ragaさんのドラマレビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ザ・クラウン シーズン3(2018年製作のドラマ)

5.0

エリザベスを含めてイギリス王室の人々はどこか欠けている、因習にとらわれて互いに寄り添えない孤独な関係。過ちを認めない完璧主義の裏で稚拙な行動を悔やみながらも打ち明けられない苦悩。王室を礼賛へと導かない>>続きを読む

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ザ・クラウン シーズン2(2017年製作のドラマ)

5.0

歴史上の出来事を踏まえてエリザベスの成長と周囲の喧騒が展開する。さらに1話ごとの起承転結がメリハリついて単体でも楽しめる、原作と脚本を担当しているピーター・モーガンの手腕に喝采。
フィリップの過去に胸
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ザ・クラウン シーズン1(2016年製作のドラマ)

4.5

イギリス国王の突然の死によって君主となった若きエリザベス女王。その背景となる時勢とロマンスを描いた物語と思いきやかなり重厚な内容。私が常々感じている傑作・名作の条件ー "苦悩" と "怒り" がしっか>>続きを読む

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デレク シーズン3(年製作のドラマ)

4.0

舞台となる老人ホームという死と密接した物語の最後に新たな命が誕生する。これをやりたかったのね、リッキー・ジャーヴェイスの脚本うまし。ケブのカミングアウトにビックリ。まさかのチェリー。

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デレク シーズン2(2014年製作のドラマ)

4.0

主人公デレクは生き別れの父親と再会、職場である老人ホームに迎え入れるところから始まる。ならば今シーズンで父子の関係をさらに深めたテーマを据えるべきなのにあっさりと最終話にたどり着く。父親・息子それぞれ>>続きを読む

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デレク シーズン1(2012年製作のドラマ)

4.0

「ジ・オフィス」のウザい会社上司から180度変わって馬鹿正直者が主人公。老人ホームを舞台に描かれる主要人物は社会的弱者ばかり。イケてない彼らではドラマ性が薄いようにみえる日常にもしっかり感動が織り込ま>>続きを読む

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ジ・オフィス シーズン3(2003年製作のドラマ)

5.0

前・後編のスペシャル版という構成なので、なんだ、オマケサービス的な内容と思いきや、完結編としてテーマを奥深く描いてる。現実と虚構を巧みに表現するリッキー・ジャーヴェイスに喝采。そしてマーティン・フリー>>続きを読む

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ジ・オフィス シーズン2(2002年製作のドラマ)

5.0

職場のウザい上司、デヴィッドは部下の心情に寄り添うことなく勝手な言動を連発する。それが彼のよりどころであり信条として突き進み、そぐわない障害は忌み嫌い罵倒し自身を正当化する。こんな呆れた人格に笑ってい>>続きを読む

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ジ・オフィス シーズン1(2001年製作のドラマ)

5.0

職場(オフィス)という囲われた場所で繰り広げられる結束ゼロの人間模様。すべり芸という言葉は浸透しているが、この物語ではその居心地の悪さや不快感をユーモアへと昇華している。終始うざい、その勝手極まる言動>>続きを読む

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ハワーズ・エンド(2017年製作のドラマ)

3.0

ケネス・ロナーガン(「マンチェスター・バイ・ザ・シー」脚本・監督)が脚本担当した全4話のドラマ。同じくE・M・フォースター原作の映画版よりも長尺になって人物描写がより深くなるかなと思いきや、せきたてる>>続きを読む

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コブラ会 シーズン3(2021年製作のドラマ)

2.0

珠玉の出来だったシーズン1から展開がもたつき始めたシーズン2に至り、このシーズン3ではラストエピソードに向けて帳尻あわせで登場人物が行動するのでひとつひとつ合点がいかない。モヒカン野郎もなぜ襲撃途中で>>続きを読む

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ダブリン 悪意の森(2019年製作のドラマ)

2.0

二つの時代が交錯するミステリーかと思えば、真犯人判ると、全然関係ないじゃん、とモヤモヤする。とことん暗い自己嫌悪な人々を描く救われないドラマ。

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見せかけの日々(2019年製作のドラマ)

4.0

屈折した母娘の愛情。周囲から見守られたい偏狭のヒロイン願望と孤独への恐怖、弱き者を救う社会の恩恵を甘い汁を吸う自堕落へと転じてしまう心の闇が描かれる。母親役パトリシア・アークエット、娘役ジョーイ・キン>>続きを読む

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デス(2020年製作のドラマ)

4.5

犯罪と法律。裁く人と裁かれる人。社会を律する規範を不安定にさせる主人公 "デス" の言動。彼は正常なのかそれとも異常なのか。被告人が異常ならば裁かれる対象にならないのか、被告人は正常だとレッテルを貼る>>続きを読む

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ギャング・オブ・ロンドン(2020年製作のドラマ)

4.8

ギャレス・エヴァンス監督が描く国際ギャング闘争。ハードなバイオレンス描写は冴え渡っており、思わず目を背けたくなるほど過激で怖い。「ザ・レイド2」で消化不慮だった点を反省したかのごとく、今回連続ドラマと>>続きを読む

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僕と生きる人生(2019年製作のドラマ)

4.0

「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督は今作でも同様一貫して "閉塞感を抱く現状からの脱却" をテーマにしている。時間軸と語り部を交錯させていく構成が見事。それ>>続きを読む

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クイーンズ・ギャンビット(2020年製作のドラマ)

3.0

主演のアニャ・テイラー=ジョイの魅力全開。衣装・美術がイイ。チェスがわからなくても問題なく鑑賞できる。
肝心の物語だが、主人公の "苦悩" やチェス界の "狂気" などが描ききれていないのでイマイチ乗
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ジェイコブを守るため(2020年製作のドラマ)

4.8

全8話構成のミステリーとして毎話 "次はどうなる?" という期待と不安をかき立てる終幕が脚本&演出として卓越している。青を基調とした映像が次第に舞台となる家族のすれ違いや疑念を表現している。できれば最>>続きを読む

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死霊のはらわた リターンズ シーズン3(2018年製作のドラマ)

4.5

シーズン3まで来るとレギュラーキャラの造形が安定してくるので面白い反面、"絶対助かるやん" と気を揉む事が無くなるデメリットが派生する。これを克服するのは難しいけど、二転三転する構成はやっぱ上手い。次>>続きを読む

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死霊のはらわた リターンズ シーズン2(2016年製作のドラマ)

5.0

あらゆる展開で常に "最悪" のカードを引く物語構成がいい。死霊の返り血を浴びることが日常となってしまう生き地獄が毎話繰り返される、ってやっぱ "最悪" だよね。脇役陣もキャラ造形がしっかりして世界観>>続きを読む

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死霊のはらわた リターンズ(2015年製作のドラマ)

5.0

サム・ライミ監督のグロセンス炸裂。凶悪ロードムービーとする構成が上手く、主人公アッシュの行動指針がすぐにわかる、各シチュエーションで必ずネタが放り込まれる、決してワンパターンに陥らない、危機を切り抜け>>続きを読む

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ザ・ボーイズ シーズン2(2020年製作のドラマ)

2.0

ヒューイのウジウジした言動が続くので復讐モノとしては焦れったい。ブッチャーの破天荒っぷりもそんなに状況が変化しないので物足りない。サブキャラ・ヒーロー集団 "セブン" の悪行がリピートされるだけなので>>続きを読む

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マッドメン シーズン7(2014年製作のドラマ)

2.0

これだけ期待させといて、最後はヨガセラピーって "なんじゃそりゃ"。ドンとペギーの関係の行方が物語の主題へと導いていく、広告業と自身の生い立ちを虚飾という衣でまとった男女がどうやって人生と向き直してい>>続きを読む

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マッドメン シーズン6(2013年製作のドラマ)

3.0

なんか無理やり主人公ドンに危機が訪れる。四面楚歌のドンがどうやって克服するのか、最終シーズンまでおあずけ。今シーズンの衣装は際立って時代性を意識してるような印象。さらにもみあげ蓄えたピートの髪型が変!>>続きを読む

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マッドメン シーズン5(2012年製作のドラマ)

3.0

物語は小気味よく展開するのだが、登場人物の心情の流れにブツ切れ感否めなく、どうしてその行動の後にあんな行動になるのか?といった戸惑いを隠せない。脚本チームの連携がよくないような印象。もうドンの浮気癖は>>続きを読む

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マッドメン シーズン4(2010年製作のドラマ)

3.0

ガラリと設定を変えたのがよくなかったのか、脚本内容にかなりブレを感じる。主人公ドンと元妻ベティの魅力が乏しい代わりに、脇役ピートとレーンの人間味が増してくるのは皮肉以外になかろう。ベティの性格がかなり>>続きを読む

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オレンジ・イズ・ニュー・ブラック シーズン1(2013年製作のドラマ)

4.0

塀の中でも日常はある。囲われた社会の中で俗物根性が交錯する群像劇。結構深イイ話が続くので退屈気味だが後半面白くなる。"裏切り" と "陰謀" が忍び寄ることに歓喜する私もやっぱ俗物。

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マッドメン シーズン3(2009年製作のドラマ)

4.0

このシーズン、登場人物の移動が激しい中、細かい設定のブレが気になるが終盤の新展開は圧巻。うわわ、どうなんねやろ、次シーズンが待ち遠しい。
サルの幕引きがあまりにあっけないのが少々不満。復帰あるかな?

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マッドメン シーズン2(2008年製作のドラマ)

4.5

全体の物語展開に雑な箇所が見受けられるも、群像劇として深みが増した人間ドラマ。戦争を背景に主人公ドンの過去が次第に明かされていく過程が切なさを漂わせている。ペギーはどこまで男性社会において頭角を現すの>>続きを読む

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マッドメン シーズン1(2007年製作のドラマ)

4.5

障害を乗り越えて成功への道を着実に歩む主人公ドンと周りの人々、誰もが不安や悩みを抱える。秘め事と欲望を潜ませてながら美辞麗句でやり過ごす彼らは広告の世界のように理想郷の住人になりすます。幸せとかけ離れ>>続きを読む

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ペーパー・ハウス シーズン4(2020年製作のドラマ)

2.5

後半、教授がやっとこさ動き出してから物語が加速する。それまで退屈。もう恋愛感情入り乱れて、オタクら何してますの?強盗でっせ、そないに感情的になって完全犯罪成功するんかいな?と訝しむ。
最終話になってよ
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トゥゲザーネス シーズン2(2016年製作のドラマ)

4.0

素直になりたい、けど素直になれない。台詞回しが絶妙な愛憎劇が、クライマックスに学校設立へのサクセスストーリーへと転化した構成に少し違和感を感じる。大団円へと帰結したいのは分かるが、それからも人生は続く>>続きを読む

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トゥゲザーネス(2015年製作のドラマ)

4.5

こじらせ中年達のワンスアゲイン物語。すれ違い、口論、妥協、逃避、様々な局面における男女四人の言動が歯痒くも応援したくなる。些細な事柄が取り返しのつかない方向へ向かったり、素晴らしき体験へと転じたりする>>続きを読む

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After Life/アフター・ライフ シーズン2(2020年製作のドラマ)

4.0

主人公のぎこちないルーティンは続く。しかし彼と周囲の人々は変わらない日常を過ごしながら自身が変わろうと模索する。変わることに恐れながらも懸命に生きる彼らの言葉は相手を傷つけ、相手から傷つけられながらも>>続きを読む

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ペーパー・ハウス シーズン3(2019年製作のドラマ)

3.0

このシーズンに入った途端に展開が遅くなる。計画実行中に恋愛感情そないに絡ませるの?と無理強い感が色濃い。物語をかき乱す元造幣局長はもっと活躍の場を与えるべきだし、トーキョーのドヤ顔に不快感を抱いてしま>>続きを読む

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