【第53回カンヌ映画祭 審査員賞】
イランの女性監督サミラ・マフマルバフ監督作品。同じく映画監督である父モフセン・マフマルバフの映画学校で学び、17歳の処女長編『りんご』がいきなりカンヌ映画祭ある視点>>続きを読む
【1975年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
新藤兼人が師と仰ぐ巨匠溝口健二の生涯を振り返るドキュメンタリー作品。キネマ旬報ベスト1をはじめ、毎日映画コンクール監督賞にも輝いた。
とにかくイン>>続きを読む
【第21回ベルリン映画祭 金熊賞】
『自転車泥棒』『靴みがき』などのイタリアの巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ作品。ベルリン映画祭で金熊賞、アカデミー賞では脚色賞と外国語映画賞にノミネートされ外国語映画賞>>続きを読む
【1982年キネマ旬報外国映画ベストテン 第2位】
『ラストエンペラー』のベルナルド・ベルトルッチ監督が自身の出自イタリアの「Novecento(20世紀)」を振り返る5時間超の歴史巨編。二日間かけて>>続きを読む
【第93回アカデミー賞 衣装デザイン賞、メイク&ヘアスタイリング賞ノミネート】
売れっ子アニャ・テイラー・ジョイがジェーン・オースティンの古典小説の主演を務めた作品。監督は本作がデビュー作となる写真家>>続きを読む
【1991年キネマ旬報外国映画ベストテン 第3位】
『ファーゴ』『ノーカントリー』などのコーエン兄弟初期作。コーエン兄弟っぽさは確かにあるけど割と正統派ギャング映画だった。『ゴッドファーザー』みたい。>>続きを読む
【第45回ヴェネツィア国際映画祭 監督賞】
ギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロス作品。母子家庭に育つ姉弟がまだ見ぬ父を探してドイツまで行こうとする。
金も持たずに行こうとするので上手くいくはずもなく、>>続きを読む
『アイ・ウェイウェイは謝らない』のアリソン・クレイマン監督新作。90年代後半から00年代までティーン世代のファッションを席巻したアバクロことアバクロンビー&フィッチについてのドキュメンタリー。
単純>>続きを読む
【第65回ヴェネツィア映画祭 監督賞】
『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』でベルリン映画祭芸術貢献賞を受賞したアレクセイ・ゲルマン・Jr.による作品。父は『フルスタリョフ、車を!』のアレクセイ>>続きを読む
【1977年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
新藤兼人が津軽三味線を全国区にした第一人者、高橋竹山の半生を実際の映像と組み合わせながら描いた作品。
奇しくも同じく盲目の瞽女を描いた篠田正浩『は>>続きを読む
「先へ 先へ」
『ジョーカー』で衝撃の演技をみせたホアキン・フェニックスがのびのびと演技している…ように見えてやっぱりそうでもなさそう。
まず体型の作り込みだよね。『ジョーカー』で激ヤセした身体か>>続きを読む
【第93回アカデミー賞 国際長編映画賞ショートリスト入選】
昨年のアカデミー賞フランス代表作品。批評家賞やゴールデングローブ賞など前哨戦を快走していたのに本戦では落選してしまった作品。
同じくグアテ>>続きを読む
【第71回ベルリン映画祭 金熊賞】
何に驚いたってJAIHOが配給であること!確かに普通の配給会社ではこの作品は公開できないだろう。
自己検閲版とはいえ露骨な性描写、攻めた政治的思想など物議を醸す要>>続きを読む
【第69回ベルリン映画祭 監督賞】
ドイツの異才、アンゲラ・シャーネレク作品。世界的に評価の高い作家ながら日本でまともに紹介されたことがない。
予想以上の難解作で、セリフは極限まで少なくされているが>>続きを読む
今更ながら観てみた。とにかくアクションがカッコいい!それに尽きる。
シャーリーズ・セロン、『マッド・マックス』『アトミック・ブロンド』に続いて肉体派女優として完全に開眼。また『ビール・ストリートの恋>>続きを読む
【第86回アカデミー賞 作品賞他全4部門ノミネート】
ヴェネツィア国際映画祭で脚本賞とクィア獅子賞を受賞し、アカデミー賞では作品賞、作曲賞、脚色賞、主演女優賞(ジュディ・デンチ)にノミネートされた。>>続きを読む
【第34回セザール賞 助演女優賞ノミネート】
仏アカデミー賞であるセザール賞で祖母を演じたエディット・スコブが助演女優賞にノミネート、全米・LA・NYの批評家協会賞外国語映画賞を受賞している。
エデ>>続きを読む
【第30回カンヌ映画祭 パルムドール】
『グッドモーニング・バビロン!』『塀の中のジュリアス・シーザー』で知られるタヴィアーニ兄弟による作品。言語学者ガヴィーノ・レッダの自伝的小説を映画化した作品。後>>続きを読む
【第13回アカデミー賞 主演女優賞受賞】
フレッド・アステアとのコンビで知られるジンジャー・ロジャースがストレートプレイで主演女優賞を受賞した作品。監督は『打撃王』『チップス先生さようなら』のサム・ウ>>続きを読む
【第57回ベルリン映画祭 金熊賞】
中国・第6世代のワン・チュアンアン監督による作品。内モンゴル自治区を舞台にトゥヤーを取り巻く悲喜こもごもを描く。
かなり地味な作品で、これが最高賞?というある意味>>続きを読む
【第15回アカデミー賞 主演男優賞他全3部門受賞】
ギャング映画で知られるジェームズ・ギャグニーが「ブロードウェイの父」とも言われるジョージ・M・コーハンを演じた伝記映画。監督は『カサブランカ』『汚れ>>続きを読む
『17歳の瞳に映る世界』のエリザ・ヒットマンの長編一作目。若手の登竜門とされるロッテルダム映画祭コンペに選出、サンダンス映画祭の若手部門にも選出された作品。
長編二作目の『ブルックリンの片隅で』と構>>続きを読む
【第47回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞受賞】
ベトナム戦争の惨状を写したドキュメンタリー。ベトナム戦争が集結したのは1975年、この映画の頃にはまだ終わっていなかった。
カンヌ映画祭批評>>続きを読む
【第55回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品作】
ロシアの鬼才ソクーロフによる作品。90分ワンカット、しかも美術品が展示された状態でエルミタージュ美術館を縦横無尽に横断しながらというとんでもない作>>続きを読む
サンダンスで話題になった北欧ホラー。謎の卵を拾った少女は密かに育てるが、その卵はどんどん巨大化してきてしまい…という話。
北欧は『ぼくのエリ』『ボーダー』など一風変わったホラー、スリラーを生み出し近>>続きを読む
【第32回シッチェス映画祭 女優賞・撮影賞】
POVホラー『REC』で有名になるジャウマ・バラゲロ監督の長編一作目。シッチェス映画祭をはじめファンタスポルトでも監督賞と観客賞、ブリュッセルではグランプ>>続きを読む
【第53回カンヌ映画祭 審査員賞】
スウェーデンのシュールコメディの名手ロイ・アンダーソン作品。
牧歌的でシュール、シンプルながら作り込まれた世界観が楽しい。淡々とした群像劇ではあるが風刺になってい>>続きを読む
【第72回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞受賞】
1972年ミュンヘンオリンピックにてパレスチナ武装組織「黒い九月」がイスラエル選手団11人を殺害した事件を扱った作品。監督は『ラストキング・オ>>続きを読む
【1948年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
田村一ニの児童文学を『宮本武蔵』『無法松の一生』の稲垣浩監督が映画化した作品。伊丹万作が脚本を執筆したが、完成を見ずに亡くなってしまった。
当時「>>続きを読む
【第66回カンヌ映画祭 批評家週間グランプリ】
『シシリアン・ゴースト・ストーリー』の監督の長編デビュー作。イタリア版アカデミー賞であるデヴィッド・デ・ドナテッロ賞では新人監督賞、撮影賞など4部門でノ>>続きを読む
【1952年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
成瀬巳喜男監督が『めし』に続き林芙美子の同名原作を映画化した作品。それぞれ父親の違う4人の姉弟を高峰秀子演じる末娘を主人公に描いた作品。キネ旬では『>>続きを読む
【第59回ベルリン映画祭 コンペティション部門出品作】
『さらば、わが愛 覇王別姫』のチェン・カイコー監督が再び京劇をテーマに撮った作品。梅蘭芳は実在した伝説的な京劇役者。
『さらば、わが愛 覇王別>>続きを読む
【第74回カンヌ映画祭 男優賞】
実録銃乱射事件を描いたものだとガス・ヴァン・サントの『エレファント』を思い出すが、それとはまた違ったタッチの作品。本作はオーストラリア最大の惨事とされたポート・アーサ>>続きを読む
【第27回ベルリン映画祭 審査員特別賞】
やっぱりブレッソンは合わないかもしれない。コンディションが悪かったのもあるけどかなり寝てしまった。
優秀で裕福なはずの青年が死に取り憑かれ精神を崩していく様>>続きを読む
【第57回カンヌ映画祭 ある視点部門グランプリ・エキュメニカル審査員賞】
アフリカで行われているという女性器切除に関する作品。カンヌで受賞し、全米映画批評家協会賞外国語映画賞を受賞、ヨーロッパ映画賞非>>続きを読む
あえてスコアはつけない。何故なら映画的完成度でスコアをつけるとしたら満点になってしまうから。
ナチ党第6回党大会を記録したもので、言うまでもなくプロパガンダ。
にも関わらずなんと映画としての完成度>>続きを読む