Omizuさんの映画レビュー・感想・評価 - 45ページ目

Omizu

Omizu

映画(3806)
ドラマ(31)
アニメ(0)

眠れない夜の音(2021年製作の映画)

3.3

チェコの短編
よかった
出来すぎた偶然ではあるが、『アメリカン・ビューティー』みたいに下世話にはならない
ASMRという流行りにも乗った秀逸な作品

シールド(2021年製作の映画)

3.3

オランダの短編
パンデミックで外に出られない生活をする姉妹の物語
スリラー風味の映像がなかなかよい
静かに佇む馬が印象的

安置所に幽霊は出ない(2022年製作の映画)

3.2

カナダの短編
祖母、母と同じ外科医を目指す女性が遺体安置所で自分自身を見出していく物語
静謐な雰囲気ととぼけた解剖医がなかなかいい

北極(2021年製作の映画)

3.0

マケドニア・セルビアの短編
カンヌの短編コンペに出品された作品
白っぽい美しい撮影、垢抜けないヒロインの存在感はいいが、少しギミックに凝りすぎたか

エッグノッグ(2021年製作の映画)

3.6

ロシアの短編
仕事に忙殺される男は母とディナーをするが…
とてもよかった
お母さん最高!
コミュニケーションがいかに難しくて大事かがよく分かる

母胎(2021年製作の映画)

3.0

チュニジアの短編
白みがかった撮影は素晴らしく美しい。静かで意味深な冒頭から期待させる
のだが、結末が尻すぼみ
結局何を言いたいのか分からない

アクション!(2021年製作の映画)

3.0

スイスの短編
監督が女性というのが今っぽい
撮影現場で起こるドタバタ劇
まあ普通

(2021年製作の映画)

3.0

カナダの短編
これ、いい話?サイコホラーにしか思えなかったんだけど…
自殺しようとする女性を演じた方はよかった

スヌーズ(2021年製作の映画)

3.5

アイルランドの短編
めっちゃ分かる
いくら目覚まし増やしてもどうにか止めて布団の中いたいよねー

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.5

【第71回ベルリン映画祭 主演俳優賞】
『ダウントン・アビー』や『美女と野獣』野獣役で知られるダン・スティーヴンスが理想の伴侶ロボットを演じた作品。アカデミー賞国際長編映画賞ドイツ代表にも選出されショ
>>続きを読む

エーゲ海の天使(1991年製作の映画)

3.6

【第64回アカデミー賞 外国語映画賞受賞】
イタリア代表作品。ギリシャの孤島に取り残されたイタリア兵たちを描く作品。

戦時中が舞台でありながら戦闘シーンはほとんどなく、ギリシャの孤島での暮らしと人々
>>続きを読む

踊るアメリカ艦隊(1936年製作の映画)

3.7

【第9回アカデミー賞 歌曲賞・ダンス監督賞ノミネート】
「タップの女王」エリノア・パウエルとジェームズ・スチュワート主演のコメディミュージカル。コール・ポーターが手掛けたナンバーが全編を彩る。

この
>>続きを読む

ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020年製作の映画)

3.4

『初恋のきた道』などの中国の巨匠、チャン・イーモウ監督作品。第69回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出されながら、「技術的な問題」で会期中に取り下げられてしまった。

僕は『初恋のきた道』や
>>続きを読む

ジェントル・クリーチャー(2017年製作の映画)

3.8

【第70回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『霧の中』に続きウクライナのセルゲイ・ロズニツァ監督作品。ドストエフスキーの短編「やさしい女」にインスパイアされた作品で、ロシア国家の腐敗、不条理を
>>続きを読む

シントイア・ブラウン: 裁きと赦し(2020年製作の映画)

3.5

16歳で売春相手を殺害し、終身刑を宣告されたシントイア・ブラウンのドキュメンタリー。

彼女の服役中に法律が変わり、未成年者は売春婦として裁かれないことになったという。そしてそのことがドキュメンタリー
>>続きを読む

青幻記 遠い日の母は美しく(1973年製作の映画)

3.8

【1973年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
『秋津温泉』『儀式』などの撮影監督をつとめた成島東一郎の監督デビュー作。一色次郎の同名小説の映画化作品で、『儀式』に出演していた賀来敦子、戸浦六宏が
>>続きを読む

民族の祭典(1938年製作の映画)

3.8

【第6回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
1936年ベルリンオリンピックの記録映画。『美の祭典』と合わせて二部作、監督は言わずもがなレニ・リーフェンシュタール。

レニ・リーフェンシュタールの気持ちいい
>>続きを読む

噂の二人(1961年製作の映画)

3.9

【第34回アカデミー賞 助演女優賞他全5部門ノミネート】
ウィリアム・ワイラー監督、オードリー・ヘプバーン、シャーリー・マクレーン主演作品。リリアン・ヘルマンの「子供の時間」を映画化した作品。アカデミ
>>続きを読む

霧の中(2012年製作の映画)

3.3

【第65回カンヌ映画祭 国際映画批評家連盟賞】
現在『ドンバス』が公開中のウクライナの映画作家セルゲイ・ロズニツァ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞した。

第二次世界
>>続きを読む

ヴィクトリア(2015年製作の映画)

3.7

【第65回ベルリン映画祭 芸術貢献賞】
ベルリン映画祭では撮影監督に芸術貢献賞が贈られ、ヨーロッパ映画賞でも作品賞を含む3部門にノミネートされた。

140分ワンカットで撮影された作品、『バードマン』
>>続きを読む

マルクスは待ってくれる(2021年製作の映画)

3.7

【第74回カンヌ映画祭 ゴールデン・アイ部門出品】
『眠れる美女』『シチリアーノ 裏切りの美学』などのイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオのドキュメンタリー作品。

自殺してしまったベロッキオの双子の弟に
>>続きを読む

ジャッキー・コーガン(2012年製作の映画)

3.5

【第65回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『ジェシー・ジェームズの暗殺』のアンドリュー・ドミニク監督がブラピの制作会社でブラピ主演で撮ったクライム映画。

ブラピがそんなにカッコいい役でもな
>>続きを読む

老人(2020年製作の映画)

3.6

EUフィルムデーズ2022にて
キプロスの作品、監督は長編4作目の方のようで、主演俳優の方はimdbによると出演作50を数える大ベテランらしい。

夜な夜な病院にやってきてはベンチで寝て家に帰るという
>>続きを読む

バーシティ・ブルース作戦 裏口入学スキャンダル(2021年製作の映画)

3.9

超面白いドキュメンタリーだった『FYRE 夢に終わった史上最高のパーティー』のクリス・スミス監督新作!今回も小金持ちたちをこき下ろす!

フェリシティ・ハフマンが出てきたとき「えっ!『トランスアメリカ
>>続きを読む

奇跡の丘(1964年製作の映画)

3.9

【第25回ヴェネツィア映画祭 審査員特別賞】
パゾリーニの長編三作目。ヴェネツィア国際映画祭で審査員特別賞、アカデミー賞でも音楽賞・美術賞・衣装デザイン賞にノミネートされた。

原題は「マタイによる福
>>続きを読む

(1976年製作の映画)

3.7

【シッチェス映画祭1977 監督賞・男優賞・女優賞】
ホラーを得意とするダン・カーティス監督による屋敷ホラー。主演に『イージー・ライダー』『ナッシュビル』などのカレン・ブラック、叔母さん役を往年の名女
>>続きを読む

イディオッツ(1998年製作の映画)

4.3

【第51回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『奇跡の海』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』と合わせて「黄金の心」三部作とされる作品。

本当に救いがなくてもう二度と観たくない『奇跡の海』『ダンサー
>>続きを読む

ロゼッタ(1999年製作の映画)

3.0

【第52回カンヌ映画祭 パルムドール】
ダルデンヌ兄弟が最初にパルムドールを受賞した作品、主演のエミリー・ドゥケンヌも女優賞を受賞した。

「辛い話」と聞いてたから覚悟してたんだけど、そんなでもなかっ
>>続きを読む

ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

4.2

【シッチェス映画祭2020 コンペティション部門出品】
長編デビュー作『EVA エヴァ』がファンタスポルトやゴヤ賞で受賞したキケ・マイーヨ監督新作。シッチェス・カタロニア国際映画祭のコンペティション部
>>続きを読む

宮本武蔵(1954年製作の映画)

3.9

【第28回アカデミー賞 名誉賞受賞】
稲垣浩監督、三船敏郎主演の3部作の1作目。アカデミー賞名誉賞(後の外国語映画賞)を前年の『地獄門』に続き日本映画が2年連続で受賞した。

宮本武蔵ってこんな話だっ
>>続きを読む

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

3.9

【第32回カンヌ映画祭 パルムドール】
ギュンター・グラスの処女長編の映画化作品。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞するやいなや世界中の外国語映画賞を席巻、アカデミー賞外国語映画賞も受賞している。
>>続きを読む

マーターズ(2007年製作の映画)

5.0

『ハイテンション』『屋敷女』と双璧をなすフレンチ・ホラーの金字塔、ようやく見れた!

このジャケだと女の子二人が拷問を受ける血みどろの話だと思うじゃん!それが実際は全然違う。いや、合ってはいるけどこち
>>続きを読む

そして俺は、ここにいない。(2019年製作の映画)

3.9

【第93回アカデミー賞 国際長編映画賞ショートリスト選出】
メキシコ・アカデミー賞であるアリエル賞では作品賞を含む10冠、本家アカデミー賞でもショートリストに選出されたがノミネートはならなかった。
>>続きを読む

偽りの花園(1941年製作の映画)

3.8

【第14回アカデミー賞 作品賞他全8部門ノミネート】
ウィリアム・ワイラー✕ベティ・デイヴィスで面白くないわけがない!リリアン・ヘルマンの戯曲『小狐たち』を映画化した作品で、アカデミー賞では8部門9ノ
>>続きを読む

僕の世界の中心は(2016年製作の映画)

4.0

『ヒトラーの忘れもの』のルイス・ホフマン主演、監督は長編4作目となる中堅のようだ。この前作『Homesick』がベルリン国際映画祭に出品されている。

日本では東京レズビアン&ゲイ映画祭、のむコレで上
>>続きを読む

スター!(1968年製作の映画)

3.7

【第41回アカデミー賞 助演男優賞他全7部門ノミネート】
実在したブロードウェイの伝説的スター、ガートルード・ローレンスの半生を映画化した作品。ロバート・ワイズ監督✕ジュリー・アンドリュースということ
>>続きを読む