面白い邦画は面白い、というのがやっと分かってきた。
これは面白い邦画。
「前代未聞!」みたいなのはよくわからないけど、もっと映画を観たくなる作品でした。
子供の頃の自分にとって劇場版とは夏休みに観たドラゴンボールであったり、デジモンアドベンチャーであったり…ワクワクして、本編ではできない映画ならではの展開を楽しむものだった。
本作はまさにそういう作品>>続きを読む
三者三様の企業戦士がそれぞれの立場でそれぞれの戦いをする。みんな男前だなあ。
前作は刺さりきらなかったけれど、今作は物足りなかったところすべて埋めてくれた。
みんな好き勝手自分の歌いたいことを被せて歌っているので、字幕じゃなかったらついていけなかったかもしれない。
ただ逆説的にそれをまとめあげているのはすごい。
あのシーンのための映画。
映画を作るにあたって、テーマを伝えたかったり、キャラクターを魅せたかったり、ストーリーを届けたかったりと色々な要素があると思うけれど、この映画はあの「セッション」を体験させ>>続きを読む
エイブラムス版スタートレックをようやく観た。
「長すぎるシリーズの入り口のために作られたリブートだけど旧作ファンはより楽しめる要素がある」というタイプの作品。
宇宙を超えた友情の物語。
アーロンとクロエがいい方向に育っている…。
前作のヒットガールは何かと規格外だったけれど、本作では彼女を人間として描こうとしている。その結果青春ムービー要素が強まったのを観やすくなったと捉えるか不満>>続きを読む
魅力的な設定も視覚効果も最後は全て人間の心のドラマを描くために積み重ねてきたのだとわかる瞬間があって、それが最高に気持ちいいのでノーラン映画が好きなんだなと確信した。
ラストカットが素晴らしい。
「モリアーティとの対決」を主題に置いて、「ホームズとワトソンの新婚旅行」をやられたら悔しいけど楽しんでしまうよね。
面白くて完結している作品に続編を作る必要はないと思っている。
それと同時に続編は別物なので出来がどうであれ前作の評価が変わるわけではないという割り切りみたいなものはある。
今作は「2作目だから出来>>続きを読む
ボーンという男、己と自動車のタフネスを最大限に引き出しすぎている。
シリーズ2作目。ボーンの超人っぷりにピンチの時でもハラハラしない。各陣営の駆け引きも楽しい。
ボーンシリーズ初見。マット・デイモンに知的なイメージはなかったけれど、「頭ではなく身体が覚えている」という役柄には合っていた。