なおぶみさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

なおぶみ

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女優霊(1995年製作の映画)

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撮影の邪魔をするんじゃねぇぜ、と思いましたが幽霊が思ったより可愛いので許せてしまう。
ストーリーはほぼなく、勿体ぶりつつも演出力で持たせている。

「語り」でしかなかったものが実態を持って現れるのは面
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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閉塞的だが脚本の妙でかなり笑えるところもある。
二人の仲の良かった頃を描かないのが良い。

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

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中盤、武の「ローレンスさん」って「さん」づけするのがグッときた

最後まで行く(2014年製作の映画)

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序盤の死体隠しのアイディアが面白すぎて後半のサスペンスが凡庸に感じてしまう。

緊迫した主役の表情が絶妙で少し笑ってしまう。ラストのタイトルの出し方は最高。最後まで行くのか

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

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面白い!!
長尺を飽きさせないように丁寧にサスペンスを散りばめているのだが、なにより章またぎもなにも関係なく全編を持続していくテンションが凄まじい。

二人の男の友情やバイタリティ、虚構と狂気の描写に
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

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序盤の主役と思った人たちが……。

スノーボールの表情が魅力的。ラストのバトルは戦いながら二人が通じ合っていく。出会うまでも含めてある種のバディムービーみたい。

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

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ぺ・ドゥナが可愛い。人物が絡み合うまでのペースがもう少し早くてもよかった。

勧善懲悪ではない中で赦し赦される関係を描いている。正しさとはまた別の、しょうがなさ。
生きていかなければならない中で頼らざ
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ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

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秀逸なプロット運び。

にもかかわらず高貴さが全身から溢れ出しているグレイス・ケリーの顔に見惚れて、話が頭を素通りし字幕が目に入らず何回も巻き戻してしまった。

ライトハウス(2019年製作の映画)

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海に響く霧笛。こんな音で鳴るのか。
なんとなくベルイマンの『狼の時刻』を思い出させる。孤立と妄執。

口論し、仲違いし、語り合い、踊り合う二人。

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

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男の嫌さ・暴力性・傲慢さを寓話で見せている。

「愛されたい」とは言うが、お前は愛したの?って思う。
孤独を受け入れなきゃ人なんて愛せないが、そんな強さもなく求めるばかりの切実さは、ただただ幼稚なだけ
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エスター(2009年製作の映画)

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マックスがめちゃくちゃ可愛い。

エスターの正体はいろんな動機やら技能やらに一気に説明がつくので上手い。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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「ここでは強くなれない」とジムを去った青年のことを考えてしまう。

降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

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一歩間違えたらコメディになりそうな脚本。パンチパーマ祈祷師の相川翔。

ラストの終わり方が良い。

パラノイドパーク(2007年製作の映画)

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撮影が良い。少年の横顔をただ写すだけで感情が伝わってくる。

静かな不安の中で日常を過ごす、落ち着かなさや浮遊感。
扇状的に盛り上げるでもない淡々とした描写が良い。

「話しやすい人に手紙を書いて。私
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嗤う分身(2013年製作の映画)

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日本の歌謡曲とレトロフューチャーな撮影が思った以上に合う。

陰鬱さと不条理とコントラストのある影の使い方が独特な世界観を作っていて良い。

分身への復讐心から好きな人を傷つけてしまい、静かに涙を流す
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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(1975年製作の映画)

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ジェーン・バーキンが美しい。身体を合わせることだけが愛ではないと思うが、身体を合わせられないのはやはり辛いのだろうか

ヴィランズ(2019年製作の映画)

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キャラクター全員が程よく好感度高くて良かった。エンディングもGOODです。

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

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美しさと残虐さが同居している。

登場人物の好感度のコントロールが上手く、テーマ性と娯楽性のバランスも良い。

バスでの虐殺シーンが残酷さと退廃さが極まって素晴らしい。

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

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歪まされてしまった人間の哀しさと、歪んだ人間だと思ってない純粋さの対比

私は告白する(1953年製作の映画)

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サスペンスな状況の作り方、そのスピード感の演出がキレている。

ドラマ的にはもう少し深めてテーマを描けそうだがあくまで娯楽として作劇してるところも良い。

告白しようがしまいが地獄に変わりないのなら信
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

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ドキュメンタリーだが劇映画でもあると思う。最初のカットからバリバリに映画的。

不正や欺瞞を暴くのは正義ではなく狂気や妄執なのかもしれない。

ブレスレス(1983年製作の映画)

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ラストシーンの演出だけでお釣りが来すぎて逆に金持ちになる。

ところどころの撮影がスマートで、画面内のキャラクターやカメラの動きで情報を伝え、いたずらにカットを割らずに状況や場面を繋いでいく。
例えば
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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これ幸一郎が一番窮屈で逃げ出せない立場なのでは。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

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チャーミングな映画だった。

序盤にまだ敵対関係に近かったはずのマックスがフェリオサに銃を渡すシーンがあり、カット割ってわかりやすく大げさにしてもいいのにワンカットで描かれてあり、そのさりげない信頼構
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MONDAY(2000年製作の映画)

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ノリと茶番とバーでのバカ笑いみたいな笑いは好き。テンポが良ければもっと良かった。
これも深夜に何気なくつけたらやってた映画感があってよい。

堤真一のニヤケ顔と声が良い。大杉漣が画面に出てくると安心感
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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学生との議論における三島由紀夫の態度が素晴らしかった。あの会場で話を混ぜっ返さず最も最後まで人の言葉を受け止めていたのは三島なのではないかと思う。

論はどうあれ三島の強さと芥氏の弱さが対照的に映った
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

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作り込まれた色彩や箱庭的な世界観が特徴的。
ブラックな展開やシニカルな会話が面白い。

セッション(2014年製作の映画)

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指導者と教え子の関係において、『この人に認められたい』という気持ちは『支配されたい』という思いに変わりやすい。指導者を満足させることに躍起になり、隷属的になってしまうから。

序盤の終わり、アンドリュ
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裸のランチ(1991年製作の映画)

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妄想100で突っ切るのではなく、現実と妄想を交互に見せて、観客をギリギリ振り落とさない(崖っぷちに片手でぶら下がってるぐらいのギリギリだけど)バランス感覚はクローネンバーグの職人的な持ち味だと思う。>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

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人間関係の描き方が上手い。何気に熱い人間ドラマ。最後は神話のようだ。

ゾンビ・サステナブル(2021年製作の映画)

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前作よりめちゃくちゃパワーアップしている。双子の弟登場は若干笑えるが前作で一番印象に残った役者だったので納得の配役。