13untaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.7

冒頭、筆記音からゆらめき立ち上がる雑音の数々がミット打ちの打撃音でパーカッシブに音楽化する、もしくはその後流れる音楽が反転して生活音として響く驚き。

この題材にかかるバイアス上触れづらく、しかし不自
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の・ようなもの(1981年製作の映画)

3.5

でんでんや関根勤の若さがバグり過ぎてサイケデリック味を増してる感ある。

しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.2

メインビジュアルは劇中に描写のない旅館殴り込みシーンなのかな

風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

3.8

小津の画のアバンギャルドさはこの程度に暴力的・神経症的な内容の方が収まりが良い気もするが、それを排したことによりその後より禍々しさが際立っていくのマジ狂気。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

魚が泳いでるだけの海洋ドキュメンタリーパートが息もつかせず、人質アクションパートが退屈の極みなの笑える。

空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)

4.9

特撮が伝統芸能でもマンネリ化した慣習でもない時代の圧倒的フェティシズム。

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.9

初登場からして墓地で『回転』のような写り込み方してるし、もともと幽霊が派生したイメージなんだろうね。

ディーバ デジタルリマスター版(1981年製作の映画)

3.4

逆に見慣れた感のあるノワール。これも影響下を先に摂取してたパターンか、

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

4.6

ゴッドファーザーやファイトクラブ然り、マチズモがベースの暴力映画に一瞬映る「扉の向こうの女性」描写は至高

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.7

あらすじ記載通り。76分の全編に殺人も逃避も愛も達成されないが、この全てが未消化な心地よさ。そして訪れる衝撃的ながらささやかな自己実現。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.2

思えば、この映画を観た頃には既にしてそのフォロワーをあまりに知り過ぎていたのかもしれない。90年代の絶妙な地続き感により度々起こる現象。

8 1/2(1963年製作の映画)

3.3

フェリーニの高尚な人情喜劇感なんかノれないんよな。

ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

3.5

シートベルトしめる素振りすら見せず凛としてるイザベル・アジャーニに爆笑

血みどろの入江(1970年製作の映画)

3.8

ドアップからのズームアウトで繋ぎまくる編集スタイル本当に謎だけどクセになる。

夜の第三部分(1972年製作の映画)

3.5

生物系グチャグチャ不条理劇で、妻に瓜二つの女に入れ込んだ男が凋落し、ヒロインが狂気の果てに世界の滅亡すら予見させる。既にしてポゼッションのフォーミュラ出来てるの面白いな。て寝た。

EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

3.2

のんきだな。て思わなくもないけど、退屈ってある意味で有事以上の絶望なのかな、

晩春(1949年製作の映画)

4.1

部屋のあちこちで奥から覗いていたのに突如として当事者視点に巻き込まれるタイプの暴力。どこまで皮肉かわからない美しさも含め、なんと慣習の禍々しさを切り取った映画か。

知りすぎた少女(1963年製作の映画)

4.0

ジャンル生成前夜、ジャンルとして分岐する以前ゆえか逆説的に今日流行りのジャンルミックスを想起させるの非常に興味深い。

霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

3.8

稲川淳二大会やってんなー、てとこで突如裸足がフラッシュバックしてくるのズルい

ルチオ・フルチのザ・サイキック(1977年製作の映画)

3.9

フルチからグチャグチャ残虐描写を取ると「美」しか残らないのホント頭おかしい。

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

4.5

表現について語り継ぐためにどうしても過剰にピックアップされてしまうものがある。「作家の意図」や「時代の必然性」と呼ばれ、歴史に刻まれるに値するエクスキューズを付与する。

「映画が嫌いだった」と云う彼
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