iamさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

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今までで、一番笑った映画かもしれない。
こんなので笑っちゃいけないってのは倫理的にはわかってるんですよ。
だってさ、人間がぐちゃぐちゃになったり、血噴き出して死んでくんだよ。それをみて、面白いって、ダ
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バービー(2023年製作の映画)

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映画館でバカほど笑ったのに、帰りの電車の中で面白かったなーって振り返えると、ジワジワとあたたかい芯のある感情が湧いくる。観てる時とは全然ちがう余韻に驚いている。

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

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日本で、アメリカと同じくらい薬物が身近なものになった場合、依存者の数ってどうなってしまうのだろう。
流通していないからこそ、さすがにそんなのやらないわ!って言えるかもしれない。
でも、居場所のなさから
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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隣に座っていた、お母さんと娘さんの親子が、しっとり鼻をすすりながら観ていて、終わったあとに、よかったね、よかったねと静かに言い合っていた。
は、なにそれ、めっちゃいいじゃん。と思った。

モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

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沖田監督作品は基本大好きなのだけれど、なにが好きなのかあんまり言葉にできてなかった。「なんか、いいんだよね笑」としか言いようがないと思っていた。
でも、この作品を観ていて、「挿話の扱い方がずば抜けて上
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イノセンツ(2021年製作の映画)

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にしても、だいぶ恐ろしい映画だった。
そのうち夢とかに出てきて、うなされて、たくさん寝汗をかきそう。

滝を見にいく(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

バスの運転手、お前が、捜索届ださんかい!どこいってんだ、バカ!

イカとクジラ(2005年製作の映画)

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ノア・バームバック監督の描く離婚の解像度にゾッとした。

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

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キリスト教における「懺悔」のような風習に馴染みはないけれど、心のうちを、誰かに「話す」ことによって、自分の肩に乗っかった重荷が少しとれる気持ちはものすごく、わかる。
現実が好転したわけじゃないのに、な
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さかなのこ(2022年製作の映画)

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ミー坊に、ナイフ貸してよ、と言われて誇らしげな表情の青鬼くん→ドヤ顔でバタフライナイフの小技をカチャカチャカチャッと披露する青鬼くん→そのナイフで魚をしめて、借りたナイフを血だらけにするミー坊→しょん>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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周りの目線、空気に流されて、自分の中にある自分の大切で身近な存在を、自分で押しのけてしまうことの辛さと葛藤を感じた。
正しく、普通であること、つまり、大きな世界に順応して生きていくことが幸せである、と
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横道世之介(2013年製作の映画)

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スローモードなのに、飽きず、どのシーンも魅力的でユーモアがある。
日常の温度感を設定できる装置があったら、僕はずっと、沖田修一監督の温度感で生活したい。

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

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傍観者という立場の人は、事実をいつくか手に入れることはできたとしても、視界がスッキリするような真実に辿り着くことはできない。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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ものすごく壮大で変な夢をみた気分になった。
この映画のことはまだ複雑であまり表現できない。
たぶん今は、まだ、そんな状態じゃない。
ベットの中で半分眠りながら、みたばかりの夢の香りをなんとか思い出して
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

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舞台を観に行ったことはないけれど、面白い舞台を観たあとってこういう余韻が残るのかなー、と観たあとに思った。

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

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山ほどツッコミどころはあるけれど、不思議と引っ掛からず、そういったところもぜんぶひっくるめて愛せる。バランスが良く、心の憑き物が少し軽くなる映画。

どのキャラクターも気分が悪くなるような邪気を発して
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

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成功主義に打ちのめされたとき、またこの映画にもどってこよう、とそう思いました。

いまを生きる(1989年製作の映画)

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ニールが演劇に取り組む時にみせるキラキラとした笑顔がすごくよかった。
希望に満ちている、というのはまさにこういうことだな、と思う。
希望というより、生気に満ちている、という表現の方が近いかもしれない。
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

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女優メグ・ライアンの魅力が爆発していた。
一人の女優がこんなにも輝く映画って最近あまりないと思う。

2人の物語がこのあとどうなるのかが気になる。想像するのも楽しい。
男女間の友情は果たして存在するの
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

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扉の使い方が印象的だった。
過去のインディ・ジョーンズシリーズは観たことがなく、今作が個人的なインディーデビュー作なのだが、それでもとても楽しめた。(元からシリーズのファンだった皆さんはどうだったのだ
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

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絶妙に緊張感のないキャラクターたちの振る舞いがかえってストーリーを俯瞰する側の緊張感をエスカレートさせているように感じた。
いまにも崩れてしまいそうなジェンガの周りでケタケタふざけている人たちをみてい
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I Am Easy To Find(原題)(2019年製作の映画)

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マイク・ミルズのモノクロ表現とか構図、素敵だなー。
The Nationalと出会った作品。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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ビジュアルといい、サウンドデザインといい、ストーリーテリングといい、全てのカテゴリーがハイセンスだった。
各キャラクターに対して、それぞれのアートスタイルがあって、それが崩れずにひとつの世界観にまとま
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

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現実の対義語は理想とか夢だというけれど、本当にそうなのだろうか?
現実の中にみる理想と理想の中にみる現実だってあるような気がするから、きれいに分けることはできないのではないか。
ジェネレーションXとい
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ミストレス・アメリカ(2015年製作の映画)

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歳を重ねていくと「やりたい」はどんどん増えていくのに、「可能性」はどんどん減っていく。ちょうどいいバランスの時っていつだったんだろう。

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

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観るべき映画が観るべきタイミングでふと目の前にあらわれることがある。
20代後半でやりたいことがたくさんあって、やろうやろうとそれなりにもがいるけど、なにも実ってなくて、そんな自分の人生がどこにも向か
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

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保護者像。
子どもが雨に濡れないよう、傘のような保護をするか、それとも、たとえ雨は防ぐことはできなくても、濡れて冷えた身体をあたたかくしてあげれるような保護をするか。

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

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恋する者達が出会うまでのハラハラとした緊張感が、入れ替わり立ち替わりで、踊りのように交錯していくから、2時間、ずっと楽しい映画だった。
わーきゃー、言いながら観た。
出会いをここまで贅沢に扱う映画はは
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I AM/アイ・アム 〜世界を変える力〜(2010年製作の映画)

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なにが問題か?と聞かれたときに、「自分だ」という答えの選択肢はつねに持っておきたいとおもった。

波紋(2023年製作の映画)

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理念、概念、信念、観念。こうしなければいけない、こうあるべきだ、普通はこうする。
社会で生きているとそういった、あるようでないもの。ないようであるものにさらされているようなきがする。
この映画では依子
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怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

物語のなか出てくる、金管楽器の不協和音を聞いた時にその音が何かに似ている気がした。なんだろうなんだろうとモヤモヤしながらずっと考えていたが、家で鼻水をかんだ時にひらめた。これだ。あの音は、人が勢いよく>>続きを読む