ragaさんのドラマレビュー・感想・評価 - 5ページ目

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After Life/アフター・ライフ(2019年製作のドラマ)

4.0

最愛の妻を亡くし自暴自棄になった主人公のぎこちないルーティンが毎話描かれる。終盤彼に変化が訪れて希望が見えてくる。直球勝負の人間賛歌、選曲センスが功を奏して終始飽きさせない演出。嫌悪感ギリギリ手前の毒>>続きを読む

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ペーパー・ハウス シーズン2(2017年製作のドラマ)

4.0

本当にこの犯罪は成就するのか、それとも破滅へと向かうのか、次々と綻びが出てきて毎話気を揉む終わり方をする構成が上手い。しかし前シーズンと比べて各エピソードが湿っぽく全体のリズムを停滞気味にさせている。>>続きを読む

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ペーパー・ハウス シーズン1(2017年製作のドラマ)

4.5

アレックス・ピナが企画した緻密な脚本による痛快なる犯罪ドラマ。飽きさせない人物造形、二転三転するトラブルを想定内とする犯罪集団と対決する警察組織とのトンチ合戦。壮大なる犯行、上手く成功するはずがない、>>続きを読む

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ベター・コール・ソウル シーズン5(2020年製作のドラマ)

5.0

ますます冴え渡る物語構成。脚本として人物造形がこれほどまでに良く表現された例は稀有であろう。人は都合のいいものしか見ない見えない。そこで人それぞれの "真実" が形成される。それだけ無数にある "真実>>続きを読む

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キングダム シーズン2(2020年製作のドラマ)

3.5

シーズン1で迎えた大ピンチ。それを後付け解釈のような言い逃れで疫病の弱点や陰性症状を解明されても私はその方向性を望んでないのです。若き皇后の陰謀もどうなるのかと期待するほど策士でなかったのでどんでん返>>続きを読む

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ブルックリン・ナイン-ナイン シーズン1(2013年製作のドラマ)

5.0

人種差別や貧困問題などそっちのけ、ニューヨーク警察ブルックリン99分署のひたすら明るい刑事たちが検挙率を上げるために?奮闘するトタバタ喜劇。ジェンダー問題もあるがこの舞台では署長の黒人のオッチャンがゲ>>続きを読む

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アンオーソドックス(2020年製作のドラマ)

3.0

異民族・異文化からの解放を描く視点はいいのだが、戒律厳しい中における信仰心を否定するだけでなく資本主義万歳な消費社会の裏にある貧困・差別も描くべきだったであろう。ジェンダー問題もそこにあるが、彼らの苦>>続きを読む

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バンド・オブ・ブラザース(2001年製作のドラマ)

3.5

リアリズムを追求した群像劇は焦点となる人物がエピソード毎に変わり、ナレーションを多用しているので、ヘルメットをかぶる姿が瞬時に見分けられぬ、こいつ誰だっけ?と健忘気味の私には苦行を強いられる。物語構成>>続きを読む

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スター・トレック:ピカード(2019年製作のドラマ)

1.0

スタートレックの世界観をこれほどまでに貶めた脚本がダメダメ。ゲームオブスローンズからの流れなのか、エログロ要素を取り入れようとしても逆に醒めてしまう。新たなキャラ設定も浅い、ロミュランの若き勇者をスポ>>続きを読む

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ブラッドライン シーズン3(2017年製作のドラマ)

3.0

シーズン続投して失敗した物語構成。登場人物が皆ウジウジ考えてばかりでそんなに動かないので終着も中途半端なのだ。メグが途中退場したのもケヴィンがお粗末な最後になったのもジョンが煮え切れないまま終幕したの>>続きを読む

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アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺(2018年製作のドラマ)

3.5

エピソード毎に時間が遡っていく構成は面白い。セレブなヴェルサーチは実は苦労人であり、セレブから疎外された実行犯アンドリューは実は誇大妄想者だった、と印象が反転する様が見事。
しかし最初と最後のくだりが
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ノット・オーケー(2020年製作のドラマ)

4.0

主人公シドニーが映画「キャリー」のように血(?)まみれになっている姿から始まる冒頭の "つかみ" でグイっと映像に引き寄せられる。衣装・美術がこの作品に貢献している。
何もない田舎町、何も起こらない日
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アメリカン・クライム・ストーリー / O・J・シンプソン事件(2016年製作のドラマ)

4.5

シンプソン裁判の判決は有名だが、そこにいたるまでの検察・弁護側の駆け引きが回を追うごとに面白くなる。様々な視点から根深い人種問題へとスポイルされていく惨殺事件の真犯人は誰なのか。被害者遺族は無念だが、>>続きを読む

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倒壊する巨塔-アルカイダと「9.11」への道(2018年製作のドラマ)

3.0

経済大国の敵は外国からのテロ集団よりも自国内の情報隠ぺいによるテロリズムなのだと暴いていく。そして大惨事に至る愚挙の責任は逃れようとする浅ましさは我が国の政治家や官僚にもいえるだろう。国民に目を向けな>>続きを読む

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クラッシング(2016年製作のドラマ)

4.0

男女のもつれを軽妙に下劣に描いた群像劇。誰もがイケてないけど懸命にコミュニケーションを図る愚直さにエールを送りたくなる。ほんの少し間がずれた言動が笑いを誘う。次シーズンはなさそうだけど続きがあるような>>続きを読む

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Fleabag フリーバッグ シーズン 2(2019年製作のドラマ)

5.0

性に奔放な主人公と禁欲を誓う神父の愛を描く。性欲の壁をどう乗り越えるのか、そして観客との "お約束事" をそこで乗り越えてしまうのか、企画・脚本・主演のフィービー・ウォーラー=ブリッジにしてやられてし>>続きを読む

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Fleabag フリーバッグ シーズン1(2016年製作のドラマ)

5.0

こじらせ女子が主人公となるドラマは一つのジャンルとして確立されているが、このドラマは群を抜いた完成度。「GIRLS/ガールズ」のようにままならぬ人生を他者のせいにする "こじらせ" ではなく、人を見下>>続きを読む

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メディア王~華麗なる一族~(2018年製作のドラマ)

4.5

登場人物全員腹黒い。こんな駆け引きばかりの生活嫌だ。でも下世話な俗人として彼らを揶揄しながらこの世界観にのめり込んでしまう。美術がスゴイ。上流生活にメッキではない小道具が行き届いているので嘘くさくない>>続きを読む

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Giri / Haji(2020年製作のドラマ)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

物語構成がイマイチ詰めきれていないので登場人物の心情が伝わってこない。日本のヤクザは何をしたいのか英国の警察はどこを捜査しているのか主人公・健三はどうして恋に落ちる余裕があるのか、行き当たりばったりな>>続きを読む

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トゥルー・ディテクティブ 猟奇犯罪捜査(2019年製作のドラマ)

4.5

解明できない "事件" と共有しようとしない "家族"、主人公ウェインの迷走が切ない。そしてウェインは解明よりも共有を、過去よりも現在を選択する、真実は知らなくても過ぎ行く時間を大切にする。終始緊迫し>>続きを読む

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ザ・モーニングショー シーズン1(2019年製作のドラマ)

5.0

セクハラ・パワハラ問題の核心に訴えかけてくる渾身の群像劇。加害者・被害者・報道者、すべての登場人物の心情がわかる。モラルという短絡的な主題としない人間の愚かさを描いている。沈黙は罪なのだ。最終話のどん>>続きを読む

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クリミナル: スペイン編(2019年製作のドラマ)

3.0

他の国編と比較して尋問する捜査官達の人物造形の魅力が足りない。最終話は女性上司と男性部下の痴情のもつれと正義感からくる忠言が混同してモヤモヤする。そう少し明確な描写が欲しかった。惜しい。

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ザ・ボーイズ シーズン1(2019年製作のドラマ)

3.5

物語構成として出し惜しみ感が否めない、群像劇として人間関係をもっと動かせばドラマとして面白くなる。各エピソードのラストもあまり上手くない。どうなるのか予測できないシーズン2に期待。

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ザ・テラー シーズン1(2018年製作のドラマ)

3.0

怖い、痛い。感情よりも感覚に訴えかける絶望への群像劇。ただ登場人物が誰が誰だっけと困惑してしまう。もう一度見ないと整理できない演出はいただけない。あの怪物も腑に落ちないまま終えてしまう。惜しい。

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ビッグ・リトル・ライズ2(2018年製作のドラマ)

5.0

皆芸達者。リース・ウィザースプーン&ローラ・ダーンの性格悪い言動、メリル・ストリープの存在感ハンパない。
今回は "嘘" をつくのではなく "嘘" だと思い込みたい "真実" から目を背ける "人間の
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チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)

5.0

この群像劇を観ない理由はない。知られざる真実。桜を愛でるより大切なものを看過していないか、人の命を様々な視点で描く物語展開が圧巻。

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モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~(2019年製作のドラマ)

4.5

ジョン・カーニー監督は人物の心情がほんの少し変わる瞬間を描くのが上手い。心の内をさらけ出すことで相手とのコミュニケーションが確立される。人を "許す" ことで互いの大切な時間を享受する。建前や体裁を繕>>続きを読む

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全裸監督(2018年製作のドラマ)

3.0

このドラマにかける製作者達の熱量がひしと伝わる。しかし群像劇として登場人物それぞれの作り込みが物足りない。柄本時生はイイ役者なのでもっと挿話が欲しかった。市場を君臨する製作会社ポセイドンと警察とヤクザ>>続きを読む

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GIRLS®/ガールズ シーズン6(2017年製作のドラマ)

5.0

群像劇として登場人物それぞれのラストがイイ。アダムとハンナがダイナーで語る場面が秀逸。最後まで構成が見事なドラマ。スゴイの一言。

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ライン・オブ・デューティ シーズン5(2019年製作のドラマ)

4.0

今回めちゃくちゃ悪い奴がメインではない。しかしシーズン1の自転車少年がまさかの警察学校入学という伏線がとても怖い。早く次シーズン観たい!

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ライン・オブ・デューティ シーズン4(2017年製作のドラマ)

5.0

今回の相手はかなり手強い。冤罪がいともたやすく成立する恐怖が描かれる。AC-12ガンバレ!と手に汗握る極上サスペンス。

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