shbsbzjisさんの映画レビュー・感想・評価

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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

4.5

戦争は国、街、建物とあらゆるものを破壊するが、当然ながら最も悲惨なのは人々の命が奪われることだ。そこは、生きるために殺さざるを得ない状況であり、その意味では敵も味方も関係なく、最も重視されるべき観点で>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.0

14歳という、大人と子どもの間を過ごす彼らは、私たち大人が客観的に思い込んでいるよりもよっぽど自分たちの意志を持っているし、自分たちの目を通して見たものに基づいてよく考えて行動している。その意味で周り>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

最高に良かったなぁぁぁ
尊い、、、言葉にはできないけれど心が安らぐ。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。「今度は今度、今は今
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his(2020年製作の映画)

2.5

今泉力哉ファンなので観たが、なんていうか、ありきたり??そんなに印象に残ることはなかった。同性愛の作品はそうなりがちな気がするのであまり好みではない。

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

大学の授業で鑑賞。
数年前だけど、配給の缶詰を空腹を抑えられずその場で食べてしまうシーンを未だによく覚えている。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

この映画は他の映画と比べても本当に多くの論点を自分に与えてくれたが、一番私に重く残ったのは、結局のところオッペンハイマーは善人でも人道主義者でもなく、それらの倫理観はユダヤという民族主義には勝てなかっ>>続きを読む

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

3.5

恥ずかしながら初ゴジラ。したがって、ゴジラ間比較はできません。

もはや死ぬことが貢献とされた地獄のような情勢の中で、浩一の死ぬ覚悟ができず繰り返した敵前逃亡の克服や、死なずに負けたことへの後ろめたさ
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.3

(僭越ながら)今泉監督の新たなステージのように感じた。「人をわかるとは何か」。前作主演の玉城ティナと今作主演の真木よう子、ふとした表情が似ている。今泉監督の好みなのか?大事そうなところすこし寝てしまっ>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

ジブリ詳しくないのでどういう変遷なのか知らないが、この頃の絵、今の美しさとは違う意味でめちゃくちゃ可愛いな。

ホリデイ(2006年製作の映画)

4.5

めっっちゃよかった!アーサーがカッコ良すぎるし、アイリスがジェスパーをフるシーンが最高。後半は多幸感に溢れている。

知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.5

前半は単調で結構退屈だったが、後半と終わり方は良かった。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

事前に観ておくと良い機会があったので鑑賞。クィーンに関しては数曲聞いたことのある程度だったが、涙が滲んだ。なんてドラマティックな人生かと。それでも孤独は辛いな。今の人生で満足だ。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

想像よりも画面の雰囲気が明るかった。韓国の風景の無機質な感じが良い。《万引き家族》とは異なり、ハッピーエンドではないかもしれないけど多少なりとも未来が描かれていたのが良かった。

mellow(2020年製作の映画)

4.0

ただただほっこりの今泉作品。俳優さんたちも良い。少し前に見たので感想はあまり覚えていない。

うみべの女の子(2021年製作の映画)

2.0

湿気がすごい。生々しい。中学生ってこんなせっくすとか暴力とかあるんだっけ?少し前に観たので、感覚的なことしか覚えていない。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

何度目の正直かと観たが、やはりジブリの良さというのがあんまりわからない。
アニメーションは確かに美しかった。音響設備の良いところだったはずだがそれもよくわからなかった。

メッセージが明確でないと楽し
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.0

まったり、クスッと笑える。主人公はネコ。修羅場をコミカルに描けるのほんとすごい。亜子役の山本さんの演技がとても好きでした。結末もほっこり、めでたしめでたしで、こういうのが観たかったんだ〜〜

愛なのに(2021年製作の映画)

4.5

現代の若者にとって「結婚」とは、ともすれば何の意味もない、むしろ時代錯誤な制度かもしれないけど、(昔なんかは特に)身分だったり年齢だったりで自由な恋愛が阻害される場合に、「結婚」という制度によってそれ>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

皮肉たっぷりに現代の、持つ者と持たざる者の分断を描いています。ストーリーは笑っちゃうほどシンプルで、たまにすっ飛ぶし、CGばっかなのとかにもときたま白けそうになったけど、終始ニヤニヤしながら観ていた。>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

にしても気分が沈む。“茶飲友達”もそうだが高齢化社会を描くものはあまりに悲観的で辛い。

孤独がいちばん辛い。それを担うのは基本的には家族なんだけど、身寄りのない人も多い。そんなときに、移民介護士の娘
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

内戦の中孤立した島、限られた知人、未来への希望という明るくなろうはずもない環境の中で、人間関係の究極を問うような映画だった。

誰だって心境の変化はあるし、それまで親しかった人間と縁を切らないといけな
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

んーー良かった。
名前なんて虚構にすぎなず、事実があるのみ。でも出自からは逃れられず、それは遺伝的に自らの容姿にも現れ、さらに自覚せざるを得ない。今この瞬間も、死刑囚の子どもというのは存在するはずで、
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.0

青春は期限があるからこそ輝くのだろう!河合優実さんをはじめ、役者の方々が良い。

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

結構前に見たので感想は忘れたが、良かったことは覚えてる。みんな演技がお上手、特に稲垣吾郎さん、演技してるところ初めて見た。

多分ほんとに、恋人が浮気しても悲しく無い人もいるんだろうとは思う。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.0

BGMなし、セリフ少な。ケイコに至っては返事のみ。環境音が澄んでいて心地よいほど。淡々と。面白い!とかでは無いけど、表情だけで2時間飽きさせないんだから、とんでもないことよな…

 

茶飲友達(2022年製作の映画)

2.0

いやぁ、しんどかった。現実の一つだし、未来の多数だとは思う。こういうギリギリ現実的な、けど突飛な設定は大好き。でも結局、家族の運命性みたいなものを肯定する内容なのか?最後にブレた。あるいは観客に判断を>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

5.0

めっちゃよかったー。有村架純さん、ただ可愛い役だけじゃなくて、いろんな役柄できるのすごい。

「他人も家族もないんだよ」
家族だからわかるはず、わかるべき、など。家族なんて血の繋がった他人に過ぎない。
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

5.0

好みだった。ヨーロッパの寒い地域特有の、冷たい雰囲気。そしてロシア人の寡黙で不器用な中にある優しさが、自分の中のロシア人像ともピッタリだった(当然性格なんて人によるけどステレオタイプの一つとして)。>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

1.5

好みじゃなかった…
2人が惹かれ合う理由や過程が不明

シーンの切り替え方は面白かったし、ヒロインタン・ウェイは魅力的だった。

そばかす(2022年製作の映画)

4.5

図らずも性愛関係の作品を連続で。

どうしてその人の発言を信じてあげられないのか。変に勘繰って自分の知ってる範囲の少数派として納得してしまうのか。

結婚を押し付けられることにうんざりしていても、友達
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.0

まぁ実際、高校くらいだとこんな感じなんだろうなぁと思う。

異質なものを警戒してしまうというのは本能的で仕方ないと思う。

問題は、本人の言うことを理解しようと、受け入れようとするかどうか。

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