サイコ暗殺者とスパイ志望既婚者、二人の対照的な女性が追う側と追われる側に物語が展開する。のっけから加速する構成は流石フィービー・ウォーラー=ブリッジの脚本。あまりに平凡な女性が主人公なので、迫り来る危>>続きを読む
みんな大好き "脱獄モノ" とは言い過ぎかもしれぬが、脱獄決行日のエピソードは長回しショットで緊張感を演出する。惜しいのはそれまでのくだりが少々退屈気味。ベニチオ・デル・トロ&パトリシア・アークエット>>続きを読む
マーク・ラファロとキャスリン・ハーンの演技に圧倒。これでもかと "転落" していく運命を描くデレク・シアンフランス監督の十八番の展開は第一話にて "苦悩" と "怒り" を見事にあぶり出してくる。選曲>>続きを読む
思春期の若者の言動や所作がヒシと伝わってくる。古今東西人種やジェンダーを越えた彼らの根源にあるモラトリアムな心のざわめきを見事に描写している。第1話の冒頭からルカ・グァダニーノ監督の際立つセンスが放出>>続きを読む
安定した脇役キャラの活躍がどんどん面白くなっていく。
スカリーとヒッチコックの凸凹コンビが画面の端っこで披露する小ネタが好き。
起承転結の "起" "承" で終わっちゃう尻切れトンボな物語。モキュメンタリー形式で進行するもカメラのバッテリー切れで終幕って、こちらには憤りしか残らない。なんじゃこれ。
"思い込み" から "偏見" へとなだれ込み "差別" へと転化する。それは "する側" の悪意がなくても、いとも容易く "行為" として現れる。過ちは日常に潜む。それを事前に判断する聡明な思考を弛ま>>続きを読む
シーズン1で念願のドラマ企画が成就するも、自分の方向性に異を唱えるプロデューサーや演出家によって理想と現実の乖離に苛まれるアンディの哀愁が描かれる。
「ジ・オフィス」は主人公がイタイ奴だったが、今作で>>続きを読む
台詞がある役柄を求めて奮闘するエキストラ役者アンディと少しオツムが足りない仲間が繰り広げる撮影裏事情コメディー。小ネタの応酬で展開するので物語性は薄いが、本物の大スターに下ネタや失言、頭抱えるようなお>>続きを読む
ダイアナ妃とサッチャー首相が登場して、さらに女性の苦悩を描いていく。満たされない結婚生活とメディアの賞賛のはざまに陥るプリンセス、政治という男性社会の中で己の信念を優先し女性の弱さを嫌厭する一国のリー>>続きを読む
エリザベスを含めてイギリス王室の人々はどこか欠けている、因習にとらわれて互いに寄り添えない孤独な関係。過ちを認めない完璧主義の裏で稚拙な行動を悔やみながらも打ち明けられない苦悩。王室を礼賛へと導かない>>続きを読む
歴史上の出来事を踏まえてエリザベスの成長と周囲の喧騒が展開する。さらに1話ごとの起承転結がメリハリついて単体でも楽しめる、原作と脚本を担当しているピーター・モーガンの手腕に喝采。
フィリップの過去に胸>>続きを読む
イギリス国王の突然の死によって君主となった若きエリザベス女王。その背景となる時勢とロマンスを描いた物語と思いきやかなり重厚な内容。私が常々感じている傑作・名作の条件ー "苦悩" と "怒り" がしっか>>続きを読む
舞台となる老人ホームという死と密接した物語の最後に新たな命が誕生する。これをやりたかったのね、リッキー・ジャーヴェイスの脚本うまし。ケブのカミングアウトにビックリ。まさかのチェリー。
主人公デレクは生き別れの父親と再会、職場である老人ホームに迎え入れるところから始まる。ならば今シーズンで父子の関係をさらに深めたテーマを据えるべきなのにあっさりと最終話にたどり着く。父親・息子それぞれ>>続きを読む
「ジ・オフィス」のウザい会社上司から180度変わって馬鹿正直者が主人公。老人ホームを舞台に描かれる主要人物は社会的弱者ばかり。イケてない彼らではドラマ性が薄いようにみえる日常にもしっかり感動が織り込ま>>続きを読む
前・後編のスペシャル版という構成なので、なんだ、オマケサービス的な内容と思いきや、完結編としてテーマを奥深く描いてる。現実と虚構を巧みに表現するリッキー・ジャーヴェイスに喝采。そしてマーティン・フリー>>続きを読む
職場のウザい上司、デヴィッドは部下の心情に寄り添うことなく勝手な言動を連発する。それが彼のよりどころであり信条として突き進み、そぐわない障害は忌み嫌い罵倒し自身を正当化する。こんな呆れた人格に笑ってい>>続きを読む
職場(オフィス)という囲われた場所で繰り広げられる結束ゼロの人間模様。すべり芸という言葉は浸透しているが、この物語ではその居心地の悪さや不快感をユーモアへと昇華している。終始うざい、その勝手極まる言動>>続きを読む
ケネス・ロナーガン(「マンチェスター・バイ・ザ・シー」脚本・監督)が脚本担当した全4話のドラマ。同じくE・M・フォースター原作の映画版よりも長尺になって人物描写がより深くなるかなと思いきや、せきたてる>>続きを読む
珠玉の出来だったシーズン1から展開がもたつき始めたシーズン2に至り、このシーズン3ではラストエピソードに向けて帳尻あわせで登場人物が行動するのでひとつひとつ合点がいかない。モヒカン野郎もなぜ襲撃途中で>>続きを読む
二つの時代が交錯するミステリーかと思えば、真犯人判ると、全然関係ないじゃん、とモヤモヤする。とことん暗い自己嫌悪な人々を描く救われないドラマ。
屈折した母娘の愛情。周囲から見守られたい偏狭のヒロイン願望と孤独への恐怖、弱き者を救う社会の恩恵を甘い汁を吸う自堕落へと転じてしまう心の闇が描かれる。母親役パトリシア・アークエット、娘役ジョーイ・キン>>続きを読む
犯罪と法律。裁く人と裁かれる人。社会を律する規範を不安定にさせる主人公 "デス" の言動。彼は正常なのかそれとも異常なのか。被告人が異常ならば裁かれる対象にならないのか、被告人は正常だとレッテルを貼る>>続きを読む
ギャレス・エヴァンス監督が描く国際ギャング闘争。ハードなバイオレンス描写は冴え渡っており、思わず目を背けたくなるほど過激で怖い。「ザ・レイド2」で消化不慮だった点を反省したかのごとく、今回連続ドラマと>>続きを読む
「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督は今作でも同様一貫して "閉塞感を抱く現状からの脱却" をテーマにしている。時間軸と語り部を交錯させていく構成が見事。それ>>続きを読む
主演のアニャ・テイラー=ジョイの魅力全開。衣装・美術がイイ。チェスがわからなくても問題なく鑑賞できる。
肝心の物語だが、主人公の "苦悩" やチェス界の "狂気" などが描ききれていないのでイマイチ乗>>続きを読む
全8話構成のミステリーとして毎話 "次はどうなる?" という期待と不安をかき立てる終幕が脚本&演出として卓越している。青を基調とした映像が次第に舞台となる家族のすれ違いや疑念を表現している。できれば最>>続きを読む
シーズン3まで来るとレギュラーキャラの造形が安定してくるので面白い反面、"絶対助かるやん" と気を揉む事が無くなるデメリットが派生する。これを克服するのは難しいけど、二転三転する構成はやっぱ上手い。次>>続きを読む
あらゆる展開で常に "最悪" のカードを引く物語構成がいい。死霊の返り血を浴びることが日常となってしまう生き地獄が毎話繰り返される、ってやっぱ "最悪" だよね。脇役陣もキャラ造形がしっかりして世界観>>続きを読む
サム・ライミ監督のグロセンス炸裂。凶悪ロードムービーとする構成が上手く、主人公アッシュの行動指針がすぐにわかる、各シチュエーションで必ずネタが放り込まれる、決してワンパターンに陥らない、危機を切り抜け>>続きを読む
ヒューイのウジウジした言動が続くので復讐モノとしては焦れったい。ブッチャーの破天荒っぷりもそんなに状況が変化しないので物足りない。サブキャラ・ヒーロー集団 "セブン" の悪行がリピートされるだけなので>>続きを読む
これだけ期待させといて、最後はヨガセラピーって "なんじゃそりゃ"。ドンとペギーの関係の行方が物語の主題へと導いていく、広告業と自身の生い立ちを虚飾という衣でまとった男女がどうやって人生と向き直してい>>続きを読む
なんか無理やり主人公ドンに危機が訪れる。四面楚歌のドンがどうやって克服するのか、最終シーズンまでおあずけ。今シーズンの衣装は際立って時代性を意識してるような印象。さらにもみあげ蓄えたピートの髪型が変!>>続きを読む