ゆっきーさんの映画レビュー・感想・評価 - 130ページ目

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.5

確かにカメラワークは青臭いし、こっぱずかしくなるが、アトラクション的な面白さは映画が生き残る上で必要だし、戦略的に誉めるべき。

あ、春(1998年製作の映画)

3.5

長回しは控えめだね。
お腹でひよこかえすとこで泣く。
あの、屋上のシーンも良かった。素晴らしい。あの、ドイツ語で第九うたってるおっさんとか出すのが良いセンスしてると思う。
葬式で始まって葬式で終わった
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お引越し(1993年製作の映画)

4.5

大傑作。
年明けの除夜の鐘が鳴る時に、ちょうど「おめでとーーーございまーーーす」が来るようタイミングを調整して見るべき。

光る女(1987年製作の映画)

4.0

大傑作。
ロマンポルノの香りがすると思ったら脚本は田中陽造大先生でした。「ワンフロムザハート」みたいに、電話する相手が画面の後ろに現れるシーンが好き。あと、水のないプールでのセックスシーン。
武藤敬司
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ラブホテル(1985年製作の映画)

4.5

列車の窓からの光がアパートの階段を照らし出すシーンの凄さ。
冒頭のホテルは渋谷にあるのでいつか行ってみたい。

夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

3.0

新文芸坐かどっかで見た。
悪くはないが、相米のなかでは最下位レベルの出来。

ブルックリン横丁(1945年製作の映画)

4.0

これは泣ける。傑作。
(ニコラス・レイがジョカントクしてるから?)
窓の外の天と雪が忘れがたい。

波止場(1954年製作の映画)

3.0

これは面白いが、テンションが上がりきらない。
シャッターと鳩。

欲望という名の電車(1951年製作の映画)

2.5

舞台劇から脱却できてない。
まず電車を撮ろう。そこからだ。

草原の輝き(1961年製作の映画)

2.5

大したことないがピンク色が鮮烈な印象を残す映画や。

エデンの東(1954年製作の映画)

2.0

ジェームズ・ディーンのえんぎを受け入れがたい。

ナイト ミュージアム エジプト王の秘密(2014年製作の映画)

3.0

まさかナイトミュージアムで泣くとは思わんかった…
個人的には親子の話より祭りの終わる寂しさの方がグッと来た。
ロビン・ウィリアムス、R.I.P.

一番好きなシーンは猿にオシッコ引っかけられるとこ。

マイキー&ニッキー(1976年製作の映画)

2.5

カサヴェテスの影響ド直下みたいな作品だったが、どこかが違うし、なにかが足りないんだよなー。

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.5

リア充壊滅ひょぉぉぉぉう!!!!って感じの映画で楽しかった!

呪いの血(1946年製作の映画)

3.5

ちょっと長いけどノワール的サスペンスで中々楽しめた。ノワール的というのは、バーバラ・スタンウィックがファム・ファタールの役を担っているからだが、犯罪映画かといわれるとそこまではっ。って感じ。
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凱旋門(1948年製作の映画)

2.0

べらぼーにつまらんかった・・・
マイルストンは『呪いの血』が面白かったので期待してたのだが。
メロドラマに必要な二人の”壁”が、この作品だと主人公が亡命者であるということなんだけどそれも弱い。

ニースについて(1930年製作の映画)

3.0

記憶にないが、ひたすら滅茶苦茶やってた気がする。

新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)

4.0

最高!
アナーキズムの極致=学級崩壊!!!
舞い散る羽毛!!

アタラント号(1934年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

川を船が進み、パリで恋人が離ればなれになり、見つかり元通りになるだけの話なのだが最高。
猫を肩に乗せたミシェル・シモンが最高なのと、キャラ造形が面白い。
困ったただの酔いどれ親父かと思いきや、友人の手
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しあわせ(1998年製作の映画)

1.5

酷い。この人ヌーベルバーグの真っ只中に板はずなのに、結局最後までヌーベル・バーグを勘違いし続けた。

「太陽」を売った少女(1999年製作の映画)

4.5

セネガルの新聞”ソレイユ”を売る、松葉杖の少女の話。
すげーシンプルで俳優も素人のようだ。
キアロスタミや北野映画のような空気感が画面にある。途方もない傑作。

北野やキアロスタミの空気感を維持しなが
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Badou Boy (原題)(1970年製作の映画)

3.0

60分の劇映画。不良少年vsアホ警官って感じの話。街を撮りたいのか人を撮りたいのかまとまってなくて、カメラがせわしない。
実験性だけが際立ってしまってる感じがする。
バスの後ろに立ち乗りするとこのショ
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替え玉殺人事件(1951年製作の映画)

3.5

ハイテンションなアクション映画俳優役のvプライスが実際の事件を前に高まり、まさに芝居がかった言動で荒唐無稽にギャングを一掃。
肩を撃たれて「本物の血だ!」と喜ぶシーンで爆笑。こんなススんだ映画があって
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大時計(1948年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

傑作ノワール!
逆上して情婦を殺害した大社長(チャールズ・ロートン)が、その愛人に濡れ衣を着せようと、部下(レイ・ミランド)に大捜索させる話。冒頭の夜の街並みから出版社内へ、更に社内の大時計内までカメ
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テンション(1949年製作の映画)

4.0

大傑作フィルムノワール。妻を寝取られた男が、別人に入れ替わり寝取った男を殺そうとするが、その男もまた自分同様に捨てられたと知り後一歩のところで気が変わる。家に帰るとさっきまで殺そうと思っていた男が何者>>続きを読む

アンナ・アフマートワ(1989年製作の映画)

5.0

1点満点で100兆点。アフマートワの日記を朗読する音声と、アラノヴィッチが撮影した映像、ニュース映画、ポートレイトがコラージュされる。音声と映像が一致しないことから来る、とてつもない詩情。
エリセの『
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私はスターリンのボディガードだった(1989年製作の映画)

2.0

ドキュメンタリー。アフマートワとは違い、普通の一人の男へのインタビュー形式。とはいえ、ところどころ、ニュース映画の映像だったりが挿入される。男の顔が物凄い。凶悪。
本名すら不明のボディガードの男が今や
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