はとさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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SLAM/スラム(2017年製作の映画)

3.6

『ブルックリン』『17歳の肖像』『アバウトアボーイ』のニック・ホーンビィ原作。サムはもうすぐ17歳になるスケボーを愛する男の子。まだまだ中身はこどもの彼が恋をして、そして…。

妄想の未来と現実の未来
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

3.7

人生上手くいかない冴えない中年おやじが、なぜか超人となりやがて正義に目覚める。観覧車を素手で押して回してくれるデート。笑えるけどほのぼのして可愛い。

ルカ・マリネッリの怪演すごーい。昨年、ベネツィア
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

4.3

戦うシャーリーズ・セロン大好き!荒唐無稽な設定でアクション重視だけど、演技がしっかりしてるから結構深みがあって面白い。

アクションの主軸を担うのが女性ふたりで、見た目の良さとロマンスを男性が担当して
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.3

映画監督アニエス・ヴェルダと写真家アーティストのJR共同製作。ふたりが旅をして写真を撮り作品を創る。アーティストとしては対等なふたり。時にはおばあちゃんと孫のようだったり、年の離れた友人のようだったり>>続きを読む

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

3.3

私が生まれるずっと前、不思議の国ニッポン。相撲、忍者、海女、姫路城、日本的なものの中に存在するボンドの姿がとてもシュール。ほとんどコメディともいえる。めちゃくちゃな男尊女卑にひたすら苦笑い。

ショー
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南へ行けば(2009年製作の映画)

3.9

夏の出会い、傷ついた心、過去との訣別。胸の奥に閉じこめた感情が少しずつあらわになるその切なさ。フランスの夏の風景に心がざわめくロードムービー。

レア・セドゥのキュートなすきっ歯。太陽が恋しい。海に行
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007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

3.1

ミッドナイトブルーのディナージャケット 、セクシーな水着。女性に節操がなさすぎて苦笑い。でも、ショーン・コネリーだからなんか許されてしまうな。

マネーペニー可愛い。Qとボンドの会話が父子みたいで面白
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チャタレイ夫人の恋人(2015年製作の映画)

3.5

BBCのミニドラマ。身分違いの不倫愛と支配階級による搾取への批判。それほど官能的というわけでもなく、上澄みだけのあっさりした感じ。りんご飴おいしそう。

ワイルドセクシー系仔犬マッデンがお好きな方には
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マイ・ビューティフル・ランドレット(1985年製作の映画)

4.0

イギリス名作映画リスト的な企画があれば、常に上位に選ばれるこの作品。80年代サッチャー政権下のイギリスを描いた数ある名作のなかのひとつ。かなりポップ。

パキスタン移民2世の青年と移民排斥主義者となっ
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リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

3.9

可愛くて不思議なヘンテコ映画。ファンタジーロマンティックコメディ…かな?

レトロで素敵なアートワーク、日本文化とキツネの妖怪伝説を下敷きにした奇妙な世界観。真実の愛とは。ミントグリーンが印象的。
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007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

3.4

音楽聞くだけでちょっとワクワクするようになってきた。今作は今見るとコメディっぽい。

アストンマーチンDB5、「Vodka Martini. Shaken, not stirred.」わー、これこ
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カムバック!(2014年製作の映画)

3.6

ニック・フロストによる楽しいサルサダンス映画!良い意味で定番のストーリー展開にイギリスっぽい下品なセリフ。元気をもらえるトラウマ克服恋愛コメディ。

オリヴィア・コールマン、ロリー・キニアが好きなので
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.4

姉妹の絆、家族の愛情、思いやりの心。キラキラと輝く少女時代とその終わりの時。4姉妹(+ローリーも)が瑞々しくて可愛くて。4姉妹と母親、全員に焦点があたっていて、それぞれがとても豊かに魅力的に描かれてい>>続きを読む

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.7

映像がすごく印象的だった映画。最近、好きな作品の撮影監督を調べるのにハマってて、この映画を思い出して再見してみました。美しいだけでなく厨房のスピード感と料理の味や匂いが見事に表現されてる。ロンドンの街>>続きを読む

007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

3.7

BS-TBSで007特集が始まったので、評価の高そうなものを見ていこうと思ってます。

これ、たしかショーン・コネリーのボンドで一番人気のはず。スパイ小道具おもしろーい。後のスパイ映画にたくさん影響を
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大いなる遺産(2012年製作の映画)

3.7

ディケンズの『大いなる遺産』2012映画版。人間にとって本当に大切なものは何かという普遍的な物語。最後に彼が手にしたものとは。

キャラクターが個性的でストーリーも面白い。原作がさぞかし面白いんだろう
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オフィーリア 奪われた王国(2018年製作の映画)

3.5

ハムレットをオフィーリア目線で。新解釈というよりもはや別物。これはこれで面白いけど、色々盛り込みすぎてやや散漫な印象も。

男たちや時代に翻弄された哀れな弱者のオフィーリアが今作では意志ある女性に。ひ
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.5

8秒間に命を捧げるロデオの世界。ひとりのカウボーイの青年の人生の分岐点を女性監督のクロエ・ジャオが繊細に描き出している。本人たちが演じるドキュメンタリー風の作品でありながら、映画的な情感に溢れていて、>>続きを読む

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.0

『CHILDREN OF MEN』人類のこどもたち
こどもが生まれなくなった近未来ディストピア映画。

凄惨な銃撃戦のなか、赤子に手を差しのべる人々。戦いの手をとめる兵士たち。 時が止まったような数分
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カウボーイ映画と似て非なるもの(2012年製作の映画)

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@MyFFF STAY HOME edition 約12分の短編

『ブロークバックマウンテン』がテレビ放送された翌日。学校のトイレで語り合う男子2人と女子2人。それぞれの会話とは…

映画を見た
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レイトナイト 私の素敵なボス(2019年製作の映画)

3.6

コメディ女優のミンディ・カリング脚本・出演作。

ダイバーシティ!
エマ・トンプソンはいつでも最高。ちょっと脚本が弱いかな?とも思うけど、テーマには大共感。

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

5.0

久しぶりに地上波で。ドキドキわくわく元気がでる超名作。古さを感じさせないとっても楽しい映画。大好き!

修道院長はマギー・スミスだったんだ。過去に見たときは認識してなかったなー。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

夫セレクト。私は2回目

スリービルボードから連鎖していく悪意と善意。人間は多面的でそれこそが現実。人が持つ暴力性と悪意の正体。現実社会にはびこるトキシック・マスキュリニティ。なぜ人は人を憎み蔑むのか
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ダンシング・トライブ(2018年製作の映画)

3.5

記憶喪失&人生やりなおしコメディ。
スーツで踊るパコ・レオンが笑っちゃうくらい超セクシー。パコ・レオンが大好き!

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.9

夫セレクト。凄い完成度。監督の力量が圧倒的。でも『The report』を観たあとでは受け止められない。どちらにも正義があって、どちらにも正義がない。それでも人は殺される。そしてまた報復は続く。

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ナショナル・シアター・ライヴ 2015「フランケンシュタイン」(2011年製作の映画)

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National Theatre at home 期間限定無料配信
ダニー・ボイル演出。ジョニー・リー・ミラーとベネディクト・カンバーバッチが博士とCreatureを交替で演じ、ローレンス・オリヴィエ
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OCD 〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜(2017年製作の映画)

3.9

メンタルクリニックの待合室に集まった強迫性障害の男女6名。そこで繰り広げられるワンシュチュエーションのコメディ映画。

多種多様な症状を俳優たちの絶妙な演技でおもしろおかしく表現している。本来、笑えな
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

5.0

どうしようもないクソみたいな世の中で、小さな優しさとささやかな幸せが何よりも美しく輝いていて、涙が止まらなかった。号泣してしまった。

人はどうしても愛されたいと願ってしまう。それは切実な欲求で、求め
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

週末家族でジョン・ウィック祭り。ポップコーン作って、食べて、おしゃべりしながら3作まとめて見た。

あいかわらずのスタント見本市。超絶人殺しエンタメ。馬に乗るジョナサンカッコ良いー。名前を呼ぶだけのセ
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シンデレラ(2015年製作の映画)

3.5

地上波でながら見。

サンディ・パウエルの衣装にため息。マッデンの王子様はなんか笑ってしまう。デレク・ジャコビ、スカルスガルド父が好き。ケネス・ブラナーは俳優として好きなんだけど、監督作はいつもピンと
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ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち(2011年製作の映画)

4.2

第二次大戦直前のチェコスロバキア。ユダヤ人のこども達を救ったイギリス人ニコラス・ウィントンのドキュメンタリー。こんな人がいたなんて。

『ハイドリヒを撃て』と合わせて見ました。愛するこどもを手放す勇気
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

4.1

夫と鑑賞。
これは…。苦しいけどとても良作だ。
ジュリアス・シーザー

落ち着いたら、ゆっくり感想を書きたい。

アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

こどもと鑑賞。
CG感が強くて、ほぼアニメを見てる気分。
ジェイソン・モモアは私の中では永遠にカール・ドロゴ

シャザム!(2019年製作の映画)

3.8

こどもと鑑賞。
ザッカリーとマーク・ストロングが好き。

家族がみんな在宅していて、Filmarks見たり書いたりできない…。しばらくはちょっした感想を記録するのみになりそうです。

一人で集中して観
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.6

富と愛への欲望はいつでも人を惑わせてしまう。17世紀のオランダ。絵画のように美しい映像で綴るのはわりと下世話な不倫のお話。

悲劇的な映画ではなく、人間の欲望のどうしようもなさをちょっとコメディっぽく
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.9

信頼、友情、夢、挑戦、スピード、勝負、献身的な妻に分身のような息子。男のロマン全部のせタイプの映画。

レースや車に興味のない私でも、レースシーンにドキドキハラハラ!かなり長尺だったけどあっという間に
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