お気に入りのミュージカル舞台劇が映画化された時、気に掛けるポイントは人それぞれ色々あると思うが…。
小説・漫画・TVドラマの映画化と同様に、キャスティングとか、ストーリーや登場人物の変更は当然として>>続きを読む
観終わった後、図らずも思い浮かべたのが、ジョン・カーペンター監督作「マウス・オブ・マッドネス(94年)」…。
「マウス〜」は、失踪したホラー作家を捜す保険調査員が恐怖の迷宮に迷い込む、“眩惑的世界”>>続きを読む
劇場公開直前、PRを兼ねたネット記事を何気なくボーっと見た時のことだが…。
「SISU…? シス? 『スター・ウォーズ』の“シスの暗黒卿”…?!」と、独りボケツッコミを入れながら、すぐに目に留まった>>続きを読む
チャールズ・ブロンソン…。
自分が洋画にハマりだした小三か小四あたりの頃、TVを付ければ、アゴを撫でながら「うーん、マンダム」と呟く男性用整髪料のCMや、マッチョなタフガイを演じた「雨の訪問者(70>>続きを読む
もしかしたら、自分だけかも知れないが…
“この歌が流れた映画に駄作なし!”と云う法則がある。
例えば、シャルル・トレネ作詞・作曲の「La Mer(46年)」。
「グッドフェローズ(90年)」「アポロ>>続きを読む
女子の気を引くために、あるいは憧れの女子の一言で、バンドを組んだり、音楽にのめり込んだりする映画は過去にもあった。
すぐに思い当たるのが、大槻ケンヂの同名小説を映画化した「グミ・チョコレート・パイン>>続きを読む
あくまでも自分の実体験の中でのハナシだが…
あんなに無秩序でカオスな劇場での映画鑑賞は、後にも先にも、この時っきりだろう。
定員200名ほどの田舎町の映画館に、上映を待つ観客が劇場の入り口から建物>>続きを読む
劇場で実際に観るまでは、「ヴィンセントが教えてくれたこと(14年)」とか「愛しのグランマ(15年)」のように、偏屈で型破りなお年寄りが、一風変わった問題のある一家の前に現れ、色々とかき回しながらも結構>>続きを読む
勝手な思い込みかもしれないが…
大好きな映画を自宅で鑑賞する際、お気に入りのシーン、あるいはワンカットをリモコンで何度も巻き戻して、繰り返し観た経験をされた方は、かなりいらっしゃるのではないかと思う。>>続きを読む
「思い込みが激しい」のは良くないと、つくづく反省させられた作品である。
劇場鑑賞前、トレーラーやネットでの簡単な粗筋紹介を見たり、読んだりした自分は、高名で権威主義の指揮者が、とあることで恨みを買い>>続きを読む
原題の「Groundhog Day」とは、毎年2月2日の聖燭祭(欧米における立春の日)に、アメリカのペンシルベニア州で催される恒例行事。
古来、2月2日は、冬眠を終えたリス科の動物グラウンドホッグ(>>続きを読む
かつて80年代の頃、“スピルバーグ製作総指揮”という煽り文句に釣られて、「ユーズド・カー(80年)」や「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎(85年)」、「ニューヨーク東8番街の奇跡(87年)」などを>>続きを読む
過去のとある時期、スゴい熱量を持って惹かれたはずなのに、しばらく経って再見してみると、「アレ?こんな映画だったっけ?」と、ちょっと冷めてしまったり、或いは新たな発見をしたりする映画がたまにある。
自>>続きを読む
随分昔のハナシで恐縮だが…
社会人になりたての80年代末から90年代に入った頃だと思う。
それまで自分の周りで蔓延していた「ホモフォビア的思考」が融解し始めたと感じたことを、ボーッとだが覚えている。>>続きを読む
今現在も使われているのか、全く見当も付かないが、業界用語で「雨笠番組」というのがある。
主に屋外のスポーツ中継、その放送が中止された場合、その代替えとなる「予備番組」のことで、雨天に伴う事例が多いこ>>続きを読む
公開後しばらく経ってのことだが、映画雑誌かなんかで本作「ヤング≒アダルト(11年)」を、“丸く収まらない「男はつらいよ」みたいな映画”と評した記事を読んだ覚えがある。
「男はつらいよ」の主人公寅さん>>続きを読む
先ず、最初にお断りしておきたいことがある。
本作「エクソシスト」には、自分の知る限りで3つのバージョンが在る。
1つは、1973年12月に全米、翌1974年7月に日本で初公開された「劇場公開版」。>>続きを読む
本作「エクストリーム・ジョブ (19年)」は、ヘマ続きで、さっぱり成果を出せない麻薬捜査班の5人組が、ヤクザの張り込みのために買い取ったフライドチキン屋が大当たり!!事件の捜査より店が忙しくなってしま>>続きを読む
本作「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE (23年)」の劇中、20分過ぎあたりだったと思う。
凡そ30年近く、このシリーズを見続けてきて、喉の奥にずっと詰まっていた、妙に>>続きを読む
主役を張った大ヒット作を持つ大物俳優が、「え!こんな映画で脇役?」といったサプライズ出演をすることは、今ではあまり珍しいことではないかもしれない。
[注:「ブレット・トレイン(22年)」のライアン・レ>>続きを読む
「Ladies and Gentlemen.
Please Welcome, The Revolution !!」
開巻いきなり、ライブ会場となるファースト・アヴェニューのDJが、ステージで演奏>>続きを読む
本当にどうでもイイことだが…(笑)
本作の邦題が「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(23年)」と知った時、スゴ〜く違和感を感じてしまった。
本シリーズは2作目「魔宮の伝説(84年)」以降、全ての>>続きを読む
本作「サムライ(67年)」冒頭のメインクレジット、監督の名前「Jean-Pierre Melville(ジャン=ピエール・メルヴィル)」がカットアウトした後、少し間を置いて、こんなエピグラフがインポー>>続きを読む
ヒットシリーズの続編、その新作の公開を、待ち侘びた経験がお持ちの方は、沢山いらっしゃると思う。
直近で云えば、「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(23年)」とか、あるいは「ガーディアンズ・オブ>>続きを読む
前作では原題のサブタイが「VOL.2」なのに、邦題が「リミックス」と改悪されていたので、てっきり本作も「フィナーレ」とか「コーダ」とか、あるいは「ラスト・アルバム」とか、音楽系ヨリにしてくるもんだとて>>続きを読む
正直に申し上げると、
本作「マリグナント 狂暴な悪夢(21年)」の監督ジェームズ・ワンのことは、あまり詳しくない。
ハリウッドを代表するヒットメーカーの一人で、“ホラー映画界の寵児”という印象ぐらい。>>続きを読む
ちょっと前に、知人の女性からこんなことを言われた。
「菜々緒が出てるドラマ『忍者に結婚は難しい(23年)』って、ブラピとアンジーの『Mr.&Mrs. スミス(05年)』にソックリなんだけど!?」
彼>>続きを読む
映画の中で、主人公たちが作る料理を観て、「美味しそう!」とか、「食べてみたい!」「気になる!」など感じた方は、かなり多くいらっしゃるのではないかと思う。
[注:「料理長殿、ご用心(78年)」「シェフ>>続きを読む
途方に暮れている時とか、物怖じしている時とかに、勇気をくれる、自分の尻を叩いてくれるのが、「実話」を基にした映画だったりする。
たぶんフィクション=作り話じゃなく、本当にやり遂げたヤツが“現実にいる>>続きを読む
「長編映画10本撮ったら、映画監督を引退!」と公言するクエンティン・タランティーノだが(笑)、これまでメガホンをとった作品のうち、半分近くの4作は、“強い女性”というか、“気合いが入った女性”が主人公>>続きを読む
今から40年以上前の古いハナシで恐縮だが…
「狼男(=人狼)映画」が、なぜか立て続けに劇場公開されることがあった。
81年6月に監督ジョー・ダンテの「ハウリング」、その3カ月後にアルバート・フィニー>>続きを読む
あくまでも私見だが…
シルヴェスター・スタローンのフィルモグラフィーを俯瞰で見ると、上がっては落ち、登っては下がりの繰り返しで、まさにエレベーターのような俳優人生。しかもドン底からジャンプアップする>>続きを読む
長寿シリーズとなった作品には回が進んでいくと、主人公が「宗旨替え」というか、微妙に「キャラ変」することがある。
例えば、ショーン・コネリー演じた初代ボンドは、1作目「ドクター・ノオ(62年)」ではプ>>続きを読む
大抵のボクシング映画には「定型」がある。
例えば「ロッキー(76年)」なら負け犬のリベンジ、「チャンプ(79年)」ならダメ親父と息子の絆、「レイジング・ブル(80年)」ならチョット困った性格の男の贖>>続きを読む
本作「スーパーバッド 童貞ウォーズ(07年)」は、全米で国内興収200億円の大ヒットながら、日本では「ノースター、有名俳優のいないコメディー映画はウケない」という通説が業界内にまことしやかにあるため、>>続きを読む
何となくだが…自分が物心ついた頃、
60年代後半から70年代前半に観た洋画は、主人公が大抵死ぬイメージがある。
ブルース・リー直撃世代の自分からすれば、「ドラゴン怒りの鉄拳(72年)」。
そのラスト>>続きを読む