情景とすっぱさの映画。懐かしむというよりもいまもまた続いているような、そんな気持ち。
こればっかりは余分がたのしい。DCの神話ぶりがよりいきいきとしていて、個人のスピンオフはちゃんとキャラの推しポイントになっている。ここあったとかなかったとかワイワイしながら観てました。
これも強烈にSF。ノスタルジックな想い出に打ち込むことで、むしろ強烈な断片として残してしまう、ようは幼少期の遭遇を穏やかに描くなんて裏腹に不穏でしかないよね。
ファッションとサントラでバッキバキにキメてくるので、瞳孔開くしゾワっとするしのオンパレードなのだけれど、あざとさフルスロットルで全ツッパなので流石に後半アドレナリンが出てこない。
ポップにグロにやりたいことをやってやったという顔をぼーっと眺めている感。ゾンビからの部族なんだけど、トーンが持続せずという感。
エメリッヒ版ゴジラ。怪獣ではなく動物パニック映画として。とにかく生臭いのがいい。からの大量アタックは推せる。
ガチめの能力おばけからの、これでもかとモンスターバトルしてて、ファンに響くかは存じ上げないが需要は満たされました。青春と回想は未知との遭遇に決まってるんだし、現世はいつだってバトロワすると相場が決まっ>>続きを読む
ドタバタな意地悪ビランと家族とゴースト。はちゃめちゃ具合がテーマパークみたいでいい。やっぱファミリー映画は大胆に暴れて泣いてこそだよなー。
このレビューはネタバレを含みます
是非が割れるなら圧倒的に是。オープニングからクラシックすぎてあまりにかっこよすぎて痺れる。国のためどころか家族に会えず爆発しろだからボンドじゃないと叫ばれれば深く頷くしかないし、結局いつまでも敵キャラ>>続きを読む
日常なおじさんの独白というか生活感覚。カメラを通して世界は変化すると説明しながら、自然らしからないフィクションが映画たらしめると、ひたすらに作家の世界に足を入れ会話を聞かされる。カンヌに来ました、以外>>続きを読む
承認欲求というか、心の暗部を覗き、やりとりは軽妙な会話調で、出来事はサスペンスで描写されつつも、結局は言語表現が際立ちすぎていて浮いており、究極的には死をもってしか転ばないという凡庸さと、それを煽る劇>>続きを読む
こういう低体温でコミカルな会話劇はとても好みながら、脚本は現実世界では少し犯罪めいていたりして、雰囲気との世界線がゆらゆらしている。けどやっぱりちゃんと恋しちゃう感じで好きでした。
階層という直接的な世界すぎて、アイデアが制限されているというか、出てきてないし、ひたすら気持ち悪い割にはサバイバル映画でもなく、救済もかなり疑問。せっかくみたのに裏切ってくれない。
マーベルで青春ホラーという試みは、蓋をあけるとよくあるアイドルゾンビ映画テイストに。いや、怖くできないのは尚良くないので失礼かも。いっそラストはＸメン出しちゃえばくらいには、原作キャラとのリンクくらい>>続きを読む
これは、胎教をかねて、みんなで。と思いきや劇場でのボリュームが異常に小さくてとても残念、ノッテこそなのに、赤ちゃんだけお腹の中でノッテました。メッセージは強く、発信する階級とかいろいろあるのだろうが、>>続きを読む
巻き込まれて、制圧するのは最高に爽快だし、バスこアクションもガッツポーズものだし、RZAでてきて座席から立ち上がるわけだが、相応にシュールにしちゃってて、どうもボケてるのか、シリアスなのか、特に後半、
これも待ち続けてようやくの劇場交代。殺すとか逃れるとかのタイミングをわかりやすく重ねて世代交代を描くのは続編としていいんだけれど、やっぱり謎はとけててオチも同じなので、もっと進化した武器というか設定の>>続きを読む
ツッコミどころが多く、大事にしてほしいものが失われてしまった感じ、最後の皮肉はリアルなの？なんてレベルに感じちゃうくらいの完成度だし、どうしてこうなったとブツブツ呟いてしまう。
すげーちゃんとスピンオフのサイズ感で、世界観の足し引きと、起承転結がされていて、やっぱりサプライズ登場にガッツポーズする、こんなクオリティ見てしまうと「映画版」なんて見れなくなってしまうよね
サスペンスではなく、リアルな介護描写。やたらと奇妙に描くが、ドラマであって展開や真実などはなく、その実、認知症を演じるという行為が繰り返される。
あまり乗れず。佐々木がゆらがない、だんだんと等身大になって、青春もののストーリーに落ちていってしまう感じ。地元とか、昔の友達とか、共感させるというか、良いもの嫌なものの感覚を押し寄せられてしまい、主観>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
全然はまらない、映画愛を叫び回るのはコンテンツではなくツイッターでいいし、誤解のないよう映画愛を叫ぶことを否定はしてない、尺の長さに爽快感もない、キャラも設定から跳ねるわけでもなく、病気をおして編集す>>続きを読む
ハードルをさげていたからか、超楽しい。ゴジラに勝てるわけないだろ、をちゃんとやってくれるし、ネタバレ禁止でテンションあがる。人間臭すぎるコングとか違和感あるが、なによりちゃんとバトルしめるので結構ガッ>>続きを読む
ガチめにクリーチャーを登場させてくれると漏れなく好きなので、こういうデタラメな設定や展開は都合よく無視して対決の行方だけをみてられる。
反復とifみたいなニュアンス？だけふわふわと繰り返して、会話して寄っての繰り返し。消化がなかなか難しく。
ストーリーにツッコミどころは多く、かなり飛躍しているし、というか対象年齢さがってて爽快感も薄い。とはいえMCUがスクリーンに戻ってきたことに感慨深く、アクションも久しぶりに楽しめれば、突っ込むことすら>>続きを読む
90分の山の作り方がデタラメでとにかくダレる。ジョントラボルタがすでにセレブリティだしというツッコミはさておいても、気持ち悪い以外になにかできたのでは。
アスレチックとか、太鼓とか、プールとか青春の思ったよりも真剣で率直な画をところどころ焼き付けられて、それだけで^_^う結構好きだったりする。
最初の長回しにこのままいっちゃわないよねと不安に襲われたと冗談を言いつつ、物語・主張がある中で、本来それを演出するのだが、なかなかに奇妙であって、かえって集中し辛い。
中学受験の家族ものなのだが、松田優作演じる家庭教師がキレキレの佇まいと目力で、頓珍漢に話を転がしていく。家の撮影や、特に食卓の様子など、画面も頓珍漢でキマッていて良い。
まさかの介護映画。1ミリもスタイリッシュさなどなく、物語もアクションも泥沼とは渋すぎる。噛みしめるためにだけに費やすとか商品のニッチさにおったまげ。(普段使用しない単語)
オタクのディティールへの追求がファンタジーみたいに再現されるって観てて快感。コミカルなギャップは原作による勝利なのだろうけど、実写でもなにも失われず。
小松菜奈のそっと静かなオカルト映画。オカルトはもっとヒヤッとしたものが好みだけれど、束の間は物語と創作されたなんともいえない空気感を味わう。
こういう重厚な調度品の美意識とかたまらないよね。落下は突然で、息止まるし。落とし方も品があってとてもいい。
90分映画のうち70分進まないというたまにある法則。密室から裏切るかと思いきや裏切らないという展開が続く。もはや自分との心理戦である。設定は面白いのだけれど。
相当に無理がありツッコミが止まらない。テーマパークしてないが、展望台からのとか、モノレールからのとかがいい。この女優使いました感あるくだりとか、全編にやはりツッコミが止まらなくて良い。
