sinさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.5

「クソ映画」という評判をこれでもかと聞いていて怖いもの見たさで視聴したので、期待していなかった分楽しく見られた。しかしやはりアラが目立った。

CGがかなり頑張っているし、セットもほぼ新規で作って俳優
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レフト ー恐怖物件ー(2020年製作の映画)

3.0

よくある家って怖いよな系のホラーだが、家のデザインが徹底的に無機質な近代的建築なところが家の中をより分かりづらいものにしており斬新。
無印の家でこういうことが起きたら普通に怖いと思う。

妻とのいざこ
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

4.0

重厚推理サスペンスとして落ち着いて見られる。だが伏線は張っていないので伏線を見て推理しながら見る人には物足りないかも。
1830年のアメリカで、照明や美術をしっかり再現しており見ていてどのシーンも絵に
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.0

映像美がとにかくすごい。海外のアニメ会社が制作していることにより、表現や演出がコテコテしておらずとても見やすかった。
ただキャラのジェスチャーや会話が時々海外ぽく感じ、日本に見えない部分もまぁまぁある
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.0

映像表現が申し分ない。全てCGで構築されていて美しさに隙がない。

だがハリポタで感じた「回を追うごとにキャラが増え難しくなっていく」という点は似ていて、ハリポタ全部見たけど楽しめなかった私には早くも
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ゲスト(2009年製作の映画)

4.0

途中で某ホラーのリメイクだということが分かってしまい、完全にネタバレ状態で見てしまったので驚きは特になかった。
リメイク元と違って感情表現や行動がはっきりしており、脚本的にもかなりわかりやすい。
リメ
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殺し屋1(2001年製作の映画)

2.5

原作は未読。

当時の映画にしてはCGや特殊メイクをかなり頑張っており、まだお金のあった頃の映画を感じる。背景美術や浅野忠信の着ているスーツなどもかなり派手で見ていて楽しかった。

ただ最後の10分は
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

広大な高原風景と牧場生活を感じられるハートフル家族映画。
子供のアダちゃんは見た目が個性的なものの仕草が常に可愛く、1日密着番組とかが出たら何度も観てしまいそうなくらい好きになってしまう。

内容自体
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

分かりやすくて面白い、俳優陣も豪華なのでスナックを食べながらリラックスしてみられる。
前回のナイブズアウトと同等に面白い展開作りがされている。
何より背景美術の豪華さと言ったら本当にゴージャス。見てい
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.0

映像は面白いし俳優陣の演技もかなり良い。だがセリフが難しすぎる。ひたすら難しいことを喋り続けているので親近感がいまいち湧かず、難しいの一言。
全体的にはSF+日常系家族モノという感じなので、街で起こっ
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ナニー(2022年製作の映画)

2.5

子供を残してアメリカで不安定な職につく主人公。その不安がベッドを濡らす夢の中の水、公園の噴水などで表現される。色彩は全体的に綺麗でみていて楽しいのだが、シナリオは可もなく不可もなく…といった感じ。
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ザ・レポート(2019年製作の映画)

4.5

かなり気合の入った重く骨太な内容で、とにかくシナリオがよくできてる。
資料の洗い出し作業と会話シーンが終始ずっと続くので、下手をするとダレそうだが当時の再現を細かく入れることで緩急が出来ている。

C
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暗数殺人(2018年製作の映画)

4.0

実際の事件をもとにした韓国の映画は大体ハズレなし。
盛り上がりポイントもそこそこあり、ほとんどが証言や裁判のシーンという地味なシナリオながらもうまく表現されている。

最後の美しい韓国の風景の画が逆に
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.5

とにかくアクションに気合が入っている。大きなアクションシーンが3.4回くらい差し込まれていて、ポップコーンを食べながら気軽に楽しむのに最適な作品。

時代はまだベルリンが分かれていた時代…なのだが、車
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ブラックシープ(2006年製作の映画)

2.5

完全なB級スプラッタホラーであるため特筆するところは特にないが、羊に対する表現力がやたら高く、動物パニックものにしてはレベルが高い方。
逆に主人公周りの人間の描写はかなり薄味なので、設定もあまり作り込
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ザ・ゴールドフィンチ(2019年製作の映画)

4.0

かなり地味で重々しいが、大きな喪失を体験した日から自責を自己解決できない人間の苦しみがこれでもかと詰まっていて良かった。
最後にある会話の、「良くないことは周り回って良いことになる」的な話もなかなか良
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ライアー・ハウス(2012年製作の映画)

3.0

とにかくセリフがたくさんあってみんながみんな常に喋っている。パルプフィクションなどのしゃべくり系が好きな人にはたまらないが、脚本的には特に驚きの展開などが無いので好みが分かれるところ。

キャラクター
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

5.0

息もつかせぬストレス展開!「サーチ」でもものすごい演出と展開を見せてくれたが、今回もしっかりその流れを組んでいる。
主人公が身体的にハンデを負っている事によって全てのことに緊迫感が出てくるのはさすがだ
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天使のたまご(1985年製作の映画)

4.0

セリフは少なくストーリーも超難解な上級向けアニメ。考えるな、感じろという監督の強い心意気を感じる。

ストーリーは本当に謎だが、この頃のアニメは全て手書きであり、その動きの細かさや背景美術にただただ圧
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クレイグスリスト・キラー(2011年製作の映画)

3.0

映像作りがなぜか低予算海外ドラマのような雰囲気で、全体的にかなり安っぽい。ドラマを映画用に編集したのか?途中で悲しいラブソングが流れてきた演出がさらにダサかった

実際にあった殺人事件を再現しており、
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夢幻紳士・人形地獄(2018年製作の映画)

4.0

ドラマのような映像の安っぽさがあるものの、犬神家や寺山修司作品に近い、暗くドロドロとした夢幻紳士の世界観をかなりしっかり表現できていると思う。
舞台系の俳優が多いのか、俳優陣の演技も独特の胡散臭さがあ
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

5.0

続編が出ると目新しさを出すために変更部分が増え、ネタがとっ散らかってしまうパターンも多いが、これは1よりもさらにパワフルになり素晴らしくまとまっている。

新キャラもどんどん投下され、かつそれぞれに個
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.5

引っ張って引っ張った割にそんなに大きな驚きはなく、また後半のネタバラシの過程がものすごくモタモタしていてギャグかと思った。
人が入ってきて刺される時点でパニックなのに、なぜみんな静かに見ているのか?
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モービウス(2022年製作の映画)

2.0

アメコミホラーを目指した感じがあるが、やはりアメコミ要素が強く怖くない。
さらにホラーとアメコミは相性が悪いのか、全体的に地味になってしまいキャラの生い立ちやアクションシーンなど全体的に魅力に欠けた。
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モンスターズ・リーグ(2021年製作の映画)

3.0

可もなく不可もなく楽しめる、お手本のようなシナリオ展開。
アメリカのプロレス団体WWEが制作に関わっているため、シナリオ全体がプロレスらしさがあり、プロレス好きなら楽しめるかもな〜という感じ。

主人
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アルカディア(2017年製作の映画)

3.5

SFカルトものだが、設定がかなりよくできている。元カルトの兄弟の微妙な距離感など、表現も上手い

謎の小部屋や未知生物の目的などははっきりと説明されないため、そこが少しモヤモヤとして惜しかった

search/サーチ(2018年製作の映画)

5.0

2018に公開され、その後デジタル系のサスペンスやホラーが増えた。
2022の今見てもまだまだ表現が新しく、驚きがある。娘のパスワードを探すために試行錯誤するシーンなんか親近感を覚えるほど。

パソコ
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.0

戦争モノを克服しようと見始めたものの、開始10分で日本兵が切腹し始め心が折れかけた。

価値観、宗教、道徳心の全く人種がせめぎ合い軽蔑し合いながらも、それでも会話し、交流しようとする様が寂しかった。
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Monster High: Boo York, Boo York(原題)(2015年製作の映画)

2.0

舞台が変わったことでキャラの魅力を活かしきれず、目新しさも無くなった感じ。
吹き替えの木村昴がとにかくラップが上手く、そこだけは聞き応えがある。

最後のモンスターハイとエバーアフターハイの繋がり演出
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.5

子供連れ去り前後での複雑な家族関係をこれでもかと見せられる。
中盤からは割と優しい記憶が続いて感動ものになっていくのが少しだけ物足りなかったが、男と女、女であることの呪いなどについて考えさせられる作品
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風鳴村(2016年製作の映画)

4.0

村シリーズとポスターが似てるものの全くの別作品である。

コンセプトは村というかデッドバイデイライトに似ている。キラーから逃げるが一人ずつ吊るされていくような…
カメラの映像がかなり安っぽく、一度序盤
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ドラッグ・チェイサー(2019年製作の映画)

3.5

麻薬の行き先と価格の勉強になる映画。
あの手この手で麻薬を運ぶので、その分退屈しない。ローレンスフィッシュバーンとニコラスケイジもしっかり演技をしているので、かなり安定感がある。

海を渡るたびに上が
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.0

潜水艦隊、陸上部隊の高難易度作戦を描き出しているためかなり緊張感があり表現も面白く楽しめる。潜水艦で攻撃を受けた時の絶望感がすごい。
皮肉なことにロシアのクーデターからなる対アメリカ戦のシナリオなので
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ラン・スイートハート・ラン(2019年製作の映画)

1.0

サスペンスホラーかと思って観たら「男はクソ。女は最高」というフェミニズム主張が強すぎるお気持ち映画になってしまっているのが残念すぎる。

主人公が出会う男はことごとくクソであり、出会う女はことごとく助
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クローゼット(2020年製作の映画)

3.0

韓国映画独特のドロドロした演出がこれでもかと発揮されている。
ストーリーは単純で捻りはないものの、表現力はとにかく良い。後半に出てくる霊媒師がやたらキャラが濃く、主人公ものバディものとしても楽しめる

シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

4.0

分かりやすく主人公がスーパーマンのように全てを解決していく。
頭を空っぽにしていても楽しめる映画

日本にインスピレーションを受けたなんちゃってコスプレが出てくる