Omizuさんの映画レビュー・感想・評価

Omizu

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ザ・ファイター(2010年製作の映画)

3.5

【第83回アカデミー賞 助演男優賞、助演女優賞受賞】
『世界でひとつのプレイブック』デヴィッド・O・ラッセル監督が実話を映画化した作品。アカデミー賞では作品賞など6部門7ノミネートを受け、助演男優賞(
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スーヴェニア 私たちが愛した時間/ザ・スーベニア 魅せられて(2019年製作の映画)

3.0

【第69回ベルリン映画祭 パノラマ部門出品】
ヴェネツィア映画祭コンペに入った『エターナル・ドーター』など今注目の映画監督であるジョアンナ・ホッグ監督作品。ベルリン映画祭パノラマ部門に出品、英国インデ
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商船テナシチー(1934年製作の映画)

3.5

【1934年キネマ旬報外国映画ベストテン 第1位】
『運命の饗宴』ジュリアン・デュヴィヴィエ監督作品。シャルル・ヴィルドラックの戯曲を映画化した作品。

デュヴィヴィエ作品の良さがやっぱりあまり分から
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.9

【第57回カンヌ映画祭 男優賞】
是枝裕和監督の代表作。主演の柳楽優弥が史上最年少でカンヌ映画祭男優賞を受賞した。国内でも高く評価され、キネマ旬報日本映画ベストワンも受賞した。

静謐なドキュメンタリ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.7

【第96回アカデミー賞 視覚効果賞ノミネート】
MCU32作目。監督は引き続きジェームズ・ガンがつとめた。アカデミー賞では視覚効果賞にノミネートされた。

面白かったけど少し長すぎかな。独創的な美術や
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フォース・ダウン 敵地脱出(2008年製作の映画)

3.7

【第82回アカデミー賞 外国語映画賞ショートリスト選出】
『ブリムストーン』マルティン・コールホーヴェン監督作品。オランダ映画祭で3部門受賞、アカデミー賞オランダ代表に選出されショートリストまで残った
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アメリカン・ハニー(2016年製作の映画)

4.2

【第69回カンヌ映画祭 審査員賞】
『フィッシュタンク』アンドレア・アーノルド監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品、審査員賞を受賞した。インディペンデント・スピリット賞でも作品賞他全6部門にノミネートさ
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タッチ・オブ・スパイス(2003年製作の映画)

3.5

【第77回アカデミー賞 外国語映画賞ギリシャ代表】
タソス・ブルメティス監督作品。テッサロニキ映画祭で10冠を達成、アカデミー賞ギリシャ代表にも選出された。

とてもいい映画だが、やや子供向けかな。ギ
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愛欲の港(1948年製作の映画)

3.3

ベルイマン初期の作品。原題は「港町」という意味。

女性の描き方は流石ベルイマンという感じ。更生施設、堕胎といったテーマを真っ向から描いている。それだけになげやりなラストが気になる。

自殺未遂をした
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カポーティ(2005年製作の映画)

3.8

【第78回アカデミー賞 主演男優賞受賞】
『フォックスキャッチャー』ベネット・ミラー監督の伝記映画。『ティファニーで朝食を』などで知られるトルーマン・カポーティが映画にもなった『冷血』を書き上げるまで
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Kobieta Z...(原題)(2023年製作の映画)

3.7

【第80回ヴェネツィア映画祭 コンペティション部門出品】
ポーランドのミハウ・エングレルト&マウゴシュカ・シュモフスカ監督作品。ヴェネツィア映画祭コンペに出品された。トランス女性の妻として『COLD
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Omen(英題)(2023年製作の映画)

4.0

【第76回カンヌ映画祭 ある視点部門New Voice賞】
ラッパー出身のバロジ監督による長編デビュー作。カンヌ映画祭ある視点部門に出品され受賞、シッチェス映画祭監督賞にも輝いた。

これは傑作。長編
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カルメン(1983年製作の映画)

3.5

【第56回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
『カラスの飼育』カルロス・サウラ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品、英国アカデミー賞非英語作品賞を受賞した。アカデミー賞にもノミネートされている。
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

2.9

『エスター』ジャウム・コレット・セラ監督作品。DCEUからDCユニバースへ転換することとなり、奇しくもDCEU最後の作品となった。

展開が雑でアクションの見せ方も一本調子。ドウェイン・ジョンソンがず
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果てなき船路(1940年製作の映画)

3.4

【第13回アカデミー賞 作品賞他全6部門ノミネート】
ジョン・フォードが同名戯曲を映画化した作品。主演はジョン・ウェイン。アカデミー賞では作品賞など6部門でノミネートされたが無冠に終わった。

なんか
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.9

【第76回カンヌ映画祭 監督賞】
『青いパパイヤの香り』トラン・アン・ユン監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品、監督賞を受賞した。アカデミー国際長編映画賞フランス代表に選出されショートリストまで残った。
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サムソンとデリラ(2009年製作の映画)

2.9

【第62回カンヌ映画祭 カメラドール】
『スウィート・カントリー』ワーウィック・ソーントン監督作品。カンヌ映画祭でカメラドールを受賞、アカデミー外国語映画賞ショートリストにも選出された。

同名の戯曲
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クライング・ゲーム(1992年製作の映画)

3.3

【第65回アカデミー賞 脚本賞受賞】
『マイケル・コリンズ』ニール・ジョーダン監督作品。英国アカデミー賞英国作品賞を受賞、アカデミー賞では作品賞他全6部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。

うーん
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エピデミック〜伝染病(1987年製作の映画)

3.5

ラース・フォン・トリアーの「ヨーロッパ三部作」の二作目。フォン・トリアーやウド・キアーが本人役で出演している。

『エレメント・オブ・クライム』よりもっとゴリゴリの実験映画。一応筋はあるものの、かなり
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ラグタイム(1981年製作の映画)

4.0

【第54回アカデミー賞 脚色賞他全8部門ノミネート】
『アマデウス』ミロス・フォアマン監督がE・L・ドクトロウによる同名小説を映画化した作品。アカデミー賞では脚色賞など8部門でノミネートされたが無冠に
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イエス様 マリア様 ヨセフ様(2018年製作の映画)

3.8

『ジャッリカットゥ 牛の怒り』リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ監督作品。インド国際映画祭で監督賞を受賞するなど高い評価を得た作品。

面白かった。インド映画と言えば派手なアクションにミュージカルとい
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失はれた地平線(1937年製作の映画)

3.8

【第10回アカデミー賞 美術賞、編集賞受賞】
『或る夜の出来事』フランク・キャプラ監督がジェームズ・ヒルトンの同名小説を映画化した作品。アカデミー賞では作品賞など全7部門にノミネート、美術賞と編集賞を
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エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

3.8

【第37回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』ラース・フォン・トリアー監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品され技術大賞を受賞、デンマークのアカデミー賞であるロバート賞
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世界の終わりにはあまり期待しないで(2023年製作の映画)

4.0

【第76回ロカルノ映画祭 審査員特別賞】
『アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ』でベルリン映画祭金熊賞を受賞したラドゥ・ジューデ監督作品。カイエ・デュ・シネマ誌ベストワンにも選ばれ、アカデミ
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サイゴン・キス(2024年製作の映画)

3.0

ベトナムの短編。二人の女性が路上で出会う。キャラクターの描写はいいけど投げっぱなしのラストはどうなんだろ。

王子様のジレンマ(2023年製作の映画)

3.5

王子様と王子様の恋の行方は?キュートな短編アニメ。

私がやりました(2023年製作の映画)

3.5

【第49回セザール賞 衣装デザイン賞ノミネート】
『8人の女たち』フランソワ・オゾン監督の新作。セザール賞では衣装デザイン賞にノミネートされた。

ものすごいスピードで作品を発表し続けるオゾン、毎回楽
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幻滅(2021年製作の映画)

3.6

【第47回セザール賞 作品賞他全7部門受賞】
『偉大なるマルグリット』グザヴィエ・ジャノリ監督がバルザックの「幻滅—メディア戦記」を映画化した作品。セザール賞では作品賞など全7部門を独占した。

悪く
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キャメロット(1967年製作の映画)

2.0

【第40回アカデミー賞 美術賞他全3部門受賞】
『サヨナラ』ジョシュア・ローガン監督が同名ミュージカルを映画化した作品。アカデミー賞では撮影賞など5部門にノミネート、美術賞、編曲賞、衣装デザイン賞を受
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メモリーという名の鳥(2023年製作の映画)

3.5

ロカルノ映画祭、トロント映画祭に出品されたブラジルの短編映画。

作り込まれた世界観は何かの広告みたい、と思わなくもないが、とにかくキレがいい。「メモリー」という鳥を探すトランス女性を緻密に描いている
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ゼロ・モティベーション(2014年製作の映画)

3.9

タリア・ラヴィ監督の長編デビュー作。イスラエルのアカデミー賞であるオフィール賞では監督賞など6部門で受賞した。

今イスラエル映画を観るのはちょっとイヤだったが、JAIHOでの配信が残り少ないし…とい
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野性の葦(1994年製作の映画)

3.9

【第20回セザール賞 作品賞受賞】
『ランデヴー』などの名匠アンドレ・テシネ監督作品。カンヌ映画祭ある視点部門に出品、セザール賞では作品賞、監督賞、脚本賞、若手女優賞を受賞した。

3人の男と1人の女
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僕はキャプテン(2023年製作の映画)

3.4

【第80回ヴェネツィア映画祭 監督賞】
『ゴモラ』マッテオ・ガローネ監督の新作。ヴェネツィア映画祭コンペでプレミアされ監督賞を受賞、アカデミー国際長編映画賞にもノミネートされた。先日発表されたダヴィッ
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まだ明日がある(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

【第69回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 主演女優賞他全6部門受賞】
コメディエンヌとして人気のパオラ・コルテッレージの監督デビュー作。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では作品賞他全19ノミネート、主演
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虎を仕留めるために(2022年製作の映画)

3.8

【第96回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
トロント映画祭で受賞、アカデミー賞にもノミネートされたインドのドキュメンタリー。娘が集団レイプ事件にあった父の闘いを描いている。

アカ
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わが青春に悔なし(1946年製作の映画)

3.8

【1946年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
黒澤明×原節子という最強タッグによる戦後作品。京大事件、ゾルゲ事件という日本の暗部を力強く生きる一人の女性を描いている。興行的にもヒットし、「〇〇に
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