shoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.0

数十年ぶりに改めて鑑賞し、これほど悲しい話だったのかとしみじみ思った。

傷ついたギィが復旧する姿に共感した。

太陽のめざめ(2015年製作の映画)

3.5

生まれ育った環境を変えるのは相当困難であることが示されたような作品。

なかなか更生することができずにいるマロニーの葛藤が繊細に表現されていた。

愛する人に伝える言葉(2021年製作の映画)

4.0

カトリーヌ・ドヌーヴが出演作で惹きつけられ鑑賞。蓋を開けたらブノワ・マジメルの独壇場とも言えるような内容だった。

残された期間で何をできるのかを決め、整理をはじめていくバンジャマンの姿勢に共感できた
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クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男(2021年製作の映画)

3.5

クリエイション・レコーズの創業者アラン・マッギーのサクセスストーリー。

本作を鑑賞するまでレーベルの名前すら知らなかったが、飽くなき野望と弛まなぬ努力で名声を掴んでいくさまに迫力があった。

キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱(2019年製作の映画)

2.5

放射線の研究でノーベル物理学賞、ノーベル化学賞を受賞し、パリ大学初の女性教授職に就任したマリ・キュリーの伝記。

地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

3.0

予想の斜め上をいく独創的な作品。

日本の扱い方が面白くて苦笑してしまった…

デリシュ!(2021年製作の映画)

3.0

素材を知り、活かすことができる稀有な宮廷料理人ピエール。聡い息子と、弟子ルイーズに支えられ、没落から再生までを描いた物語。

想像していた結末とは異なり、意外性があって楽しめた。

スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.0

ダイアナ元妃を主人公にした物語。

ダイアナのみならず、内と外と2つの顔を使い分けながら生きていかなければならない現状がなんともいたましい。

プリンセス・ダイアナ(2022年製作の映画)

2.5

ダイアナ元妃の軌跡を知ることができるドキュメンタリー映画。

靴ひものロンド(2020年製作の映画)

3.5

原作と随分雰囲気が異なりオリジナリティ溢れる作品だった。

どうしようもない親父が蒔いた種を刈り取るといったところか。ただアルドがようやく本音を吐く後半に、案外人間はそんなものなのかもしれないとかすか
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ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

3.5

貨物船の船長ヤコブがリジーと出会い夫婦となって人生を歩むさまを描いた作品。

リジーという女性を終始ぼかして描いているため、その実態が掴めないまま話を終える。知らず知らずのうちに彼女にのめり込み、自身
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

5.0

数十年ぶりに鑑賞。Blu-rayで映像が綺麗になったせいもあるが、一つ一つのディテールが緻密で美しいことに改めて驚いた。とくに時計台の街は素晴らしい。

となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.5

数十年ぶりに鑑賞。ビデオテープは擦り切れるほど見たが、お父さん役が糸井重里だと初めて知った。

1640日の家族(2021年製作の映画)

4.5

それぞれの理想の幸せの形があるが、それが叶うことは決してないことがわかっているのが辛い。

生後18ヶ月のシモンを4年半も家族同様に育てたアンナの心中穏やかでないのは痛いほど伝わった。

それでもシモ
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.5

洒落た人気レストランの表裏をワンショットで描く映画。まるで舞台を見ているような臨場感が醸されている。

シェイン 世界が愛する厄介者のうた(2020年製作の映画)

3.0

鑑賞するまでシェイン・マガウアンというミュージシャンすら知らなかった。

生きてきた道があまりにも険しすぎてドキュメンタリーにできる要素が溢れかえっていることに納得した。

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.5

"ドレフュス事件"を題材とした映画。

堕落した軍の隠蔽や捏造に嫌悪感を抱くピカール少佐が事件の真相を暴こうとした結果、権威主義の軍に阻まれてあべこべに逮捕される。ことが有耶無耶にされ、なかなか事態が
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20歳のソウル(2022年製作の映画)

3.0

市立船橋高校の応援歌"船橋ソウル"を作成し、20歳という若さで亡くなった浅野大義さんの実話を映画化した作品。

生きたいと願い、何度も病から立ち上がりながら曲を完成させた直向きさに心打たれる。前途有望
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義足のボクサー GENSAN PUNCH(2021年製作の映画)

3.5

プロとして戦える能力があるにも関わらず、日本ではライセンスを付与できないためフィリピンに渡ってプロボクサーになった尚。プロライセンスを取得したにも関わらず、日本では試合をさせてもらえない理不尽さに苛立>>続きを読む

ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020年製作の映画)

2.5

ニュース映画に自分の娘が出演しているという情報を聞きつけ、その映画を鑑賞するために脱獄した男。彼が遮二無二なって映画鑑賞する理由、それに至るまでに出会った劉の娘、映画を上映する技師ファン、それぞれの背>>続きを読む

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

5.0

かつてのテレビシリーズとは違った設定が多々ある中、本筋からは外れずにアップデートされている点が面白かった。

ガンダムの立ち方や音楽などオールドファンにはたまらない要素も随所に見られた。

あらためて
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チェルノブイリ1986(2020年製作の映画)

3.5

チェルノブイリ原子力発電所の事故から着想した架空のストーリー。

命を投げ打って事故処理に従事した消防士をはじめとする関係者たちのあったはずの未来が潰えてしまうさまが物哀しい。

この経験を事故の再発
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オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

3.5

常に結果が求められるスターとなってしまったオードリー・ヘプバーンの内面、父親が失踪したことから受けた影響、大役より家族を選びたいと映画から遠ざかった理由など、華やかな軌跡とは異なる部分を描いている。>>続きを読む

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.0

貴族の邸宅でメイドとして働くジェーン。メイドとして上流階級に仕えながら、隣家の御曹司ポールと密かに逢瀬を逢瀬を重ねる。身寄りもなく、文学を愛するジェーンは、自身の見聞や経験に基づいて文章を起こし作家へ>>続きを読む

シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~(2019年製作の映画)

3.0

アフガン戦争に従軍する兵士の妻たちが結成した合唱団。訃報に怯えながらも、前向きに生きるための活力とし、同じ境遇の人々を鼓舞し支え合っていこうとする姿に心を打たれた。裏を返せば、そうでもしなければ平常心>>続きを読む

クラッシャージョウ(1983年製作の映画)

4.0

アニメーションが綺麗で、戦闘シーンにも迫力があった。

ジョウやチームメンバーの人となりや背景、クラッシャーになるまでの過程がわかっていないと、130分では少し物足りなく感じる。OVAや漫画で穴埋めし
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モード家の一夜(1968年製作の映画)

4.5

カトリックを信奉する男が、2人の魅力的な女性モードとフランソワーズと同時に出会い関係を築いていく数日を描いた作品。

共産主義、数学的な見解、パスカルなどアカデミックな議論を展開するシーンが印象的だっ
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ベルイマン島にて(2021年製作の映画)

3.0

ベルイマン好きの映画監督カップルクリス&トニーがフォーレ島で執筆を行い、その構想を披露し製作を進めていく話。

衣装や小道具などを含め、現実の世界と想像の話を被せ、2つの世界をカットバックするように見
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不都合な理想の夫婦(2020年製作の映画)

4.0

欲に溺れた主人公ローリーの生活が破綻していくさまが、スリリングに描かれている。何が足りないのかが自分自身でもわかっていないのにも関わらず、地位や名誉だけをのぞんでいる様は滑稽だが、誰にでも起こりうるよ>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

3.5

花の都パリの要素は少なく、そこで暮らす普通の若者4人に焦点を当てた物語。

孤独、性欲、承認欲求など、何かが不足しているはずなのだが、その何かがよくわからない様が絶妙に表現されている。