Omizuさんの映画レビュー・感想・評価 - 46ページ目

Omizu

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MONSOON/モンスーン(2020年製作の映画)

3.1

『追憶と、踊りながら』のホン・カウ監督作品。主演は『クレイジー・リッチ!』『ラスト・クリスマス』のヘンリー・ゴールディング。

静的で美しい映像とヘンリー・ゴールディングのハンサムっぷりは特筆すべき。
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令嬢ジュリー(1951年製作の映画)

3.8

【第4回カンヌ映画祭 グランプリ】
スウェーデンの作家ストリンドベリの同名小説を映画化した作品。カンヌ映画祭では、マンキーウィッツの『イヴの総て』やブニュエルの『忘れられた人々』を抑えて『ミラノの奇蹟
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ビフォア・ザ・レイン(1994年製作の映画)

4.2

【第51回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
ヴェネツィアで最高賞を受賞したマケドニアの作品。アカデミー賞では外国語映画賞にノミネートされた。

「言葉」「顔」「写真」の三つの章からなるオムニバス…ではな
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サクリファイス(1986年製作の映画)

3.4

【第39回カンヌ映画祭 審査員特別グランプリ】
タルコフスキーの遺作。カンヌ映画祭では審査員特別グランプリ、芸術貢献賞、国際映画批評家連盟賞、エキュメニカル審査員賞の四冠を達成、英国アカデミー賞の外国
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カマリ(2019年製作の映画)

2.9

【第73回英国アカデミー賞 短編映画賞ノミネート】
インドの女性差別に焦点を当てた短編ドキュメンタリー。監督はイギリスの女性で、アートディレクションなどをしている方のようだ。

母のキリスト教(かな?
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

4.2

【第44回カンヌ映画祭 パルムドール・監督賞・男優賞】
コーエン兄弟が前作『ミラーズ・クロッシング』の自身の体験に基づいて書いた作品。カンヌ映画祭で三冠、アカデミー賞では美術賞と衣装デザイン賞、そして
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.7

【2018年キネマ旬報外国映画ベストテン 第6位】
過去鑑賞
イーストウッドが役者ではなく当事者をキャスティングした実話スリラー。イーストウッドの職人技が光り、ハラハラドキドキの面白い作品だった記憶。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.2

【第90回アカデミー賞 作品賞・主演女優賞ノミネート】
過去鑑賞
スピルバーグの社会派作品で、テーマとしては面白いし、新聞が発行されるシーンのカタルシスはあった。でもそれ以外がモタモタしていてあまり印
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

5.0

【第90回アカデミー賞 作品賞他全4部門受賞】
過去鑑賞
ギレルモ・デル・トロにハマったきっかけの作品。芸術的にも娯楽的にも満点以上。生涯ベストのうちの一つ。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.5

【第90回アカデミー賞 主演女優賞・助演男優賞受賞】
過去鑑賞
『シェイプ・オブ・ウォーター』と最後まで作品賞を争っていた作品。すごく期待してみた割にはそこまで凄いとは思わなかった記憶。受賞したフラン
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レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

3.8

【第69回カンヌ映画祭 ある視点部門特別賞】
過去鑑賞
フランスとスタジオジブリ共同製作の作品。この監督のセンスすごく好き。言葉はほぼない中でここまで詩的で美しく雄弁な作品がつくれるのかと感心した。

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.0

【第69回カンヌ映画祭 ある視点部門審査員賞】
過去鑑賞
深田晃司の凄さを知った一本
衝撃的だった

護送車の中で/クラッシュ(2016年製作の映画)

3.8

【第69回カンヌ映画祭 ある視点部門オープニング作品】
『ムーンナイト』の監督にも抜擢されたエジプトのモハメド・ディアブ監督作品。

2013年、2年前のエジプト革命により就任したモルシ大統領が軍部の
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

5.0

【2018年キネマ旬報外国映画ベストテン 第7位】
ヌーヴェルヴァーグの祖母、アニエス・ヴァルダと写真家JRの共同監督作品。カンヌ映画祭アウト・オブ・コンペティションでプレミアされ、アカデミー賞でも長
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田園交響楽(1946年製作の映画)

3.6

【第1回カンヌ映画祭 グランプリ・女優賞】
アンドレ・ジッドの同名小説の映画化作品。第1回カンヌ映画祭で最高賞のグランプリと、盲目の少女を演じたミシェル・モルガンが女優賞を受賞した。

ミシェル・モル
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ラヴ・アフェアズ(2020年製作の映画)

3.7

【カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション2020】
エリック・ロメール、ウディ・アレンの後継者と目されているフランスの映画作家エマニュエル・ムレ監督作品。『ロゼッタ』の主演エミリー・ドゥケンヌや、
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セールスマン(2016年製作の映画)

3.4

【第89回アカデミー賞 外国語映画賞受賞】
『別離』のアスガー・ファルハディ監督作品。カンヌ映画祭で男優賞と脚本賞を受賞し、アカデミー賞では『別離』に続き二度目の外国語映画賞を受賞した作品。

正直な
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雪に願うこと(2005年製作の映画)

3.5

【2006年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
『遠雷』『サイドカーに犬』の根岸吉太郎監督作品。第18回東京国際映画祭でグランプリ、観客賞、監督賞、男優賞の4冠に輝いた作品。

北海道ばんえい競馬
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群がり(2020年製作の映画)

3.6

【第53回シッチェス映画祭 審査員特別賞・女優賞】
フランスの新人監督によるスリラー映画。シッチェス映画祭で二冠、セザール賞では第一回作品賞にノミネートされた作品。

どうやら夫を亡くしたばかりらしい
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オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

4.3

【第33回カンヌ映画祭 パルムドール】
『キャバレー』『レニー・ブルース』のボブ・フォッシー監督が黒澤明『影武者』とパルムドールを分け合った作品。アカデミー賞では作品賞を含む9部門にノミネートされ、美
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DEMONLOVER デーモンラヴァー(2002年製作の映画)

3.8

【第55回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
偏愛するオリヴィエ・アサイヤス作品。日本ロケもしており、大森南朋と山崎直子が出演している。

光沢素材の服や、躍動感あるカメラや淡々とした展開は『イ
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あこがれ(1958年製作の映画)

3.7

トリュフォーの初期短編。『大人は判ってくれない』と同じ描写が多々あり、これが原型なんだなと分かる。

例えば壁に落書きをするシーン、少年がタバコを吸うシーンなどなど。

『大人は判ってくれない』より瑞
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.5

【第12回カンヌ映画祭 監督賞】
ゴダールと並ぶヌーヴェルヴァーグの旗手トリュフォーの長編デビュー作。世界中でヒットし、日本でもキネ旬5位に選ばれている。

今までトリュフォーは『終電車』しか観たこと
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白い肌に狂う鞭(1963年製作の映画)

4.0

マリオ・バーヴァの代表作の一つ。ギレルモ・デル・トロ、黒沢清など影響を受けたと公言する作家も数多い作品。

嫌われ者の一族の長男クルトが帰ってくるが、何者かに殺されてしまう。しかし死んだはずのクルトの
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ニッポン国 古屋敷村(1982年製作の映画)

3.8

【1982年キネマ旬報日本映画ベストテン 第5位】
ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞した。『三里塚』シリーズなどで知られる小川紳介のドキュメンタリー作品。3時間半
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ミッシング(1982年製作の映画)

4.7

【第35回カンヌ映画祭 パルムドール・男優賞】
政治サスペンスの巨匠コスタ=ガヴラス監督が、実際のアメリカ人失踪事件について書いた書籍を映画化した作品。アカデミー賞でも作品賞他全4部門にノミネートされ
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内なる檻(2021年製作の映画)

3.4

【第67回ダヴィッド・デ・ドナテッロ賞 脚本賞・主演男優賞受賞】
つい昨日観た『ボローニャの夕暮れ』の主演シルヴィオ・オルランドがDDD賞で主演男優賞を受賞した作品。

オルランドは刑務所内のボス的存
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パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)

3.7

【第61回カンヌ映画祭 パルムドール】
フランソワ・ベゴドーが実体験に基づいて発表した小説『教室へ』の映画化。フランソワ・ベゴドーが脚本に参加、主演もつとめた。24人の生徒たちは実名でキャストされ、全
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命を燃やして(2008年製作の映画)

3.2

【第81回アカデミー賞 外国語映画賞ショートリスト入選】
アカデミー賞メキシコ代表作品、最終選考まで残ったがノミネートは逃した。

1930年のメキシコで、将軍に見初められた15歳の少女が彼を取り巻く
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ミッション(1986年製作の映画)

3.4

【第39回カンヌ映画祭 パルムドール】
『キリング・フィールド』のローランド・ジョフィ監督作品。カンヌでパルムドールを受賞、アカデミー賞では作品賞をはじめ7部門にノミネートされ撮影賞を受賞した。

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ニコールの檻(2017年製作の映画)

3.6

『グランド・ブダペスト・ホテル』や『ブリッジ・オブ・スパイ』のアートディレクションに携わった監督による短編コメディ。

独特の設定を説明なしに出してくる感じとか、『グランド・ブダペスト・ホテル』を彷彿
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バジラーオとマスターニー(2015年製作の映画)

3.1

【第10回アジア映画大賞 視覚効果賞受賞】
『デーヴダース』『パドマーワト 女神の誕生』サンジャイ・リーラ・バンサーリー監督のインド映画。国内の賞を総ナメにし、アジア映画大賞では作品賞を含む5部門にノ
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レアの大好きなこと(2015年製作の映画)

2.3

ストップモーションアニメ。公衆トイレの清掃員として僅かなチップで生計を立てる老婆の話。

??何を伝えたい話だったんだ?レアの夢?は別段この人特有の望みでもない普通の望みだから意外性がなく「はぁ、そう
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対峙するふたり(2015年製作の映画)

3.3

バスク祖国と自由、通称ETAのテロリストと彼に殺害された社会党の政治家の妻が対峙する姿を描いた実話ベースの短編。

監督は物理学の修士号をとってから映像業界に入ったという異色の経歴の持ち主。そういえば
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ボローニャの夕暮れ(2008年製作の映画)

3.8

【第65回ヴェネツィア映画祭 男優賞】
監督はジャッロ映画で頭角を現したベテランのようだ。『息子の部屋』や今イタリア映画祭で配信されている『内なる檻』のベテラン俳優シルヴィオ・オルランドが男優賞を受賞
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.5

【第37回カンヌ映画祭 パルムドール】
ヴィム・ヴェンダースが『ベルリン・天使の詩』の前に撮った作品。別れた妻を『テス』のナスターシャ・キンスキーが演じている。

非常に不思議な作品だった。ストーリー
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