リカットさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

3.8

アラサー&アラフォー女性には身につまされる話満載のビターな映画。ビジュアルとのギャップがすごい。
セレステの言動が他人事じゃなさすぎる感は、さながらアメリカ版「東京タラレバ娘」。

ハッピー感満載の冒
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.6

閉鎖された空間で登場人物を極力減らして節約した分をつぎ込んだのであろう、ロボットのディテールの美しさ。それをアリシア・ヴィキャンデルが演じると、一部が透けたロボットの体がだんだん艶かしく見えてくるから>>続きを読む

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.6

ジェフリー・ラッシュ演じる紳士な鑑定士(DT老人)が、顔を見せない引きこもり美女クレアが住む館の芸術品鑑定の依頼を受ける。徐々に惹かれていく2人。。。と思いきや(´Д` )

一つの謎が解けてまたひと
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ブルックリン(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

filmarks試写会当選して会場に行ったら『もう満席です』と言われて会場に入れず。それほど注目度が高い作品なんだろうとポジ変しながら帰宅しました。

7/3
filmarksにもらったムビチケで鑑賞
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.6

余命宣告を受けた日に自分と同じ姿の悪魔が現れ、寿命と引き換えに身の回りのものを一つずつ無くしていく主人公。

自分×人の思い出はもちろん、自分×モノ、自分×動物にも沢山の掛け替えのない思い出が詰まって
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あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

4.2

久々に涙腺完全崩壊。
開始10秒で涙、劇中10回くらいは涙、エンドロールでも涙、家帰ってフライヤー読んで涙。。。

韓国の田舎に住む高齢ご夫婦の日常を追ったドキュメンタリー。美しい四季のうつろいと共に
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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.4

終始ブラッドリー・クーパーが美しい!
それを楽しむのがこの映画のメイン。
ブラッドリークーパーがうっとりする手つきで芸術的な料理を仕上げていく様にはテンションあがった。

シエナ・ミラーとの関係性も良
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.2

「なりたいものに、なれた?」
「花も実もつかないけど何かの役には立ってるのよね」
「しあわせって、何かをあきらめる事」etc…
人生の名言集botみたいな映画。

冒頭の母娘の自然すぎる会話から期待高
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.4

小学生のときに見た「学校の怪談」以来に劇場で観るホラーゾンビ系。

日本のホラー特有の湿気を感じる怖さ(前半特に)と、動きの速いゾンビが見事に融合。アジア人のゾンビ集団が新鮮でトラウマ度も増幅。最初の
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.2

南極に赴任した男たちの日常とおいしそうなごはんをひたすら楽しむ話。

家族に会えない、恋人に会えない、ラーメン食べられない。色々制限はあるけど、時々仕事して空いた時間は遊んでるゆる〜いオジさん達の生活
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.2

山崎まさよしの名曲『One more time,One more chance 』のために作られた(と言っても過言じゃない)手の込んだアニメーション映画。1時間でサクッと鑑賞。

小学生の頃に両思いだ
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

神父が子供を性的虐待していた事実を教会の組織ぐるみでの隠蔽というスクープを、ジャーナリストが地道な取材を重ねて事実を掴んでいくという話。
ラストに現れるリストは、神道と仏教をかじってる日本人の私でも驚
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ルーム(2015年製作の映画)

4.2

前半のサスペンス的な展開から、後半は人間ドラマへグッとシフトする展開。
子供目線のカメラワークが印象的でした。

中盤から『この映画どうやって終わらせるの?』とモヤモヤしてたのが、ラストの別れのシーン
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.6

古代ローマ人が現代にタイムスリップして、発展した日本の風呂文化に驚くっていう阿部寛のリアクション演技が3往復くらい続いて笑った。
迫力あるオペラにも負けない日本のソース顔(死語⁉︎)俳優の豪華競演。
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.7

「白ゆき姫殺人事件」と俗称がついた若い美女が殺された事件を関係者の視点から辿っていく展開。

ある事ない事がワイドショーや週刊誌で誇張され、プライベートが一瞬で拡散されるSNSに鑑賞側の心情もかなり惑
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

トランスジェンダーの概念がない時代に初めて性適合手術を受けたリリーと、彼(彼女)を支えたゲルダとの愛の実話。

なんせ主演2人の演技が素晴らしい!
エディ・レッドメイン演じる主人公アイナーが、初めて女
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きな子〜見習い警察犬の物語〜(2010年製作の映画)

3.3

かわいい犬の表情×かわいい夏帆ちゃん×成長×成功 ってもう鉄板。
ストーリー云々ではなく『かわいいなー頑張れ』とすさんだ心を浄化して癒してもらうための映画。

映画 鈴木先生(2012年製作の映画)

3.6

ドラマにハマって映画版も鑑賞。
一見普通に見えてアクの強い登場人物たちが、長台詞を掛け合う舞台のような演技合戦はドラマ同様に見応え十分。

ヘビーな社会問題に、本音も建前もぶつけて生徒に考えさせる鈴木
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.2

公開当時に映画館で観て、テレビ地上波で観たこと数回。
最後の語り→回想→再会のくだりは何度みても泣いてしまう。沢山見た映画の中でも強烈に記憶に残ってる哀しいラスト。
そして変わらぬ福山様の美貌。

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

3.5

冒頭のほぼ台詞無しの回想シーンから風船使って飛び立つところまでがハイライト。
変わらずの映像美でした。

Doodlebug(1997年製作の映画)

3.5

ラストにゾッとして鑑賞後になんとも嫌な気持ちになる世にも奇妙な物語系の濃密すぎる3分。
冒頭から不穏。終盤オチがなんとなく見えたけど、想像を超える映像のインパクトにびっくり(つД`)ノ
タイトルのdo
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ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.5

『ミニオンズ』おバカで素直な謎の生物ミニオンがとにかく可愛い!終始ボブの可愛さにやられてました(´Д` )♡
仲間を大切に、異種に敬意を。
最後に出てくるグルー少年が彦摩呂にしか見えなかったのは私だけ
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Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

3.4

おじいちゃんホームズがキレキレで謎をと 解くサスペンスかと思ってたらヒューマン系で拍子抜け。日本のお年寄りをターゲットにしたのか謎に日本のくだりが多かった。

身体が衰え、認知症と密かに闘うホームズの
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家族はつらいよ(2016年製作の映画)

3.5

もはやファンタジーのような昭和のホームコメディが一周回って新鮮。

『動かさないで!』のシーンと医者登場のシーンには笑った。ww

出ている俳優さんが実力派揃いなので安定感がハンパない。

大家族に触
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.6

実写版エヴァ✖️ウルトラマン✖️ゴジラ 的な男の夢が詰まった作品。菊地凛子は脇役なのかと思ってたらヒロインでびっくり。
『パンズ・ラビリンス』のトラウマ(クリーチャー怖すぎて…)以来、縁遠かったデル・
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

パートナーがいないと動物にされるという不条理な世界。シュール時々グロなんだけど笑いも起こる絶妙なバランス。
冒頭の撮り方とか、狩りのシーンのスローモーションとか、プールで泳ぐ美女(の胸)とかハッと目を
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.2

休眠→覚醒して超速で動くゾンビが斬新。大量のゾンビが折り重なって壁を越えるエルサレムのシーンは圧巻。

終盤はゲームの実写版みたいだし、全体通して展開の都合の良さに突っ込みどころ満載だけど、金曜ロード
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.2

①お姫様(王子様)と身分違いの相手の恋②主人公の苦難と成長、というディズニー鉄板設定が好きではないので、ストーリーはいつも通りの普通な印象。でも素朴なクリストフは好き。
歌と映像は美しくて良かったです
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかったーー!!

空気、水、食料が尽きかけた火星に取り残された男が植物と科学の力を駆使してトライアンドエラーしながら生き残るさまにサプライズの連続。

絶体絶命な主人公がスーパーポジティブなの
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

シンメトリーの美学。絵本みたいに可愛らしい色彩と衣装、たまにダーク。
久々に見たイケメン、ジュード・ロウ。シアーシャ・ローナンやレア・セドゥなど若手実力派美女も充実。
殺し屋を追いかける雪上のシーンと
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小野寺の弟・小野寺の姉(2014年製作の映画)

3.7

ゆったりしててほっこりした気分になれる映画。姉弟2人のレトロな服装が可愛い。
親子でも恋人でもない、姉弟ならではの気楽で遠慮のない掛け合いが絶妙。
深入りしすぎず、お互いの幸せを想う姿に愛を感じた。年
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グラスホッパー(2015年製作の映画)

3.3

公開間もない頃、山田涼介ファンに囲まれる映画館で鑑賞。観客層を考えてか蝉のシーン多めだったけど鈴木中心の方が話がわかりやすかったかも。原作とは違うオチが伊坂作品ぽくなくて消化不良。

蝉役の山田氏、結
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.1

私的どんでん返し映画の元祖。
二転三転の映画やドラマを観ても「あ、これユージュアルサスペクツっぽいな」ってのをすぐに思っちゃう位、当時の衝撃が記憶に刷り込まれてる。

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

4.1

大泉さん、ブルーリボン賞主演男優賞おめでとうございます(=゚ω゚)ノ
飄々とした大泉さんの長台詞は圧巻、キムラ緑子さんや橋本じゅんさんとの掛け合いをはじめ台詞バトルが随所に。

女の園での大泉さんによ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.0

初めての親友、初めてのキス。大人になったら絶対に取り戻せないみずみずしい青春。ロッキーホラーショーが衝撃的で、マイベストのカセットテープを好きな人にあげてた時代。
”今この瞬間”の高揚感を”思い出”側
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希望の国(2012年製作の映画)

3.5

原発は見えない戦争、と伝えてる時点でフィクションとはいえ世に広まることはないだろう作品。
フィクションなので過剰なシーンもありましたが、的を得てる表現かもと思う。夏八木さんの家族愛の深さと誇りを捨てな
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