Riyさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

4.3

大らかな傑作、流石の名匠ウィリアム・ワイラー監督作品。真っ直ぐに誠実に描く。アカデミー助演男優賞のハロルド・ラッセルは本人役という、驚きですが、更に感動を覚えました。

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.8

アメリカボストンの下町。監督ベン・アフレック、弟ケーシーの故郷でもあった所とか、雰囲気がよく出ていて、アメリカ映画のサスペンスを堪能出来た感じです。エド・ハリスも母親役のエイミー・ライアンの演技も冴え>>続きを読む

画家とモデル(1955年製作の映画)

3.3

内容は退屈でしたが、役者さん達のそれぞれの芸は楽しめます。
シャーリー・マクレーンの若き日が見れたからいいかな。

コロンバス(2017年製作の映画)

3.9

小津安二郎の構図に似てる、建築話、インディアナ州コロンバス、まあまあ、でした。

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.3

映像的には特に、後半の食材や料理のシーン、名作絵画のように力強い、圧倒的な美しさ。
素晴らしい映画です。

ジョルジュ・バタイユ ママン(2004年製作の映画)

3.8

ロケの観光地スペインカナリア諸島の撮影も効いていて、人々の様子など実写⁈も結構刺激的です。イザベル・ユペール目当てでしたが、ルイ・ガレル、恐ろしく強烈,青年時代の演技力に魅入りました。
途中ちょっと退
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.6

90年代ロスアンゼルスの雰囲気満載の青春映画。素直な感じに好感です。

ビフォア・ザ・レイン(1994年製作の映画)

4.3

北マケドニア出身の監督ミルチョ・マンチェフスキによる途轍も無い硬質な作品。映像の素晴らしさは映画として比類が無いのでは。
宗教と民族と、重いテーマを重く描いて、それでもあくまでも醜悪にそして美しく、人
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東京暮色(1957年製作の映画)

4.1

有馬稲子が凄い。小津作品では珍しく、少し暗い様。若さは残酷、ひとも残酷、を淡々と描きますね。

静かなる決闘(1949年製作の映画)

3.8

初々しい医者を初々しく演じる三船敏郎、擦れたふうの看護婦役の千石規子、共に若さの名演でした。

僕のピアノコンチェルト(2006年製作の映画)

4.1

神童ピアニストのヴィトスの物語。とても素直な人生讃歌の幸福物語。ヴィトス少年役テオ・ゲオルギューは本物の天才ピアニスト、流れてくる曲も自然で素晴らしい。唯一知っていた祖父役のブルーノ・ガンツ氏は201>>続きを読む

愛の狩人(1971年製作の映画)

3.8

何と言っても,よくは知らなかったアン・マーグレット!魅惑的。
ジャック・ニコルスンもキャンディス・バーゲン、ガーファンクルもいいけどね。

麦秋(1951年製作の映画)

4.3

美しく気立の良い、三宅邦子の義姉役も印象的。
妹役原節子のお茶漬けを啜るシーン、“圧巻”でした。

ノッティングヒルの洋菓子店(2020年製作の映画)

3.4

お菓子やケーキの色合いやデザインがとてもお洒落で素晴らしい、目をみはりました。流石なロンドン、ノッティングヒル。
お話は地味ですが、誠実な内容。

赤線地帯(1956年製作の映画)

4.3

溝口監督の遺作とは知らず。素晴らしい人間模様を描いてくれました。女性たちの哀切を深く、淡々と、特に母親と息子のシーンなど忘れ難い映像に満ちています。
女優たちもとてもいい、京マチ子の演技の繊細さが気に
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.5

とんでも無いですね、アレサが声を出せば、即アレサ・ワールドに惹き込まれ、至福の時間、『没入』です。半世紀振りに登場したアレサ・フランクリンのゴスペル・ライブ、凄い迫力でした。
その昔、こうした教会での
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パヴァロッティ 太陽のテノール(2019年製作の映画)

4.0

世紀のテノールパヴァロッティのドキュメンタリー、きちんとした構成、流石のロン・ハワード監督作品でした。歌声や三大テノールは良く聴いてはいるけれど、パヴァロッティの生い立ちや私生活を知れば、更にその魅力>>続きを読む

浮草(1959年製作の映画)

4.1

旅芸人一座のお話、人情話。
中村鴈治郎の着物の裾捌き、にも感嘆。
京マチ子の初々しさ(熟女の魅力しか知らないので)にも感嘆。

どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.9

ディケンズの長編小説「デビッド・コパーフィールド」の映画化とあって、達者な俳優たちによって展開も良く、原作のエッセンスは伝えていると思う。昔読んだ時は本当にわくわくして、コパーフィールド青年の「活劇」>>続きを読む

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

4.1

他愛無いこと深刻なことも、みな人生の片鱗、ロイ・アンダーソンの詩的表現の世界は素晴らしい。

好色一代男(1961年製作の映画)

3.8

雷様の世之介、こんな役は彼しか出来ないという、男っぷり。30代でこの世を去るなんて。美男薄命です。

天国にちがいない(2019年製作の映画)

4.0

世界の男性監督にはハンサム、イケメンが多いようですが、その上お洒落な御仁も多数存在します。
スレイマン監督も素晴らしいセンス、映像も凝った素敵な場面に圧倒されました。自然描写や構成は言うまでもなく、特
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サラブレッド(2017年製作の映画)

3.5

ちょっと思わせ振りな場面も多かったけれど、サイコな女の子二人と相俟って独特な風味。映像もとてもお洒落な感じです。
アントン・イェルチンの最後の作品ということでも記憶しています。

恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.6

イーストウッドの監督初作品、ストーカーを扱っていたんですね。1970年頃、未だ未だ日本では言葉さえ無い時代に、文字通りの恐怖の人間像を描いて、流石でした。結構魅せるサスペンスです。ロバータ・フラックの>>続きを読む

めし(1951年製作の映画)

4.2

原節子の美しいね、細やかな演技、上原謙の照れ屋で真面目なサラリーマン像、夫婦の情緒も良かったけれど、島崎雪子のコケティシュ振りも鮮やかでした。
専業主婦というのはそうは言っても当時は最先端、女性同士の
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奇跡の人(1962年製作の映画)

4.1

アン・バンクロフトとパティ・デュークの圧倒的な演技!

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.8

珠玉の作品、傑作。本当に美しい詩のよう。少女のアナ・トレントの存在事態が『奇蹟』と言えるものだったとさえ思う。
『ミツバチのささやき』という邦題の、ミツバチがカタカナ、ささやきがひらがな、このバランス
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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.8

病気も宿命も抗いようが無いけれど、若者のそれは更に辛いね。
主役の二人、そしてローラ・ダーンもウィリアム・デフォーも静かに熱演でした。ストレートです。

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.6

程良く、ドラマになっていますね。素直で清廉なところはいいのだけれど。アレック・ボールドウィンやクリスチャン・スレイターは流石に難なく⁈ 役をこなしているけれど、もう少し深み、或いは洒落が効いていて欲し>>続きを読む

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

4.1

美術商の物語、フィンランドはヘルシンキの一角から始まります。
美術商や芸術愛好家なら殆ど誰しもが、「目利き」として勝負をしたい欲望が或る筈。
ミステリーでは無いのに、スリリングで結構ドキドキ、ハラハラ
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