sinさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ザ・ファーム 恐怖の食物連鎖(2018年製作の映画)

1.5

やりたいことは分かるし、確かに大変そうで怖いが、農場としての機能があまりリアリティがなくもったいなかった。

あと一年乳が出るのに!と人間を殺した従業員を叱るくせに、逃げ出した人間2人を即殺してしまう
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.0

全体の流れがすごくバランス良く作られている。
起承転結のお手本のようなシナリオ作り。
バンブルビーも可愛いし音楽との相性も良かった。

ただ今見るとどうしても「また80年代の話か〜」となってしまう。ゴ
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

2.5

育児って大変〜母親は辛いよ〜というテーマで進んでいくが、最終的に「いやその終わりでいいのか!?」と思ってしまいずっとモヤモヤしてしまった。

作品全体が主人公1人の深層心理で完結しており、周りの人物に
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テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

2.0

ビデオ記録系ホラーは多くあるが、展開をうまく作らないと盛り上がりが少なくダラダラとした印象になるのが結構大きな問題点だと思う。

これは特にそのダラダラ感が際立ってしまっていた。おばあちゃんがそんなに
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ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)

3.0

子供が見るにはちょうどいいアクションとストーリー。

意外と設定が細かく、伏線も回収していて良かった。

カリスマ(1999年製作の映画)

1.5

まあ言いたいことはなんとなくわかるが、全部のシーンが詩的すぎてうーーんという感じ…
回路、cure、クリーピーなどもピンと来なかったので、黒沢清監督や純正邦画と相性が悪いのかもしれない

各派閥を深掘
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

冴えないおっさんが実はバカ強いアクション映画。
よくある話と結局キャラの個性頼みなため、ストーリーとしての深さはない。
だがセリフが少なめにもかかわらず、シーンによる状況説明がさりげなく入っているので
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カルト(2012年製作の映画)

4.0

白石節炸裂!今回もキャラの濃い霊媒師が出てきて笑えるホラー。
全体のテンポは意外としっかりしていて、飽きる事なく見てられるところがいい。

とにかく笑えるのでホラー苦手な人も大丈夫

キャラクター(2021年製作の映画)

3.0

シナリオもよく練られていて面白い。
が、時間経過がよくわからず混乱する部分がある。
犯人は漫画を見て事件を再現しているようだが、創刊された直後に起こしている事件もあり、そんなに毎回そっくりにいくか?と
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ファンタズム(2014年製作の映画)

2.0

低予算ながらも頑張って表現している感じがあるが、ネタがありきたりなため何も残らない。ごくごく飲める水のようなホラー作品

降霊術師のおっさんがほんとに色々知っていてよかった。

EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.5

話はそこまで驚きはないが、美術や服飾がとにかくかわいい。全てのシーンが絵になる映画として楽しめる。

主人公の序盤の痛々しさが、後半しっかりと効いてきて良くできていた。

絶対結婚しない!と言ってたが
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ドアロック(2018年製作の映画)

3.5

韓国のサスペンスやホラーがかなり良い。

薄暗い表現や、ドアロックを使った現代ネタのチョイスもかなりいい。展開もミスリードがあり、最後まで気が抜けない。

だが主人公が優しく押しが弱いという設定で同じ
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フッテージ デス・スパイラル(2015年製作の映画)

3.0

フッテージの続編なのだが、フッテージ1はまだ観てない。

家に呪いがある…という設定は呪怨に近く分かりやすいが、アメリカナイズされているので別物として見られてよかった。地下室の子供たちもいい感じに不気
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フロッグ(2019年製作の映画)

4.5

よくある家に知らない人がいて怖〜い、という話かと思ったら全然違う展開で満足度が高かった。

前半は主人公の家族、後半は侵入者の視点で描かれるため全く違った印象になるのが面白い。だが答え合わせのために同
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ココディ・ココダ(2019年製作の映画)

3.0

意味がわからないものの、雰囲気は抜群に良いファンタジーループホラー。

とにかく説明がなく、不気味な雰囲気が続く。ループものという事でいろんなバリエーションのバッドエンドを見られるのは良かった。

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呪詛(2022年製作の映画)

4.5

台湾のホラーは初めて観たが、かなり日本ホラーと相性が良く、演出も近くて良かった。
ずっと主人公のハンディカメラによって物語が進むので、お化け屋敷のような緊張感、リアルさも感じられる。

ホラーの他にあ
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.5

主演の俳優がとにかく美しい。怖くて美しいものを見た〜いと言う時におすすめ。

展開が少ないので、全体的には少し間延びした印象がしてしまう。主人公本人はゲイなのだが、そのことも全く明言されないため視聴者
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

1.5

なんの面白さも感じなかった…

ただただ胸糞悪いシーンが続き、最後の10分で話の回収には動くが、それも非現実的で一体何を伝えたかったのか疑問。

主人公の家族についても最後は言及されず、投げっぱなしの
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

4.5

設定が完全に『Five Nights at Freddy's』というゲーム丸パクだったが、関係してるのか?関係してなかったら訴訟とか大丈夫だったんだろうか…

清掃員の主人公がニコラスケイジということ
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ケース39(2009年製作の映画)

4.5

主人公の葛藤、少女との距離のシナリオがよく練られている。
テーマが単純なため全体的にのんびりしている感は否めないが、徐々に優位関係が変化していくため、緊張感を持ってみてられる。

レネーゼネウィガーの
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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷(2020年製作の映画)

2.5

演出やカメラワークで、ジャパニーズホラーの怖さを頑張って再現しようとしている部分が多々あり、好感が持てる。
だが劇伴の使い方はやはりハリウッドなので、どうしても劇伴で説明しようとする部分も出てきている
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テリファー(2016年製作の映画)

3.5

細かい設定なんていらねえ!とにかくスプラッタだ!!!という意気込みがしっかり伝わる明瞭爽快ホラー。

殺人鬼のピエロが徹底して喋らないのも良かった。

スパイダーヘッド(2022年製作の映画)

2.0

設定はいいのだがシナリオが練られていないのか、全体的にかなり盛り上がりに欠ける。

主人公と研究者との立場が完全に対等なため、状況的にのんびりしているというか「そんなセキュリティならそうなるやろ!」と
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

家族全員を死なせるか、誰か1人を殺すかの究極の選択を2時間みっちり見せられる。

医者の夫婦のためか、感情の起伏がほぼなくロボットのようで、「子供をまず殺そう」とか言い出すサイコパス具合でどちらが悪者
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.0

韓国ホラーは血みどろで汚い演出がうまい。
だがこの映画はとにかく取り扱うテーマが多い。
除霊、人種差別、余所者、悪魔憑き、猟奇殺人、幽霊、ゾンビなどなど…一体どのテーマを基軸にしてみていいのかわからず
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コンジアム(2018年製作の映画)

4.5

今までで一番怖い最恐韓国ホラー!

最初は取材企画の立ち上げから取材までしっかり写すので前〜中盤はだるみを感じるが、後半はみっちりホラーしかない。極端なスプラッシュマウンテンのような爽快さ。我慢する価
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

5.0

とにかく画が美しく、計算され尽くされている。

女性の権力差からくる生きづらさ、無理解、秘密主義などが全て悪い方向に向かう。
内容はかなり重々しいが、絵が綺麗なのでなんとか許せる。

最後の決断は確か
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3人のキリスト(2017年製作の映画)

4.0

昔の精神科治療について学べるし綺麗にまとまっている。
出てくる被験者はキリストになりきっているが、そこまで宗教の話や説法は出てこない。

会話が中心のため展開は地味だが、登場人物全員語彙力が高いため会
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.0

胸糞悪い人間しか出てこないので中盤までずっとストレスがすごい。

夫の異国での児童買春を黙認する妻、元カレの子を産んでしまい夫に頭が上がらず子を虐め抜く妻など、現代の男女の権力の差を徹底的に描き出す。
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エクソシスト ビギニング(2004年製作の映画)

1.5

2004年作のハリウッド最盛期ホラーのため、とにかくセットにお金がかかっている。
砂漠から教会が丸ごと発掘されるのだが、周りの岩まで全てセットで作ってあるのですごい。かなり本物っぽく見える岩など、美術
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

4.5

死霊館シリーズは全部視聴済み。これが一番見やすいと思う。

今回は悪魔とそれを呼び出した黒魔術師と戦わなければならないということでシーン切り替えも目まぐるしく、緊張感があった。
ウォーターベッドや死体
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アオラレ(2020年製作の映画)

2.5

緊迫のカーチェイスがたっぷりあって緊張感バッチリ!

けど主人公の女性が通報もせずもたもたしていたり、物忘れが多くスマホのセキュリティも甘かったりでやや共感しずらい部分があり、あまり応援できなかった。
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.5

一作目よりもアクションの迫力とバイオレンスさが上がっていてかなり良い出来。
大きなアクションシーンが2回あり、撮り方も迫力満点でダレずに楽しめた。最初と最後のカメラワークは美しくて良い。
一流の暗殺組
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.0

2時間でしっかり世界観やキャラの掘り下げをしておりわかりやすい。

ストップモーションによる技術が本当にすごい。スタッフロールで作業風景も少し出てくるが、かなり大掛かりなセットで動かしていて見応えがあ
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星の子(2020年製作の映画)

2.5

邦画の悪いところはいつも最後のまとめを言葉で説明してくれないところだと思う。本当に意味がわからない。日本の監督は全員反省して欲しい

ただ宗教家族の発生から生活をリアルに描写しているところは大変良く、
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オールド(2021年製作の映画)

4.5

シャマラン節バリバリのミステリーサスペンス。
この伏線と発想の多様さがシャマランの真骨頂という感じがする。

序盤の状況説明にもしっかり時間を割いているがビーチの異変に気づいてからは一気にスピードアッ
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