違うだろうなと。

モザイク処理した局部をあそこまで執拗に見せる必要はあるのかなとも思ったけど、それ
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グレムリン(1984年製作の映画)

5.0

クリスマスだから見ました。やっぱりオールタイムベスト10に入れて良いほど好きな作品だなぁと思いました。

最近見返したのもあって冒頭からめちゃくちゃ「素晴らしき哉、人生!」だなと思ってたら劇中で流され
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

隕石が衝突するのにみんな何もしない!という面白いアメリカンコメディ映画です。

でも鑑賞後の印象としては面白さよりも作られた意義の方が大きい映画になってるかなと思った

前半は特に面白かったけど、マー
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キック・アス(2010年製作の映画)

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公開時からとにかくずっとクロエモレッツのアイドル的な魅力で語られる本作。

今見てもやっぱりヒットガールの方がドラマがあるし、子供であり女性でもあるヒットガールをキックアスがサポートするという展開は当
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

これが「キングスマン」シリーズの第1作なら海外での評価ももっと高かったはず。

「X-MEN:ファーストジェネレーション」よろしく歴史の裏で暗躍した秘密組織を描く本作。ホモソ描写の面白さも同じですね。
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愛すべき夫妻の秘密(2021年製作の映画)

3.5

アーロン・ソーキンの監督・脚本最新作。

「ワンダヴィジョン」でも元ネタになっていた大人気シットコムである「アイラブルーシー」は存続危機。最大の山場の回の収録は金曜日。そこに至るまでのバックステージを
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.0

ピカレスクロマンでクライム(ブラック)コメディなので好物なジャンル。

介護という分野に目をつけて法的には問題ない方法、つまりモラル的には問題のある方法で金を稼いでいく主人公。

そこにマフィアが絡ん
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モスラ(1961年製作の映画)

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4Kで見た!モスラが黙って任務をこなす仕事人(虫)でカッコよかった。卵から変態していく姿も見もの

本多猪四郎も手応えがあるらしいが、それも分かる怪獣映画で見事な社会風刺劇

アメリカとかの先進国が発
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

マトリックスを作ったラナ・ウォシャウスキーのマトリックスによるマトリックスのためのマトリックス映画という感じです

両親を立て続けに亡くしたラナ・ウォシャウスキーが自分の一番のヒット作を使って自己療養
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

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冒頭のアクションはいいけど、前半のザイオンのところが冗長。ネオとトリニティのラブシーンとか1作目で関係性出来てるから要らないと思う。

でもそっから何と言っても高速でのカーチェイスシーンやカンフーはや
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ワーキング・ガール(1988年製作の映画)

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企業戦士として働くテスがあの手この手を積極的に使って頑張る働く女性応援映画。

と書くと成り上がりもののように感じるかもしれないが、どちらかというとラブコメ要素強めの1本。2幕がハリソンフォードとのラ
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

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ハリウッドのロマンティック・コメディ、スクリューボールコメディの原点とも言われる一作。

「ローマの休日」「卒業」「カリオストロ」そしてバックスバニーに至るまで影響は多大。

最初の海への飛び込みから
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今年の恋(1962年製作の映画)

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ボンクラの弟たちをめぐってのラブコメ。文芸坐でめちゃくちゃ笑い声起きててすごかった。
田村正和がいけてないボンボンの息子役で良かった。相川一郎はめっちゃジャルジャルの後藤さんに似てた
短くて軽やかな作
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バナナ(1960年製作の映画)

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日本のスクリューボールコメディ。岡田茉莉子めちゃくちゃ早口で最高。強気なキャラもスクリューボール的。モダンでカタログのようなめくるめく前半は特に面白かった。

呉天童役の尾上松緑が実質主役。謎のクッキ
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赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

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今見るとコテコテのコントみたいなシーンもあるんだけど、とにかく豹(ベイビー)と犬が出てるところは面白い

かなりトリック撮影もしてるらしいが(当たり前)どうやって撮影したんだろうというところが大半
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マトリックス(1999年製作の映画)

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IMAXでせっかく見れるならということで見ました!

初見の時はとにかく圧倒されたけど、今見返すと世紀末の映画らしく90年代感と0年代以降の大作映画の嚆矢という印象

そしてなんと言ってもカンフーとい
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女の坂(1960年製作の映画)

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集中してなかったのかストーリー的に正直よく分からんとこもあったが、車とかチャリ移動、菓子作り、電車の窓に指で描く岡田茉莉子、口移しで煙を吐く岡田茉莉子、坂や終盤の墓地など見てて良いなと思うシーンが何箇>>続きを読む

女舞(1961年製作の映画)

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女舞というタイトル通りの映画
能が取り上げられてそれが物語とリンクしてそうなので「俺の家の話」を思い出した
岡田茉莉子の舞っぷりと佐田啓二のたらしが見どころだけど、そんなに印象に残らなそう

プリティ・プリンセス(2001年製作の映画)

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実写版ディズニープリンセスもの。

アンハサウェイの家のセットや部屋を塔って言うところからもグリム童話の「ラプンツェル」を意識してるのは明白。

メイクとかドレスアップの変身前と変身後がすごいというこ
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群衆(1941年製作の映画)

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政治が題材になっていることからもオペラハットよりも「スミス都へ行く」の姉妹版といった趣。

純朴な男子というか小市民のゲイリークーパーが新聞社の策略によって「ジョンドー」に祭り上げられていく。

セッ
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

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朝目覚めるたびに自分の外見が変わる病気になった人が、恋をしたら?というwhat ifな恋愛映画。

大事なのは外見か中身かという思考実験映画として面白かった。

そもそもまず恋愛どころか社会生活が送れ
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ロミーとミッシェルの場合(1997年製作の映画)

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タイトル通りロミーとミッシェルの話。今で言えば「ブックスマート」のニコイチコンビが、卒業前夜ではなく10年後の同窓会に乗り込むという話。

学生時代にカーストの外にいた2人が(変人扱い)プロムの日の復
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ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

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ピータージャクソンによる歴史的なアーカイブ

約8時間はさすがに長いけど、スタジオの端にいる人のような気持ちで、ビートルズのメンバーと最後のライブまでの22日間を一緒に過ごすことが出来ます

ビートル
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