Sungさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Sung

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アマデウス(1984年製作の映画)

3.7

小6の時ブラスバンドの影響でクラシックにかぶれて観てそれから中1の2学期までフィガロの結婚を毎日聴いた。
久々にこの映画を思い出したけど、もしあの時観てなかったら吹部でホルンを吹くこともクラシックにの
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.7

この満たされた気持ちはなんだろうか笑
正統派でもB級でもない。いい温度。
これでもか!ってほど近未来。主人公はスラムに住む軍人上がりの落ちこぼれタクシードライバー。最高。
エリート地球防衛軍なんてのよ
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(1990年製作の映画)

3.8

大好き。
オムニバスに高評価は付けたくないけど、素晴らしい映像に敬服。好み過ぎただけなので僕の過大評価なのは認めます…
絶対夢の大幅な改変あるだろ、とも思うしね。
まあ私小説の類はそれでこそなんだけど
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.7

やはりレオスにとってドニ・ラヴァンは彼の生き写し。
作品を楽しんでほしいというのではなく「この作品を作品として認めてもらえますか」というレオスからの僕らへの問いかけ。そして彼自身の自問自答。
だから好
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北の橋(1981年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

のっけから最高ですぜ旦那。
無音とコンパス「さあ来い バビロン」で持ってかれましたマイハート。
華奢なバイクで威嚇 転んでキレて普通にエンジン切ればいいのにナイフで配線断つ。
80年の話 僕もレディー
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市川崑物語(2006年製作の映画)

3.6

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話があって当たり前
目の前にいる この人は
”僕のオリジナル”
ーーーーーーー
打ちのめされた。僕自身の内なる完璧の思想や信仰や意志の裏側から外へまっすぐに貫かれた。

「性」
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FRIED DRAGON FISH(1996年製作の映画)

3.3

Break These Chain
初めてCharaを知った時はあまり聴かなかったけどこの数ヶ月聴いてばかりいる

Love Letter(1995年製作の映画)

3.9

何も果たされた想いなんてないのに木霊のシーンも最後の図書カードのシーンもどうしてこんなに晴れた気持ちになれるのだろう。
ただの逝ってしまった彼と残された恋人の話ではなくて彼の中学時代の反芻によって彼自
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天使の涙(1995年製作の映画)

3.1

絶対香港行きたいよなあ。

映像がネオンじゃないとこもネオンみたいでキレイだった。
でもぐっと来るシーンはなかったなあ。”1818”のムーディーなシーンなんか「ダサい」とか思ってしまった。
「恋する惑
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます


マフィアやヤクザではなく野良の悪党の話

隆盛を極め天を仰ぎ始める他の仲間を他所にヌードルスはこのままどこにも属さずどこにも名前を付けてもらおうとは思わなかった。
誰の下にも就きたくないという反抗は
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闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

3.4

あまり関係ないけど破壊衝動のある少女が好き。
自分はゴシック好きでロリコンだということをしみじみ再認した。

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.5

音楽が良すぎた…

他作品に比べて落ち着いていたけれどとても市川崑の世界観の据わった作品だった。
絵を見せつけるなあ。観る人はただこの絵の中に身を任せていればいい。下手に気張らずともゆっくりと自ずと解
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黒い十人の女(1961年製作の映画)

3.3

男女それぞれの性があまりにも究極的に描かれてる。
女は男らしく男は女々しく。
それで世のバランスを保ってる。
甘いSEXとの折り合い。
生業にギャップを付けるための。
女は強く男は弱い、と言った方がい
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スウィート・ノベンバー(2001年製作の映画)

3.0

本当にたった一週間や二週間で人はその人しか見えなくなってしまう。この映画では追いつけてない。上がりっぱなしのテンションを真面目に映画にぶつけるなんて難しいよ。

処刑の部屋(1956年製作の映画)

3.2

学生特有の粋がったデカダンスは相変わらず嫌い。
これだけは時代を超えて嫌い。
だからこの作品は僕にとって苦行の連続だった。
妬んで僻んで、僕に知れるはずがないから知りたくないと思っていた。でも学生が学
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八つ墓村(1977年製作の映画)

3.3

憑き物顔というか、祟る落武者の顔、殺す要蔵の顔、美也子の鬼の形相、死相
特殊メイクよりももっと深みへ行く。
身の毛がよだつほど格好よかった。

鍾乳洞のシーンがとても好き。
最後の金田一の推理と洞窟の
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犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.5

乾いた血痕も鮮血も同じ真っ赤な絵の具。
いらないリアリティは捨ててしまう。潔くて観る人に焼き付ける。
キャラ毎、シーン毎、それぞれはっきりと個性を付ける。ツギハギで散乱しているわけではなく最後は完成し
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