Omizuさんの映画レビュー・感想・評価 - 44ページ目

Omizu

Omizu

映画(3806)
ドラマ(31)
アニメ(0)

砂嵐(2021年製作の映画)

3.2

パキスタンの短編
ヴェネツィア映画祭に出品された作品

パキスタンという父権的社会で抑圧される女性を描く

「女性は悪魔が放った矢」というほど女性の立場が弱いことが分かる

クオリティは高いが、オチに
>>続きを読む

ペンギンガール(2022年製作の映画)

3.3

台湾の短編
あら〜
なんてかわいい話

ヒロインも男の子もどっちもかわいい

この瑞々しさって台湾っぽいよね

海の呼び声(2021年製作の映画)

3.3

インドネシアの短編
海辺に一人で暮らす貧しい少年がダッチワイフを拾う話

兄貴分にとられて本来の用途で使われるのかと思ったら…

孤独な少年たちが切ない

モシャリ(2022年製作の映画)

3.0

バングラデシュの短編
ずっとインドの作品だと思って観てた
ホラーとしてはまあ及第点かな

タイトルが出るタイミングが謎なのと、英語字幕の色が赤とかで雰囲気を著しく削ぐのが気になった

姉が蚊帳を被って
>>続きを読む

首狩り族の娘(2021年製作の映画)

3.0

フィリピンの短編
サンダンス映画祭受賞作
イゴロット族はフィリピンの山間地域に住む民族で、かつては首狩りの風習があったという

ヒロインの歌う歌は素晴らしく、撮影も美しい
雰囲気もいい
のだが、結局ヒ
>>続きを読む

落とし穴(2020年製作の映画)

4.2

【第94回アカデミー賞 国際長編映画賞ラトビア代表作品】
EUフィルムデーズ2022にて
ラトビアの女性監督による作品。本作が長編一作目となる。

予告からするとホラー、スリラー系?と思うんだけど、確
>>続きを読む

最終面接(2021年製作の映画)

3.1

イランの短編
オチはなるほどという感じ。会話でこの尺でオチをつける展開力は流石イランという感じ。ファルハディの流れを汲むのかな。
でも自分がこれやられたら「待ちたまえ」の前に帰る。

楽園の子どもたち(2021年製作の映画)

3.7

中国の短編
『あなたがここにいてほしい』が7月に公開されるシャー・モー監督の作品。
白黒で展開されるちょっとした不思議な話。既に作風が確立されていて凄くセンスを感じる。
原題の『小大人』という方がしっ
>>続きを読む

こうのとり、たちずさんで(1991年製作の映画)

4.0

【1992年キネマ旬報外国映画ベストテン 第3位】
第44回カンヌ国際映画祭コンペに出品されたアンゲロプロスの長編9作目。

アンゲロプロスはそこまで好きな作家というわけでもないのだが、なぜか定期的に
>>続きを読む

インフルエンサー(2021年製作の映画)

3.7

マレーシアの短編
『ブレードランナー』の延長線上にあるようなSF的世界観構築は素晴らしい
ハンナはイブに母の面影を見出し求めていたんだね
フォロワー第一主義のネット社会における孤独、そしてコロナによる
>>続きを読む

傍観者(2022年製作の映画)

3.5

レバノン・カタールの短編
傍観者効果…日本人には耳が痛い話だ
実話に基づくという最後の字幕で心が痛い
でも実際自分は見てみぬふりしちゃうと思う
問題提起で安易な解答は示さず、バスケの指導や赤ちゃんとい
>>続きを読む

水曜日(2021年製作の映画)

3.2

エストニアの短編
考え抜かれたカメラワークがなかなかよく、詩的な情感あふれる作品

テクノ、ママ(2021年製作の映画)

3.0

リトアニアの短編
ヴェネツィア映画祭出品作
「コンピューターおばあちゃん」みたいなことかと思ったら全然違った
愛し方を知らない母親と息子の衝突を描いた作品
スマホで撮ったのかわからないけど、縦長の画面
>>続きを読む

演説(2021年製作の映画)

3.0

フランスの短編
フランスならこんなぶっ飛んだこともありそう、と思えてしまい普通に見えてしまった
最後の歌はよかった

ロイ(2021年製作の映画)

3.0

イギリスの短編
孤独な老人ロイは間違い電話を装って誰かと話そうとするが…
うーん、終わり方にモヤモヤ
カーラとの友情は終わっても恋愛相手がいればOKってこと?友情と恋愛は別では?

ブリトー(2021年製作の映画)

3.0

アメリカの短編
先住民の少女は父親とはぐれた移民の少女と出会うが…
少女二人の存在感はいいが、ありがちな移民ものでつまらない

おむつケーキ(2021年製作の映画)

3.0

ウクライナの短編
どんなタイトルだよ!と思ったら出産祝いにそういうのがあるらしい
どういう気持ちで観ればいいのか分からなかった

白いブランケット(2022年製作の映画)

3.0

フィンランドの短編
フィンランド版「はじめてのおつかい」、と思いきや舞台設定が音だけで示されると戦慄がはしる
とはいえ子供の顔アップで締めるのはあざとくてあまり好きになれない

ブリーチ(2021年製作の映画)

3.0

カナダの短編
現在、過去、回想の交錯する構成はなかなか期待させるんだけど、結局まとめきれず終わった感じ
主役の子はよかった

ボレカス(2020年製作の映画)

3.2

パレスチナの短編
立ち往生する父と息子、その中の会話である事実が明らかになっていくという作品
監督はアマプラのLGBTミュージカル『ジェイミー』のプレミアにも出席していて、まあそういうことです
お父さ
>>続きを読む

フェーズ(2021年製作の映画)

3.1

ウクライナの短編
『スタンド・バイ・ミー』風味のジュヴナイルもの
撮影が美しく、なかなかよかった

ナイトブレーカーズ(2021年製作の映画)

3.0

スペインの短編
シッチェス映画祭に出品されている、といえばテイストは分かるだろう
暗闇に潜む魔物と対峙するスリラー作品
アジア系の女優さんが素晴らしい

サングラス(2021年製作の映画)

4.2

オーストラリアの短編
思いがけずよかった
プロットに意外性がありなかなか魅せる
これはアカデミー賞に引っかかる水準ではないだろうか

ハムスターのハリー(2021年製作の映画)

3.0

イギリスの短編
ウェス・アンダーソンを彷彿とさせる作り込んだ色使いのコメディ
色々と趣向を凝らしているがプロットの凡庸さはどうしようもない

それから?(2021年製作の映画)

3.3

メキシコの短編
現代人の抱える「効率性」という病をコミカルに戯画化した作品
テンポがよくなかなかいい
療養所のロケーションや撮り方もSFみたいでいい

聴覚障害者(2021年製作の映画)

3.0

スペインの短編
聴覚障害者の妻と健常者の夫は子供をつくろうとするが…というドラマ
題材や撮影はいいが、少し一本調子
もう少し工夫がほしい

夢の中で(2021年製作の映画)

3.0

フィンランドの短編
切ない…
ホラーっぽい世界観が得意の監督のようだ
ある程度面白いがあと一歩という感じ

シャーク(2021年製作の映画)

3.1

オーストラリアの短編
監督自身が主演し、相手役にはローズ・バーン!
ダークコメディ三部作の一つらしい
かなり度が過ぎたイタズラ好きの二人の相性が良くて面白い

ペントハウス(2022年製作の映画)

3.0

ノルウェーの短編
環境大臣賞を受賞した作品
冒頭、ロイ・アンダーソンっぽい世界観かな?と思うとそうでもない
浸水した世界で暮らす同性カップルという設定はいいが、オチが弱い

ファンファーレ(2021年製作の映画)

3.3

フランスの短編
シュールで笑った
彼女、そっちを選んだのね笑

天空の孤高(2021年製作の映画)

3.7

フランス・レバノン合作の短編
なぜ彼は誰もが嫌がる仕事を選んだのか
それが明かされる終盤の開放感と地上に降りてからの現実
初めて見せる笑顔に少し救われた

数字の"5"を押してください(2021年製作の映画)

3.2

イギリスの短編
監督はインド系の女性のようだ
言語も半分はベンガル語
ロックダウン下で電話通訳を頼まれたアイシャ、患者に医師が伝える病名とは…
間違った病認識による今後を心配する患者の表情が悲痛で心苦
>>続きを読む

紅のスルタン(2021年製作の映画)

3.0

アメリカの短編
原作小説があるようだ
うーん、プロットの既視感は拭えない
主演男優の魅力に乏しい一方、美術商たちの雰囲気は『アイズ・ワイド・シャット』っぽくていいね

ネオン・ファントム(2021年製作の映画)

3.0

ブラジルの短編
やはりブラジルでは富裕層の白人と労働者の原住民・移民という構図が顕著なようだ
ロカルノに出品された作品だけあり、ミュージカル、コメディ、劇映画というのをミックスさせた挑戦的な作品

滞在許可証(2021年製作の映画)

3.3

イギリスの短編
イギリスの移民問題をエキセントリックに戯画化したブラックコメディ
カオス!

ジュピター・レイン(2022年製作の映画)

2.9

スペインの短編
ではあるが日本語が多く使われている
黄色を基調としたカラーコーディネートはいいが、ちょっとふわっとしすぎてて掴みどころがない