reitengoさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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爆裂都市 BURST CITY(1982年製作の映画)

3.7

10年以上昔に見た印象だとムチャクチャで町田町蔵やスターリン、コント赤信号がワイワイしてる内容だったのだがー今見るとストーリーもソレなりにあるし反体制な空気感、ポリスの格好もイカスし全体的に粒子の荒い>>続きを読む

愛の嵐(1973年製作の映画)

3.6

前半1時間の緊張感が後半ダラけたのは残念。だったものの怠惰な空気感は優しく心地よい映画だった。

グラン・プリ(1966年製作の映画)

3.7

クラシックレースのルックが素晴らしく感動。むちゃくちゃカッコいい。レース映画では最高峰。そしてソウル・バスのオープニングの切れ味の良さよ。感動。ドラマ編はボチボチだが全然ダメってほどでもなくしっかり見>>続きを読む

(1954年製作の映画)

3.9

最初は何がなんだかわかんないんだが哀愁とそれぞれのキャラクターの心情が自分に乗り移る感覚はすごい。綱渡りのシーンが大好き。皆が同じものを息を呑んで見て拍手喝采。繰り返し見ていきたい。

淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

3.7

戦前の上流階級や知識階級の日常が垣間見えて楽しい。モガもかっこいい。背景が布でレンガ柄が歪んでいたりホノボノ。オバちゃんの会話など小津チックさも楽しい。エンディングでいきなりインスタレーションが始まる>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.5

町山智浩レビューを聞き鑑賞。レビューでの印象の方がよかったかなーというのが感想。例えばー主人公が人種差別を受けた際にアメフト男子がフォローするとこがレビューだとグっときたが映画ではサラっとしていた。憧>>続きを読む

復活の日(1980年製作の映画)

3.6

大きく広げた話が回収できずザックリ終わる終わると聞いていたがダメダメな印象はあまり感じなかった。まぁあの憤死はどうかと思うが....。その他なざっくりな描き方は昭和だなぁと受け止められるレベルで小気味>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.3

コロナパニックな今だからこそ光る本作。アフターコロナにどのような映画が産まれるのか比較対象にもなるだろうし。ちょっとしたご縁で死んだり必然的に破滅しちゃったり。配役は豪華だし素直な脚本だとは思うが映画>>続きを読む

容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

3.1

常々見たいなーと思っていた映画。ただ中身はセレブのお騒がせ日々をダラダラ描いた事で終わった印象。起伏が無いことを魅力できなかった原因は編集なのか撮影なのか撮影期間なのかPJの告白の深度なのか.....>>続きを読む

早春(1956年製作の映画)

3.7

池部良はかっこいい。それに尽きる。小津安二郎作品のワリには男性の「理想の嫁」感が弱いかなぁ...と思ったがそうでもない気もする。ソコは相変わらず。但し池部良だから成立する。だってカッコいいから。月桂冠>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.5

アダム・ドライバーに同情してしまう。そして彼の演技力のスゴさに驚嘆。相手を理解することー話を聞くことの大切さ。大事にします。

FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

3.3

見てて自分が設営側のような不安に陥りパニクりそうになるのが良い。ただ途中からそれ程まで悲劇的な終わり方をせずフワっとした話になってしまい拍子抜けしてしまう。海沿いのバーのおばちゃんには本当に同情します>>続きを読む

不滅の女(1963年製作の映画)

4.1

写真が動き出したような映画ーポスターのような映画。そんな枠を超えて間ー画角がセリフや役者たちが動き外れていく。ループし続ける顔と動かないようで動く背景の人々。クスリと気付かさされる絵の中に言葉の中に組>>続きを読む

燃えつきた地図(1968年製作の映画)

3.6

勝新がアドリブしない映画(ように見える)なんてあるんだなーと驚く。土方の暴動(怖い)くらいから話が行方不明になってしまったが喫茶店に朝、集まる連中と関係するのかしないのか。最後のネコちゃんの意味もよく>>続きを読む

ミザリー(1990年製作の映画)

3.5

このおじさん....ゴッドファーザーのソニーじゃん!と驚く。ミザリーに自分にもある短絡的な被害妄想、短気さを垣間見ているようで恐怖。ロブ・ライナーらしいホッコリ感と恐怖の同居という不思議さ。

魚からダイオキシン!!(1992年製作の映画)

3.4

内田裕也のカッコ悪さがカッコよくていい映画だなーと感心。主観ですが「その男、凶暴につき」と「ブレードランナー」を意識して作ったのかなぁーとか。「未来世紀ブラジル」感・「タンポポ」感もあるような無いよう>>続きを読む

座頭市物語(1962年製作の映画)

4.0

素晴らしい。説明は殆どないのに話の筋がすぐ見える。のに全然退屈ではない。それが予想している筋を全て超えた話で返してくるからなのか、それともモダンでリアルな絵作りに心躍るのか...。用心棒と似てる展開も>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.3

気になってた作品だったもののー。クリスチャン・ベールの見た目が大きく変わったのは見ものだったもののチェイニーが大きく成長したり決断する心情の動きはさっぱり画かれずダラダラ話が続くだけ。残念。

秋日和(1960年製作の映画)

3.6

ノホホンとした話をズレのないカメラ位置で垂直にパキっと撮る。4Kリマスターは冴え渡るる。お馴染みにの景色と安定した配役に司葉子と岡田茉莉子だけ転校生のようにハメ込まれスポットライトがズバっと当てつける>>続きを読む

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.6

軸がブレなければ唐突なシーンも味わい深いシーンになるのが感慨深い。アンディラウのキレのいい顔が気持ちいい。後半がややバタバタする印象。前半の強力な推進力が続かなかったのは残念。

激動の昭和史 軍閥(1970年製作の映画)

3.4

ビン底メガネの加山雄三が絶妙。兎に角、陸軍と東条英機が憎くてしょうがない設定もおもしろい。毎日新聞の一連の動きは初めて知ったので興味深かった。でもまぁ映画というか再現ドラマの延長か。なかなかの残虐シー>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.5

それぞれの登場人物の顔がクッキリ描かれ深い見応え。監督の暗闇に導かれていくリズム感の描き方も奥行きがあり良かった。犯人が見つからないーということもあるのかエンディングはややボヤけた印象。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

レース映画好きとして楽しみに池袋・4DXスクリーンXにて鑑賞。スクリーンXってことで左右にスクリーンがあるのは贅沢だが3Dではないのでやや寂しい。普通の4DXで充分かなー。

作品は期待外れだった。話
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.7

CGが技術的に現代から見れば稚拙でも見せ方の細かさ・ギミックの斬新さ・そして作品の強さーセリフで多くの実写を軽々と超えることができるのかーと驚く。ピクサーとディズニーのお家内革命にも納得。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

どこで破綻するのかワクワクする展開から二転三転する様がヒリヒリして楽しい。主人公視点からか元の家政婦が傷つくシーンに安心するような不安になるような心情のゆらぎが自分に感じられ楽しい。暗い社会の側面も内>>続きを読む

ダンボ(1941年製作の映画)

3.8

ファンタジアやバンビと比べるとアニメーションいまいちだなーと思ってみていたら途中から飲酒からの激ヤバなグラフィックの連打にヤラれる。そのままゴール。ディズニー恐ろしや。とりあえず...ねずみくんがメッ>>続きを読む

日本沈没(1973年製作の映画)

3.3

特撮や恐怖描写は鬼気迫るものがあり迫力がある。が....感情に訴えるーというよりも説明・仮想ドキュメンタリ映画としての側面が強く心情を揺さぶるような話はあまりないのは残念。災害描写よりも日本移住する人>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.1

ネットフリックスで視聴。出演者がおじいちゃん過ぎ(ANDボンヤリ若作り)で時系列が把握し辛い。長い。後半のデニーロがアルパチーノに深刻そうな話をしてるとこは妙にグッときちゃうパブロフ犬な自分に苦笑い。>>続きを読む

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.5

延々と続く悪夢感。没入感もあり自分が見てたクラブの景色と重なり劇場の光景が歪む感覚が夢心地。劇場で見てよかった。

ただー小さい世界で終わった感も強くもう一声って気分。キマった状況で見る景色だからもっ
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真実(2019年製作の映画)

3.4

期待していたけど是枝の習作ーといった印象。人間描写の丁寧さはあったものの日本国内制作にあったような踏み込んだ心情の描写は感じれなかった。そしてうっとりするような撮影も照明も無く残念だった。豪華俳優陣の>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.5

こんな大学楽しそうだなー!にしても劇場に行かなくてよかった...。悲鳴だの顔で覆ったりと大忙しになったはず。流れてる音楽も良くイイ映画。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

狂った世の中で普通に生きることに疑問・限界を感じ順応し狂った男の話。

ダークナイトではじまった今10年の映画群は一連のアベンジャーズでグダグダにCGで薄められ着地した。そして今作で再度「リブート」さ
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バンビ(1942年製作の映画)

3.9

吹雪の美しさよ。偉大なるマスターピース。涙と粉雪が重なるカット→後ろ姿→春(うかれあたま)。すげえ。子どもによる声優もいい味。動物から見た人間が恐怖でしかない点を加味したのも素晴らしい。フラワーがオト>>続きを読む

近松物語(1954年製作の映画)

4.0

最初の長谷川一夫が布団から起き上がる時の薄らエロいことツヤっぽいこと。彼の所作の美しさに宮川一夫の素晴らしい!撮影の重なり。見事なもの。茂平とお家さまが街中で出会うシーン。寄りのカメラ....最高!初>>続きを読む

ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.3

圧倒的な映像美!を期待にしてたが...立派だけども3Dとはギリ認識できるレベルでやや残念。ストーリーは生まれながらにして自動的に王様になるーってのはややウケ。アニメとまんまだったり真顔のライオンがツッ>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.3

ミッドエイジ・クライシスをこれでもかと見せつけてくれて美しい。しかし4000ポンドだ10万ポンドだと大金なのか疑問な額面なまま、裏切られた事に執着するしかない狭い世界の辛さよ。T3を楽しみにしてますが>>続きを読む