さっさんの映画レビュー・感想・評価 - 67ページ目

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.2

「僕のゲームで遊んでくれてありがとう」……かなしい

生頼ポスター風メカゴジラvsガンダムって聞いて、ふーんと思ってたけどいざ観てみると燃える。嬉しい

仮想ゲーム空間が現実にとってかわるって設定がす
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.5

ジャックもアレだけどダニーの表情が凄い。ガチで怖がってるようにしか見えない…

人物の背後からのトラッキング・フォロー撮影の多用は、何かに追い立てられるようにホテルや迷路の奥深くへ迷い込んでいく感覚を
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十月(1928年製作の映画)

5.0

全体主義って、ものすごく「カッコよく」撮れる。エイゼンシュテイン自身の考えはともかく、ボリシェヴィキの旗の下で進む大群衆の姿にはやっぱり全体主義の感動、高揚がある。恐ろしい……

七月暴動弾圧の衝撃。
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翔んだカップル(1980年製作の映画)

4.2

冒頭は長回しもなくて、初監督作だし相米センスはさすがに控えめ?と思ったらそうでもなかった笑

ラブコメなんだろうけどそんな軽快さはあんまりないというか、生々しい……

圭に耳許で「死ねば?」って言われ
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加藤隼戦闘隊(1944年製作の映画)

3.4

よく知られたラングーンの英軍基地爆撃シーンだけじゃなく、月光の下で雲海を飛んだり稲妻を背後に海面スレスレを飛んだり、隼の特撮ショットはいずれも素晴らしい。実機も多数利用したそうだが、空中戦のシーンなん>>続きを読む

青春の殺人者(1976年製作の映画)

5.0

ジメジメした生活感。母!夫と息子を愛していて、働き者で、おぞましい母。そこにあり続ける死体。血、すごい

劇中の経過時間は2日くらい。逃避行っていうほどのこともなく、内省に落ち込んでいく訳でもなく、親
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.5

キャラクターも空間もCGでここまで作り込んでるのは率直にすごい

モヒカンみたいなフィン付けたヨンドゥかっこよかった。グルートかわいい。エゴきもい

イノセンス(2004年製作の映画)

3.4

ごちゃごちゃ。さすがに饒舌すぎる

今見るとCGにかなり違和感があってなかなか劇中世界に入り込めなかった

ロクス・ソルス社の警備中枢が怖い。どこまでも非人間的なのに「人間」を感じさせるところを残して
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.8

ユニバースで一風変わったことやろうとしてる意欲がよく伝わってきた。決戦もバイオレンスじゃなくて知略。こういうのもたまには○

吹抜けから落ちたスティーヴンがマント羽織って浮き上がってくる「ドクター・ス
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SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

3.3

目新しさもリアリティもあんまりないけど小気味よく見られる

自主制作映画仲間のキャラがイイ。エンディングで絶妙な完成作見られるのも楽しい

宇宙生命体はやっぱり「いつもの」感じ…

レッド・アフガン(1988年製作の映画)

5.0

スーパー反ソ映画だけどそんなことはどうでもいい

ソ連戦車対ムジャヒディン狂気のデスマッチ。戦車長の死ね死ねオーラとコイツぶっ殺した女の血まみれの顔がヒャッハー

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.3

完成されてるがストーリーは割りと既視感あった

ネッドとか「MJ」が超いいキャラ。リズとの別れは消化不良

やたら啓発ビデオに出てるキャプテン(笑)。実は超高性能だったスーツも好き

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.2

指先が分割されてカタカタ動くのが個人的に悪夢。やっぱり路地裏だよな

人形使いの脅威(驚異)がいまいち…もう一回観ます

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

銃撃の場面が全部怖すぎて最高。ドン襲撃に始まり、遠くの車内で粛清されるポーリー!報復するマイケルと崩れるテーブル!青空の下で集中砲火を浴びるソニー!クライマックス皆殺し!!突然眼前に展開する凶行。不意>>続きを読む

宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.5

オタクいじりもまあ楽しかったけどルースが登場してから右派とかキリスト教原理主義者をコケにするのが結構ツボった「君への侵略は最高に楽しかったよ!ジョージ・W・ブッシュ」!

全体的にスケール小さいけど爆
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砂の器(1974年製作の映画)

3.4

「丹波哲郎と訪ねる日本の原風景:秋田編、出雲編、……」みたいな前半。ほぼ聞き込みだけで犯人の足がつく捜査

放浪シーンは流石に力が入ってて切ないところもちらほら。まさか数十分続くとは……

ただの捜査
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.5

思ってたより良かった

最後だけ、サイレンが鳴り響く中で踞っちゃったのがなんか惜しい

エンディングが王道怪獣映画のテーマみたいなオーケストラでちょっと笑う

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.5

これで欲を言えばもっといろんなバリエーション(デザイン面で)の怪獣と戦ってほしかった…!

大魔神(1966年製作の映画)

3.5

魔神が額の鏨を引き抜いて左馬之助を磔刑にする時の目が最高

魔神が鎖引きずってガラガラと軒並み建物を崩していくところも快感

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

勢いが勝った前作に比べちゃんと王国叙事詩やってる。絶対正義だったバーフバリ(父)もシヴァガミと対立、苦境に追いやられる。カッタッパも素直にカッコいい。そういう点からすると前作よりマジメというかおとなし>>続きを読む

人間の証明(1977年製作の映画)

2.5

霧積の崖上で雲海からの朝日を浴びるシーンは良く撮れたよな

やけにセンチメンタルだった割には八杉恭子にあんまり共感できないし、途中で犯人ほぼ確定しちゃう

『復活の日』といい、この頃の「国際」な感じの
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ションベン・ライダー(1983年製作の映画)

4.5

いろいろショック。大人の怖さとバカさ

中学生3人と権兵がボロ団平船の中で初めて対面する場面が強烈

アラレ先生がめっちゃ可愛い。でも最後はいないんだよな…

ブルースが男湯のオカマにおっぱい見せて「
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

5.0

自由主義から半ば全体主義に移行したような、壮大だが混沌とした国家。専門専業化や統制、文書主義が高度に発達した一方で、非人間性と狂気性を強める社会。映画の中に広がる世界がとても興味深い

情報監理を担う
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

3.9

延々続く戦闘シーンの高密度のぐちゃぐちゃっぷり。酷い視界。そこではドラマはなくてひたすら破壊と殺戮があるだけ。一瞬静寂の訪れた戦場で爆煙の中から姿を現すT-34の群れがイイ

シュタイナーは有能で信念
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.0

観てていちいち楽しくなるポイントがいっぱい。スローモーションばっかりでやたら仰々しい笑。色彩美もすごい

バーフバリ(父子)は絶対無敵、敵に容赦はしないという潔さが良い。一方で人間味のあるバラーラデー
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

4.5

カリガリはもちろん好きだけど、亡霊のようなチェザーレの存在も欠かせない。彼のシルエットや表情はまさに芸術

書割の風景(フランシスの妄想の世界という意味なのか)は全部素晴らしいが、やっぱり精神病院が一
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アルジェの戦い(1966年製作の映画)

4.2

ドキュメンタリー風の、淡々とした状況描写でありつつ緊迫感のある映像が素晴らしい

人々に紛れて爆弾闘争の任を果たすため化粧する女たち、乗っ取った救急車を走らせながら歩道に向け機関銃を乱射する男がインパ
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最強のふたり(2011年製作の映画)

2.5

幸せしかなくて何も言うことがない

フィリップとドリスは各々、前提として計り知れない苦しみを背負っていることは勿論理解してるのだが……

猿の惑星(1968年製作の映画)

4.1

SFだが、諷刺ファンタジーの色も濃い。猿に狩られ、虐殺され檻に入れられる人間。信仰のために封殺される科学的真理など。マゾヒスティックな猟奇趣味も窺わせ、『家畜人ヤプー』をちょっと連想した

やりたいこ
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仮面ライダーZO(1992年製作の映画)

3.2

ビジュアルがとてもいい。バイクの疾走ぶりも快い。廃工場の大爆発の中を駆け抜ける場面はすごい

大自然のイメージとか思い出のオルゴールの音色とかあんまり響かない……

そして「愛が止まらない」!最高。個
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.5

どこにツッコミを入れるべきなのか自分にはわからん

復讐劇は普通に快感。焼け跡の灰の中から這い出る醜いウェイドとか良かった

アルばあさんが好き

怪談(1965年製作の映画)

4.0

映像美で魅する映画。それでお腹いっぱい。展開を楽しむものではない…

タイトルのカッコ良さ。美術が素晴らしい。壮大かつ緻密なセット、絵画調のホリゾントなどに驚く。ごく限られたサウンドによる静寂に引き込
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