sakuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.0

景気いいねー!ってかんじの作品。

「観た意味」はとくに残らないので好みの作品ではないが、純粋におもしろい。
007デビューがクレイグ・ボンドだった世代のわたしは、「爆イケな車を見せられるダニエル・ク
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あのこと(2021年製作の映画)

4.3

ぜんぜん新年一本目ぽさはないが、県内単館上映で短い上映期間の間に観に行くことができてよかった。

“女性の身体に関する意思選択権が女性にないのはおかしい”という非常に強いメッセージ性。そこにわたし自身
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.7

とてもよかった。

この映画を一言で紹介するとなると、あらすじにあるように「生まれつき両耳が聞こえないプロボクサーのケイコは〜」となってしまうのだけど、
観終えたあとの第一印象としては確実に、「ろう者
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.5

わたしが観ちゃいけない映画であり、観るべき映画な気がした。
夜と朝、母と女。

母になって確実にひとつ追加された感情があるとするならそれは、子どもと仲良くしてくれる人を愛しく思うこと。
わたしはシング
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

5.0

“ちょっと思い出す”ほどの恋愛経験がないわたし、この映画を楽しめるだろうかと若干の不安を胸に、わたしにとっては大切な人と共に劇場に足を運んだのだけれど、結論、“ああ、今日のこの日を、この言葉を、この経>>続きを読む

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.3

『リコリス・ピザ』を観た、夏の日の夜。
わたしも理不尽な扱いを受けたときや失礼なことを言われたとき「fuck!」と言える人間になりたい、と思ったことを思い出した。

なにも悪いことしてないのに、勝手に
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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

3.4

わたし、誰になんと言われようと、内容がぺらぺらだろうと、原作からの改悪だろうと、蜷川さんの妖艶な画が大好きなんだよね、、、。
嫌いな人の意見もわかるし、わたしは原作知らないけどカードキャプターさくら世
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.0

あの、わたし、これ11月26日の日付変わるくらいの時間に観てたんですけど、この日わたし推しのライブに最前で入りまして、やると思ってなかった大好きな曲を目の前にきて1サビ歌われて、もうまじこれは本当に二>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.0

ひたすら二人がきゅーとだった。

ストーリーとしては、別に観る前と観たあとで価値観が変わるわけでもなくて、わたしはそういう映画が好きだけれど、この映画がそこを目指していないことくらいはわかるので、きゅ
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

1.6

ちょっといろいろとわたしには着いていけなかった…。
とりあえず事故以前、あの心理療法(苦笑)ルームで家族4人どうやって生計立ててたのだろうか。
あと、たしかに事故は不運だけども、まずお姉ちゃんは学校行
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母性(2022年製作の映画)

2.7

原作を越えたのは、戸田恵梨香ちゃん・永野芽郁ちゃん・大地真央さん・高畑淳子さんの演技力だけだった。

全体を通して、大地真央・戸田恵梨香の母娘がべたべただったことが元凶みたいに見えるの、納得できない。
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.0

複雑だった。

監督にクレジットされて、監督でなくともクレジットに名前が載ってこの世に作品を出すということ。もちろんわたしにはそんな経験はないけれど、本や映画という創作物を愛する者の一人として、一瞬と
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魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

3.2

1を2~3年前に初めて観たときの衝撃。
こんなに笑えて、ハッピーで、じんときて、いい話かよと27歳バツイチの心を揺さぶれる映画を繰り出せるの、さすがディズニー🥺と、ディズニーの中で好きな映画上位が『お
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ブロンド(2022年製作の映画)

1.0

変な映画。
マリリン・モンローをこのように扱うこと云々に関しては既に散々言われてるので、それを差し置いても、なんで今この作品を作ろうと思ったのかがまったくわからない。制作陣なにがしたかったんだろう。
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.1

よかった〜〜〜!
いつもよりちょっと大人の今泉映画!まさにわたしが観たかったもの、といっても過言ではない🥺

『街の上で』が少し可愛く思えた人にはちょうどいいかもしれない。
それはキャラクターたちの年
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.4

綿矢りささん原作の『ひらいて』に続き。同じく原作未読ですこれから読みます。

原作読んでなくてこんなこと言うのもなんだが、この作品で特徴的な松岡茉優さん演じる良香の感情のダダ漏れを、ものすごーーーく映
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.6

山田杏奈の不機嫌な表情よすぎる。ずっと見てたい。
あとめざましの音のセンスやばくてビビる。毎朝飛び起きるわあんなの。

原作未読。
金原ひとみさんに心酔しきっているわたしは、なんとなく綿矢りささんに手
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.3

リコリス・ピザと並んで、周りがガキすぎる大賞ノミネート👏🏻👏🏻

アンバーひとりだけが大人。

95年というとわたしが生まれた年なのですが、さほどルックが昔っぽくないこと、主演の二人が高校生に見えない
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前科者(2022年製作の映画)

3.0

え、これ、本当にボランティアなの、、、
とても持続可能性が低すぎてびっくりする。

中山七里さんの『護られなかった者たちへ』を思い出す場面が多々。
行政や司法も完璧ではなくて、人の手でやってるから怠慢
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劇場(2020年製作の映画)

3.8

追記【2回目:2022年11月12日】

あぁ〜もうさ、再視だからわかっちゃいるんだけど、沙希ちゃんが可愛くて健気で、もうなんびとたりともこの子を傷つけるようなことがあってはならん、みたいな気持ちでた
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.7

主演のキーラ・アレンがめちゃくちゃよかった。
窓ってああやると割れるんだね。なにかのとき(?)の教訓になりました。

好きだったシーン3つ。

①映画館から薬局、薬局から逃走劇の車いす捌き

日常生活
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英雄の証明(2021年製作の映画)

3.3

イラン映画と思って観てるからなのか、イラン映画的テイストがある程度あるのかはわかないけど、『白い牛のバラッド』と似た空気感に感じた。

どちらも法制度が絡んだお話で、イランの法制度は日本にはまったく無
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不都合な理想の夫婦(2020年製作の映画)

2.7

劇場公開前、予告を観て期待してたほどではなかった。

なんか、グレイテスト・ショーマンの「音楽要素を抜いて周囲の人間が現実主義的な陰鬱版」ってかんじ。
グレイテスト・ショーマンはストーリーだけ見たら、
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心のカルテ(2017年製作の映画)

3.0

摂食障害とは縁がないほどの超標準体型なので、死が見えていても食べることができない、それは精神的・根性的な「できない」を超越して、生理的に「できない」というのは本当につらいだろうと思った。

レベルの低
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2つの人生が教えてくれること(2022年製作の映画)

3.4

人生は長い。
わたしの人生、今この瞬間だけじゃないのだ、ということを忘れずにいたい。


わたしは高校生のときから就きたい仕事があって、そのためにがんばらなくてもいい大学を選んだし、希望する業種でのア
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.4

「ずっと観たいと思ってはいたけど」系の一作、ついに。

こういう奔放な彼女系のものって、どうして「奔放な彼女を好きな男」サイドで描かれるんだろうね🥺
まあ、ソースはこれと『東京タワー/江國香織』の2作
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.9

小学生の頃、平日は学校の図書室、週末は最寄りの図書館に入り浸っては、児童向けの海外ファンタジー小説を読んでいたのを思い出した。

自分語りになってしまって恐縮なのだけど、論評ではなく感想の醍醐味ってそ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.3

なんとなくタイミングを逃してて、ようやく。
「音楽がいい」以上でも以下でもない、というかそれ以外の感想がない。

この作品において、ストーリーについて言及するのは邪道なのか、、、?
映画というエンタメ
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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.8

子どもって無邪気で、残酷。
だから大人は残酷であってはならないのだろう。

あの歳であんな経験をしたら、一生トラウマになってしまうだろうし、自分を肯定してあげられないだろうし、普通に考えて新学期始まっ
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(2022年製作の映画)

3.6

『彼女はひとり』ですごくよかった福永朱梨さん主演ということが、〈日活ロマンポルノ〉という括りのハードルを優に勝っていたので絶対観に行きたくて。

冒頭、ナレーションの声でもう、ああ福永朱梨さんってこう
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.5

公開当時に『燃ゆる女の肖像』を観て、今回『秘密の森の、その向こう』に向けて過去作の鑑賞。

『燃ゆる女の肖像』と同じく性的マイノリティの中でもとりわけレズビアンを描いた本作の設定は、より若い年代の少女
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.6

『秘密の森の、その向こう』を観たいと思っていて、その前にセリーヌ・シアマさんが手がけられた作品を予習。

ストップモーションというと、直近だとモルカーやジャンクヘッドのイメージが強かったので、あまりに
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.4

設定のファンタジーさとか、オタク文化とかは置いておいて、一旦母娘ものとしてとてもカジュアルに観やすい仕上がりになってた。

母親に限らずだけど、一人の人間が、人の親をやることって本当に難しい。
前半の
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.0

邦題に惹かれて期待しすぎちゃったな。

兄の奥さん可哀想。
夫の実家があんなカオスなの嫌すぎ。

うちの実家と娘は、全員が同じテンションなのでこういう風になることがないけど、家族とはいえ他人同士だもん
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.6

【「好き」は美しくて尊く、ときに醜い。】

独身者同士の恋愛は美しいもので、
夫婦間の恋愛も美しいもの。
一方で、
家庭を持つ者への恋愛感情は否定され、
婚外恋愛においては言うまでもない。

「愛」っ
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.6

【結婚には、少し足りない】

おーーーもしろかった!
何度も声出して笑ったので、わたしは劇場よりおうちで観てよかったかも😂

今泉さんのしょーーもない笑いみたいなの本当に好きで(古本屋にいたおじいちゃ
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