れれれざうるすさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

れれれざうるす

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Life in a Metro(原題)(2007年製作の映画)

3.2

インド版「ラブアクチュアリー」といった感じの恋愛オムニバスを「バルフィ」の監督が描く。
オムニバスとは言え、どのエピソードでも誰かしら関連性がある。こっちの話での人があっちの話での不倫相手だったり。意
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愛より強く(2004年製作の映画)

3.5

別々に自殺を図った見知らぬ男女。勿論死ねず、病院で出会うや否や「私と結婚して」と言われ、理由なく承諾した愛のない訳ありな結婚。エキゾチックなトルコ音楽に乗せて展開していく不思議な愛の話。

前に観た「
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太陽に恋して(2000年製作の映画)

3.7

国に帰るトルコ人女性に一目惚れした主人公。主人公に一目惚れしていた女性ユーリ。失恋したユーリはヒッチハイクで最初に止まった車に乗り込むことに。そこで止まった車は偶然にも主人公だった・・・。
好きな男と
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ニコラ(1998年製作の映画)

3.4

思春期特有の不安と不満。
現実なのか妄想なのか…観ている側も混乱してくる様は「ジェイコブス・ラダー」を彷彿とさせる。但しフランス版であり少年視点で展開していく。
小さい頃、どうでもいい忘れ物をしただけ
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サベージ・キラー(2013年製作の映画)

3.0

メキシコに入った瞬間こうなるなんて…さすがメキシコです。
レイプリベンジモノは、必ず陵辱→復讐となるので大体他作品とのゴアシーンやレイプシーンが競い合いになるが、本作は別のもんまで復讐に参加するという
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ファスビンダーのケレル(1982年製作の映画)

3.3

主人公ケレルを取り巻くピチピチレザーやセーラー服を着た男達の、汗と血と視線が絡み合う暴力に塗れた愛憎。橙色の夕陽の元、まるで舞台を観ているかのような現実味の無いセット。見事な退廃美。そこに佇む美しき男>>続きを読む

キラーコンドーム(1996年製作の映画)

2.0

クソつまらないと思ってたらやっぱりドイツ映画だったっていう…。しかもエロもグロもないのに特撮担当は「ネクロマンティック」のユルグ・ブットゲライト。
コンドームがチ◯ポを喰らいつくという発想は良いのだが
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ツイン・フォールズ・アイダホ(1999年製作の映画)

3.5

孤独な娼婦が結合双生児の片方に恋をする話。
肩から腰までくっついており、腕は2人で2本、脚は2人で3本しかない。しかも片方が病魔に侵されてしまう。
静かで画面が暗く、それといった展開もないので特別面白
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マーティン/呪われた吸血少年(1978年製作の映画)

3.7

ロメロの「ゾンビ」以前の吸血鬼映画。吸血鬼とはいえ牙はなく、手首を切り傷口から啜る。そして普通の食事をし、太陽の元を歩ける上に吸われた人間は吸血鬼にならない。吸血鬼という決定的証拠がないので、血を欲す>>続きを読む

クリミナル・ラヴァーズ(1999年製作の映画)

4.0

フランソワ・オゾンの初期作品。
童話の「ヘンゼルとグレーテル」を元にしてるだけあってお伽話チック。ただ内容はとんでもないもの。
同級生を殺した恋人同士の男女。森に遺体を埋めに行くのだが、それまでに強盗
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複製された男(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

なにこれめちゃくちゃ面白いんですけど!!!ほんと世間の評価はアテにならん…。
てことで、好き勝手にベラベラ喋るだけだからレビューじゃないよ!


ある日自分と瓜二つの人間を見つけて、血眼になり探し出し
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しあわせ(1998年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞してから一ヶ月近く経つのにいまだに心地良い余韻に浸っていられる。
原題もテーマも『偶然と必然』
物事は全て偶然なのか、必然なのか、偶然が重なると必然になるのか。
信仰によっても変わってくるようなよ
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.7

「ホットファズ」の元ネタになったとも言われているカルトムービー。行方不明の少女を探しに孤島へ来たが島民がキチガイだったっていうミュージカル映画。

全裸で踊り狂いながら歌っているのを見て「若者は元気だ
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ムカデ人間3(2014年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

早速観に行っちゃいました!舞台挨拶付きのレイトショー!1も2も好きじゃないんだけどここまで来たら大画面で観なきゃいけない使命感だけでこぎつけました。(しかもこの日は3本ハシゴのフィナーレにこれ)
フロ
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悪魔のはらわた(1973年製作の映画)

3.9

完璧なパーツで作り上げた美男美女の人造人間を交尾させたら人類最強の美しい人間が出来るんじゃね?
と変態男爵が思い付いて絶倫男を探しに出るが、勘違いしてホモの頭部を移植してしまう話。
耽美で上品に臓物を
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彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

4.3

簡単に説明すると、死んだ親友の旦那に女装癖があり女友達になる話なんだけど、想像以上に良くて5回ほど泣いてました。
フランソワ・オゾンの描くマイノリティは閉塞的で、どうしても登場人物から孤独を感じてしま
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人肉ラーメン(2009年製作の映画)

4.2

どう見ても明らかクソ感溢れるタイ産ホラーなんだけど、笑いあり涙ありラブありグロありの大傑作エンターテインメントでした。

アメリカ&フランス&日本のホラーの良いところ取った感じで、邦題からは想像出来ぬ
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Haider(2014年製作の映画)

3.8

これは…暗すぎる…。
IMDbでも8.4という高評価を得ているインド映画。(ちなみにきっとうまくいくが8.5)
ボリウッド俳優内でも若くてモテキャラなシャーヒド・カプールが思い切って髪を剃り、狂気とし
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ダンシング・ヒーロー(1992年製作の映画)

3.9

バズ・ラーマンの監督デビュー作にして最高傑作。どれも好きだけど本作が一番かもしれない。(オーストラリア未見だけど)
ラーマン特有の鮮やかで煌びやかな世界観は舞台の上のみ。つまりダンスシーン以外は地味な
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モルグ 屍体消失(1994年製作の映画)

3.4

ユアン・マクレガー主演「ナイトウォッチ」のオリジナル版。デンマーク産のネクロフィリアモノなんだけど死体とヤるシーンがなくてショック…。
死体が連続でレイプされてたことを死体安置所で夜警のバイトをする主
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チェイス!(2013年製作の映画)

4.0

本作はDHOOMシリーズの3なのだが前作を日本で発売することは今後ないだろうなぁ。全作ウダイとアビシェークの刑事コンビが主役みたいなものだけど未見だから黙っときます。(今度観る予定)
主演は「きっとう
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豚小屋(1969年製作の映画)

2.3

「ソドムの市」が面白かったので同監督作品内でなんとなく変態臭のする本作を観てみたものの意味不明な上につまらん。
『現代』と『中世』のエピソードが交わることなく交互に進んでゆく。ブルジョワな現代に比べ、
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愛に関する短いフィルム(1988年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

19歳の青年が隣のマンションの女性を望遠鏡で覗くだけの見返りを求めない一方的な『愛』の物語。
青年の行為は俗に言う“ストーカー”なのだが、本作は若くて綺麗な男が熟女に想いを寄せるからか美しい純愛にしか
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バブル・ボーイ(2001年製作の映画)

3.9

ジェイク・ギレンホール主演のコメディ。免疫がなく一切の無菌状態で、家中に作られたバブルルーム内でしか過ごしたことのない主人公が恋をする。
カルト教団・フリークス・宗教などを明るくディスったりスレスレで
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トライアングル(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

おいおいパッケージにネタバレしすぎでしょ!
期待せずに観たのに思わぬ大当たり。
以下、完全に観た人向け。
ただの私なりの解釈と疑問。


まず、冒頭で疲労感漂い「変な女」と言われ船に乗るジェスは一通り
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ネクロマンティック2(1987年製作の映画)

4.4

【※前作のネタバレしてます】
ご丁寧に前作での大量出血大量射精シーンからおさらいしてくれます。(誰もあんなシーン忘れないと思うけど…)
前作とは違いネクロフィリアでありながらも普通の恋愛を試みる女が主
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アリスのままで(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

若年性アルツハイマー病という題材なだけに予告だけで涙ぐんでたのだけど、わかりやすく号泣するような映画ではなかった。もちろん良い意味で。
1日経ってからブワッと余韻が押し寄せてきた。今でも気を抜くと涙が
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SEXテープ(2014年製作の映画)

3.2

趣味はセックスと言っても過言ではない男女が夫婦になり、子供が出来、セックスが疎かになってしまう。そこで思いついたのがセックステープ!
が、動画を入れたiPadを知人達に配ってしまい夜な夜なドタバタと回
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トロメオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.9

今や大人気「スーパー」「ガーディアンズオブギャラクシー」のジェームズ・ガンのデビュー作であり、
ト ロ マ 映 画 で あ る 。

タイトルからわかるように「ロミオとジュリエット」の
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2000人の狂人/マニアック2000(1964年製作の映画)

3.2

遂にハーシェルゴードンルイスレビュー。本作はDVD再リリースのタイトルなので内容は「2000人の狂人」と同じ。
誰のレビュー見ても2000人も狂人出てねぇ!と突っ込まれてるけどガチだった。ただ64年の
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バーニング・ムーン(1992年製作の映画)

2.8

実は一番とんでもない描写と言われてるのがドイツ産ホラー。ユルグ・ブットゲライトに並ぶのがこいつ!オラフ・イッテンバッハ!
しかし、描写はとんでもないけど話は面白くないのがドイツ産ホラー…。

時代を感
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奇跡のひと マリーとマルグリット(2014年製作の映画)

4.1

盲目で聾唖で教育を受けていない厄介な少女を、聾唖学校の1人のシスターが成長させていく話。
死ぬほど泣きました。ポケットティッシュ3つくらい使いました。なのに見終えたあとの爽やかさは一体何なのだろうか。
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ダークホース リア獣エイブの恋(2011年製作の映画)

3.5

ソロンズ作品内で何となくこれだけ未見だったのだがやっぱり濃度100%でソロンズでした。セスローゲン的なコメディと思ってジャケ借りすると後悔する。
モテない男の奮闘でもモテない男の逆襲でも何でもない。社
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スガラムルディの魔女(2013年製作の映画)

3.6

ごったごたのごった煮スパニッシュホラーコメディ。スペインのコメディって一癖も二癖もありとにかくドタバタが多い為なかなか日本でお目にかかれない。本作も魔女、ババア、ショタ、ホモ、モンスター、ロマンス、愛>>続きを読む

愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像(1998年製作の映画)

2.7

画家のフランシス・ベーコンの一生を描いた作品だが、ベーコンの絵を鑑賞前もしくは鑑賞後すぐに観ておけば良かったと後悔。主にゲイであるベーコンの恋愛模様…というか愛憎劇なのだがリンチやクローネンバーグを思>>続きを読む

パロアルト・ストーリー(2013年製作の映画)

3.9

ジェームズ・フランコ原作、コッポラの孫娘が監督を務めた青春映画。
「KIDS」+「ウォールフラワー」の様な映画だと思った。基本的には学生達の恋やドラッグ、思春期特有の悩み等の今更何の意外性もない題材だ
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