らんらんさんの映画レビュー・感想・評価 - 29ページ目

らんらん

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大佛開眼(1952年製作の映画)

3.0

大映で羅生門と地獄門の間に作られた歴史大作、タイトルにあるように奈良の大仏が作られるまでのお話
監督は衣笠貞之助、主演は長谷川一夫&京マチ子
【あらすじ】
時は天平(奈良時代)、各地で反乱や飢饉などが
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地獄の底をぶち破れ(1961年製作の映画)

3.0

まず冒頭の「ニュー東映」のロゴが珍しい、見たのは初めてじゃないけど何の映画で見たのかは思い出せないw
ニュー東映ってのは短期間のみ存在した東映の二軍的な組織で東西の東映撮影所内で映画を作ってたらしい
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怪談蛇女(1968年製作の映画)

3.0

珍しく?東映のホラー映画、監督は中川信夫
桑原幸子っていう知らない女優さんがクレジットトップ
いかにもB級映画っぽいけどその他の出演はなかなか豪華(西村晃、伴淳三郎、丹波哲郎etc)

【あらすじ】
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北海の暴れ竜(1966年製作の映画)

2.5

深作欣二監督作品、梅宮辰夫が主演をつとめるやくざ映画、股旅物に近い流れ
【あらすじ】
梅宮辰夫は3年ぶりに故郷の漁村に帰ってきたのだが、漁村は安部徹率いるやくざに支配されていた
その武力と脅しにより搾
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顔役(1965年製作の映画)

3.5

当時の東映オールスター映画?ってくらいの豪華キャストに注目
鶴田浩二と高倉健の共演は割とある気がするけど(ちなみにクレジットは鶴田浩二がトップで、高倉健はトメ)
佐久間良子、藤純子、三田佳子のそろい踏
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どぶ鼠作戦(1962年製作の映画)

3.5

タイトルにそのワードはないんだけど独立愚連隊シリーズの3作目らしい(三部作と言われてる)
以後も○○作戦って戦争映画が東宝で続くんだけど監督が変わってるらしく大きなくくりではシリーズとも言えるけど、岡
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さらばラバウル(1954年製作の映画)

3.5

ラバウルと言えばラバウル小唄、ラバウル航空隊って言葉は知ってる(軍歌知識)
たぶん地名、でもどこか?と言われたらわからない
調べたらパプアニューギニアの都市なんだって!一つ勉強になりました
【あらすじ
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大勝負(1965年製作の映画)

3.0

栄華を極めた東映時代劇、その末期の映画
この頃の東映時代劇はモノクロの集団抗争系とか、任侠やくざテイストの作品が多いイメージなんですが、今作はかつての娯楽作風なストレートな作りになってると思います
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関の彌太ッぺ(1963年製作の映画)

4.5

大映版長谷川一夫主演の「関の弥太っぺ」を見てこんなんだっけ?と思い中村錦之助版を再鑑賞
【あらすじ】
旅鴉の関の弥太っぺ(中村錦之助)はとある茶店で幼い女の子とその父親(大坂志郎)と知り合いになるので
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関の弥太っぺ(1959年製作の映画)

3.5

要所で三波春夫の主題歌が流れるムーディーな股旅時代劇
戦前戦後と幾度も映画化されており、今作は長谷川一夫が主演をつとめる大映版となっています

【あらすじ】
旅から旅の旅鴉、関の弥太っぺ(長谷川一夫)
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丹下左膳 濡れ燕一刀流(1961年製作の映画)

3.5

大友柳太朗主演の丹下左膳シリーズ第4作目(全5作)
【あらすじ】
例によって日光改修の命を受けた柳生藩
幕府も柳生藩もこけざるの壺にまつわる隠し軍用金に期待してたんですが全くの当て外れ
悪老中(柳永二
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雪夫人絵図(1950年製作の映画)

3.0

【あらすじ】
旧華族の信濃家に女中として久我美子がやってきます
素晴らしいお屋敷に憧れの美しい雪夫人(木暮実千代)の存在もあり、これからの新生活にワクワクしたのも一瞬、その内実はとんでもなくドロドロで
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上州鴉(1951年製作の映画)

3.5

【あらすじ】
前半はとある宿場にある旅籠の各部屋のシーン
様々な事情を抱えたお客たちのエピソードが描かれる(訳あり風やくざ、駆け落ちカップル、身売り娘と老父、長年の仇討ち旅を続ける主従etc)

訳あ
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一本刀土俵入(1960年製作の映画)

3.0

横綱土俵入り(栃錦!)シーンから始まるインパクトのある映画
見る前までモノクロかと思ってたら意外にもカラー作品
栃錦のカラー映像とか実はレアな気がする

戦前から幾度もリメイクされているお馴染みのお話
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安宅家(あたかけ)の人々(1952年製作の映画)

4.0

家庭内のドロドロとしたドラマです、っていってもちょっと特殊なやつ
不倫とかの生々しい系ではなくて精神的なドロドロ、そんなものを味わえる映画

【あらすじ】
安宅家は大きな養豚場を経営しており、頭の弱い
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織田信長(1940年製作の映画)

3.0

今回見たのは「風雲児信長」、でも1940年公開の映画は「織田信長」
何でタイトルに違いがあるの?何が違うの?って調べたところ(大体の予想はつくけど)
オリジナルの公開当時は「織田信長」で、
1954年
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乞食大将(1952年製作の映画)

3.0

戦国時代に豪傑で槍の使い手である後藤又兵衛なる武将がいたそうで、その又兵衛を市川右太衛門が演じる時代劇映画

【あらすじ】
黒田家家臣であった又兵衛であるが殿(月形龍之介)とソリが合わず出奔
乞食同然
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勘太郎月夜唄(1952年製作の映画)

3.0

要所で主題歌が流れるムーディーな股旅時代劇

【あらすじ】
故郷の町に死んだはずの勘太郎(長谷川一夫)が帰ってきた
3年前想い人乙羽信子の幸せを願い弟分堀雄二と祝言を挙げさせたのだが、
地元ヤクザ鐘鬼
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伊賀の水月(1942年製作の映画)

3.5

日本三大仇討ちの一つと言われる伊賀越えの仇討ちを阪東妻三郎主演で映画化

ちなみに三大仇討ちとは他に赤穂浪士、曽我兄弟の事件が数えられいて
いずれも映画化されていて見てはいるんだけど赤穂浪士以外は正直
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天狗飛脚(1949年製作の映画)

4.0

江戸の町では最近怪盗が出没しており、その化け物じみた逃げ足の速さも相まって話題となっていた
奉行の志村喬(&部下の伊達三郎)はその対抗手段として足の速い者をスカウトしようと飛脚屋を訪ねますが目ぼしい人
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刃傷未遂(1957年製作の映画)

3.5

吉良上野介と勅使饗応役、そして松の廊下と言えば忠臣蔵が有名ですが
この物語はその前年の勅使饗応役(長谷川一夫)のお話、同じく吉良上野介を相手に松の廊下で起きた事件とは一体!?

この作品の吉良(柳永二
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たつまき奉行(1959年製作の映画)

3.0

片岡千恵蔵主演の遠山の金さんシリーズ第14作目(全18作)

今回の舞台は佐渡島、金さん出張編です
なのでちょっと変わった作品だと思われ、クライマックスのお裁きシーンもお白州じゃないし桜吹雪も披露され
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大喧嘩(でいり)(1964年製作の映画)

3.5

ヤクザの大川橋蔵はなんかわかんないけど3年間の修行の旅に出てて、ようやく帰ってきたんですが
兄弟分は岡っ引きに転向してるし、恋人(十朱幸代)は寝取られてるし
親分(加藤嘉)はヨボヨボだし、なんか組自体
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はやぶさ奉行(1957年製作の映画)

3.0

片岡千恵蔵主演の遠山の金さんシリーズ第12作目(全18作)

簡単にまとめると
将軍暗殺、幕府転覆を狙って悪者(進藤英太郎ら)が暗躍する中、金さん(片岡千恵蔵)は内部に潜入し証拠集める、さらには鼠小僧
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赤い影法師(1961年製作の映画)

3.5

時は徳川家光の治世、名だたる武芸者を集めた御前試合(10日間1日1試合)が開かれ勝者には太刀(全部で10本)が与えられることに
その太刀を狙うのが木暮実千代&大川橋蔵の親子で、10本のうち1本に何か秘
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ごろつき(1968年製作の映画)

3.0

九州の田舎で炭鉱夫をしていた高倉健と菅原文太はお金を稼ぐために家族(三益愛子)を残して上京、高倉健はキックボクシングのチャンピオンを目指します

初めは無一文なのでお金が払えずジムで住込みの家政婦みた
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モダン道中 その恋待ったなし(1958年製作の映画)

3.5

福島から青森、北海道へと出演者たちが旅行していくロードムービー的なお話で、基本シュールなコメディ、ラストはちょっと強引なメロドラマでハッピーエンド

メインとなるのは主役の佐田啓二に、相方高橋貞二の鶴
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御身(1962年製作の映画)

3.5

叶順子は弟と二人っきりの慎ましい暮らし
そんな暮らしのなか弟がスリにあって数日以内に50万円返さなきゃいけなくなっちゃう

会社に頼んでもハゲ部長に一晩付き合えば貸してやるとか言われるし、弟は自殺未遂
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「雲の墓標」より 空ゆかば(1957年製作の映画)

2.5

タイトル通り戦争映画
学徒出陣により学業半ばで望まぬ戦争に巻き込まれてしまう学生たちのドラマ

メインとなるのは田村高廣、渡辺文雄、田浦正巳の3人
高校、大学、そして海軍、特攻隊でもずっと一緒の仲良し
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母の歳月(1965年製作の映画)

3.0

小畠絹子が主演、母役をつとめる家族ドラマ
2部構成で、
第1部では戦前の結婚から夫(岡田英次)と死別する戦後まで
第2部では現代、5人の子供たちが大きくなってそれぞれが歩む道、結婚問題で母親を悩ませる
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羽織の大将(1960年製作の映画)

3.0

フランキー堺は大卒ながら就職口が見つからず、落研出身だったこともあり落語家を目指すことにします

前半は師匠(加東大介)や兄さん(桂小金治)のもとで苦労しながらも修行を重ねる日々
後半ではそのキャラク
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花の中の娘たち(1953年製作の映画)

4.0

1953年公開にしてまさかのカラー作品

岡田茉莉子がいなかっぺーのもんぺ下駄姿でほっぺが赤くてぷっくりしてて、すっごい子供っぽい
ケラケラ笑ってわーわー泣いて怒って感情豊か、全然イメージじゃない、こ
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この二人に幸あれ(1957年製作の映画)

4.0

前半は同じ会社にいる小泉博と白川由美が結婚するまで
後半はなにかとうまくいかない夫婦生活、さらには小泉博が失職しちゃって、、、

そんなにたいしたお話ではないです
才能があるわけでもないしお金も稼げな
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集金旅行(1957年製作の映画)

3.5

母親が駆け落ち、父親が急死し残された坊やの為に
同じアパートに住む佐田啓二は各地に散らばる債権者から集金をしながら母親を訪ねる旅に行きます
一方岡田茉莉子も各地に散らばる男たちから慰謝料を取る為に旅に
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東京の休日(1958年製作の映画)

3.0

山口淑子の引退記念映画、東宝オールキャストが出演するお祭り的な作品

一応のあらすじは
一ヶ月の予定でアメリカから観光使節団(日系が多い)が東京にやって来ます、ホテルでは歓迎のショーが毎晩開かれます
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暖流(1966年製作の映画)

3.0

岸田國士原作、戦前戦後と三度映画化されており、その最後のリメイク作

戦前版、大映版と見てきたのでもうお馴染みのストーリー
細かいところはいろいろ違うんですが、出来を比較するなら
戦前版 > 大映版
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