指の小指さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前作ラストで回収されたタイトル「ジュラシック・ワールド」。あれから4年、メイジーが解放した恐竜達は世界中に散らばり、様々な問題が山積していた。

旧三部作からグラント博士、エリー、マルコムが共演。この
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.5

自己中心的で傲慢な気象予報士のフィルは、田舎町パンクスタウニーで自分だけ同じ一日が繰り返される現象に陥る。

明日を予測し占う気象予報士が明日を迎えられない。逆に経験を積めばクイズの答えも全て予測出来
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ロキとバートたちの大乱闘(2021年製作の映画)

3.5

シンプソンズ×MCUの短編アニメーション。

ロキ、まさかのスプリングフィールドで父親の愛を見つける🤣
ちゃんとTVAオチまで用意してあって良かった!

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

88分、視覚はほぼオペレーターを演じるヤコブ・セーダーグレンから変化しないからこそ、こちらも耳を研ぎ澄まし最大限に限られた情報を得ようとする。

ただし、この映画はその情報を意図的に制限することでミス
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

2002年のカリフォルニア州サクラメント。冒頭の作家ジョーン・ディディオンの言葉が語るL.A.やサンフランシスコとは違うこの土地の保守性。そこでカトリック系の高校に通う主人公クリスティンは自分のことを>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

学生時代を勉学に費やしてきたエイミーとモリー。頭は良くても世間知らず、“ブックスマート”な彼女達はこれまでの時間を取り戻すべく卒業パーティーに挑む。

モリー役のビーニー・フェルドスタインは監督ジョナ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

先の見えない戦場におけるタイムリミット付きのミッション。刻々と変化する状況と空の色、その緊張感を全編ワンカット(風)の撮影方法が最大限に活かしていた。

冒頭ブレイクを主人公と捉えさせる撮り方だからこ
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.0

圧倒的ジェニファー・ローレンスの力。「X-MEN」ミスティークのそれとは全然話が違うので、相当の意気込みがあったんだと思う。

CIA局員のネイトに「スター・ウォーズ EP3」、ドラマ「オビ=ワン・ケ
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.5

巷では台湾の「哭悲/THE SADNESS」が話題ですが、国産パンデミックアクションホラーなら今作かと思い鑑賞。

いやー、ちゃーーんと怖い。
“ZQN(ゾキュン)”のビジュアル、特に眼なんだろうけど
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バオ(2018年製作の映画)

3.0

「ソー:ラブ&サンダー」に登場した可愛い“小籠包の神”。そのモチーフとされる8分のショートムービー。

監督は「私ときどきレッサーパンダ」を手掛けたドミー・シー。
監督が中国生まれのカナダ人ということ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

1985年のアイルランド、ダブリン。不況の波でコナーは“シング(Synge)・ストリート”高校への転校を余儀なくされる。そこで一目惚れした女性、ラフィーナへアプローチの為にバンド“シング(Sing)・>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

ルビーの家族と観ているこちらを同じ立ち位置にしてくれるコンサートの仕掛け、エモーショナルな場面で敢えて振動を感じるベースの効いた曲が構成されていたり、誰が観ても“伝わる”作り手の情熱が感じ取れた。>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.5

前作「ハッピー・デス・デイ」に引き続き鑑賞。さ〜て今回のUNIVERSALロゴは3分割。ほうほう、マルチバースってことですか。

カーターのルームメイト、一作目では臭い車で寝ることを余儀なくされていた
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

今作のUNIVERSALロゴが示唆するタイムリープ。そこにスラッシャー、サスペンス要素も加わっていく「ハッピー・デス・デイ」。

ど頭から主人公ツリーのクズっぷりが酷いなーと思いつつも、途中からは犯人
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.5

前作「ジュラシック・ワールド」から3年、人間から放棄されたイスラ・ヌブラル島の火山活動が活発化し、大噴火の兆しが起こっていた。

奇しくも二作目の性か「ロスト・ワールド」同様、ビジネスで恐竜を奪おうと
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

4.0

第一作「ジュラシック・パーク」と舞台は同じイスラ・ヌブラル島。新たに再建された「ジュラシック・ワールド」には連日2万人を超える観光客が訪れていた。

二作目、三作目では忘れていたテーマパークの楽しさを
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

南北戦争真っ只中のアメリカ。マーチ家の次女、ジョーを中心に現在と過去の回想が巧みに織り混ぜられながらストーリーは進んでいく。

原作未読ながら四姉妹を演じるエマ・ワトソン、シアーシャ・ローナン、エリザ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オープニングから「セブン」を彷彿とさせるシミオン病院研究所の不気味なシークエンス。

超常的な事象とリアル、ホラーとサスペンスの距離感が良く、アクション含め後半尻上がりに良くなっていった。流石ジェーム
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おそ松さん ヒピポ族と輝く果実(2022年製作の映画)

2.0

色んなことの無駄遣い。
ただ、このアニメにとってみれば“これでいいのだ”。

観終わった後で誰が分かるんだ!という小ネタを子供と振り返るのが楽しかった。

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.0

前作「ロスト・ワールド」に比べ脚本がシンプル!グラント博士とカービー夫妻一向がソルナ島で行方不明の少年エリックを発見して脱出するというミッション。

にしても嘘と暴力で引き摺り込まれるグラント博士には
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

2.5

ジュラシックシリーズ二作目。前作「ジュラシック・パーク」から4年後、コスタリカ沖にあるイスナ・ソルナ島。そこは“サイトB”と呼ばれる恐竜のクローン飼育地だった。

マルコム周りの登場人物が、基本忠告を
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.5

恐竜映画の金字塔、1993年公開のジュラシックシリーズ一作目。

今月公開の「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」前におさらいを。

同年公開の「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」もだけれど、映画史
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サイコ(1960年製作の映画)

4.0

言わずと知れたスリラー映画の代名詞。監督アルフレッド・ヒッチコックによる1960年作品。

マリオン、ノーマン、ライラと追う側、追われる側を切り替えながらの緊迫した心理描写が秀逸で最後の核心部まで目が
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAX 3Dで鑑賞。MCU内で単独4作目になるのは初でしょう。前作「マイティ・ソー バトルロイヤル」に引き続き監督はタイカ・ワイティティ。

キャプテン翼の“ボールは友達”ならぬムジョルニアの元カノ
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キャンディマン(2021年製作の映画)

3.0

カブリーニ・グリーンといういわゆる“プロジェクト”、今は再開発されたその場所に残る都市伝説を巡る話。オリジナル版は未鑑賞。

ジョーダン・ピール関連作品のおさらい第三弾!今作は制作、脚本に携わっていま
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

NYに住む黒人の写真家クリスが白人の彼女ローズの実家を訪れるも、そこで感じる様々な違和感ー。

「NOPE」公開前にジョーダン・ピール監督作品を予習しようの第二弾!最新予告で有名な「AKIRA」のバイ
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.0

先輩からクリント・イーストウッド作品ならコレとお薦め頂いたので鑑賞。

ケヴィン・コスナー演じる脱獄犯ブッチと人質の少年フィリップによる擬似親子逃走劇。
はじめは言われるがまま連れて来られたフィリップ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

ニンジャ・タートルズ、ストII、スーパーニンテンドー(スーファミ)、PS、CDウォークマン、HIP HOP、そしてスケボーとまさに“mid90s”を象徴する様なポップアイコンの数々。

その時、その瞬
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

最高峰のカーアクションにシンクロするSEと楽曲達。

エドガー・ライト監督作品は「ラストナイト・イン・ソーホー」もタイトルから音楽に合わせて主人公が踊っていたよね。

クイーンの「Brighton R
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さがす(2022年製作の映画)

4.0

指名手配中の連続殺人犯を見たという父親。その父親が失踪し、それを“さがす”娘の視点が序盤は描かれていく。

前作「岬の兄妹」もだが片山慎三監督は現代日本の闇、出来れば見たくない部分をピンポイントでオブ
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

タイムリープ×ラブコメ作品だけど、恋愛要素の距離感が絶妙で最後まで楽しく鑑賞できた。

人生である一日だけが永遠に繰り返されるなら、それが何でもない一日、もしくは自分にとって最悪の一日かで受け取り方も
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

ずっと最後まで孤独に見えた“彼女”に、そして何処かですれ違っているかもしれない全ての“彼女達”に、良き未来を期待せずにはいられない。

アス(2019年製作の映画)

3.5

「神様に感謝しなさい。」という言葉を耳にするものの、生まれた時から享受されている“特権”を意識することは、それが当たり前と思う中で非常に難しい。

8月公開予定の「NOPE」がめちゃくちゃ面白そうでジ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

私達は普段から、こと夫婦生活については夫として、妻として“役割を演じている”一面があるのは事実。良き人間であろうとすることに虚偽の自分を演じていると糾弾するのはナンセンスだと思うけどね。

劇中でもタ
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

前から気になってたものの、何故か観れずにいたのですが続編の「アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム」も2023年に控えているので鑑賞。

いや〜、アクション演出がどのシーンも秀逸の一言!戦っている
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.0

これはテーマ、内容ともズシンときた。運命としか言いようがない境遇で、各々がもがき苦しみ、それでも生きていく。生きようとする様。

抗う生命への「逃げないで。」はキツかった…。