雷電五郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

雷電五郎

雷電五郎

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災厄の家(2018年製作の映画)

3.5

最新の給電システム開発にのめり込むイーサンは家族との時間をおざなりにしがちになっていた。
しかし、ある日両親は事故で死に、幼い弟妹を養うためイーサンは研究から離れることに。
夢を諦めきれないイーサンは
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

1.8

端的に。
アトラクションのようなホラーで唐突に驚かされるシーンが多いため、ビクッとすることはあっても怖さはあまりありません。

死霊館シリーズの中でも個人的には怖さのレベルが一番ライトな作品で「こうい
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1922(2017年製作の映画)

3.5

妻が相続した土地で農場を営むとある男が土地を売ると言い出した妻を殺害したことで人生が一転する、という話です。

人の執着や拘泥は時に冷静な判断を鈍らせ、欲得を助長する。結果、罪を犯し利益を得たとして、
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ラスト5分で覆るの煽りは知っていたので気になっていた作品。

バブル期の1980年代後半、Aサイド、Bサイドともに男女の恋愛模様を綴った物語です。
A面のラブコメは笑える部分もありつつ、B面はウェット
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シー・ユー・イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.0

舞台は現代ブルックリン。
強盗に間違えられ警察官に射殺されてしまった兄カルヴィンを助けるため、CJとセバスチャンは兼ねてより研究を重ねていたタイムマシーンを完成させる、というタイムリープものです。
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グースバンプス モンスターと秘密の書(2015年製作の映画)

4.0

小説に登場させたモンスターが具現化してしまうホラー作家の特異な才能が田舎町に騒動を巻き起こすファンタジーコメディ作品。

設定は至ってシンプルで登場人物も絞られた人数で綺麗にまとまっているため、非常に
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リバース(2016年製作の映画)

3.0

平凡な生活を送るカイルの元に大学時代の友人ザックがやってくる。
自己啓発セミナーに勧誘されたカイルは最初は胡乱げであったが好奇心に負けてセミナーに参加する、という話です。

自己啓発をうたいながら洗脳
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怪奇温泉旅館(2018年製作の映画)

3.7

両親を早くに亡くし、高校を卒業できないまま20歳にして転校したシャオジンは高校で知り合った変わり者のチェン、いじめられっこのリーハンとともに祖父母が経営する潰れかけの温泉旅館に向かうことになるが…とい>>続きを読む

タイム・トラップ(2017年製作の映画)

3.8

洞窟の内部だけ時間の進みが遅い特異点でその洞窟に迷い込んでしまった若者達の脱出劇。
洞窟、遭難とくると大体ホラーか自然災害パニックだと思っていたので、いい意味で予想を裏切られて楽しめました。

短い話
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Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

3.5

とある事件がきっかけで引退し、田舎で余生を送る93歳のシャーロックホームズが、認知症の症状により曖昧になった記憶を必死に頭の中から探しながら、最後の事件で自分に引退を決意させた真実を知ろうとする物語で>>続きを読む

ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.7

レストランを営む細谷亮介は婚約者の失踪、父の末期ガン療養と頭の痛い問題が続きながらも日々仕事に専念していた。
そんな時、父の書斎で「ユリゴコロ」と題された一冊のノートを見つける。そこには1人の殺人犯の
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.5

ITのリメイク作品です。

これもしかして三部作だったのかな?
ラストに第1章とあったので恐らくは続くのだと思いますが、続編でペニーワイズの起源に迫る展開があれば興味があります。日本の怖い話のような土
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.5

アウシュヴィッツ収容所において、囚人でありながら特別な仕事に従事する「ゾンダーコマンダー」と呼ばれる人々。
その1人である主人公サウルがある日、毒ガス室の中で見つけた1人の少年を埋葬するため、ユダヤ教
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.8

日本を舞台としたゾンビものですが、ZQNの描写がより「人間から変質した生き物」感あってホラーとしても造形が怖くて、ゾンビものにちょっと飽きが来ていた身としてはかなりツボでした。
生前の習慣や口癖を残
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.1

無人島に遭難したハンクの元に流れ着いた死体。
それはあたかもスイスアーミーナイフのように万能な機能を持つしゃべる死体だった。

ラスト、オナラの勢いで沖へジェット泳法で消えていく死体ことメニーの姿は涙
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.5

ある日各国に飛来した謎のバカウケ違う、宇宙船を巡るSFヒューマンドラマです。

厳密に言えば飛来というのもちょっと違います。最後まで観て、彼らがやって来た理由を知ると、現れたという方がより正しいように
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

4.2

実にシンプルな物語。
そして「今更キャラの説明、必要ある?」といった潔い解説の省略、DCのアメコミがお好きな方ならばお馴染みのキャラばかりですので、物語のテンポを重視して省いたのでしょう。

あり得な
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ザ・リング/リバース(2016年製作の映画)

2.7

簡易感想

リングはビデオを観た主人公がビデオの成り立ちを追うミステリーパートも面白さの一つなので、そこをちゃんと作りこんでるのは良かった。
初回のハリウッド版リメイクはサマラ=悪といった短絡的なくく
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TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.5

観る劇薬ですね。

最初から最後までどエライ熱量で正直原作の漫画ファンの方には微妙なのかもしれませんが、メラ役の鈴木亮平さんとンコイ役の窪塚洋介さんだけでも100点満点中1000点つけられます。

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ユニコーン・ストア(2017年製作の映画)

3.0

なんと奇しくもキャプテンマーベルと同じキャストが揃ってるこの作品、キレのある雰囲気を持つ役が多いブリーラーソンが普通の人と違うこと、違うものが好きな自分に悩む女性を演じていて印象がかなり変わります。>>続きを読む

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.8

人口の爆発的増加により食糧難に陥った近未来、政府は一つの家庭につき一人の子供だけを許可する分配法を施行する。
兄弟がいると知られれば分配局によりコールドスリープに送られる世界で、カレン・セットマンは一
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嵐の中で(2018年製作の映画)

3.9

1989年、住宅街で1人の少年が交通事故により死亡した。嵐の夜だった。

25年後、銀行員の夫と娘グロリアとともにベラはかつて少年ニコが住んでいた家へと引っ越してきた。
彼が使っていたテレビとビデオカ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

北欧発、緊急ダイヤルの電話でのみ物語が進行してゆくサスペンスです。

人間が普段いかに五感をフル稼動し、情報を認識しているか。視覚の情報がない、ただこの一点のみが欠けただけで、耳に入る情報は主人公アス
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野獣(2018年製作の映画)

3.7

廃線になった線路、取り残され錆びついた車両、古びたパイプが伸びる工場、雨水が溜まった広大な砂場、まるで世界は2人の少年を無限に遊ばせるために大人を消し去ってしまったかのように静まり返っている。

誰に
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フッテージ デス・スパイラル(2015年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

簡易感想

前作の登場人物が主人公になる展開で引っ越しやテープなどの儀式発動の条件を知っているというアドバンテージはよかった。

前作がイーサン・ホークの視点であったのに対し、こちらでは子供達の視点が
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グレイヴ・エンカウンターズ2(2012年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

簡易感想

続編としてはまずまず。
前半に探偵パートと主人公達の性格、関係性を描いていたのもエンドロールの後の映像と繋げて考えた時に少しゾッとするものを感じてよかった(主人公が彼女を殺した後に見ること
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ロミーナ(2018年製作の映画)

1.4

湖にキャンプへ来た若い男女が無残な死を遂げるメキシコのホラーサスペンスです。

これ、は、どう解釈したものか。
湖と殺人事件はホラーでもサスペンスでもよく使われるシチュエーションですが、こちらの作品は
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