凄い高さから海面に叩き落とされて死ぬシーンの撮影方法が、実際に凄い高さから海面に叩き落とすスタントなの笑う。
キッチュなプロットに不釣り合いではと思われたルトガー・ハウアーの悪魔的威厳がしっかりへなちょこ主人公に継承される決着直前の表情、善き。
断然リメイク版チャイルド・プレイ派だけど、凡庸なストーリーにキャラデザの強さだけで売れちゃうの確かに今っぽい。
設備復旧して油田漏れを止めた直後に施設丸ごと爆破して沈める奇行
実生活について想起を促され続けざるを得ない構造ゆえ、ソフトストーリーの極地たる全編が唯一逸脱する「結論」の動機付けとして機能してしまう驚きよ。
痕跡に始まり、予感で終わる。
ポップ・ミュージックに主題を託す映画は数あれど、本作の不穏な換骨奪胎の数々は素晴らしい。
忍者襲撃シーンの逆再生多用スコア長回し、ラストの王墓でのあらゆる反響音等、音の演出が総じて神
いくらアダム・ドライバーだからって冒頭字幕3行だけでこいつは6500万年前の英語ペラペラ異星人だと言い張る企画ヤバ過ぎ
『続・激突』っぽいプロット含めニューシネマ感あるハズなのに、マリオ・バーヴァ氏の撮る犯罪者視点はやはりより猟奇的で、アンモラルで、ジャッロで、異常。
パルプ誌の前日譚だったというオチ、現代から振り返った映画史的にも正し過ぎる。
オープニング・クレジットから地上へ出るまで、終始画面外モブ達のスタンバり、画面内へ殴り込むモブの暴力性にこそ焦点(と照明)が当てられたモブパンクデパ地下劇
隣のおじさんがずっとスンスン泣いてたけど、ナートゥをご存知か?では俺もあっさりガチ泣きしちゃった、
このレビューはネタバレを含みます
ティーンにも満たない彼女が三十路を演じた前作から反転、技術革新により成人女性が幼女を演じることが可能となり「オチ」であった幼き身体に宿る大人の魂は「主題」へ昇華。
サイコスリラーから潜入サスペンス,>>続きを読む
「全てのチャンスが奪われたのがこの世界の君、ゆえに特別」みたいなとこが個人的涙腺ハイライトで、超明示的に示されていた三幕構成の磁場 a.k.a. 家族の絆 a.k.a. ベーグルに抗えないのは儚い。
あの人の車のトランク、何入れてあんなベコベコになったんだろ...´д` ;
収まりの良さげなラストから急転直下でブルーベルベット的不穏さを(5年以上前に!)醸し、ヒロインが画面から去り、主人公が反転するようなエンディング。好き。
女神カーリーの如し偉大な権威の面々を崇め奉るフィルム原理主義プロパガンダをバリバリデジタル上映で観せられるルドビコ療法
ひと目の瞬間を観せてくれず、その後も鏡・雨・雪・霧・カメラに濾された被写体の感情はついぞ掴めず、吹雪かれ、流され、消えていた。