びっくりした、新しすぎて…。
ロシア製SFラブストーリー。
脚本も美術も新しく、すごく好き。
香港民主化運動デモを追うドキュメンタリー。
あまりに強烈で衝撃的な記録…見て知る事が出来た事に意義を感じる。
当の香港では上映されていない。
カンヌでのサプライズ上映後今回の東京フィルメックス上映が二>>続きを読む
東京フィルメックスで一本は観ておこうと思い鑑賞…。
2020年、コロナがトリガーとなり苦難に立たされる母娘を描く。
きっとこの様な家庭は全世界にあるんだろうと深く考えてしまった…。
タイトル回収とカタ>>続きを読む
フランク・ハーバートによる1965年の同名小説映画化。
とにかく映像がすごい!ヴィルヌーヴ感満載…広大な土地に巨大な建造物、宇宙船、生き物…見惚れる。
熱砂の美しさ◎
ただ演出?は少し単調な感じもした>>続きを読む
後続のSF映画に多大な影響を与えた幻の企画、ホドロフスキー監督の「DUNE」。
頓挫した理由を当時の関係者の話を聞きながら追う。
実現したら間違いなく傑作、本当に見たかった…。
当時のカルチャー、ダリ>>続きを読む
やっと視聴……。途中に入る視聴者への語りやカメラを強調した演出が良。ラストとても好き。
原作は村上春樹の同名小説。
ある出来事で傷付いている舞台俳優とその専属ドライバーを描く。
大筋は原作と同じもののかなり脚色されている…がそれも良。
『今』『映画で』この物語を表現する上での最適解と感じ>>続きを読む
1917年10月25日に勃発したロシアの「十月革命」を劇的に描いたプロパガンダ映画。
表情へのクローズアップ、素早いカットバック、逆再生等、今見ても面白い映像が沢山…。
音楽はショスタコービッチ!
アメリカからモスクワにやってきた資産家と護衛のカウボーイ。ロシア人は野蛮という偏見から詐欺師に付け込まれ…
ソ連製コメディ長編作!見やすい。
反米を初めて打ち出した映画だそう。
描かれているアメリカ人>>続きを読む
これ本当にドキュメンタリー?酷すぎて終始口開けっ放し…。
911、イラク戦争の実態を探る。
概要は知ってると思っていたが様々な人の想いや視座を映像を通して見ると…吐き気を催すほど酷い。
終盤の母親の言>>続きを読む
牛飼いの息子イワンは自分の父親を殺した羊飼いの娘と恋に落ちるが…。
生きる事の苦しみ、悲しみの表現が多く、忘れ去られる死が強調される。
凍てつく冬の寒さ、冷たさが見ていて辛い。
夜の窓の場面、恐ろしい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
パルム・ドール受賞作。
WW2戦時下のソ連、恋人ボリスが出征してしまったヴェロニカ…彼女の銃後の生活を描く。
スターリンの死後だからこそ制作できた、「雪解け」を象徴する名作。
時折ある見惚れる程美しい>>続きを読む
今見ても超面白い!すごい!
スパイに間違われた男が刺客から逃げ回るサスペンス映画。
要所の電話の場面、飛行機の場面、終盤のモニュメントの場面等演出が神がかってる、この時代超斬新では?
ヒッチコック、や>>続きを読む
メキシコ麻薬戦争の状況を自警団創立者のミレレス医師を中心に追うドキュメンタリー。
テレビ番組等を見て何となく分かっている気になってた…この映画を見るとあまりの残虐さ、非道さに絶句する。
一番最初のカル>>続きを読む
山田風太郎の同名小説映画化。
天草四郎を筆頭に無念の死を遂げた歴史上の人物らが江戸に甦る…柳生十兵衛が対決に臨む。
ヒラコーのドリフターズ、もしかしてこれが着想源?
幽白や犬夜叉、るろ剣等の漫画も思い>>続きを読む
敗残兵として生き残った梶、露兵から逃亡を続けながら妻を残した満州を目指す。
全篇通して仲代達也の演技が凄まじい…。
第一部最初の場面も雪の夜だった…第六部最後の場面との比較が辛い。
関東軍に配属になった梶が、軍隊での過酷な訓練を受け激戦地に送り込まれるまでを描く。
訓練中嫌味で敵対していた先輩達が、戦場では仲間であり同じように非力な様を強調して映し出す…。
このレビューはネタバレを含みます
シリーズ5作目!死んだと思われていたジェイソンが実は生きていた…!?小さな街で無差別連続殺人が巻き起こる。
前作からの連続脚本にする事でより深みが増してる…!と思ったらまさかのオチ。
このシリーズ何作>>続きを読む
9時間半にもわたる大長編『人間の條件』の第一部第二部。
舞台はWW2戦時下の満州。
労務管理者として着任した梶は工員の労働環境是正に尽力するが…。
綺麗事も人道主義も一切通用しない世界、梶の立場で働い>>続きを読む
GHQによる検閲の中、日本人によって初めて制作された原爆をテーマとした映画。
上記の関係からか、原爆の場面は最小限に留められている。
長崎の街並みやお祈りの様が美しい。
かやのちゃん…子どもが寂しい・>>続きを読む
辛すぎる…。原作は井伏鱒二の同名小説。
8月6日、原爆から辛くも生き残った男と妻、姪のその後を描く。
白黒の映像に雨や水の黒がショッキング…水中で生きる魚や実る稲穂が象徴的に映し出される。
描き出され>>続きを読む
南仏に旅行に来たオランダ人女性が謎の失踪を遂げる…。
キューブリックに最も恐ろしい映画と言わしめたサイコ・サスペンス。個人的に『ジョニーは戦場へ行った』と並ぶ恐ろしさ………グロテスクな表現よりこういう>>続きを読む
1960年ローマオリンピックにも出場したインドのランナーミルカの半生を描く。
印パの確執が深い…頻出する台詞「走れ!」からも苦しみが伝わる。
やはりインド映画、ダンスシーンが多い&音楽明るくて楽しい!>>続きを読む
ベルリンオリンピック記録映画『オリンピア』第二部。
飛び込みのカット凄すぎ…撮影現場を見たい。馬術とか射撃、士官の方々が軍服で参加してる…アマチュア?
淀川さん曰く、当時の日本で公開当初『駅馬車』以上>>続きを読む
ヒトラー全面的支援の元制作されたベルリンオリンピック記録映画『オリンピア』の第一部。
スローモーションや斬新なカメラワークで身体美を魅せる。
今見ると驚く程どの選手も個人というより国の威信を懸けて挑ん>>続きを読む
市川崑が総監督を務めた1964年東京五輪公式記録映画。
極端なクローズアップやスローモーション、唯一聞こえる効果音等演出が強くドラマチック!
どの国のどの選手にもドラマがある。
観客のカットが多く、本>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
現代の記者が18世紀末から生き続けるヴァンパイアに話を聞く。
『狼の血族』同様構図や美術が本当に凝っている&エグい場面あり。本当に美しい…素晴らしい。
主人公ルイの人間的嘆きが周囲を魅了する。
どこま>>続きを読む
ジャンヌ・ダルクの異端審問から火炙りまでを描いたサイレント映画時代の傑作。
ジャンヌを英雄視せず一人の少女として表す。
凄まじいリアリズム…焼けた身体が…。
顔、顔、顔…クローズアップで恍惚、自失、苦>>続きを読む
シボレーに乗る若者達とGTO乗りの男が車を賭けた長距離レースを行うロードムービー。
主役の若者二人ともミュージシャン(一人はビーチ・ボーイズ!)。
純粋さと虚無感が全編に広がる。
ラストの無音のカット>>続きを読む
原作はマルキ・ド・サドの同名小説。
歓びを人生の第一義とした血の繋がらない父娘が快楽殺人にのめり込む。
不道徳で退廃的な物語だが懲悪的(サドには珍しい?)。
娘、親父と一緒にいる時は膝を抱えて座るポー>>続きを読む
魔女三部作の二作目。
「三母神」に関わった人間に起こる怪異を描く。
不可思議でシュールな物語に美術、絵画のような美しいカット、生死・美醜の対比、説明的台詞の少なさ、プログレ音楽(キース・エマーソン!)>>続きを読む
フランス革命から8月10日事件までをマルセイユ義勇兵中心に描く。
国内での対立を強調する作り。
製作年を考えると…当時のフランスでも色々あったのかもしれない…勉強不足。
自由や平等の裏が垣間見える現実>>続きを読む
「自分を産んだ罪」で両親を告訴する少年に一体何が起こっていたかを回想する…。
終盤あたりの、音楽にも信仰にも救われていない二人の描写が余計辛い。
是枝監督の『誰も知らない』やブニュエルの『忘れられた人>>続きを読む
人質救出作戦のために架空の南米の国バル・ベルデに降り立った特殊部隊。彼らに降りかかる脅威とは…。
今見ても新鮮なSF×軍人アクション!
生い茂るジャングルが何者かの襲撃を一層恐ろしく見せる。
今時あま>>続きを読む
舞台は1977年〜1978年の下関。
姉妹都市釜山との間で毎年7月7日に行われる陸上競技大会…その時だけ会える日本の女の子と韓国の男の子の淡い恋を描く青春映画。
身体的・社会的・心理的距離の厳しさを七>>続きを読む